※今回の話は本来ならば第30話に付け足そうと思いつつ、投稿予約した時間に間に合わなかったため単体で出すことにした話です。今までと比べると、とても短くなっているので少しの時間で読み終わります
そのためゆっくりできないかもしれませんが、ゆっくりしていってね!
[紅魔館]
......っと、着陸成功、無事帰還!
さて、最初は何から手をつけようかなー
なんて思いながら門の前に立ってるはずの門番を見た
美「Zzz......」
榛「...シエスタしていらっしゃった......」
えぇ......
まあいつもの事だけど、それでも起きててよ。夜も一晩中仕事してるわけじゃないんだから......
仕方ない。このままじゃ咲夜さんに見つかって美鈴がお仕置き食らうのは目に見えてる
ここは一つ、起こしてみるか
榛「おーい、美鈴。めーりんさーん?めーりんやーい。めーりーん?めーりんめーりんたすけてめーりん!」
美「Zzz......」
榛「あーあー、どうしよう。高く振り上げたこの腕。貴女は門番だ、紅魔の門番だー♪」
美「Zzz......」
榛「......起きてよ!起きなさいな!起きろ!起きやがれこの野郎!起きてくださいお願いします!」
美「Zzz......」
榛「これだけ騒いでも起きないなんて...... もはや手がつけられないな」
もう諦めるしかないね
今日も美鈴は仕事中に居眠りしたことで頭にナイフを生やすのであった。めでたしめでたし
榛「私は何も見なかったし、見えなかった。門の前で独り騒いでいました。おわり」
カチャッ...ギィ......
独り言を呟きつつ門の横に設置してある扉の鍵を開け中に入る
普段は美鈴が起きていれば門から入るのだが、寝ている時はこちらから入っている
客がいるときは別だ。さすがにその時は無理にでも美鈴を起こして開けさせる
まあ客なんて来る時が少ないし、来るとしたら魔理沙姉とかだし、魔理沙姉は自分で開けて入ってきちゃうからな
レミリア様達が外に出る時も開けなければならない
まあそもそもレミリア様達が外に出る時が少ないんだけどね
あ、でも最近はそうでもないか
フラン様がよく妖精達と遊びに行くのが見られるもんな
とにかくこの扉は基本、従者が使っている。咲夜さんや美鈴、私なんかだ
......そういえば、さっきの誰かに見られたかな?
榛「...誰にも見られてないよな?」
思わず周囲を注意深く見渡すが、特に誰かいるということはない。強いていうなら美鈴だけだ
ふぅ、誰にも見られてなくてよかった
見られてたら恥ずか死ぬ
榛「いや恥ずかしくなるならやるなって話だけど、思わずやってしまうのが私なんだよな......」
とにかくさっきのは誰にも見られてなかったし忘れよう
さて、最初はそうだな......
図書館の掃除から始めようかな
よし、そうと決まれば早速行動だ!
_____________________
魔「...何だったんだ?さっきの」
フ「多分美鈴を起こそうとしたんだろうけど......歌ってたね......」
魔「...アイツのことが全然分からんくなってきたぜ......」
フ「......かわいい」
魔「えっ、そ、そうだな。可愛いかったな」
フ「...あげないよ?」
魔「いや盗らないぜ」
ふむ......
こりゃもう決まりだな
よし、ならば恋の魔法使いである私が2人を結ばせてあげようではないか!
ま、榛奈の気持ちも大切だがな
後書き〜
( ゚∀゚)o彡゜えーりん!えーりん!たすけてえーりん!
今更ですが、ニコ動のタイムシフトであまねりおの披露宴を少しだけ見ました
行きたかった......
さて、次回は榛奈さん、さっそく行動するようですよ
最初はどなたに声をかけるのでしょうか
それでは次回もゆっくりしていってね!