...皆様、はろうぃんはいかがお過ごしだったでしょうか。私は同学年に沢山「トリックオアトリート」と言ってお菓子を貰いました。その場でお返しもしました。
...え?前回はろうぃんの次の日に投稿すると言ったって?
エ?ナンノコトデスカ?キョウハ11月1日デショウ。オクレテナンテオリマセンヨ
......(汗)
ぜ、前回のあらすじィ!
地底の穴へ入ることに成功した榛奈さん。途中土蜘蛛の黒谷ヤマメと戦闘に入りましたが勝負内容が弾幕ごっこだったことによって勝利。先に進みました。
残念、キスメの出番はなかった。
それではゆっくりしていってね!
[地底]
よ、ようやくだ。ようやく私は地底に辿り着いたぞぉぉぉ!!
見ろ!目の前に広がる光景を!
光が無く暗い道を抜ければ火で明るくともされた旧日本のような景色を!
赤やオレンジで照らされた旧き都を!
その奥にそびえ建つのはもしやあの屋敷では!?
ここまで...ここまで長かったっ!休暇を取りに主に会いに行けば人里で盗難事件に遭遇するし、入り口では山の仙人に会って戦う羽目になったし、さっきは病気を操る土蜘蛛に会って戦う羽目になったし......
それでも私は着いたんだ!この地底に!妬み嫌われた妖怪達の暮らす場所へ!
榛「ぅぅ...いやっふぅー!」
——喜びすぎ——
いやぁ、嬉しすぎて思わず......
だってあれだよ?原作の舞台だよ?道中なんだよ?聖地巡りみたいな感覚になってるんだよ
——君がいつも暮らしてる紅魔館だって聖地なはずだけど?悪魔の館だけど——
それはそれ。というか転生前の記憶とかが戻った時には既に紅魔館で師匠に弟子入りしてたんだし、あんまり聖地って感じじゃなくなってるんだよな
人里も同じで、紅魔館で暮らした時間と同じだけの時間を過ごしてるけど聖地って感じがしないんだよな。どっちかというと故郷とか実家みたいな感じで
——まあ5年も暮らしてればそんなものかもね——
そうそう。だからこうして人里、紅魔館以外の原作の舞台って地底が初めてなんだよ。いやぁまさか冥界でも竹林でもなく地底が初めて訪れる聖地になるとはなぁ......
——そうやって思いに耽るのもいいけど、一先ず旧都に行かないと。ここに来たのは観光じゃないんだから——
おっと、そうだった。
私が地底に来たのはあくまでも修業のため。そこを忘れちゃいけないよな
さ、じゃあさっさとお前の言ってた修業を付けてくれる妖怪の元へ案内してくれ
——はいはい。ま、とりあえず旧都に向かってよ。そこから案内するからさ——
はいよ。じゃあ目的地、旧都!いざ全速ヨーソr——
——それ以上はやめてよ!?——
...はーい......
——しょんぼりしないでよ......——
今度は味わうようにゆったりと旧都に向かって飛んでいると、少し何かが見えてきた
榛「...ん?あれは......」
——どうかした?——
あれ、川じゃないか?それに橋も...人影もだ
——...どうやらまた原作の道中の舞台に来たみたいだね——
...ってことはあの人影は......
——うん。原作キャラかもね——
うわぁ、ってことはあの妖怪だよなぁ
うーん。あんまり会いたくない
——何で?せっかく会えるのに——
そりゃ原作キャラに会えるってのは嬉しいけど、それはそれ。これはこれ。さっきのヤマメもそうだけど、能力的にあんまり会いたくないんだよなぁ
——ふぅん。そういうものなの?——
そういうものなの。私は長生きしたいんだから
——だったら里で大人しくしてればいいのに——
それは面白くないだろ?やっぱ楽しく生きたいじゃないか。せっかく転生前の記憶、原作知識も持ってるんだしさ
——あっそ——
...反応薄いなぁ......
