あのですね、小説って一度スランプに陥ったり、続きが書けなくなったりすると、長い期間書けなくなるんですよ。でもその代わり復活できると、その後が早い早い。またつまずくまで結構時間がかからないんです。おかげさまでストックが出来ました。多分月一が可能になるかな
前回、フードのお面野郎の正体に気づいた魔理沙。というか正体がバレてしまった榛奈さん。どんなふうに接していくのでしょうか。そして榛奈さんの目的は達成できるのでしょうか
そんなことよりおうどんたべたい。
今回もゆっくりしていってね!!
私の体は驚きで固まった。そんな中で頭に浮かんだのは、さっきの広場での出来事。私とフランが人里を見て回っていると女性の叫び声が聞こえて、男がこちらに走ってきてぶつかって、その衝撃でフランが倒れたけど何とか日に当たらずにすんで、その男は先にいたフードとマントとお面を纏った明らかに怪しいやつにキラリと光る小刀を構えて走り抜けようとして、でも奴は避けずに振り下ろされた腕を掴んで技をかけて男を地面に叩きつけた。そして奴は小刀を奪い取ると男の目に突き付けて、それから数回言葉を交わしていて、だんだんと奴らの声が大きくなったところで慧音が来て、奴が男から離れたところで男がフランを人質にとって、それを奴は殴って吹っ飛ばした。
その怪しい奴が榛奈だとするなら、昔の榛奈を知ってる身としては驚くのも無理はないのだ。何せ榛奈の性格は温厚な方で、人に刃物を突き付けたり怒鳴るなんて考えられないくらいだった。昔一緒に暮らしてた時もよほどのことがない限り怒ることがなかったし、数年だけだったとはいえ怒ったのを見たのは片手で数えれる程度。そりゃこの間ちょっとした喧嘩みたいなこともしたが、あんなの怒鳴るうちには入らない。それに体も丈夫じゃない方だ。今は大丈夫みたいだが、昔、一時期熱を頻繁に出していた。その榛奈が成人男性を投げた挙句、殴って吹き飛ばすとか......誰がそんなことを予想できたんだろうか。少なくとも私や人里の私たちの知り合いにはいないと思う。そりゃ数年も会ってなかったんだから少しくらい変わっててもおかしくはないが、この変化は予想なんてしていなかった
フ「...どうするの?」
榛「...仕方ありません。元々話すつもりだったんですから、丁度よくタイミングが出来たと思っておくことにしましょう」
魔「......なんのはなしだ?」
二人は一言交わすと、奴はフードを脱ぎ、面を外した。その下にあった顔はやはり榛奈で、数日前に見た時と同じだった
榛「とりあえず魔理沙姉。私がなんでこの姿をしていたとか、人里に来ていたとかは置いといて、お願いがあるんだ」
魔「なんだ?」
榛「私が生きてるってこと。それを人里の誰にも教えないでほしいんだ。本当に誰にも。慧音にもね」
魔「なんでだ?」
榛「...大騒ぎになるから。それが嫌だから」
魔「...そりゃ皆驚くだろうな。何せ今まで死んだと思われてた里の人気者が実は悪魔の館で生きてたなんて。その結果大騒ぎになるのは分かる。だけどそれだけか?」
榛「何が?」
魔「理由だ。榛奈が自分が生きてることを教えたくない理由。それだけなのか?」
榛奈が理由を話した時、私は榛奈のちょっとした変化を見逃さなかった。だからこそ訊く。それだけが理由なのかと
榛「それだけだよ」
魔「本当にか?」
榛「...本当にだよ」
そう榛奈は目を伏せ気味になりながら話した
