東方変守録   作:ほのりん

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前書き~

クリスマスの後日談を書くと後書きに書いておきながら書いてなかったので今更ながら書きました!
後日談を楽しみにしていた方、本当に申し訳ありませんでした......
今回の話は番外編1『フラン様とクリスマス』の直後にあった話です
もしかしたら本編で出る話もあったりなかったり?
それではゆっくりしていってね!


過去話 番外編1.5『クリスマスの後日談』

《一年前》

榛奈side

 

[紅魔館 廊下]

 

 

榛「ふぅ...... 終わった終わった」

 

 今はクリスマス イブの深夜

 といってもそろそろ日付が変わるだろう

 私はフラン様へプレゼントを渡し、部屋へ戻るところだった

 

 それにしてもフラン様が起きてるなんて予定外だったな

 でも喜んでくれたみたいだし、嬉しいね

 さて、明日も仕事やらなんやらあるし、早く部屋へ戻って着替えて寝なきゃ

 

 

 

 それにしても静かだなぁ

 私の足音しか聞こえないや......

 こんなに静かなら誰かが居ても足音とか聞こえそう――

 

ガサッ......

 

榛「誰!?」

 

 廊下の曲がり角から突然物音が聞こえた

 ここにいるのは私だけ

 居るとすれば咲夜さんや妖精メイドだが、こんな時間だ。皆寝ているはず

 とすれば侵入者だと思う

 私は警戒しながらそこへ近づいていくと......

 

?「ふぉっふぉっふぉ。見つかってしまったのう......」

 

 そこには赤い服で所々白いフワフワした物が付いていて、頭には服とお揃いの帽子、中に色々入っているのか膨らんだ白い袋を持っている白髭で若干太ってる男がいた

 

榛「えっ!?サンタクロース......?!」

 

 思わず声がでかくなりそうなのを抑えながらも驚いた

 まさにお話に聞くサンタクロースが目の前にいたのだから

 

サ「いかにも、わしはサンタクロースじゃ」

 

 マジかよ......

 あ、でももしかしたらサンタに扮した侵入者かもしれない......

 ここで侵入者を取り逃がしたとなれば私の名誉が傷つくかも......

 

榛「失礼ですが、その証拠はありますでしょうか?」

 

サ「証拠かの?」

 

榛「はい。もし貴方様がサンタに扮した侵入者であれば取り押さえなければなりませんので」

 

 私がそう言うと、サンタ?は特に気にした様子もなく言った

 

サ「ふぉっふぉっふぉ。どうやらわしは疑われてるようじゃの」

 

榛「もしサンタであれば失礼にあたってしまうことですけどね」

 

サ「ならばわしの仕事に付き合ってみるかの?」

 

榛「仕事、ですか?」

 

サ「そうじゃ。サンタクロースのお仕事じゃ。どうやらお主は誰かにプレゼントを渡したようだからの」

 

榛「え?どうして分かって......?」

 

 そんなの咲夜さん以外知らないのに......

 

サ「その姿とこの時間まで起きてたことが物語っとるぞ?」

 

榛「あ、そういえば......」

 

 今の私の格好、サンタガールだっけ

 

サ「それにの、実はわしは迷子になっておるのじゃ」

 

榛「え?迷子?サンタが?」

 

 サンタが迷子って聞いたことないよ......

 

サ「そうじゃ。この館の住人にプレゼントを渡しに来たのじゃが、どうにも広くてのぉ。お主、ここの住人じゃろ?案内してくれると嬉しいのじゃが......」

 

 確かに咲夜さんの能力で広くなってるから始めてくる人は迷いやすいだろうな

 んで、サンタのお手伝いってことか......

 でも、彼がまだ本物のサンタか分からないし......

