東方変守録   作:ほのりん

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前書き~

前話で榛奈に挑んだのは誰?
今回、榛奈と挑戦者が戦います!
それではゆっくりしていってね!



第20話『榛奈ちゃんは恥ずかしがり屋ですね』

榛奈side

 

[紅魔館 門前]

 

 

?「あ!榛奈!ここで会ったが......えぇっと...... とにかくアタイと勝負しろ!」

 

榛「ん?お前はチルノ!久しぶりだなぁ」

 

 私が美鈴とゆっくりしていると、湖の方から氷精チルノが飛んで来た

 チルノに会うのは本当に久々だ

 前は毎日のように会ってたからなぁ。最近はフラン様とか異変とか気絶とか寝込んだりしてたからな

 そして、何故か会った瞬間いきなり勝負を挑まれるのもまた久々だな

 

大「チルノちゃん待ってよー」

 

 チルノの後ろの方から大妖精も来た

 

チ「大ちゃんおっそーい!」

 

大「チルノちゃんが速いんだよ~......って美鈴さんに榛奈さん!」

 

美「こんにちは」

 

榛「大ちゃん久しぶり」

 

大「美鈴さん、こんにちは。榛奈さんはお久しぶりです」

 

榛「相変わらずチルノに振り回されてるみたいだね......」

 

大「あはは...... でもチルノちゃんと一緒にいるのは楽しいですから」

 

榛「そっか、ならいいけど」

 

 チルノの行動は色々と凄いからな

 まさに(バカ)な行動から子供のような純粋な遊び心からくる行動、無茶なことなど、本当に色々で、さすが妖精と思える行動ばかりだ

 しかもチルノはそこらにいる妖精より強い

 通常なら妖精は持てないだろうスペカを持っていたり、強者に挑むその姿勢がチルノの強さを物語っている

 だからこそ、通常の妖精より無茶な行動をしやすい

 そして、そんなチルノが無茶しないよう抑えるのが大妖精。愛称大ちゃん

 チルノのお姉さん役って感じだ

 言ってしまえばチルノの我儘に付き合わされる不憫な子なのだが、本人が楽しんでるならそれでいいよな

 実際私も前は大ちゃんと一緒にチルノに振り回されたことがあったけど、楽しかったし

 

チ「むぅ......アタイを無視するな!」

 

榛「いや無視してないよ。挨拶したでしょ?」

 

チ「それじゃあアタイと勝負しろ!」

 

榛「うん、いいよ。弾幕ごっこだよね。スペカと被弾は?」

 

チ「うーん...... スペカは3枚!被弾も3回!」

 

榛「了解、それじゃあやろうか」

 

 そう言い、私は箒を取り出して乗り、飛び上がった

 

チ「よーし!まずアタイから!【氷符】『アイシクルフォール』!」

 

榛「おぉやっぱり初めはそれか。そして攻略法は分かってるんだよ!」

 

チ「ふっふ~ん。今日のアタイがいつもと同じだと思ったら大間違いよ!」

 

大「2人とも頑張って~!」

 

 

 

 

 

美「いやぁ、榛奈ちゃんが元気になったようでなにより......」

 

?「あら、今日は寝てないのね」

 

美「...咲夜さん。そんな私がいつも寝ているような言い方しないでください......」

 

咲「事実じゃない」

 

美「それはそうですが......」

 

魔「おぉ、やってるやってる」

 

フ「おー、綺麗だね」

 

美「魔理沙さんに妹様まで...... どうかされましたか?」

 

フ「榛奈が図書館から逃げちゃったから探してたの。それでこっちに来てないかなぁって思って来てみたら......」

 

魔「居たってわけだぜ」

 

美「あぁ、なるほどです」

 

咲「それにしても、榛奈はまた魔法を使ってるのね。今朝注意したばかりなのに......」

 

魔「そういえば今朝も言ってたな。魔法を使ったら駄目だって」

 

咲「えぇ、榛奈はまだ病み上がりだから無理しないようにって思ってね、運動や魔法を使うのを止めさせたのよ。なのにあの娘ったら......」

 

美「まぁまぁ咲夜さん。お気持ちは分かりますが、榛奈ちゃんはただ遊んでるだけですから。これぐらい良しとしましょう?」

 

咲「...美鈴がそう言うならそうするけど......」

 

フ「それより見てよ!綺麗だよ!」

 

魔「あぁ、そうだな。真昼の星だぜ」

 

咲「そうね」

 

美「氷もキラキラとしてて綺麗です」

 

 

 

 

 

榛「ほっ、はっ、ふっ......」

 

チ「むぅ...... なんで当たらないのよ!」

 

榛「弾を5つ増やしたくらいじゃ私には当たらないよ!」

 

 チルノが宣言したスペカは【氷符】『アイシクルフォール』だったが、難易度は少し上がったノーマル。つまり5way弾が加わった弾幕だが、これくらいじゃさすがに私でも避けれる

 まぁ今までイージーだったのがノーマルになっただけでもチルノは成長したのかな

 でも、妖精が妖精の枠を越えたら色々と問題になるんだが......