ほら、ボロを出した。榛奈は昔から嘘をつくのが下手だ。といってもそもそも榛奈は基本的には正直者で嘘をあまりつかない。だからこそ「これは嘘だ」ってわかってしまう。特に嘘をつきたくない相手と、罪悪感を感じるような嘘が重なればなおさら分かりやすい。だからこそ私は苛立つ。本当のことを言わず、隠す榛奈に対して。そして榛奈に信頼されてない自分に。姉妹とはいえ、元は血の繋がりのない赤の他人。確かに信頼されていると確実には言い切れない関係だけど、それでも私は榛奈のことを大事に思ってるし、
魔「分かった。でも納得はしてないからな。だからもし本当の理由が話せるようになったら教えてくれ」
榛「...うん。だいじょうぶ、覚悟が決まったら私が生きてるってこと、皆に話すから」
魔「ああ」
ばあちゃん「あらあら、なんだか重たい話をしてるわね」
そう言いながら奥からばあちゃんはお盆を持ってきた。その上には先ほどとは違い、汁の入った小瓶にざるの上に盛られたうどん。それと白い湯気の見える丼を乗せていた。他にもそれと同じような丼が二つ。
ばあちゃん「はいお嬢ちゃん。ご注文のざるとかけのうどんね」
フ「あ、ありがとうございます」
ばあちゃん「いえいえ。舞理沙にはこれ、あなたには......って榛奈じゃない。ま、いいわ。榛奈にこれ」
魔「え、おいおい、いいのかよ」
ばあちゃん「いいのよ。それにしても榛奈ったらいつの間に来ていたの?言ってくれればよかったのに......」
魔「...あっ......」
そういや皆ってのにはばあちゃんも含まれてるはずだ。なのに大丈夫なのか?
そう思って榛奈を見れば、榛奈は目を細めてじっとばあちゃんを見ていた
榛「......ばあちゃん、演技はいらないよ」
ばあちゃん「あら、なんのこと?」
榛「知ってたでしょ。私が榛奈だってこと」
魔「なっ......」
フ「えっと、どういうこと?」
榛「私、ここに来るのは人里を出る少し前以来なんですよ。人里にだって出て行ってから初めて来た。勿論フードとお面をかぶってなんて今日が初めて。なのにばあちゃんは私に対して注文を聞くとき、『舞理沙やあなたは“いつもの”かしら?』って聞いたじゃないですか。もし本当に私のことを気付いていなかったらそんな質問できるわけがない」
魔「あっ、そういえば......」
確かにばあちゃんは私たちに対してそう言った。私はたまに違うメニューを頼むときもあるが、大体いつも同じメニューだ。だからばあちゃんには『いつもの』って言えばそのメニューが出てくる。榛奈も同じだ。だから相手もここの常連なのかと思ってたんだが、榛奈がその姿で初めて来たってことはばあちゃんは始めから......
榛「それに今はまだ暑い時期が続いてる。魔理沙姉やフランに出したのは冷たい緑茶。なのに私が来た時は温かい緑茶を出したよね。それも私が熱い緑茶が好きだって知ってたからだよね。他にも心当たりがある行動があったけど、上げたらキリがないから言わないでおくよ」
ばあちゃん「...ふふっ、さすがあの子が育てただけはあるわね。ちゃんと気づくなんてね」
榛「私としてはばあちゃんが“私”だって気づいたことに驚きだけどね」
ばあちゃん「当たり前よ。あなたと舞理沙のことは昔から見てきたんだから。その程度の変装なんて、雰囲気や仕草、それに声で分かるわ」
魔「うっ......」
ばあちゃんがそう言って、私は思わず目をそらしてしまった。なにせ昔から、それこそばあちゃんより榛奈のことを見てきたのに榛奈の変装に気づかなかった。ヒントなんてそこら中に散りばめられていたのに。それこそ広場でフードが取れた時とか、フランとの会話とか、声とか。なのに気づかなかった私って......
