東方変守録   作:ほのりん

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前書き~

昨日は平日でしたが、うちの学校は前日に避難訓練をやっていて代休だったので友達とカラオケに行きました!
平日料金うまうま(o´艸`)

今回の話は魔理沙と榛奈の関係を、誰かさんが質問する話もあります
色々詰めてきた気がする話ですが、是非読んでいってくださいね!

では今回もゆっくりしていってね!


第7話『私と魔理沙姉の関係』

榛奈side

 

[大図書館]

 

 

魔「え?どうしてこんなところにいるんだ?いや、そもそもどうして生きてるんだ?」

 

榛「魔理沙姉、その言い方だと生きてちゃダメみたいだよ......」

 

魔「あぁ、それは悪かった。ってそうじゃなくて本当にどうして、死んだんじゃなかったのか?」

 

榛「あ~、とりあえず私は生きてるよ。健康そのものでね」

 

魔「そうか......」

 

パ「2人共、私のこと忘れてないかしら」

 

榛「あ、師匠。大丈夫ですか?」

 

 どうやら私が魔理沙姉と話してる間に師匠の喘息がおさまったようだ

 まだ少しだけ顔色が悪いけど、それはいつもな気がする

 

パ「えぇ、大丈夫よ。守ってくれてありがとうね」

 

榛「弟子として、師匠のピンチに駆けつけるのは当たり前です。まぁ守ることしか出来ないんですけどね」

 

パ「それでも十分よ。さて、そこの白黒」

 

魔「な、なんだよ」

 

 魔理沙姉はいきなり呼ばれて動揺した

 先程のことで師匠に申し訳ないと思ってるのかもしれないな

 

パ「さっきはいきなり倒れて悪かったわね」

 

 ......うん、驚いた

 傍らにいた小悪魔の顔も驚いている

 別に師匠は謝らない性格というわけでもないが、一応侵入者にあたる魔理沙姉に謝るなんてことしないと思ったからだ

 

魔「あ~、こっちこそ喘息だって知らなかったとはいえ攻撃しちまって、すまん!」

 

 そう言いながら魔理沙は頭を下げた

 小悪魔は魔理沙姉の謝罪にも驚いていたが、私にとっては予想通り

 魔理沙姉は基本、自分が悪いと思ったらちゃんと謝る性格だからだ

 

パ「意外ね。素直に謝るなんてことすると思わなかったわ」

 

魔「失礼なやつだな。まぁ悪いと思ったからな」

 

パ「そう」

 

 魔理沙姉と師匠がお互い謝っていると小悪魔が質問してきた

 

小「あの~、質問なんですが、白黒の...えーと...名前何でしたっけ?」

 

魔「あー、私は言ってなかったな。魔理沙だぜ。霧雨 魔理沙だ」

 

小「そうですか。で、魔理沙さん、榛奈さん。お二人は知り合いなんですか?お互い名前を知っているみたいで。それに榛奈さんが魔理沙さんのことを『魔理沙姉』と呼んでますし」

 

パ「それは私も気になってたわね。まぁお互い姓名が『霧雨』だから予想はつくけど」

 

魔「まぁ、訊かれるよな」

 

榛「そりゃ訊かれるよ」

 

小「えーと?」

 

榛「まぁ簡単に言うと姉妹なんですよ。私達」

 

小「姉妹って......えぇ!?」

 

パ「小悪魔、うるさい」

 

小「あ、すみません。それで姉妹とは?」

 

魔「そのまんまの意味だぜ」

 

榛「まぁ血は繋がってませんけどね。代わりに絆が繋がってる!なんて」

 

魔「いや、案外それはあってるだろ。お互い姉と妹と思ってるんだから」

 

榛「だね~」

 

パ「なんというか、呑気ね」

 

榛「私の場合、魔理沙姉に会ってるって実感がないだけなんですけどね」

 

魔「それは私もだぜ。てっきり人里を出たあと、そこらで野垂れ死んだり妖怪に食われたりしたのかと思ったのによ...」

 

 不意に魔理沙姉の顔が曇った

 といってもほんの一瞬のこと、すぐに元の元気そうな顔に戻った

 あ~、うん。これは凄い心配かけたみたいだね。なんか、申し訳ない気持ちが凄いや

 

榛「あはは...... ......ごめん魔理沙姉。心配かけて」

 

魔「いやそもそも、私が人里を出ていったのが悪いし、こっちこそごめん」

 

