気力がなくなりここで投稿。
この先長かったんで、今回はここまでです。
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(信じられない・・・・だけど、本当に最高クラスのギフトを所持しているのなら・・・・!私達のコミュニティ再建も、本当に夢じゃないかもしれない!)
黒ウサギは十六夜と達也が神格のギフトを薙ぎ払ったのを見て内心の興奮が抑えきれず、鼓動が速くなるのを感じ取っていた。
「おい、どうした?ボーっとしていると胸とか脚とか揉むぞ?」
「え、きゃあ!」
背後に移動した十六夜は黒ウサギの脇下から豊満な胸に、ミニスカートとガーターの間から脚の内股に絡まるように手を伸ばしていた。
「な、ば、おば、貴方はお馬鹿です!?二百年守ってきた黒ウサギの貞操に傷をつけるつもりですか!?」
「二百年守った貞操?うわ、超傷つけたい」
「お馬鹿!?いいえ、お馬鹿!!」
「やるなら同意の上でやれよ」
「達也さんまで何を言いだすんですか!」
ウサギという種は総じて容姿端麗・天真爛漫・狂人不屈で献身的という何処かの誰かの愛玩趣味を詰め込んだような種族である。故に彼女を狙って襲ってきた賊の数は星の数ほどいた。しかし身がすり合う程の距離まで反応出来なかった相手はいなかったし、ましてや腋の下から胸に触れる寸前まで許してしまうようなお馬鹿、もとい変態はいなかった。
「ま、今はいいや。後々の楽しみにとっとこう」
「さ、左様デスか」
「ところで黒ウサギ、このギフトゲームは十六夜の勝利なのか?」
達也はあることに対して確信を得たかった。
「はい。ゲーム内容はどうであれ、十六夜さんは勝者です」
「なら報酬を貰ってこなくていいのか?」
十六夜も達也と全く同じことに対して確信を得たかった。
「そうでした・・・・十六夜さんはご本人を倒されましたから、きっと凄いものが戴けますよー。これで黒ウサギ達のコミュニティも今より力を付ける事が出来ます♪」
そして、黒ウサギはその意図に気づかずに達也、十六夜に確信させてしまった。
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その後黒ウサギは十六夜に言われ蛇神の元へギフトを貰いに行った。
「なあ達也、お前気づいているだろ」
十六夜は達也にそう話しかける。
「ああ、あれで隠しているのなら驚きだが・・・・」
達也は変わらず無表情だが、少し苦い顔をしていた。
「どうする?」
「十六夜に任せるさ」
「わかった」
十六夜は先程まで浮かべていた笑みを消し、黒ウサギのことを待った。
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「きゃーきゃーきゃー♪見てください!こんなに大きな水樹の苗を貰いました!これがあればもう他所のコミュニティから水を買う必要もなくなります!みんな大助かりです!」
ウッキャー♪ なんて奇声をあげながら水樹と呼ばれる苗を抱きしめてクルクルと跳び回る。
そんな様子を十六夜は不機嫌そうな顔で見ていた。
「なあ黒ウサギ」
「はい♪」
「オマエ、なにか決定的な事をずっと隠しているよな?」
「!?・・・・なんのことです?箱庭の話ならお答えすると約束しましたし、ゲームの事も」
「俺たちが聞いているのはそれじゃない。黒ウサギ達のコミュニティのことだ」
さっきまで無言でいた達也が十六夜に続けて問う。
「・・・・」
(マズイマズイマズイマズイマズイマズイマズイ・・・)
「これは俺の勘だが。黒ウサギのコミュニティは弱小のチームかもしくは訳あって衰退しているチームか何かじゃねえのか?だから俺たちを呼んだ。そう考えれば今のはしゃぎ様や、俺がコミュニティに入るのを拒否した時に本気で怒ったことにも合点がいく・・・どうよ?一〇〇点満点だろ?」
「っ・・・・!」
黒ウサギは内心で痛烈に舌打ちした。この時点でそれを知られてしまうのは余りにも手痛い。
「んで、この事実を隠していたってことはだ。俺達にはまだ他のコミュニティを選ぶ権利があると判断できるんだが、その辺はどうよ?」
「・・・・・」
黒ウサギにはもう何も打つ手が無かった。
「沈黙は是也、だぜ黒ウサギ。この状況で黙り込んでも状況が悪化するだけだぞ。それとも他のコミュニティに行ってもいいのか?」
「や、駄目です!いえ、待ってください!」
「だから待ってるだろ。ホラ、いいから包み隠さず話せ」
十六夜は川辺にあった手ごろな岩に腰を下ろして聞く姿勢をとる。達也も十六夜の付近で立ったままだが話を聞くつもりらしい。しかし黒ウサギの今のコミュニティの状態を話すのはあまりにもリスクが大きかった。
《せめて気づかれたのがコミュニティの加入承諾を取ってからなら良かったのに・・・・!)
加入承諾を得た後ならコミュニティの状況を知られても簡単に脱退することはできない。なし崩しにコミュニティの再建を手伝ってもらうつもりだったのだが・・・・ジンにせよ黒ウサギにせよ、くじ運が悪かった。相手は世界屈指の問題児集団なのだ。
「ま、話さないなら話さないでいいぜ?俺達はさっさと他のコミュニティに行くだけだ」
「・・・・話せば、協力していただけますか?」
「ああ。
「・・・・分かりました。それではこの黒ウサギもお腹を括って、精々オモシロオカシク、我々のコミュニティの惨状を語らせていただこうじゃないですか」
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