ばあちゃん「それより食べちゃいなさい。せっかく茹でたうどんが冷めたり温くなったり、しまいには伸びちゃうわよ」
榛「っと、そうだった。じゃあ話は後にして食べましょうか」
フ「うん!いただきます」
魔「お、おう。いただきますだぜ」
榛「いただきます」
私たちは手を合わせ、そう言って食べ始める。私の目の前に置かれたのはいつも頼んでいる月見うどん。食べ方はその時によるが、卵の黄身に箸を刺し、中身を出す。それから卵とうどんを絡ませながら啜る。つるっとしたのどこしと出汁の味、それに卵でマイルドになった味が口の中に広がる。私が昔から食べてきた変わらない味だ。榛奈の前にあるのはシンプルなかけ。それを啜り、噛み締めている。よく見れば目が潤んでる。それに口が弧を描いてる。そういえば榛奈は前の異変まで紅魔館とその周りぐらいしか行ってないと前に聞いた。紅魔館じゃうどんは出なかったそうだからな、きっと数年ぶりのうどんなんだろう。それも人里にいたころはほぼ毎日のように食べに来たり遊びに来たりしていたばあちゃん家のうどん。懐かしいんだろうな。フランは温かいうどんが熱いのかまずざるから食べてる。麺をそのまま食べそうになったフランにばあちゃんが横にあったざるのタレに付けて食べることを教えてる。それでタレに麺を入れてから榛奈の食べ方を見て頑張って啜ろうとしてる。ばあちゃんはそんなフランを見て啜り方のコツを教えている。それを見た榛奈も加わって、さらに私も加わって。ざるを食べ終わるころにはフランは見事啜れるようになってた。懐かしい、私も幼いころ、初めて食べた時は母さんの真似をして挑戦したんだが、なかなか啜れなくてな。麺を啜れるようになったときは嬉しかったな。もっとも榛奈はあっさり出来てたんだが
「「「ごちそうさまでした」」」
ばあちゃん「お粗末様でした」
食べ始めてから数十分。私たちは丼、もしくはざる網にあったうどんを完食し、手を合わせた。感想は、いつもながらばあちゃんのうどんは美味しいなってところか
フ「お腹いっぱい。すごく美味しかったよ」
ばあちゃん「あら、吸血鬼さんのお口にもあってよかったわ」
魔「何せばあちゃん家のうどんは人里の外でも通用するからな。このうどん目当てに人里に来る妖怪もいるそうだぜ」
榛「へえ、さすがばあちゃんのうどん。すごいなあ」
ばあちゃん「ふふ、そんなに褒めてもお茶しか出ないわよ」
ばあちゃんはそう言いながら空になった私たちのコップにお茶を注ぐ。それにお礼を言いながら私はコップに口をつける。氷で冷たくなった緑茶が喉を通り、熱くなった身体を冷ましてくれる。もう夏も終わるころだが、まだまだ暑い日々に冷たいお茶は欠かせないな
その時ふとある疑問が頭に浮かんだ。どうして榛奈がここにいるんだってことだ。いや、この店にいるのは榛奈が呼び出したからなんだが、どうして榛奈は変装までして人里に来たんだ?私はその疑問を榛奈に問いかけてみた
魔「なあ、そういえばどうして榛奈は人里にいたんだ?変な格好までして......」
榛「へ、変って......一応変装なんだけど......」
魔「いやマントにお面とか変な格好だぜ?」
榛「いやだってそれ以外に顔を隠す方法思いつかなかったし、せっかくローブ作って咲夜さんにお面買ってきてもらったし......」
魔「あー、はいはい。で、どうして人里にいたんだ?」
榛「それは...まあ咲夜さんからフラン様が魔理沙姉と里に行ったって聞いたから、探しに来たんだよ」
フ「私を探しに?どうして?」
榛「...ちょっと、許可をもらいに......」
そう言って、榛奈はフランを探しに来た理由を話し始めた
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私がボロを出して魔理沙姉に変装がばれた時、私は魔理沙姉に「生きてることを言わないで」と言った。そんなの普通変な話だ。どうして自分が生きてることを周りに知られたくないのか。別に私は里の人間から追われてるわけでも、嫌われてるわけでもない。むしろ好かれていると自覚はしている。なのに知られたくない理由は、まあいつものことながら昔と今の私の違いだ。それを出す勇気がない。でもそんなこと素直に言えるわけないから、理由は隠して、いや表面上の理由だけしか言わなかった。どこか魔理沙姉に嘘をつくみたいで後ろめたくて、魔理沙姉が「それだけか?」と訊いてきて「それだけだよ」と答えた時、私は魔理沙姉に嘘をついて、罪悪感が押し寄せてきて。お願いだからこれ以上は聞かないでほしい。そう思ってたら魔理沙姉は引いてくれた。もっとも理由がそれだけじゃないってことは気づいちゃったみたいだけど
その後ばあちゃんが料理の乗ったお盆を持ってきて、私がいることに気づいて「いつの間に」みたいな反応してたけど、白々しい。というか私に温かい緑茶を持ってきたり注文を予測したり、新聞の話の時に私に目をやったりして、私の変装が見破られてるって分かりやすい。というかわざとだろ。思わずジト目で見ちゃったよ。白々しいぞって。魔理沙姉はばあちゃんは私の変装に素早く気付いてたのに自分は気づけなかったって落ち込んでたみたいだけど、一言言わせてね......