榛「......いや、実はそれ関係なかったり、知ってたり......」

 

魔「ん?悪いよく聞こえなかった。もう一回言ってくれるか?」

 

榛「いやいいよ。うん、聞こえなくて大丈夫なこと」

 

魔「?」

 

 思わず声が小さくなってしまった

 まぁ聞かれない方がいい事だったから良かったけどね

 魔理沙姉には本当にいらない心配をかけてしまった。謝ったら向こうも謝り返してきそうだから心の中で謝っておこう。ごめんなさい

 

パ「まぁ何だか分からないけど良かったわね、お互い再会できて」

 

榛「はい!」

 

パ「ところで魔理沙」 

 

魔「ん?なんだぜ?」

 

パ「さっきの勝負、私の負けよ」

 

小「パチュリー様!?」

 

パ「私は持病の発作とはいえ、これは勝負を投げたのと同じ。なら私の負けよ。榛奈もそう思うわよね?」

 

 師匠が私の方を見ながら聞いてきた

 確かにあの勝負は傍から見たら師匠が勝負を投げたのと同じかもしれない。でも持病なのはしょうがないけど、だからって負けとは限らない気がする。だから師匠の意見はあっているようで、間違っている気がする

 私は思ったことを素直に言った

 

榛「えっと、私もそう思うかと訊かれれば違うと答えますね。師匠が負けを認めたということは先程の勝負は魔理沙姉の勝利となりますが、持病の発作は誰にも予測できません。なので先程の勝負は無効な気がします」

 

小「わ、私もそう思います!」

 

榛「一応聞くけど魔理沙姉はどう思う?」

 

 私は魔理沙姉の答えを予想できたが一応聞いてみた

 

魔「一応って予想できてたんだろ?まぁ私も榛奈の意見に同意だぜ。それに勝った気もしないからな」

 

パ「そう、なら勝負は無しにするのかしら」

 

魔「いや、それよりいい事を思いついたぜ」

 

 魔理沙姉はそう言いながら不敵な笑みを浮かべた

 

パ「......それって?」

 

魔「パチュリーの代わりに誰かが私と弾幕ごっこをするんだぜ。その勝敗がさっきの勝負の勝敗となる。もちろん相手はパチュリーが決めていいぜ」

 

パ「なら榛奈を指名するわ」

 

 魔理沙姉の出した条件に師匠は二つ返事で私を指名して......っては!?

 

榛「え?は!?私?私なのか!?何故nパ「うるさいわよ」すいません......」

 

魔「ぷくくっ......!」

 

 思わず大声を出してしまい師匠に怒られてしまった

 って魔理沙姉は笑ってるし~!

 

榛「笑わないでよ魔理沙姉〜」

 

魔「くくっ、あははははは!いやー悪い悪い、榛奈があんまり慌てるもんだから。くくく......」

 

榛「まだ笑うか!」

 

パ「はぁ。それで榛奈、やってくれるかしら?」

 

 うぅ、まさか私を指名するなんて

 他にも適任者はいっぱいいるのに......。咲夜さんとか美鈴とかレミリア様とか

 

榛「あのー、なんで私なんですか?魔理沙姉は『誰か』と言いました。なので私じゃなくてもいいと思うんですが......」

 

パ「あら、怖気づいてるのかしら?」

 

榛「まぁ、はい。それに他の人の方が適任だと私は思います」

 

パ「はぁ。いい?私は榛奈がいいと言ったの。榛奈に任せられるから任せたの。それを否定するということは私を否定するのと同じよ?」

 

榛「しかし、私だと勝てないと思います......」

 

パ「何も勝てなんて言ってないわ。ただ、戦ってくれればいいの。だからやってくれるかしら?」

 

 ”勝たなくてもいい” ”戦ってくれればいい”

 それはそれで嫌で”戦うなら勝ちたい”と思う私は意外と負けず嫌いなのかもしれない

 私が勝負を引き受けるか悩んでいると、奥から足音が聞こえてきた

 

?「榛奈にパチェにコア、3人とも何やってるの?それにその白黒さんは?」

 

 我らが天使、いや悪魔が来た




後書き~

最後の誰なんでしょうね?
といってもこの作品を見てる人は分かると思いますが
うん、天使みたいに可愛いけど種族的には悪魔なあの方です
いつも通り次回分かります

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では次回もゆっくりしていってね!

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