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「あ、あり得ない。あり得ないのですよ。まさか話を聞いてもらうために小一時間も消費してしまうとは。学級崩壊とはきっとこのような状況を言うに違いないのデス」
「いいからさっさと進めろ」
「元はと言えば、お前達が辞めないのが悪いと思うが・・・」
半ば本気の涙を瞳に浮かばせながらも、黒ウサギは話を聞いてもらえる状況を作ることに成功した。四人は黒ウサギの前の岸辺に座り込み、三人は彼女の話を『聞くだけ聞こう』という状況で、残り一人は『さっきさっさと三人を止めておくべきだった』という状況だった。
黒ウサギ説明中・・・
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〔作者の都合上説明はカットします。読み飛ばしてもらっても構いません〕
簡単に略すと、
・『ギフトゲーム』は、自身の持つ“
・箱庭では“コミュニティ”に属さなくてはいけない。
・『ギフトゲーム』の勝者はゲームの“
・参加するためにもチップが必要。
・しかしこの世界にも犯罪はあり禁止されているが、『ギフトゲーム』は勝者だけが全てを手にするシステム。
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黒ウサギは一通りの説明を終えたのか、一枚の封書を取り出した。
「さて。皆さんの召喚を依頼した黒ウサギには、箱庭の世界における全ての質問に答える義務がございます。が、それら全てを語るには少々お時間がかかるでしょう。新たな同士候補である皆さんをいつまで野外に出しておくのは忍びない。ここから先は我らのコミュニティでお話させていただきたいのですが・・・・・よろしいです?」
「待てよ。まだ俺が質問してないだろ」
「ああ、俺も聞きたいことがある」
静聴していた十六夜と達也が声を上げて立つ。十六夜のずっと刻まれていた軽薄な笑顔がなくなっていることに気づいた黒ウサギは、構えるように聞き返した。
「・・・・・どういった質問です?ルールですか?ゲームそのものですか?」
「そんなものはどうでもいい。腹の底からどうでもいいぜ、黒ウサギ。ここでお前に向かってルールを問いただしたところで何かが変わるわけじゃねえんだ。世界のルールを変えようとするのは革命家の仕事であって、プレイヤーの仕事じゃねえ。俺が聞きたいのは・・・・たった一つ、手紙に書いてあったことだけだ」
十六夜は視線を黒ウサギから外し、他の三人を見まわし、巨大な天幕によって覆われた都市に向ける。
彼は何もかもを見下すような視線で一言、
「この世界は・・・・
「「「・・・・」」」
他の三人も無言で返事を待つ。
彼らを呼んだ手紙にはこう書かれていた。
『家族を、友人を、財産を、世界の全てを捨てて箱庭に来い』と。
それに見合うだけの催し物があるのかどうかこそ、三人にとっては一番重要な事だった。
「・・・YES。『ギフトゲーム』は人を超えた者たちだけが参加できる神魔の遊戯。箱庭の世界は外界より格段に面白いと、黒ウサギは保証いたします♪」
「して、そちらの貴方はどういった質問です?」
「俺はどうしてもわからないことが、一つあってな。」
「はい。何でしょう?」
「・・・・どうやって元の世界に
「「「「・・・・」」」」
他の四人は固まった。
いち早く元に戻った黒ウサギは、
「・・・なぜそんなことを?」
「・・・・聞き方を間違えた。元の世界に戻ることは可能か?」
(なんでそんなこと聞くのでしょう?)
「・・・そうですね。上位の『ギフトゲーム』に参加して、空間転移系の能力を手に入れれば可能だと思いますが・・・まさか帰りたいのですか?」
達也は少し考えて、
(今ここで言うべきではないな)
「いや、そういうわけではない」
(しばらくはここで情報収集だな)
達也がそう言うと女性陣三人(特に黒うさぎ)はほっとし、十六夜は意味ありげな笑みを浮かべた。
(なんだったのでしょう?)
「聞きたいことは以上でしょうか?」
「ああ、ありがとう」
達也のこの声をきっかけに五人は移動を開始した。
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何だろう・・・これじゃない感が凄い・・・・
(周りの)予想を超えてくる達也でした。
説明シーン飛ばしてしまってすいません。
お気に入りに登録して下さった方々ありがとうございます。投稿の方で精一杯で今までお礼が言えていませんでした。これからもよろしくお願いします。