 ま、私は知らないぜ

 とりあえず弾幕弾幕~

 

榛「それじゃ、チルノが成長したスペルなら私は初披露のスペルで!【魔符】『ヴワル魔法図書館』!」

 

 スペカ宣言後、私の周りに5冊の魔導書が現れ、そこから熱い火の玉、雨のように降りそそぐ水玉、風に舞う木の葉、分裂する金属の玉、当たると汚れる泥玉の五属性の色とりどりの弾幕が放たれる

 

 ふっふっふ...... 分かる人には分かると思うが名前は紅魔郷4面道中の曲名で、これはパチュリー師匠のスペカを混じらせた弾幕なのだ!

 そして名前の通り図書館っぽくするために魔導書を付けてみた。これは特に意味はない。魔力を本の形にしただけです。はい

 勿論4面ボスの曲名のスペカもあるが、こちらは月属性と日属性を付け足していて、結構な難易度になると自分で思ってるからその一段下のこのスペカにしておいた

 それでもノーマルの4ボスぐらいにはなってるけどね

 ...え?何故このスペカを魔理沙姉との弾幕ごっこに使わなかったのかって?

 ...このスペカは初披露だが同時に発動させるのも初めてなんだ

 もしあの時出して失敗したら......な?

 それにあの時出したスペカの方が魔理沙姉のようなスピード系にはいいんだよ

 

大「凄い......」

 

チ「ふん!それくらい避けきってみせるわ!」

 

榛「おう!やってみろ!避けきったらお菓子を大量に作ってやる!」

 

チ「お菓子!?」

 

大「チルノちゃん!頑張って!」

 

 お菓子という言葉とともに2人は目を輝かせた

 うん、楽しみなのは結構だけど勢いで言ってしまった......

 もしチルノが避けきっちゃったら大量にお菓子を作る作業はいいとして、その材料費で咲夜さんに怒られそうだな......

 その時は謝っておこう

 ...でもまぁ、2人のあの顔を見たらそれくらいどうでも良くなってくるか

 

チ「よーし!絶対避けきってやる!」

 

榛「ならば私は容赦しないぜ!」

 

 その言葉とともに5種類の弾がチルノに襲いかかる

 

榛「さぁ!避けきって見せろ!」

 

 

 

 

 

 

 ...後々思ったことだが、この時の私は凄い調子に乗っていて、普段と比べると物凄く違う口調になってたが、チルノや大妖精、美鈴の前ではこの口調になることが多く、別に気にしてなかったのだが......

 地上には美鈴の他にフラン様、魔理沙姉、咲夜さんが居たのを知らなかったし、見えてなかったので......

 

 

 

榛「なんで居たんですかぁ!」

 

フ「なんでって探しに来たからだけど......」

 

魔「お前本当に榛奈か?」

 

咲「意外ね......」

 

 まぁあの口調を聞かれた

 

 うぅ...... 恥ずかしい......

 ほら、普段と違う口調、特にノリに乗ってる時の口調を家族とか友達とかに聞かれると恥ずかしいでしょ?

 今まさにその状況だよ......

 というか魔理沙姉なんて私を私として疑ってるのはどうなんだよ......

 

榛「探しに来てくれたのは嬉しいですが、私は私だし、ノリに乗ってただけなんですよー...... というかなんで今日はこんな出来事が続くのー......」

 

美「ま、まぁまぁ。そんな日もありますよ......」

 

榛「そんな日があって欲しくなかった......」

 

チ「ところでアタイのお菓子は?」

 

榛「あぁそうだったそうだった。避けきっちゃったんだよね」

 

 なんと驚くことにチルノはあの弾幕を時間いっぱいに避けきったのだった

 確かにあのスペカは難易度をイージーにしているが、それでもそれなりに難しくしている。普通の妖精は避けれないほどだ

 それを避けたのだからやはりチルノは凄い

 いや、前回はこれより簡単そうな弾幕に当たってたから今回はもしかしたらお菓子が食べたいから避けれたのかもしれない

 言わば『お菓子パワー』かな

 

 結論、お菓子パワーすげぇ

 

 まぁ勝負は、私が被弾0のスペカ1枚使用、チルノは被弾2回スペカ3枚使用で私が勝ったんだけどね

 

榛「それじゃあ作りに行く――」

 

...ぐぅぅ......

