此れで、この章は終わりです。
実際問題、ヒュドラに全力使い過ぎてその後の修学旅行の描写が全く思いつかないので無理矢理終わらせることにしました。
あまりにも短いのでタイトルを29.5にしました。
それでは、お粗末ですが、本編どうぞ
「私達の平穏はこれから、どうなるかしら?」
「さてね、少なくとも暫くは学園での事情聴取と言う名の尋問が待って居るだろう。」
「あーあ、やっぱりそうなるわよね…」
「その他にも今回巻き込まれた生徒への言い訳も考えねばなるまい?」
「流石に、誤魔化せないのもあるけど…」
「諦めろ、回避不可能だ。」
修学旅行の全日程が終わり、今は帰りの新幹線の中だ。
クラスの面々ははしゃぎ疲れ殆どが寝ている。
あの後二人は屋敷に戻った後、シロウの治癒をしてからホテルにまで帰った。
勿論、質問の荒らしを回避するためだ。
屋敷の人達はシロウの短剣で無理矢理元に戻した。
その後はネギ達を避けて少しだけ観光を満喫した。
避けた理由は折角の修学旅行なのだから面倒事はこのくらいにして、楽しみたかったからだ、ネギのそばにはエヴァが居たので、近づくとそのまま捕まって、修学旅行どころでは無くなりそうだからだ。
それにどうせ言い訳するなら一気に全員に説明したい。学園に返ってからの方が効率がいい。
「ハァ~、もういっそ転校しようかしら…」
白野がそんな冗談を言い始める
「引っ越しかね?恐らく地の果てまで私達の事を調べに追いかけてくるだろう。」
「そんな逃亡生活勘弁だわ…」
「私は慣れっこだよ」
「シロウ…、それ笑えない…」
そこで話しが途切れる。
列車の走る音だけが響く。
「また…、主従関係に成っちゃったね…」
白野は暗い表情でポツリと呟く。
主従契約、以前は此れが当たり前だったが、此方に来てからは、二人は家族として生活して来た。それが心地よく、主従関係だった頃が殺伐とした生活だったのも尾を引き白野はこの状態が不安だった。
「白野、此方に来た時の私は誓ったじゃないか…、君の家族で居る事を、それに、主従の関係を、サーヴァント契約を破棄するなどと何時言ったね?」
そんな白野を見てシロウは白野の頭に手を乗せる。
「仮契約?主従関係?結構じゃないか、それがどうした、主従である前に私と君が家族である事は揺るがない。」
諭すように、言うシロウ
「…うん」
白野はシロウに頭を撫でられそのまま眠りについた。
シロウも目を閉じ、これからの事について思考を巡らせていく。
列車は走っていく、これからの不安も、希望も、二人を、全てを乗せて…
この先に待つのは破滅か…、安住か…、はたまたそれ以外の何かか…、それが分かるのはまだまだ物語の先の話し、しかし、ただ一度の敗走も無い二人ならばきっと、最善で最高で最良な結果を掴み取るだろう。