月と正義の魔法使い   作:ユーリ・クラウディア

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すいません長らくお待たせしました。
悩み抜いた結果は35話を参照してください。
そうなった理由については今回の話しの後書きに記載します。

それでは、本編どうぞ


36話

「一か所に集中するのではなく全体を俯瞰して見ろ!敵は常に一人とは限らんぞ!」

 

「……ッ!!」

 

士郎と木乃香が訓練をしている。

 

木乃香は既に格闘技の基礎訓練を終了させてその内容を模擬戦に移っていた。

 

 

「それにしてもよくやるな。あれ以来私の別荘に入り浸って修行三昧ではないか」

 

エヴァは機嫌が悪そうに言う

 

「許可したのはマスターでは?」

 

「そ…それはそうだが…」

 

「成程、マスターは自分も仲間に入りたいとそう言う事ですか。」

 

「なぜそうなる!」

 

この焦り様を見るに図星なのだろう

 

「師匠!来ましたよ!今日の訓練よろしくお願いします!」

 

と、そこにネギがやって来た。

ネギは試験で茶々丸にボコボコにされたが何とか合格しエヴァの弟子になって居た。

 

「あ、白野さんに刹那さん、今日もいらしていたんですか。」

 

「うん、シロウが此処で一人年を取っていくなら私も一緒に同じだけの時間を過ごさないとフェアじゃないでしょ?」

 

「私はお嬢様の付き添いとシロウ先生との組手の為に。」

 

刹那の理由は木乃香がシロウと訓練しているのを見れば分かるが白野の理由は何となく分かりづらいものだった。

 

「時間ですか…」

 

「そう、この空間は外と時間の流れが違う、だからその分だけ年の取り方が違ってくる訳、それなのに別々に居るとそれだけで年が離れてしまうでしょ?家族としてそれは好ましくないの。それに…ゴニョゴニョ…」

 

「な…成程…」

 

最後の方は全く聞こえなかったが理解したようだ。

 

「それはそれとしてネギ先生も頑張ってるじゃない。」

 

「そうですね、先生は毎回エヴァンジェリンさんのスパルタ修行に耐えているのは凄いと思います。」

 

「いえ、僕はまだまだですよ。それを行ったら木乃香さんや刹那さんの修業内容の方が圧倒的に苦痛を伴うじゃないですか。」

 

木乃香や刹那の修業内容は最近もっぱら組手だがその内容はかなり過酷で木乃香が組手に参加し始めた頃からシロウが剣の刃引きを抜いて攻撃を当て始めたのだ。しかも時には文字道理血反吐を吐くレベルの攻撃を連続して喰らわせてくる。

 

ケガは白野が魔法で治しているが最近木乃香も治癒に限って魔法の腕が飛躍的に上がっているのでそのケガも自分で治させている。

 

因みに当初木乃香は素手の格闘術だけを習得する予定だったが物はついでと刀術も習得しているので最近の組手は刀術メインで攻撃をしている。まあ、最終的にはシロウに刀を折られて素手での戦闘に切り替えるのだが。

今使っている刀はシロウが投影した間に合わせだ。後一週間もすれば京都から木乃香様に業物が送られてくるだろう。

 

 

「ふむ、それで綾瀬の事は如何するのだね?」

 

そこへ組手を終えたシロウが此方に歩いて来た。

 

「それは…」

 

既に夕映は無理矢理ネギについて行ってドラゴンに襲われたりちゃっかり便乗してネギの記憶を覗いたりと色々な事に首を突っ込み始めていた。

ネギの記憶については夏休みにネギが明日菜に見せた時に他の数人がちゃっかり一緒に覗き見たのだが…。

ついでにその後シロウと白野にもネギが見せに来ているので二人の事も知って居る。

 

「あまり、中途半端な気持ちでは身を亡ぼすだけだ。」

 

「ですけど、魔法と言う未知を知った夕映さんは止められませんよ…」

 

「ならば記憶を消せばいい」

 

シロウは悩むネギにそんな選択肢を諭す。

 

「ですが…僕は…僕は自分の生徒の記憶を消す事に如何しても抵抗を感じてしまって…」

 

「……そうか…分かった。そこに居るのだろ?いい加減出てきたらどうだね?」

 

