今回のサブタイトルは特に意味はありません
しいていうなら思いつかなかっただけです
でも今回の話にちょっぴりだけ関係あるかもです
では今回もゆっくりしていってね!
榛奈side
[大図書館]
榛「フラン様!?どうしてこちらに!?」
フ「あ、榛奈~!聞いて聞いて!私、力が制御出来るようになったよ!これで弾幕ごっこも出来る!」
榛「そうなんですか!?それは良かったです!今度記念パーティーでもやりますか?異変が終わったらレミリア様に相談してみますね」
フ「やったー!で、榛奈榛奈」
榛「はい?あ、分かりました」
私の名前を呼びながらフラン様は私に頭を向けた
あ、これはあれだ。いつものことだな
そう考えながら私はフラン様の頭に手を乗せ、左右に揺らした
榛「フラン様、よく頑張りましたね。凄いです。偉いです」
フ「えへへ」
フラン様が何か頑張った時やいい事をした時に思わずやってたこと。それは“頭を撫でる”こと
いつの間にかフラン様からねだってくるようになったんですよね
あぁ、今日もフラン様は可愛いなぁ
なんて、そんなことを考えていると
魔「なぁ、私を忘れてないか?」
榛「あ、忘れてた」
魔「ひどいぜ」
榛「あはは、ごめんごめん」
魔理沙姉には悪いけど完全に忘れてた
だってフラン様が可愛いのがいけないんだ。可愛いは正義であり、最大の敵なんだよ!
パ「それでフラン。もしかしてこっちに来たのは力が制御出来るようになったからなのかしら」
フ「うん。後、誰か来てるみたいだったから。そこの白黒さんはお客さん?」
魔「私は異変を解決しに来ただけだぜ」
フ「そっか。私はフランドール・スカーレット。ここ紅魔館の主の妹だよ。気軽にフランって呼んでね」
魔「主の妹か... 私は霧雨 魔理沙。普通の魔法使いだぜ」
フ「霧雨?」
榛「魔理沙姉は私の姉なんです」
フ「え!?榛奈ってお姉さんいたの!?」
あ~、そういえば言ってなかったっけ
いや、そもそも紅魔館の住人全員に言ってないんだっけ
榛「いたんですよ~。義理ですが」
フ「義理?血が繋がってないってこと?」
榛「はい。私が養女で霧雨家に拾われたんです。今は家出中ですけどね」
フ「家出って...... 何があったの?」
うん、訊くよね
でもあんまり言いたくないんだよね
原作知識があったからこそやった家出だから
それに自分でも夢見すぎと思うことをしようとして家出したって感じだからなぁ
榛「あ~、言わないです。言えなくはないですが、言いたくないです」
フ「えぇ」
榛「そのうち話します。......多分」
フラン様が不満げだけど言いたくないからなぁ
特に魔理沙姉の前だし
とりあえず話を変えなきゃな~
そう思っていると
パ「で、榛奈。結局どうするの?」
あ、忘れられてませんでしたか
出来ればやりたくないんですけどね。
フ「パチェ、なんのことなの?」
パ「榛奈が魔理沙と弾幕ごっこするかって話」
榛「師匠~......」
言わないでくださいよ!これ後の予想がつくんですが!?
フ「榛奈、魔理沙と弾幕ごっこするの?」
榛「あはは......迷ってる最中です......」
小「あ、妹様、少しこっちに来て耳を貸してくれませんか?」
フ「?わかった」
コアは何を思ったのかフラン様を呼び寄せた
パ「こあ?」
小「大丈夫ですよ、パチュリー様。悪いことはしません」
それ、悪くなかったら何かするってことですね分かります
フラン様が近づくとコアは小さな声でフラン様と話し始めた
私の位置だと声が聞こえないから何を話してるのか分からないが、多分、ろくでもないことだと思う
だって既に2人の顔からその感じが漂ってきてるし
そしてフラン様は話が終わったのか私の方へ来てこう言った
フ「ねぇ榛奈、弾幕ごっこやるか迷ってるんだよね?」
榛「は、はい...... そうですが......」
フ「なら」
フラン様は胸の前で両手を組んで、目を潤ませながら言った
フ「私のために戦って勝って?」
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魔理沙side
――プチン
どこかで何かが切れた音がした
そう思った瞬間には既に榛奈の雰囲気が変わっていた
先程まではどこかのんびりと、そして弱気な雰囲気だったのにそんな面影を見せないほど
いや、若干のんびりとした雰囲気はある
だが、弱気な雰囲気なんてどこにもない
まるで人が変わったような感じだ
榛「......分かりました。勝てるかは分かりませんがやってみることにします」
そう言い、私の方を向いた榛奈の目は、どこか熱さを感じる目だった
榛「てことで魔理沙姉。勝負を引き受けることにしたけど――」
あ~、これは―――
榛「魔理沙姉、本気で来てね?」
確実に―――
榛「私も本気でいくから」
榛奈の本気だ
後書き~
えぇ、最後、スイッチの切り替えといいますか色々とプッツンしたといいますか
とにかく雰囲気変わる榛奈さん
次回、戦闘シーン書くつもりです
感想、評価、誤字報告いつでもどうぞ!
では次回もゆっくりしていってね!