どうやってあの戦闘に追づいませようか…、今でもやってやれないことはないけど何か考えねば駄目だね…
それでは、本編どうぞ
「情報を提供してもらおう。」
現在シロウ達ははエヴァの別荘の塔の闘技場に居たに居た。
木乃香と刹那の修行が終了した後、茶々丸が家に訪ねて来て招待されたのだ。
そして、この別荘の使用を許可する代わりにシロウ達の情報を開示するように要求したのだ。
「「断る」」
しかし、答えは即答&ユニゾンでNo
「なぜだ!」
「当たり前だ、そもそもこの空間は実に都合がいいが、なくとも何とかなるしわざわざ他人の修行の為に情報を開示してまで使いたいとは思わんよ。」
確かにシロウ達の真実の来歴はこの程度の対価で安々と教える事の出来る代物では無い
なにせ異世界だ、喋っても厄介事が増えるだけであろう。
「ならどうすれば開示する!!」
エヴァは少々、と言うかかなり不機嫌になりながら聞く
「そもそも、それが間違っているのだよ。私達の事については余程の事が無い限り開示などありえないのだよ。対価云々の話しではない。」
「…正義の体現者、お前は自分についてそう語ったな…、その正義の味方が生徒である近衛木乃香の未来の為になる事を拒否して自身の保身の為に動くだと?片腹痛いわ!!」
エヴァは先日の会話の内容から得た少ない情報で切り込んで来る。
「自身を守れない者に正義を語る資格なぞ無い。そして私は体現者であり正義の味方などと言う綺麗なものでは無いよ。」
「それに私は正義の体現者ですらないよ」
体現者と味方の違い、一見同じに聞こえるがこの場合全くの別物だ、体現者は片方を切り捨てる、しかし味方はどちらも救う、これは大きな違いだ。人は体現者に成れれど味方には成れないのだから。
「チッ、もう良い、情報はいらん、その代わりに貴様等の魔法をもう一度よく見せろ」
エヴァはこれ以上はどう足掻いても駄目だと判断し妥協案を提示する。
「ふむ…」
思考するシロウ
「まあ、それ位ならいんじゃない?」
白野はこれを承諾してもいいと思っている様だ。
「良いだろう。」
そう言ってシロウは干将・莫邪を投影した。
「…、ふむ、矢張り貴様の魔法は何か違うな…、あの空間を作る奴もやれ。」
「断る、なぜそこまで譲歩しなければならない?あまり調子に乗られても困るのだがね。」
一刀両断、エヴァからの固有結界の使用を即座に拒否したシロウ、それはそうだ、何が楽しくて自身の切り札をそうホイホイと見せびらかす事が出来よう。
「なに!貴様やれと言っているではないか!」
「では貴様が習得している全魔法の開示、実演し、更に貴様が知り得るこちら側とあちら側の情報を全て開示しろ。」
「クッ…」
流石にエヴァでも自身の切り札含めそこまでの情報開示は避けたかった。
「分かった、次は岸波、貴様だ」
言われた白野はエヴァにコードキャストを幾つか重ねがけした。
「これは…、支援魔法か、便利なものだ。よし、少々気に入らんがこの別荘の使用を許可しよう」
「それでは私達は帰らせてもらうよ。」
シロウ達は帰ろうとエヴァに背を向けたがその後に聞こえたエヴァの言葉に足を止める
「言い忘れていたが、ここは一度は居ると一日経過しなければ外に出られんよ。しかし、後23時間と数十分暇だな~、よし、これから貴様らと私で模擬戦をしようではないか」
はめられた、エヴァはシロウ達と戦闘する事でより多くの情報を手に入れようと画策していたようだ。
そう言って襲い掛かって来たエヴァにシロウは干将・莫邪を投影し白野に渡した。
そして自身は海に向かって飛び降りた。
白野は剣を受け取ると転移陣に続く橋に移動し、エヴァを迎撃した。
「gain_con(16)、gain_str(16)」
剣で魔法を受け流す白野、その顔に表情は無く只淡々と作業のように動く
