THE COCKPIT 隻眼パイロットのその後   作:放火後ティータイム

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戦闘シーンなんて大っっっ嫌いだ!!!
戦闘シーンがまともに書けなかったので短めです。
あと深夜テンションで書いたので酷い出来です。

本当にごめんなさい。


第六話 「実力」

土方は最高速度で大空を駆けていた。

エンジンの出力は本来の零戦と全く同じでありながら

搭載された零戦の重量は僅か5kg

機動性はこちらが圧倒的によかった。

 

敵艦隊までの距離僅か50km、交戦海域はその道中

出撃してから5分足らずで戦場へ着いた。

 

戦場と化した空域は鎮守府から25km沖

敵艦隊まであと半分の距離だった。

既に敵味方が入り交じりあちこちでドッグファイトを繰り広げ、

敵味方が火を吹き墜ちていく。

中には落下傘も見える。

 

「まるであの時みたいだな。」

 

8月6日の桜花護衛任務

生前の土方の人生最後の戦闘

目の前の出来事は生前の記憶をゆっくりはっきり蘇らせる。

 

「行くぞぉぉ!!」

記憶を再び心の奥底にしまい土方は戦場へ突っ込んだ。

 

 

 

 

支援要請からおよそ15分

基地航空隊の支援部隊が到着し、その5分後には

対空装備でガッチガチに武装した支援艦隊が到着し

敵機は明らかに数を減らしていた。

とはいえ数で劣勢なのは変わらない。

 

大破し、撤退する艦娘も次々に出てきて

一時的に優勢だった勢いも削がれていく。

加賀にも疲労がみえはじめていた。

上空の敵機にも気が付かないほどに。

 

気が付いたときにはもう遅かった。

艦爆から放たれた爆弾が加賀に吸い込まれるように命中し

艤装は壊れ服は焼き焦げた。

加賀自身も大怪我を負った。

 

【敵機直上!!急降下ぁぁぁ!!!】

 

【消化急げぇぇ!!】

 

【熱い熱いぃぃ!!】

 

走馬灯のように蘇る前世の記憶。

痛みに苦しみ、家族の悲鳴、怒声

 

(また……ここで沈むの?こんなところで沈むの?)

 

苦しみのあまり加賀は弱音を吐いた。

 

「加賀さん!」

 

増援に来た駆逐艦が叫ぶ。

直上にはまたもや艦爆

次こそ沈む…!と覚悟したときだった。

 

タタタタ

鳴り響く機銃の音、そして爆発音

爆発した敵機の煙が晴れると太陽を背にして

突っ込む影が見えた。

 

 

 

 

 

土方の戦闘は一方的だった。

零戦の速度を生かしたヒットアンドアウェイ戦法。

敵機の動きは単調だった。

視界に入った敵をひたすら追撃するだけ。

これまで人と人の戦闘を嫌になるほど繰り返した土方にとって

敵の動きはまるで撃ってくれと主張する鴨のよう。

そんな美味しい獲物を逃がすような土方ではない。

芸術的とも言える飛行で敵を殺る。

 

その動きは蝶のように華やかで美しく、敵を殺る姿は鬼神の如く

その持ち前の圧倒的な力で敵を蹂躙していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……は!?」

 

加賀が目を覚ましたのは医務室だった。

すぐさま体を起こし辺りを見回すとそこには

 

「目が覚めましたか」

 

土方が居た。

 

「あのあとどうなったの?」

 

「他の鎮守府からの増援艦隊が到着してこちらが勝利しました。

幸い轟沈、死者はいないようです。」

 

加賀が意識を手放した後、提督が要請した支援艦隊により事態は終結していた。

敵艦隊攻略は困難を極めたが壊滅に成功していた。

 

「そう…よかった。」

 

「加賀さん……命を大切にしてください」

 

「あら?あなたが言えることなのかしら?」

 

「お互い様ですよ。加賀さんの目は生きることを諦めてました

あんなんじゃ早死にしますよ。……俺が言えることじゃありませんが」

 

そういうと土方は医務室を出ていった。

 

「……恥ずかしいとこ見られたわね」

 

自分が死に急いでいた事と昼間とは立場が逆転している事を

顔を赤めながら恥じていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




あえて言おう……戦闘シーンなんて大っっっ嫌いだ!!!
大事なことだからもう一度言おう……戦闘シーンなんて大っっっ嫌いだ!!!
全然書けないんだもん!!

次回からピースフルになるよう努力します。


余談
なか卯×艦これ 獲得戦利品確認
第一弾 秋津洲×3
第二弾 天城×1 夕立×1

かもかも に愛着が湧きました。

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