 

サ「それにじゃ。わしはプレゼントを渡したらすぐここを去る気でおる。だからまだ疑ってるようなら一緒に来てわしを監視していたらいいと思うぞ?わしはプレゼントを渡せて嬉しい。お主はわしが侵入者じゃなかったことに安心。win-winの関係になる。どうじゃ?」

 

 まだ疑わしいが、此処は幻想郷

 サンタがいてもおかしくないし、まぁここは乗ってやるか

 

榛「なるほど。それは良い考えですね。では最初はどなたに差し上げるのですか?」

 

サ「助かるのぉ。ならばまず、ここの門番に渡したいのじゃが......」

 

榛「美鈴ですね。彼女の部屋はあちらですよ」

 

 私は美鈴の部屋へ歩きだした

 それにサンタ?は着いてきた

 

 

 

 

 

サ「次は力の弱い悪魔のところじゃな」

 

榛「小悪魔ですね。それなら向こうで――」

 

 

 

 

 

サ「今度は紫の魔女のところじゃ」

 

榛「パチュリー師匠は隣の部屋に――」

 

 

 

 

 

サ「次は銀髪のメイドじゃ」

 

榛「咲夜さんの部屋はあちらに――」

 

 

 

 

 

サ「今度はここの主のじゃな」

 

榛「レミリア様の寝室はこちらに――」

 

 

 

 

 

サ「これらは妖精メイド用じゃな」

 

榛「妖精達の休憩室は向こうに――」

 

 

 

 

 

 そうして、私とサンタは順調に、誰にも見つからず部屋にプレゼントを置くことが出来た

 幸運にも誰も起きておらず、睡眠の必要が無い師匠でさえ寝ていた

 おそらくパーティーによる影響なのだろう

 そんな中私は眠気より興奮の方が勝っていた

 何せ隣に本物らしいサンタがいるのだ

 あの白い袋から様々なプレゼントを出していくのを見て、私は彼が本物なんだと実感したのだから

 それにしても、本当に様々な物が出てくる

 いったいあの袋はどうなっているのだろう......

 魔法使いとしての私の本能が調べたがってるよ......

 

 

 

 

 

サ「さて、今度のは...... お主がプレゼントを渡してきた相手じゃな」

 

榛「え!?どうして分かって!?」

 

サ「サンタの勘じゃ。さて、案内頼むぞ」

 

榛「え、えぇ。分かりました」

 

 私は彼を地下まで案内した

 

榛「こちらです」

 

サ「ふむ。どこか寂しいところじゃが、彼女は何故ここに住んでおるのじゃ?」

 

榛「能力が危険だから、とのことです。ですが、今は地上にいることが多く、就寝時以外は地上にいますよ」

 

サ「そうなのじゃな。まぁよい。わしは喜んでもらうためにプレゼントを渡すだけじゃからの」

 

榛「そうですか。では開けますね」

 

 そう言い、私がフラン様の部屋の扉を開けようとすると......

 

サ「まぁ待つのじゃ」

 

榛「はい?」

 

サ「ここはお主が渡してきてはどうじゃの?」

 

榛「え?私がですか?」

 

サ「そうじゃ。何もわしが全部あげなきゃならんというのはないからの。それにお主が渡した方が彼女も喜ぶじゃろ」

 

榛「いや、フラン様は寝てるので感情は......」

 

サ「いいから行ってくるのじゃ。ほれ、これがプレゼントじゃ。起こさないようにの」

 

榛「は、はい...... 分かりました」

 

 私はそう言い、サンタから渡されたプレゼントを持ち、フラン様の部屋に入った

 

 

榛(ここでいいよな......)

 

 私は抜き足差足でフラン様の眠るベッドまで近づくと、近くにあった机にプレゼントを音を立てないよう静かに置いた

 ふと、ベッドを見ると、フラン様が可愛らしい顔で寝ている

 思わず抱きしめたい衝動に駆られるが、それを抑えつけ、部屋を出た

 

 

榛「置いてきましたよ」

 

サ「(...ヘタレ)」

 

榛「え?」

 

サ「なんでもないぞ?」

 

 サンタが何かボソッと言ったが本当に小さな声だったので聞こえず、聞き返すと誤魔化された

 何を言ったのだろうか......