 

榛「...か?」

 

フ・咲・美・チ・大「?」

 

 お菓子を作ろうと思っていたら何処からかお腹の鳴る音が聞こえた

 思わず音の鳴った方を見てみると......

 

魔「......///」

 

 魔理沙姉が顔を真っ赤にしてお腹を手で押さえてた

 

榛「...魔理沙姉?」

 

魔「...何も言うなのぜ......///」

 

 あぁ、なるほど

 状況から察するに魔理沙姉のお腹の音だったんだ

 それで恥ずかしがるとは魔理沙姉も乙女だなぁ......

 

美「そういえばもうお昼でしたね」

 

榛「そう言われてみれば太陽が真上に......」

 

 太陽が眩しいぜ......

 

フ「咲夜ー。お腹すいたー」

 

咲「今すぐ準備いたしますね」

 

チ「アタイのお菓子はー?」

 

大「チ、チルノちゃん......」

 

 あ、そうだ。いいこと思い付いた

 

榛「なら2人も一緒に食事はどう?お菓子はその後で作ればいいし......」

 

チ「ご飯!?アタイも食べる!」

 

大「えぇでも......」

 

榛「咲夜さん、いいですか?」

 

咲「私は別にいいわよ。今更2人分増えたところで何ともならないわ。ただ、お嬢様に訊いてみないとね」

 

榛「わかりました」

 

魔「私のも頼むぜ~」

 

咲「それは分かってるわ」

 

フ「そうだ!どうせお菓子作るならスイーツパーティーしようよ!今はお昼でお腹いっぱいになるから夕方にさ!」

 

榛「いいですね!それなら他にも誰か呼びますか?」

 

魔「霊夢とかどうだ?どうせアイツのことだから暇してるだろうし」

 

チ「アタイの友達呼んでいい?」

 

榛「うんうん。咲夜さん――ってあれ?いない......」

 

 辺りを見回しても姿が見えない......

 さっきまでそこに居たんだけどな......

 霊夢とかチルノの友達とか呼んでもいいか訊こうとしたのに......

 

美「あぁ、咲夜さんでしたら――」

 

咲「ここよ」

 

榛「え?あれ?さっきまでいなかったような......」

 

咲「今の話をお嬢様にしてきたのよ。それで、昼食にそこの妖精2人を招待してもいいそうよ。それと、パーティーについても好きにしていいとのこと」

 

榛「そういうことでしたか。ありがとうございます!」

 

魔「それじゃ、とりあえず今は飯だぜ」

 

チ「ごっはん~ごっはん~♪」

 

大「お邪魔します......!」

 

咲「私は準備してきますので、先に食堂へ行っててください」

 

フ「うん!」

 

榛「あ、仕事......ってやったら駄目なんだっけ......」

 

咲「榛奈は妹様方と先に食堂に行ってなさい。料理は私やメイドで作るわ」

 

榛「はい......」

 

咲「ただし」

 

榛「え?」

 

咲「パーティーのお菓子は貴女が作りなさい。元々は貴女が言い出したのだから」

 

榛「...はい!霧雨 榛奈!全力でお菓子を作って見せます!」

 

咲「夕方によ?」

 

榛「大丈夫、分かってます!それじゃフラン様に魔理沙姉達!早く食堂へゴー!」

 

フ「おぉ榛奈が張り切ってる......」

 

魔「いったいどんなお菓子が出てくるんだろうな」

 

チ「大ちゃん!楽しみだね!」

 

大「そうだねチルノちゃん♪」

 

榛「何作ろうかな~♪」

 

美「私の分ってあったりします?」

 

フ「あってもなくても私が取ってきてあげるよ!」

 

美「妹様......! ありがとうございます!」

 

 こうして私達は昼食を取り、夕方まで弾幕ごっこをしたり、それ以外で遊んだのだった




後書き~

次回、お菓子のシーン書きます
どんなお菓子が出てくるか、お楽しみですよ!

それでは次回もゆっくりしていってね!
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