約20秒間その場で耐えていた白野だが流石に押され始め徐々に後ろへ押されていく
「ハッ!貴様一人で何が出来る!」
エヴァは完全に白野を舐めていた。
だから気づくのに遅れた
「
それはシロウから剣を受け取った時にさり気なく仕込んでおいた矢の魔法、矢の本数は合計18、それがエヴァを襲う
「ッ…!!」
意表を突かれたエヴァは迂闊にも咄嗟にその場で止まって障壁で防御してしまった。
「
エヴァの周りに大量の拘束用魔法陣が展開し、エヴァを拘束する。
そう、エヴァが立ち止まった場所は最初に白野が耐えていた場所だ。
この展開を予測していた白野は魔法を受け流しながら仕込みをしていたのだ。
本当の処、この仕込みをしていなければ押されはしなったのだが…
「私は貴方達と同じ系統の魔法が使えないなんて一言も言ってないわよ。むしろ純粋な才能ならこっちの方があるくらいよ…。まあ、相性とかの問題と色々アレンジを加えてたら詠唱がラテン語以外の言語を併用しないと使えない物がチラホラってね。邪道だけどゆるしてね。
更に白野はコードキャストとの融合魔法でエヴァに麻痺状態にする。
「チッ!小賢しい!だがこの空間では封印の影響が薄い…」
エヴァから大量の魔力が放出される。
「残念だったなこの程度で私は捕まらんよ!」
拘束された時間は約6秒。
しかし、此れだけの時間エヴァの動きを完全に封られた。
そして失念していた。
シロウの狙撃能力を
拘束された僅か6秒
シロウの矢がエヴァを地に拘束する。
「ク!!これしきの事で不死たる私を拘束できたと思うな…!ん?どう言う事だ!?」
エヴァが無理矢理起き上がろうとするが四肢に力が入らない、更には自身の魔力まで霧散していく。
エヴァを拘束する剣のいくつかは肩やアキレス腱などと言った人が動くうえで重要な部分に突き刺さっていたためだろう。
しかし、それだけではエヴァは止まることなどありえないし魔力が霧散する意味が分からない。
その答えは白野が答えてくれた。
「エヴァちゃんに刺さっている剣は全て無銘で格が低い物だけど不死殺しの概念と破魔の概念のどちらかを持った魔剣達。いくらエヴァちゃんが強くても今の完全じゃない貴女にはこれに抗う事は出来ないよ」
特に不死殺しの方はエヴァを完全討滅する程の概念はなく、触れた部分を一時的に再生不能にするくらいしか出来ない。
それでも使い方次第ではエヴァを倒すことが可能だが…
「馬鹿な…!」
「それじゃあ解放したら五月蠅そうだし一日だけそのまま拘束されててね。」
白野の笑顔が真っ黒だ…
これは相当頭に来ている様だ…
「って言いたいところだけど流石に私もそこまで鬼畜ド外道じゃないし…」
そこにシロウが帰って来た。
「シロウあれで拘束で良いよね?」
「ふむ、それが無難だな…」
そういってシロウはエヴァに刺さった剣を消し鎖を投影した。
しかしこの鎖、只の鎖ではない。
その名を
かの英雄王がエアと同等の信頼と愛着を持って使用していた鎖。
神性を持つ者に絶大の効果を発揮するが、吸血鬼であるエヴァには只頑丈な鎖、だがその強度はお墨付きで、フルパワーならいざ知らず今のエヴァなら余裕で拘束できる。
「それでは、悪いが暫くそのままで居てくれ。」
こうして二人は静かに時間が過ぎるまでくつろいだのだった。
白野の魔法はその観察眼と先読みを駆使して使うからどうしてもネギみたいに遅延魔法が多くまりますね…
シロウの魔術が最もヤバい情報なので速攻で戦線離脱させたわけですが、その対価に白野の実力がちょこっと露見しましたね。
これでやっと修行しながらネギ達に絡める…、またエヴァが小もの臭を出し始めたけどこの後この章の間に挽回してもらう予定なのでエヴァファンの方々、もう少しお待ちください。