 

サ「さて、では帰るとしようかの」

 

榛「では門まで送りますね」

 

サ「ありがとうなのじゃ」

 

 私はサンタを連れ、門へ向かった

 

 

 

 

 

[紅魔館 門前]

 

 

榛「ほぇ...... 本物だ......」

 

サ「当たり前じゃ」

 

 なんと門の前には赤いソリと、紐で繋がれたトナカイが2頭居た

 鹿ですら転生前に見て、今世では見たことなかったなのに、まさか初めて生で見るトナカイがサンタのになるとは......

 人生何が起こるか分かんないな......

 

サ「さて、最後のプレゼントじゃな」

 

榛「はい?もう渡した終えたのでは?」

 

サ「いいや、まだ1人残っておるぞ」

 

 そう言うとサンタは袋を漁り、小さなラッピングされた箱を取り出した

 

サ「ほれ、お主のプレゼントじゃ」

 

榛「え?私のですか?」

 

サ「そうじゃ。ほれ、受け取れ」

 

榛「は、はい」

 

 私は差し出された箱を受け取ると、サンタはソリに乗った

 するとソリは少しだけ地面から浮いた

 

サ「今夜は手伝ってくれて感謝じゃな。今夜のこと、皆には内緒じゃぞ?」

 

榛「大丈夫です。分かってます」

 

サ「それなら安心じゃな。それじゃまた会えたらの」

 

 サンタはそう言うと、紐でトナカイに指示を出すと、ソリは空高く浮き始めた

 私はそんなサンタの姿に向かって言った

 

榛「はい!また会えたら!」

 

 そう言うと、サンタはその声に応えるかのように言った

 

サ「ふぉっふぉっふぉ。メリークリスマス!!」

 

 ソリは一定の高さで止まると、一気に飛んで行った

 その姿にはどこか神々しさがあるのを私は感じていた

 

榛「また、会えたらです」

 

 私はプレゼントを抱え部屋に戻り、未だ興奮で眠れない中、布団の中に潜った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

______________________

《翌日》

 

[紅魔館 大広間]

 

 

レ「見て見て咲夜!プレゼントがあったの!それも2つもよ!」

 

咲「良かったですね、お嬢様。私も今朝、机の上を見たらプレゼントが......」

 

美「私もです。気配なんて感じませんでしたのに......」

 

小「パチュリー様~♪私もプレゼント貰っちゃいました♪」

 

パ「私のところにもあったわ。不思議なものね」

 

フ「私も机の上に見知らぬプレゼントがあったよ。榛奈なの?」

 

榛「いえ、私も起きたらいつの間にか机の上に......」

 

レ「それじゃあ皆!開けてみましょ!」

 

 レミリア様のその言葉と共に、皆はリボンを解き、蓋を開けた

 

レ「あら!新しいティーカップね!もう一つは新しい万年筆!丁度欲しかったのよ!」

 

咲「新しい銀のナイフね...... 切れ味良いのかしら」

 

美「私のはマフラーです!これで暖かくできます!」

 

小「私はネックレスです♪さっそく着けて...... パチュリー様、似合ってますか?」

 

パ「まぁいいんじゃないかしら。私は新しい魔導書ね。後で読んでみようかしら」

 

フ「私のは...... 人生ゲーム?」

 

榛「ん?それは外の世界のボードゲームですね。2人から4人でやるゲームです」

 

フ「へぇ...... 楽しそう♪今度皆でやろうよ!」

 

レ「えぇ勿論よ!良かったわね、フラン」

 

フ「うん♪それで、榛奈のは?」

 

榛「私のは...... ペン?ですかね」

 

 それは白黒のペンだった

 といっても色は丁度半分に分かれていて黒い部分の先はペン先が収納されている状態で、白い部分は丸くなっている

 説明書か何かないか箱の中を見てみると、手書きの紙が入っていた

 

 

【説明書】

『これは魔法のペンです。黒い部分のペン先を紙に当てると文字が書けます。通常のペンで書けないものには書けません。書いた文字を白い部分の先でなぞると消せます。このペンで書いたもの以外は消せません。このペンで書いたものはこのペン以外で消すことはできません。インクは所有者の魔力です。初期状態の際はマスター登録をしないと使うことはできません。登録をしますと、マスター(所有者)となった人物以外は使うことが出来なくなります。登録方法は以下の通りです

 

1. まず初めに所有者の名前をこのペンで紙に書き、白い部分でなぞってください。文字が消え、ペンが白く光るはずです

 

2. 次に所有者の血にペン先を当ててください。黒く光ると成功、マスター登録完了となります

 

それでは良いペンライフを』

 

 

榛「なんだか凄い物が手元に......」

 

 魔法やらマスター登録やら血やらなんやら......