?「...こんなところに人間が来るなんてね」
榛「こんにちは。それともおはよう?貴女は何の妖怪なのかな?」
?「見て分からないなんて、妬ましいわね」
榛「その程度で妬まれても困るよ。橋姫さん?」
?「...分かるんじゃない」
暗い中でも視力を上げているから分かる。金髪のショートボブ。緑の目をしていて、耳は尖がったいわゆるエルフ耳だ。そして外の世界のある国ではよく見る礼装に似た服。主に和服が中心の幻想郷でその服を着ている人は限られてくるだろう。ここまで特徴があれば分かりやすいよな
榛「残念、橋姫がどんな妖怪なのかは実のとこ分からないんだよ。外で有名なのは夫を取られた橋姫が憎しみを抱いて鬼になったとか」
?「そんな感じの妖怪よ」
榛「ふぅん。他にも橋を守る女神だとも聞いたけど......」
?「それはあまり私を捉えた説明ではないわね」
榛「そっか。それで貴女は誰?」
?「人に名を尋ねる時は自分からじゃない?」
榛「それもそうだ。私は...ルナ。空から落ちてきた記憶喪失少女だよ」
?「嘘ね」
榛「即答かぁ。ま、嘘なんだけど。...霧雨榛奈。地上に生きる人間の魔法使いだ」
パ「魔法使いなのね。私は
榛「パルシィ?」
パ「パル“ス”ィよ。人の名前を間違えないで」
榛「あはは。ごめんごめん。冗談だよ。地上式ジョーク」
パ「地上じゃ人の名前を間違えるのが流行っているのかしら?」
榛「まっさかー。人の名前を間違えるだなんて礼儀知らずにもほどがあるじゃないか」
パ「さっきあなた私の名前を間違えたわよね」
榛「それはそれ。これはこれ。それより旧都ってこの先であってる?」
パ「強引に話を逸らしたわね」
榛「いいじゃん。で、答えは?」
パ「...この先よ。でも行かない方がいいわ。あなたは輝かしい光の注ぐ地上の人間。あそこに行ったらあっという間に食べられるわよ」
榛「生憎とそう簡単に食べられるほど弱くはないのでね。...でもまぁ、もし妖怪に食べられるのなら主に食べられたいなぁ」
パ「自分から妖怪に食べられたいだなんて変な人間ね」
榛「妖怪に食べられたいんじゃなくて、我が主にだったら食べられたいと思ったの。極力食べられたくないし、死因は寿命でお願いしたいけど」
パ「なら尚更地上に帰った方がいいわ。ここはいるだけで寿命を縮める...かもしれないわよ」
榛「“かも”なら私は食べられないんだろうね。これでも強いので」
パ「愚かな人間ね。せっかく警告してあげているのに」
榛「警告じゃなくて心配だったら私としては嬉しいんだけどなぁ」
パ「警告よ。私が人間を心配するなんてあるわけないじゃない」
榛「そっか。残念。ま、ともかくこの先に私は用があるんだ。先に行かせてもらうよ」
パ「ダメだと言ったら?」
榛「無理にでも通らせてもらう」
パ「...なら通れば。警告はしたわよ」
榛「...貴女は勝負を仕掛けてこないんだね」
パ「私はあの蜘蛛と違って好戦的ではないもの。それに......」
榛「“それに”?」
パ「...あなたは今何かに嫉妬を抱いてる」
榛「...え?」
パ「人が誰かを嫉妬すればそれは私の糧となるわ。そしてあなたの嫉妬も私の糧となっているの。せっかく食事をくれているのだから、生かしておいた方がいいでしょ」
榛「いやまあそうだけど...私が何かに嫉妬しているって?」
パ「あら?自覚はなかったのね」
榛「...ああ。自覚はない。というかその話自体疑うね。一体この私が何に嫉妬しているってのさ」
パ「それは自分で探しなさい。私はただその嫉妬を食べるだけよ」
榛「ああそうかい。よく分からんね、妖怪の話って。力ある妖怪はどうしてそうよく分からん話ばかりするのかね」
パ「あなたの理解力が少ないだけよ。そこまで難しい話はしてないわ」
榛「そりゃ貴女達基準じゃそうだろうさ。私達人間基準で話せとはあまり言えないけどさ」
パ「そう。それより早く行けば。用があるんでしょ」
榛「おっとそうだった。じゃあねパルスィ!また時間があったらお茶でもしようね!」
パ「それまであなたが生きていればね」
榛「あっはっは!私は死なないのぜぇ!」
あっという間に遠ざかる橋と姫。嫉妬心を操るって知識で知ってるから警戒してたけど、案外良い人なんだな。心配もしてくれた...んだよね?そう思ってた方がいいよね。精神の健康のためには
...でも、私が何かに嫉妬してるって、何にだろう
パ「ホント、変な人間ね。こんな私ともっと話がしたいだなんて。そう思えるあなたが妬ましいわ」
後書き~
あっ、『ルナ』って私が書いてるもう一つの小説の主人公です。ちょっと自分のとこでパロネタ使ってみました。彼女と榛奈さんは色々と違うところがありますけどね
そして今回後半はほぼセリフのみでしたけど、たまにはいいよね!決してさぼってませんよ?ちゃんと地文も仕事しました。ほんの少しね
それはともかく次回もゆっくりしていってね!
...だんだん執筆時間が取れにくくなったなぁ......