ばあちゃんが特殊なだけだから!!
いや特殊ってのは妖怪みたいとかそういうんじゃなくて、単に私や霊夢みたいに勘が鋭いんだ。それは昔から見てて分かってた。それに観察力もずば抜けてる。いっそうどん屋じゃなくて探偵にでもなった方がいいんじゃって思ったけど、人里じゃ需要がないな。ばあちゃんの頭なら依頼殺到間違いなしだけど、そもそもそんなに依頼が舞い込むほど事件ってないし、物が無くなるとかは妖怪の仕業とか言われてて、実際その通りなのがいくつかあるし、人が死ぬ系は大体妖怪の仕業か寿命だし。何でもかんでも妖怪の仕業にすればいいってわけじゃないけど、実際本当に妖怪の仕業なのが多いから困る。今日みたいな人間同士のいざこざは少ないし
それはともかくばあちゃんは変装を見破れたのはある意味当たり前なわけで、魔理沙姉が気にすることでもないんだけどね
え?ばあちゃんには生きてること知られても良かったのかって?
バレちゃったものはしょうがない。そう思っておくに限るよ
それから私たちはばあちゃんの作ったうどん。なんと麺も自家製。毎日足で踏みこんで練りこんで作ってます。まあそんなうどんを食べるんだ。麺を口に含んだ瞬間の出汁の風味とか麺のモチモチ感とか、美味しい懐かしい。思わず目頭が熱くなるし、顔はにやけてただろうし。ばあちゃんのうどん、まじ凄い。フラン様も麺を啜るのに手こずりながらも美味しそうに食べてたし、魔理沙姉も美味しそうにしてた。さすがばあちゃん。さすがばあちゃんのうどん。食べてるだけで幸せな気持ちになる料理ってなかなかないよ。そういった意味じゃ本当に凄いよなぁ。咲夜さんの料理も負けてないけど
そんなこんなで食べ終わって、少し雑談してると魔理沙姉が「どうして人里に~」って聞いてきて、ハッとなった。というか正直目的を忘れてました
——何やってるのさ......魔法使いの言う通りわざわざ変装までして来たのに......——
いやあ、悪い悪い。泥棒とか怒りとかうどんとかで思いっきり忘れてた。というか忘れない方が凄くないか?何せこんなにも濃厚な日を過ごしながら忘れてないとか......
