東方変守録   作:ほのりん

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前書き~

テスト勉強週間なので書けないと思ってたんですが、意外と書けました~!
てことでようやく最新話です!
今回は紅魔郷6面ボスと霊夢の勝負です!
時刻は既に夜!夜の王の時間だァ!
最初から最後まで霊夢sideでいきますよぉ!

では、今回もゆっくりしていってね!!


第11話『妖怪は見た目に騙されたら駄目ね』

~魔理沙が榛奈と弾幕ごっこをしている頃~

 

霊夢side

 

 

 私はメイド服を着ていた女性、おそらくここ従者を倒した後、館の中を探索していた

 もともとはあの従者に案内させる気だったが、戦いの後気絶してしまい、気がつくまで待つのもめんどくさかったから勘に頼って飛んでみたのだが、館が広いのか、未だ首謀者の元へたどり着けず、お昼すぎに神社を出たせいか、既に外は暗くなっている

 館が広いといえば、この館の廊下はやけに長い

 外から見た長さを遥かに超えている

 何か術式でも掛けてあるのだろうか

 こんなに広かったら掃除も大変でしょうに

 

 そんなことを考えながら飛んでいると他の扉より大きな扉があった

 中からはとても大きな妖気を感じる

 他の妖怪より強い妖気、おそらく大妖怪並ね

 おそらくここに首謀者がいるのだろう

 気を引き締めていきましょうか

 そう思いながら私は大きな扉を両手で開けた

 

 

 

 

 

 

 

霊「ここは...... 大広間かしら」

 

 扉の先は広い空間があった

 壁には色の付いたガラスで絵が描かれてたり、ところどころに高級そうな壺が置いてある。...売ったらいくらになるのかしら......

 そして、扉から部屋の奥にむけて紅い絨毯がひいてあり、奥には王座があった

 そしてそこには少女、いや幼い女の子が座っていた

 青みがかった銀髪に全体的に紅みがかった桃色の服

 紅い目と背中に生える蝙蝠のような翼、そして彼女から溢れ出る圧倒的な妖気が彼女を人外だということを示している

 おそらくこいつが異変の犯人なのだろう

 

レ「あら、お客さんかしら」

 

霊「アンタは?」

 

レ「人に名を尋ねる時は自分からじゃなかったかしら?」

 

霊「......博麗 霊夢、人間よ。で、アンタは?」

 

レ「レミリア・スカーレット。誇り高き吸血鬼で、ここ紅魔館の主よ」

 

霊「そう。で、アンタが異変の犯人ね?」

 

レ「霧のことを指しているのならそうよ。ところで、ここにくるまでにメイドを見かけなかったかしら?貴女を倒すよう命じたんだけど」

 

霊「あの銀髪のこと?それならさっき私が倒したわ」

 

レ「そう、人間って使えないわね」

 

霊「彼女、やっぱり人間だったのか」

 

レ「貴女、殺人犯ね」

 

霊「一人までなら大量殺人犯じゃないから大丈夫よ」

 

レ「で?」

 

霊「そうそう、迷惑なの。アンタが」

 

レ「短絡ね。しかも理由が分からない」

 

霊「とにかく、ここから出てってほしいのよ」

 

レ「ここは私の城よ?出ていくのは貴女だわ」

 

霊「この世から出てってほしいのよ」

 

レ「しょうがないわね。今、お腹いっぱいだけど......」

 

霊「護衛にあのメイドとやらを雇っていたんでしょ?そんな箱入り娘なんか一撃よ!」

 

レ「咲夜は優秀な掃除係。おかげで首一つ落ちてないわ」

 

霊「貴女は強いの?」

 

レ「さぁ?あんまり外に出して貰えないの」

 

霊「......なかなか出来るわね」

 

レ「こんなにも月が紅いから、本気で殺すわよ」

 

霊「こんなにも月が紅いのに」

 

 

「「永い(楽しい)夜になりそうね」」

 