 何このペン、凄すぎない?

 いや用途は書いて消すだけだけど!

 そしてなんだよ「良いペンライフ」って!

 あのサンタなに渡してるの!?

 皆さんにあげたのは普通そうなのに!

 まぁ便利そうなんだけどさ......

 

フ「なんだった?」

 

榛「えっと...... 凄いペンでした」

 

フ「え?」

 

パ「どうしたの?」

 

美「そんなに凄いものでしたか?」

 

 私の様子を見た皆さんが集まってきた

 

榛「えっと...... 魔法やら血やら登録やら...... うん。とにかく凄い。用途は普通だけど」

 

レ「ちょっとその紙見せなさい」

 

榛「はい、どうぞ......」

 

 私はレミリア様に説明書を渡した

 そしてレミリア様は説明書を読むと呆れ顔になった

 

レ「なによこのマスター登録って...... 用途は普通なのに......」

 

 そう思いますよね!?

 やっぱりそう思いますよね!?

 用途は普通なのに!

 

パ「どれどれ......なるほど。これは一種の主従契約のようね」

 

榛「え...... 主従......!?」

 

 それって「問おう。貴方が私のマスターか?」ってやつ!?

 いやサーバントなんていらないよ!?

 むしろ私が従者なんだから!

 というかペンを従者にって!?

 

フ「榛奈のプレゼント、凄いね......」

 

榛「そうですね...... とりあえず私はこれをどうすれば......」

 

 サンタのやつ......

 本当になんでこれ渡したんだよ......

 

レ「契約してみればいいじゃない」

 

榛「契約...... するしかないのでしょうか......」

 

パ「特に悪いところは見つからないし、別にいいんじゃないかしら」

 

榛「はぁ......」

 

レ「ってことでやってみましょ。咲夜、紙を」

 

咲「こちらに」

 

 咲夜さんが一瞬で紙を取り出した

 

榛「本当にやるんですか......?」

 

レ「あら?私が貰ってもいいのよ?」

 

榛「いえ、それなら私がやります」

 

 こんな便利なペン、無くす訳にはいかない

 それにどうなるのか私も興味あるし......

 

榛「では、まずは名前ですね」

 

 私はペン先を紙に当て、悩んだ

 

フ「どうしたの?」

 

榛「いえ...... 名前をどうしようかと......」

 

パ「そんなの、霧雨 榛奈って書けばいいじゃない」

 

榛「それは...... そうなんですけども......」

 

 私は悩んだ末、こう書いた

 

『榛奈』

 

榛「そして、これを白い部分でなぞるっと」

 

 書いた文字に白い部分を当て、なぞり、紙から離した瞬間、文字は消え、白い部分が発光し始めた

 

榛「えっ?」

 

咲「これって......」

 

小「本当のようですね......」

 

パ「次は血ね」

 

榛「血か......」

 

 私は前に咲夜さんから頂いたナイフを取り出し、指の腹を薄く切った

 

榛「っ......」

 

 うぅ...... 痛い......

 まぁ、切ったんだから当たり前なんだけど......

