奴良組二代目総大将、奴良鯉伴には、嘗て心から愛した一人の妖がいた。
彼女の名は山吹乙女。
しかし、彼女はいつまでたっても子を成せない我が身に絶望し、契りを結んで50年が過ぎたある日、忽然と姿を消してしまう。
これが、奴良組に伝わる事実である……。

これは、生まれるはずのなかった山吹乙女の息子、山吹(やまぶき)鯉繋(りつな)と、その依代となった沢田綱吉の物語である。

邂逅の章
  序譚 望月の夜に山吹(はな)は散る()
  第一譚 曙の社は 開かれる2016年11月19日(土) 22:00()
  第二譚 三人依れば……2017年01月06日(金) 00:00()
  第三譚 春眠暁を覚えず2017年01月12日(木) 00:00()
  第四譚 果報は寝て待て2017年08月20日(日) 15:30()
  第五譚 急がば回れ……?2018年08月20日(月) 22:00()
  第六譚 回った先には……2021年06月10日(木) 00:00
日常謳歌の章
  序譚 早起きは三文の徳2017年03月30日(木) 10:25()
  一譚 嵐の前の静けさ()
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