 

 

 

 

 ~少女弾幕中~

 

 

 

 

 

 周りを紅色に染めていた弾幕が一斉に消える

 

レ「クッ......!」

 

霊「スペルカードブレイク。これで私の勝ちね」

 

レ「まさかこの私に勝つなんてね。本当に貴女、人間?」

 

霊「失礼ね。私は正真正銘、人間の巫女よ」

 

レ「その割に強すぎると思うけど」

 

 強くなかったらこの幻想郷じゃ生き抜けないのよ

 しかも私は巫女。妖怪退治を専業としてるのだから強くなかったら余計生き抜けないわ

 ってとにかく霧を出すのを止めさせないと

 

霊「それより早く霧をなんとかしてちょうだい。私は早く異変を解決してお茶を飲みたいのよ」

 

レ「すぐには無理よ。今霧を出すのをやめてもすぐには消えないわ。自然に消えるのを待つだけね」

 

霊「それをどうにかできない?この霧には妖力があるから人里の人間に被害が出てそうだし」

 

レ「え?こんなに薄めたのに?」

 

霊「薄めたって......」

 

 まったく......

 人間は妖怪より弱いっていうのに......

 こいつらは人間をなんだと思ってるのかしら

 

レ「とにかくすぐには無理よ。......多分」

 

霊「いや多分って。何か方法があるのかしら?」

 

レ「もしかしたら親友に頼めばなんとか出来るかもしれないわね」

 

霊「アンタ親友いたのね」

 

レ「えぇ。とても頼れる魔女がね」

 

霊「やっぱり人外か......」

 

レ「吸血鬼の親友は魔女でしょ?」

 

霊「そんなの知らないわよ。幻想郷じゃ吸血鬼なんてアンタぐらいなんだから」

 

 そもそも幻想郷には吸血鬼がいなかったらしく、ずっと前に起きた【吸血鬼異変】でようやく吸血鬼が幻想入りしたけど、幻想郷を侵略しようとしてたから妖怪の賢者達に倒されたから滅多にいない、というか目の前にいる吸血鬼ぐらいじゃないかしら

 そんな吸血鬼の事情、というより妖怪の事情すら知らないのに分かるわけないじゃない

 

霊「とにかくその魔女に頼みなさい。すぐに霧を無くす方法を」

 

レ「妖怪使いの荒い巫女ね。まぁ負けたのは私だからそれなりに対応するわよ」

 

霊「で、その魔女はどこにいるの?」

 

レ「紅魔館(うち)にある大図書館にいるわ」

 

霊「ならさっさといきましょ」

 

 図書館ねぇ

 魔理沙が行きたそうな場所ね

 そう思いながら身体を扉の方に向けると、扉の奥から話し声が聞こえてきた

 

バタンっ!

魔「霧雨 魔理沙!参上だぜ!」

 

?「ちょっ!?そんな勢いよくドア開けたら壊れ......ないか」

 

咲「そこまで壊れやすくないわよ」

 

?2「稀に吸血鬼の力を耐えきれるくらいの丈夫さだもんね」

 

 勢いよく扉が開く音がして、見馴れた親友が勢いよく入ってきた

 他にも魔理沙みたいな服装の娘や廊下で倒したメイド、枝に宝石が付いたような羽?を持つ娘もいた

 いったい彼女達は誰なのかしら




後書き~

今回のレミリアと霊夢の戦い(カット)でしたがいかがでしょうか?
戦闘シーンが無く、物足りない方が多いでしょうね......
しかし!私に戦闘シーンなんて求めてはいけない......
何故なら榛奈と魔理沙の弾幕ごっこが書いた中で1番いい文章だから!これ以上は酷くなる!(まだ1回しか書いてませんが(笑)

さて、次回は図書館を出た後の魔理沙sideを書く予定です!

感想、評価、その他色々お気軽にどうぞ!

では次回もゆっくりしていってね!

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