今回若干短いです。
吸血鬼との遭遇から数日
矢張りネギは落ち込んだ様子を見せていた。
「ネギ先生、どうかされましたか?何か思い悩んでいるようだが、」
「え…!?い…いえ、大丈夫です、何でもありません…」
「そうか、何か困ったことが有ったら相談くらいは、のる、何時でも来たまえ。」
「はい、有難うごさいます。」
ふむ、これは重症のようだ、どうするか。
もう少しで退勤時間になる、アルトリアも定休日だ、此処は…
「ネギ先生、今日は食事に来ないか?」
「へ?食事ですか?で…でも、」
「なに、気にすることは無い、作る手間はたいして変わらんよ。」
「そ…それでは、よろしくお願いします。」
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そして仕事の終わった二人の姿は衛宮邸にあった。
「いらっしゃい、ネギ先生」
「岸波さん、こんばんは」
「白野か、丁度良かった、今食事の準備が出来たところだ。」
今日の献立はみんな大好きカレーライスだ。
どこぞのカレー好きの影響でシロウのカレーの練度は和食に匹敵する。
「さあ、おかわりは十分ある、遠慮せずに食べたまえ。」
「「頂きます。」」
同時にカレーを口に運ぶ二人
すると、ネギの動きが一瞬止まった。
そこからは、一心不乱にカレーを頬張るネギ、
その顔は年相応の少年だ。
「ふふ、ネギ先生、そんなに焦らなくてもカレーは、逃げないわよ。」
白野も、隣で楽しそうにしながらカレーを食べる
因みに白野のカレーは、ネギのとは別に作られた特製カレーだ、どういう味かは言うまでもないだろう。
「ごちそうさまでした。」
カレーも食べ終わり、腹ごなしにシロウが紅茶を入れる。
「有難うございます。」
「どう?ネギ先生、シロウの料理は美味しいでしょ。」
「はい、驚きました。上手いのは知っていましたが此処までとは…、とても美味しかったです。」
「ふむ、そう言ってもらえると此方も作った甲斐が在ったというものだよ。」
「この紅茶も、今まで飲んだことが無いくらい美味しいです。」
「そうか…、それで、ネギ君気持ちは落ち着いたかね。」
「え…?あっ」
「何やら、切羽詰まったような顔をしていたのでね、お節介をさせてもらったよ」
「はい…」
「ネギ君、お節介ついでに助言しておこう、君は大切な事を忘れているようだ。」
「大切な事?」
「そう、一つは君が子供だという事、君は今まで天才と呼ばれて来たのだろう、大抵の事は自分が思った通りに上手く行ってきた。でも、今回は、どうしても上手くいかない、それに焦っているのだろう?ならば、周りに頼よってみたまえ、君は天才と言われようとまだ10歳、普通なら周りに我儘を言っているような年齢だ、だから、少しぐらい我儘を言ってみたまえ、案外直ぐに上手く行くやもしれんぞ」
「…、はい」
「そして、二つ目だ、これは今は頭の片隅に留める程度でかまわないが、君が今しているのは教師、先生をしていることを忘れるな。長くなってしまったな、もう遅い、寮まで送ろう。」
「ありがとうございます。でも大丈夫です。少し一人で考えてみたいので、一人で帰ります。」
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「大丈夫かしら?」
「なに、心配いらんよ。」
「後悔だけはして欲しくないからね…」
「そうだな…」
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said.ネギ
夜道を一人歩くネギ
エヴァに襲われてから、暗い道が少し怖くなった
でも、今は、シロウに言われた事が、頭を占め、気にならない。
「我儘か…、」
実のところネギは我儘と言うものを殆どした事がない
そのために我儘の仕方が分らないのだ
「それに、教師であることを忘れるな…か」
人生経験の少ないネギにとってシロウの助言はそれ単体では、理解する事が出来ないものだ。理解できないのも当然だろう。シロウもそれが分っていて、敢て助言している。
「ネギの兄貴!」
そんなことを考えながら歩いていると、突然声を掛けられた。
突然の事に辺りを見渡すが何処にも人は居ない。
「こっちですぜ、兄貴」
声のした足元を見てみると、一匹のオコジョが居た。
普段、過度に辛い物を取るのを好とはしないシロウだが、白野のストレス解消などを考え、定期的に辛い料理を出している。
今回は、たまたまその日にネギを誘ったようです。
それにしても、カレーの後に出すのは、紅茶でよかったか未だに悩む。