 

 切り傷から出てきた血にペン先を当ててみる

 すると、黒い部分が発光し始める

 しかし、それも一瞬

 すぐ消えた

 

榛「これで、契約完了でしょうか......」

 

パ「試しに書いてみれば分かるわよ」

 

 私は試しに〇を書いて、消してみる

 

榛「使えました」

 

パ「で、マスター以外は使えないんだったわね」

 

フ「私がやってみるよ」

 

 そう言いフラン様はペンを手に取り書いてみようとしたが、書けなかった

 

フ「本当に書けない......」

 

 フラン様は何度も試してみるが、インクが出ることは無かった

 他にもその場にいた全員が試してみるも、誰1人書けなかった

 

パ「...榛奈。もう1度書いてみて」

 

榛「分かりました」

 

 私はペンを受け取り、ペン先を紙に当て、動かしてみると、黒い線が書かれた

 

フ「...書ける......」

 

榛「ほぇ......」

 

 本当に、私だけが使えるんだ......

 私だけの、特別なペン......

 なんだか少し嬉しくなってきた

 

パ「良かったじゃない。自分専用のペンが出来て」

 

榛「...はい!サンタクロースに感謝です!」

 

美「サンタクロースですか?」

 

榛「はい♪クリスマスに謎の贈り物、そんなのサンタクロースのプレゼントに決まってるじゃないですか!」

 

 というか実際サンタクロースが皆さんのプレゼントを配る時、私も居たし、プレゼントも直接手渡されたんだけどね

 

レ「サンタねぇ...... ま、感謝してあげようじゃない」

 

パ「図書館に無い魔導書が貰えるのは有難いわね」

 

美「私は冬の門番の仕事がやりやすくなります♪」

 

咲「いつも寝てるだけじゃない。まぁ私も銀のナイフは有難いわ。丁度銀が手に入れにくくなってたのよ」

 

小「見せる相手もいませんけど、ネックレスも可愛くて嬉しいです♪」

 

フ「私も誰かと遊べる物が増えて嬉しいよ♪」

 

榛「せっかくですしそのゲーム、今やってみましょうよ!」

 

フ「うん!やってみよ!」

 

レ「あら、いいじゃない。私も参加するわ。パチェはどう?」

 

パ「私はいいわ。眺めてるだけでも楽しいもの」

 

フ「それなら美鈴!一緒に遊ぼ?」

 

美「はい!お相手致します!」

 

レ「これで4人ね」

 

咲「私は紅茶をお持ちしますね」

 

小「私はパチュリー様のお側に......」

 

パ「あら、別に参加してもいいのよ」

 

小「いえ...... 定員が......」

 

榛「それなら終わったら私と交代しましょう。何回やっても楽しいゲームですから」

 

小「あ、ありがとうございます♪」

 

美「それで、これはどういう遊びですか?」

 

榛「確か...... ルーレットを回して出た数進み、ゴールを目指して、最終的に所持金額が1番多かったので人が勝つというゲームです」

 

レ「ふふふ、ルーレットなんて私の独壇場じゃない。この勝負貰ったわね」

 

フ「えぇ!お姉様ズルイ!」

 

榛「大丈夫ですよ、フラン様。レミリア様の能力がルーレットの結果に影響しないよう守ればいいんですから」

 

レ「ぐぬぬ...... その手があったのね......」

 

パ「そもそもレミィの運命(笑)なんて気にする程でもないじゃない。言ってるだけなんだから」

 

レ「ちょっとパチェ!?何よ(笑)って!」

 

榛「それもそうですね~」

 

レ「ちょ!?榛奈は榛奈でなんで納得するのよ!」

 

榛「早く遊びましょー♪」

 

レ「ちょっと!?」

 

フ「お姉様、うるさい」

 

レ「うぅ...... こうなったら実力で勝ってみせるわよ!」

 

榛「その意気です♪」

 

 こうして、私達はクリスマスを楽しんだ

 後に、サンタから貰ったペンの秘密が分かったが......

 それはまた、別のお話......




後書き~

更に後日談ですが、榛奈は後に紫から「毎年、クリスマス イブの深夜に突然結界を破って幻想郷にくる老人がいるのだけれど、毎回捕まえられないし、姿も見えないのよね...... そのうちに外へ逃げちゃうし...... 一体誰なのかしら」という話を聞き、サンタクロース何者だよ......と思ったそうな

それでは本編でもゆっくりしていってね!

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