side.朝倉
「「「「くちびる争奪! 修学旅行でネギ先生とラブラブキッス!大作戦!?」」」」
「そう!ルールは簡単この宿の何処かに居るネギ先生を探し出しその唇を奪う!成功者には特別報酬があります!なお、トトカルチョも同時に開催します!」
「アンタね~…」
「面白そうですけど、さっき新田先生にうるさい!って怒られたばっかじゃん、もう直ぐ就寝時間だよ、次うるさくしたり時間外に部屋から出てたら朝までロビーで正座だよ…」
「その方がスリルが有って良いじゃない!」
「ねえ、雪広も何とか言ってよ。」
「ん?雪広?」
何か悶えている雪広、そして顔を上げると
「朝倉さん!ナイス提案ですわ。学級委員長として許可します!」
「ええぇ~!」
「さっすが雪広!分かってるぅ~」
「質問なのでござるが、何でターゲットがネギ先生だけ何でござるか?流れ的に考えてシロウ先生もターゲットにするのが道理だと思うのだが…」
「あ~、それはね、シロウ先生にこの企画バレたら絶対妨害に来るし楓も前に言ってたじゃない、シロウ先生はかなり強い気がするって、楓がそう言うくらいだから、私達じゃ逆立ちしても唇は奪えないよ…」
「なるほど、それは思いつかなった。了解したでござるよ。」
「んー、じゃあシロウ先生も一応ターゲットに加えるわ、狙いたかったら頑張ってみて。あ、あと多分この事をはくのんが知ったら邪魔しにくると思うから気を付けてね…、きっとボコボコにされるから…」
白野に釘を刺されていた朝倉だが彼女は怒った白野の恐ろしさを知らない為に作戦を推し進めていく
「それじゃあ、私は実況と審判に回るから時間になったら。各自動き出して。」
こうして、厄介事が当事者たちの知らない所で始まったのであった。
side.out
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シロウは宿の屋根の上で風に当たって居た。
「ふむ、宿の雰囲気が変わったか…、全く、うちの生徒達には困ったものだ。」
宿の雰囲気が少し張り詰めた緊張に変ったのを察して頭を抱えるシロウ
「ネギの奴、無事で居られるだろうか」
何となくネギが心配になったシロウは宿の中に戻ることにした。
そして、宿の中に入った時
「勝負するネ!」
シロウは二人の生徒を見て再び頭を抱える
「もう就寝時間のはずだがなぜ君達が此処にいる?あまつさえ勝負とは何だね?寝言は寝てから言うんだな。」
「先生とっても強いネ!前から手合わせしかったネ!今日はチャンスが出来たから早速来たヨ」
「拙者は見学でござる。先生には何となく勝てる気がしないでござるよ…」
「ハァ、勘弁してくれ…」
「行くネ!」
古菲がシロウに向けて疾走し掌底を放つ。
「ふむ、八極拳か…練度も中々、才能も感じる。…がしかし経験不足だな。」
古菲の連撃を避けながらそう分析すると合気道と柔道の技を応用して組み合わせた技で古菲をその場から一回転させて床に転がす。
「八極拳は私も少しかじっていてね、攻めるタイミングは其れなりに把握している。」
そう言って床に転がる古菲の首根っこを掴む
「さて、就寝時間に出歩いていたんだ。其れなりの罰は受けて然るべきだと私は思うのがが?」
それを聞いた瞬間楓が逃走を図るがシロウに先回り込まれ敢え無く捕まった。
そして、ロビーに行くと既に数人が正座をしていた。
「おやおや、うちのお転婆達は本当に落ち着きが無い様だ。」
そう言って古菲と楓に正座をさせる。
「クーと楓が捕まったって…、本当にお強いんですね、シロウ先生」
「なに、まだまだ年下には負けてられないよ。君達は正座だけでは罰にはならんだろ?これを抱えて正座をしていなさい。」
そう言うと何処から出したのか仏像を取り出し二人に持たせるシロウ
「け…結構重いでござるよ…これは流石に重すぎでは?」
「ふむ、一つじゃ足りないと見える、もう一つ持たせるか…」
「なっ!何でも無いでござる!それは勘弁して欲しいでござる!」
慌てて取り繕う楓
「まあ、いいだろう。それで?君達は何をしているんだい何やら組織だった様な動きが見られるが…」
「そ、それは…」
「そうだな、素直に吐けば今すぐこの罰から解放してやろう。」
