母からの手紙   作:しがみの

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3話 情報

「今、日本を合わせた世界の国々は戦争をしています。それは深海棲艦という謎の生物に地球を侵略されそうになったからです。イージス艦などのレーダー類は認識出来ず、ミサイルや核兵器などの現代兵器すら効かないこの生物に対処する為に人類は・・・」

 

先生が話す声が教室に響く。母が死んで2日目。私は今学校で授業を受けている。科目は現代社会だった。現代社会は今日の最後の授業だった。私はノートも取り終わり、クソつまんない授業を聞くのが辛かったので、紙に落書きをしていた。

「今、日本も合わせた世界各国は戦争をしています。それは深海棲艦という謎の生物に地球を侵略されそうになったからです。現代兵器すら効かないこの生物に対処する為に・・・」

 

先生が話す声が教室に響く。母が死んで2日目。私は今学校で授業を受けている。科目は現代社会だった。現代社会は今日の最後の授業だった。私はノートも取り終わり、クソつまんない授業を聞くのが辛かったので、紙に落書きをしていた。

 

 

 

 

 

 

 

「これから皆さんに、艦娘の姿の写真を見せます。ちょうど昨日、防衛省か艦娘達の写真が一般公開されたんですよー。」

 

先生のその一言を聞いた時、その写真に興味を持たなかった。ちょうどその時、しばらく落書きをしていた私は、黒板の上にある時計を見るため少しの間、落書きをしていた手を止め、黒板の方を見た。先生は黒板に艦娘の写真を貼り出していく。少しの間止めようとした手は、授業が終わるまで動くことは無かった。私は見てしまった。艦娘の本当の姿を・・・。

 

 

写真に写っているのは海上を駆け抜ける1人の女性だった。女性の表情は険しく、背中につけている装置に付いている砲から砲撃している写真だった。

 

「この艦娘さんは、球磨型軽巡洋艦という一種の軍艦の〝球(・)磨(・)〟と言います。」

 

先生は続けて言う。私は唖然としてその写真を見ていた。そう。そこには昨日、母の実家にいたあの栗毛色の髪をしてアホ毛がてっぺんについていて、語尾が〝クマ〟になっていた女性と瓜二つの女性が写っていた・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

私は母の実家に着くと直ぐに教科書ノート類が入ったリュックを就寝している部屋に投げ捨て、制服の上着からスマホを取り出した。画面をつけると直ぐに検索サイトを開き、〝球磨型軽巡球磨〟と、また調べ、辞典サイトに出ていた〝球磨型軽巡洋艦(軍艦)〟と〝球磨型軽巡洋艦(艦娘)〟の記事を出した。私は迷わず(軍艦)の方ではなく、(艦娘)の方の記事をクリックした。すると・・・、

 

 

 

学校で先生が黒板に貼っていた写真と昨日話しかけられた女性に瓜二つの女性の写真があった。私は「もしかして・・・!?」と思いながら〝同型艦〟のスペースに書かれていた〝木曾〟をクリックした。すると、やはり、昨日見た眼帯をしている緑と黒の中間の髪をしている女性であった。〝北上〟と〝大井〟の姿も昨日見た女性達と全く同じ。

 

私は「まさか・・・!?」と思いながら、最後に閲覧しようとした〝多磨〟のページを開いた。すると・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこには、昨日死んだ母と瓜二つの女性の写真があった。私は「これだ・・・。母は艦娘だったのか・・・。」と仮定を立てて記事を読み始めた。記事を読めば読むほど私は母が艦娘であったかもしれないという仮定は確信に変わる。それは、語尾であった。記事に書かれている情報によると、球磨型の1番艦、物知りになるとネームシップと呼ばれている彼女、〝球磨〟の語尾は〝クマ〟がつくのが特徴だという。2番艦〝多磨〟の語尾は・・・

 

 

 

 

 

 

 

〝ニ(・)ャ(・)〟

 

 

 

 

 

 

 

だった。しかも、艦娘の記事を見ると、〝艦娘は、「提督」や「司令官」と呼ばれる海上自衛官によって指揮されている。〟という記事が書いてあった。私は直ぐに別のページに検索サイトを開き、直ぐに〝海上自衛隊 冬服〟と入力した。画像を見ると、昨日、病院の霊安室で見た父の制服と同じであった。さらに、父の階級も気になったので、自衛隊のホームページで調べてみた。すると、父の階級は〝海将補〟、解りやすく言えば〝少将〟と同じくらいであった。私はこれを見て、母は〝多磨〟という名の艦娘、父は〝提督・司令官〟だと確信した。

 

 

私は母が艦娘、父が提督・司令官だと確信した後、父や姉達が居る居間に向かった。その後、お通夜が始まった。居間に着いた時に父に母が艦娘だった事を聞こうと思ったが、親戚や友人達と話していたので、お通夜が終わった後に私は父に尋ねようとした。

 

 

 

 

 

 

夜10時が過ぎた。その時には既に通夜が終了しており、母の実家の居間には私達一家と祖父母、そして球磨型の4人が集合していた。ちょうどいいタイミングだった子で、私は父に母について詳しく聞こうしたが、その直前、タイミングが良いのか悪いのかイマイチ分からないが、球磨さんが私を呼んだ。

 

「ちょっといいクマ?」

 

私はふと、球磨さんの右手を見ると、そこには1つの封筒が握られていた。

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