シロウがそう言うと物陰から夕映とのどかが出て来た。

 

「ゆ…夕映さん!?それにのどかさんも…どうして此処に?」

 

「すいません先生、止められませんでした…」

 

のどかが肩を落としながら言う

 

「先生!失礼ですが後を付けさせてもらいました!私に魔法を教えてください!」

 

「で…でもね、何度も言うけど危ない事なんだ。」

 

「そんな事百も承知です!何かを得る為には何かを犠牲にしなければならない。道理です!」

 

夕映は目を輝かせながら言う

 

「だから私は多少の安全を犠牲にして魔法を知りたいのです!」

 

この回答に白野が額に青筋を浮かばせた。

しかし今は何とかこらえている様だ。

 

「好奇心云々で安全を捨てるなんてしないでください!それにこの前もそれでドラゴンに襲われたじゃないですか!茶々丸さんが助けてくれなかったら死んでたかもしれないんですよ!それに僕の記憶だって見たでしょう?魔法は危険が沢山なんだ!」

 

「そんな事分かって居ます!それでも私は知りたいと言っているんです!それに、私が魔法を覚えたらお父さんを探すのを手伝います!これで先生はお父さん探しの効率が上がる私は魔法を覚えられるWin-Winじゃないですか!」

 

ネギの必死の説得でも全く耳を貸さない夕映

その光景に遂に白野が切れた。

 

「夕映…さっきから聞いて居たら何それ?舐めてるんの?ドラゴンに襲われたのに懲りてないって事は全くそれが危険だったって理解できていたんでしょ?同じクラスの茶々丸が自分達を逃がす事が出来たんだから自分も直ぐに出来るようになる。大したことない相手だって思ってるんでしょ?ドラゴン倒すとかロマンで溢れてるものね。…馬鹿じゃないの?少しの安全を犠牲にする?平和ボケにも程があるわ!!」

 

「落ち着け白野…」

 

シロウが仲裁に入る。

 

「ゴメン…少し熱くなった…」

 

白野はシロウに促されて椅子に座って心を落ち着かせる。

 

「ふむ、綾瀬、君はその溢れんばかりの好奇心を満たす為に魔法が知りたいんだね?ああ、反論しても駄目だよ、どんなに言葉を飾ろうと君の発言の根底に有るのはその好奇心なのだから。」

 

「……はい…」

 

「ふむ……ネギ君、明日、今魔法に関りの有る又は存在を知ってしまっているクラスの生徒全員を私の所に集めてくれ」

 

シロウは少しだけ考えてからネギにそう頼むと白野を連れて別荘を後にした。




さて、悩みに悩んで半分エタったみたいになってしまいました。申し訳ありません。

それでは本題なのですが、結局私は今のまま行く事にしました。ただし、白野はドライでクールな感じの恋愛観を持っている状態と言う事にしました。
と言うのも私にクールでドライな恋愛は書けない(技術的に)という結論に至ったからです。なので取り敢えず恋愛観そのままに気持ちだけ天元突破させた次第です。
なので白野は自分の気持ちを完全に暴走させています。ただ恋愛観はそのままなので普段はそこまで酷い事にはなりません。トリガーが引かれてしますと。完全に取り乱しますがね…

なんかどっちつかずの中途半端になってしまいましたが、精一杯やりますんで勘弁してください。



それでは今回の話しですが…すいませんネギの弟子入り試験とかバカンスとかぶっちしました。
あの辺のネタが全く思いつかなかったんですよ。
思いついたのは有ったのですけど他作品とのダブり方がこれまでの比では無かったのでいっその事飛ばしてしまえと思ってやりました。反省はしています。
そして此処で原作では有耶無耶になっていつの間にか魔法を教えてもらっていた(実際はなんか言ってた気もするけど私はそう感じた)夕映にもっとしっかりとした話しを作ろうと言った話です。ていうかここは私が自分で好き勝手して書きたかった描写トップ10に入るシーンです。ちょいと矛盾したり話の流れぶっちするかもですが許してください。あくまで可能性の話しですけど。

それと最近ちょいとリアルがバタついているので更新スーピードが遅くなってしまう事が多々出てきます。重ね重ね申し訳ありません。
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