シロウの提案を聞いた瞬間その場に居た全員が競うように事の次第を話し始めた。
そして
「なるほど、全く何時も何時も余計な事をしてくれる。」
シロウの形相にその場に居た全員が震え上がる。
「君達は部屋に戻って就寝したまえ、新田先生には私から言っておこう。」
「「「はっ…はいぃぃぃっ!!」」」
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side.ネギ
「えっと、これはどういう状況なのかな?」
「なんか、朝倉が変なイベントを開いたらしくてね、それとネギ先生の分身が影響してかなりカオスになってるらしいわ…」
「…」
ネギ、白野、刹那の三人は宿の中での騒ぎに頭を抱える
「こんな事なら分身なんて使わなければよかった…」
ネギが項垂れる。
「取り敢えず別れて分身を始末しましょう。そうね、本物って分かるようにネクタイを外しておいて。」
「わかりました。」
「全く、ちゃんと警告したのに…朝倉ったらこんな事するんだ…」
白野のこの発言にネギと刹那は悪寒を感じた。
「は、はは…、ま、まあちゃちゃっとやってしまいましょう。」
こうして、三人で分身を始末していった。
そしてネギは最後の分身に襲われていたのどかに遭遇した。
「のどかさん!」
「え!?ネギ先生が二人?」
「ハ!」
ネギは分身を思いっきり殴りつける。
ボフ
「ふう、大丈夫ですか?さっきのは僕の偽物です。すいません、迷惑を欠けてしましました。」
「いいえ、その…、有難うございます。」
少しの静寂が流れる。
「さっきの告白の件ですが…」
「は、はい!」
「僕は、のどかさんがどういった方なのかよく分かって居ません。何も知らないんです。そんな状態でYesと答える事が出来ません。」
「そ、そうですか」
のどかの目には涙が浮かんできていた。
「ですので、友達から始めましょう。分からない事はこれから分かっていけばいいんです。」
のどかは一瞬なにを言っているのか理解出来なかった。
しかし、その言葉の意味を理解してまだ終わってないと悟ると笑みを零す。
「はい!」
そしてネギに歩み寄ろうとした時だった
「あ!」
のどかがつまずいてしまったのだ。
そして、その結果
「「…っ!!」」
ネギとキスをしてしまった。
「あ、えっと…その、すいません!」
「い…いえ、こちらも…その、何と言いましょうか、すいません!」
キョドる二人そして最後には二人は笑いながら自分達の部屋に戻って行った
side out
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side.朝倉
ネギ達がキスをしていたその頃この二人は撤退の準備をしていた。
「よっしゃ!のどか!よくやったわ!カモッち?」
「おう、バッチリだぜ!」
「それじゃあ、急いで退散するわよ!」
「おうさ!」
二人は、今回
朝倉は兎も角カモはその事が分かってやったのだ、朝倉も魔法の秘匿についてネギに秘密にすると言いつつこのような危険を冒した。報いを受けるのは至極当然だろう。
「ほーう、逃げられると、本気でそう思っているのかね?」
「「へ?」」
二人の首が錆びたロボットのように声のした方にゆっくり向く
「言いたい事は多々あるが、まあそれは後でゆっくりお話ししよう。」
鬼が立っていた。
シロウの目線が朝倉に向いた瞬間カモは逃走すべくダッシュする。
「
しかし、シロウが投影した聖骸布に拘束される。
「こ…これは!」
さて、取り敢えずロビーに移動しようか。
その後、朝倉とカモは楓や古菲に渡した物より更に重い仏像を抱えて朝日を拝んだ。
二人とも涙を流しながら真っ白に燃え尽きていたそうだ。
因みに、朝起きて来た白野に別の折檻をされたのは完全な蛇足だろう。
結局シロウとは誰とも仮契約しなかったな…
それと、ネギはシロウに半強制的に覚悟を決めさせられたのでのどかの告白に同様したものの自分一人で答えを出せています。精神的に一皮剝けてます。
因みに白野とシロウは仮契約する事で仮とは言え主従関係になってしまうので、わざとしていません。
最初にあんな展開にした弊害ですね。