——はいはい。それはともかく言わないと。吸血鬼から君の主に許可貰わないとこの話はなかったことにって言われてるんだから——
うん。そうだな。でも変な話し方をしたらフラン様がレミリア様の時みたいに勘違いして悲しむかもしれないから、慎重に話そうか
榛「...実は今度、紅魔館を離れて遠い場所に修行しに行こうと思っているんです」
フ「紅魔館を離れて修行......?」
榛「はい。そしてその場所で修行するなら何か月間か紅魔館に帰れなくなります。そうなると従者としての仕事もお休みしなければなりません。ですのでしばらくの間の休暇の許可をいただきたいのです」
フ「...それは、本当に行かないとだめなの?」
そう言うフラン様の目は寂しげだった。まるで私に自分のところから離れてほしくないと言ってるようで......って自意識過剰かな
でもこれは将来的にフラン様のためにもなる...と思う。強くなって損なことはないだろうし、この幻想郷。強くてなんぼだ
榛「はい。数か月とはいえフラン様の元を離れるのは心苦しいです。しかし先日の紅霧異変、私は自分の未熟さを痛感いたしました。そしてここ最近に至っては自分が全く成長している感覚がないのです。その状況を変えるには環境を変えるのがベストだと私は思います。...弱くては貴女様のお側に立っている資格もありませんから」
ここに来るまでに考えていた言葉。さすがに忘れていたとはいえ考えなしに発言はできないからどうやって言おうか悩んで、考え出した言葉だ。でも、最後の言葉は言おうとは思ってなかった。だって私は、心の奥底では自分は昔より強くなった。そう思ってた。いくら表面上で“弱い”と言ってても、本当のところそこまでとは思ってなかった。でも今の私は強くない。弱くはないだろう。でも強くもないんだ。私は、そんな現状に甘えたくない。甘えてたら、フラン様の傍に立つ資格なんてないんだから。そう思っていたら口がそう言っていた。躊躇いもなく言ったんだから不思議だ
そう思っていると、フラン様は考えるような仕草をして、それから私の目を見てハッキリと告げた
フ「いいよ。榛奈に、休暇の許可を上げる」
榛「え...本当ですか!?」
魔「なっ、いいのかフラン?」
フ「うん。榛奈がこんなに言うんだもの。主として、許可を上げないわけにはいかないよ」
榛「フランさま......」
フラン様......いつの間にそんなに成長なされたのですか......?不肖私、感動いたしました。それはもうジーンと
フ「ただし!」
榛「ぅぇっ?」
フ「絶対に強くなってくること。そのために許可を上げるんだから、ね?」
榛「...はい!!」
嬉しかった。フラン様が許可をくれたことにじゃない。フラン様は私に期待して、送り出してくれる。そう分かったから。正直なところきっとフラン様は少し反対しながらも渋々といった感じに許可をくれるか、何とか説得し倒さないといけないかなとか思ってた。なのにフラン様はあっさりと、でもちゃんと私のことを考えたうえで期待して許可を......
本当に、いつの間にこんなにも成長していたんだろう。ずっと、レミリア様の妹様、可愛い天使(吸血鬼だけど)とか思ってて、心のどこかでフラン様(の精神)は子どもだと思っていたんだ。でもフラン様はしっかりと成長なされていて......
これはもう、そんな扱いはできない。無意識にだってそんな態度をとってしまえばフラン様に......我が主の失礼に当たる。絶対にそんなことあってはならない。ならば今私ができること。それは絶対にフラン様の期待に応えること。それが今の私の使命なんだ。ならばどんな困難でも乗り越えて見せよう。主のためなら、私はどこまでも努力してみせよう。それが、今の私ができる心の誓いだ
魔「...本当にいいのか?フラン。これってつまりしばらくの間榛奈に会えなくなるんだぜ?」
フ「えっ.....あっ.......う、うん......モチロンワカッテルヨー......」
榛「ふ、ふらんさま......」
あの、目が泳いで、棒読みで......
えっ......?あの、フランさま......!?
——ふふっ、よかったじゃない。許可をもらえたんだから。まあ前言撤回はしないでしょ。“君の主”なら、ね?——
そう......だよね......ね?そうだよね!?上げてから落とさないよね!?
し、心配だなあ......
後書き~
次回、多分サブタイトルは『旅の事前準備③』とかになると思います。多分。多分だけど。大事なことなので三回言いました
次回もゆっくりしていってね!!