学園都市は今日も平和   作:Noiz

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遅い。


3. インフィニティ・デイズ

 

8:50。

 

 

私は完全に寝坊する事になった。

何でも朝礼が8:30からなので、20分の遅刻となる。

遅刻程度ならそこまで落ち込む事は無いのだが、余り気がふるわない。

 

たまーにあるこの気怠い感じ。月曜の朝は必ず誰しも経験するであろう気落ちしたこの雰囲気。

 

幾らlevel5といえど、この学校は"鬼寮監"の所為で規律が厳しい。

()()()()()()()、何しやがってんだよ……

 

 

私は御坂美琴(ルームメイト)がしっかりと学校に行っている事を確認。

しっかりと身支度を済ませ、ワームホールを展開。

あぁ、朝だから演算遅いなぁ……

 

何とか常盤台の3-Aの座標捕捉。くそダリィ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ホームルーム内に無事(といっても遅刻)に着くことができた。

「翡翠はん、また遅刻かいな?感心せぇへんわぁ」

「やめろ朝からエセ京都弁」

「んな?!エセは酷い『斯波さん!』ちょっと今私喋ってんのやけれど……」

「全く誰だよ……て、(クソショタ)かよ……」

梔は私の能力の第1担当者であり保護者でもある()()()()()

 

 

「んで、何の用ですかぁ?、」

「ショタは認めるけどクソでは『いいから要件を言え』あ、えーとね」

全くこのサイコパスな科学者は……て、私の知っている中で()()2()()いるんだった……。

 

「そうそう、明日らへんにあなたの部屋に届く例のモノ、何故だか今朝研究室に届いたのよ。貴女何か知らない?」

あ、

 

「…………何も無かった事にしてくれませんか?」

「………今度ウチの子供たちの世話1週間の奉仕ならいいわよ☆」

 

悪魔かコイツは。

まぁ色々了承してくれなきゃ立場が死んでしまう。

 

「………あと」

梔は急に小声になる。

「例の魔術師、そろそろ()()()()()()()。早めに手を打ちなさい。」

「うぃっす。ちゃんと"ワナ"仕掛けといたから大丈夫だ」

 

 

「それじゃぁそんじゃあねぇ〜!!!!」

ほぼ意味変わんねぇ言葉並べてどっかへ行ってしまった。

方角的に初等部へ行きやがったな、ワームホールで転送……と。

 

 

 

 

 

そうそう、()()()()って何かって話なんだが、

まだ話せねぇなぁ。幾ら読者君と言えどなぁ(高みの見物)。

 

 

………と、お遊びはここまでにして……

 

 

 

梔のヤツ、さり気なく()()()()()()()座標(アジト)のメモ置いていきやがったなぁ。何てヤツだ。

 

 

 

 

 

さぁて、久々に"アレ"着るか……

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

昼3:30

 

一方その頃……

 

 

 

ゲコ太キーホルダーがクレープを買うと特典で付くと聞いた美琴は、一目散に駆けつけ、長蛇の列に並んでいた。

 

 

(こんな中にいる事誰かに見られたら、って思いたくもない……)

 

多分起こらないことを祈るまで。と念じて買うことが出来た。

因みに貰ったのはコックさんゲコ太である。

 

ーーー上機嫌のまま帰ることが出来そうね、ってなんだこのミッションインポッシブル感?

 

 

というより制服のままで行かず、私服で来る、というのが正解だったのかもしれない。

 

 

ちょいと気分が良い時に帰ろうとしている。

 

何か違う。ーーーいや、おかしいなコレ……

 

それは銀行。大抵のことがない限り、平日は()()()()()()()()

 

まぁ何かあったんだろーなぁ、と楽観的には辿り着かなかった。

でも他人事、そのうち警備員(アンチスキル)が来るだろう。と考えていた。

 

 

が、不審に爆発音がした。かなり大きい。

わかりやすい犯行表示なのか、単に自爆したのか、そんな事はどうでも良く、どちらにしろ中にいる人に被害は大きい。

 

「あーー、折角人様が気分良く帰れそうってのに、能無しっていうのこれ?プラマイゼロどころかマイナス100だわ」

美琴は入学から今日までのストレスを犯人に向け、発散するようだ。八つ当たりもいい所だが、まぁしょうがないだろう。

 

「やりました兄貴!ありったけの金ココに入れときやした!」

「よし、早く警備員(アンチスキル)来る前にずらかるぞ」

ーーーアイツらか。

 

 

美琴はポケットからコインを取り出す。

そして、犯人が誰かから盗ったか知れない車に乗る。目標はあの車。

 

そして、コインを勢いよく弾き飛ばすーーーー。

そのコインは電気を纏い、どんどん加速してゆく。最終的には雷と化しているようであった。

 

目標に的中。そのまま車は爆発し、中から犯人二人が出てきた。

 

「なんだいきなり何があったんだ!?」

「それより兄貴、は、早く逃げないと、う、うしろ!!」

「あ?」

振り向いた時は遅かった。女子中学生が不敵な笑みを浮かべて、仁王立ちしていた。

 

華麗にキックを決め、もう1人の方に当たり、きまった。

 

「……まぁ、ストレス解消には良かったわ。ありがとねー」

 

そんな感じで後で理事長から盛大なお叱りを受けるのだった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

夕方 5:30

 

或る集団が路地裏を占領していた。

 

「おいテメェら。今日はこの前のカリを返しに行こうと思う。」

それをまとめる集団の元締め(リーダー)は特攻服を着た翡翠だった。

 

暴走族「或流帝滅砥(アルティメット)」。

 

全国ある暴走族の中で1番の勢力があり、由緒ある家柄がトップを取らず、「誰が度胸が良いか」でリーダーが決まる。

長く続くこの暴走族の3代目が翡翠である。

そして、それを支える幹部2人は、一方通行と()()1()()()()()()、垣根帝督であった。

 

つまり、今代はlevel5が義理人情強く、更に度胸が強いということだ。

 

「おいヒスイ、俺は辞めてェって何度言ったら分かるンだよ」

どうやら一方通行は余り乗り気ではないようだ。

「まぁそんなシケた事言わずにやろーぜ」

帝督は反対に乗り気である。

 

「まぁ一方通行、オマエもドキョーがあるんだから付き合ってくれよ、私も辞めたいんだからそんな事言うな」

「メタいぞオマエ」

 

「メタい」の定義は何処にあるのやら。

 

「って話がズレたな。今日のホシはここ、菱形研究室。ココでワタシらの仲間が捕えられていると聞いた」

 

部下達は30人ほどだった。男女半々と言ったところか。

 

 

「んで、二つのグループに分けてこの研究室をシメる。今から発表する。……………だ。いいなぁ?」

威勢のいい部下達の返事に安堵する。

 

 

 

「6:00、作戦開始!」

翡翠の掛け声と共に、作戦は開始された。

 

 

 

 

 

 

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