そして、オリキャラも新登場しますよ。
※ヒロインではありません。
てかヒロインすらまだ未定です。非常に悩みますね。
ちなみに作者の好きなキャラはチルノと、てゐです。
「カノンEX…。俺はやったぞ…!とうとうこの不毛な空間から抜け出せるときが来た!」
薄暗い空間に圭次郎の声が響く。カノンEXはなにも答えない。
あれから体感的には千年は経ったのかな?とにかく地上が安全とはいえないからこの長い月日の中で俺自身も肉体改造を施した。
身体能力とかは無理だけど、概念として寿命を延ばした。あと霊力の器も増し増しにしたので将来的には、霊夢さんとか超えると信じたい。…だけど多分無理。
「まずはこのチンケな空間を出ますか…。よいしょっと。」
そうして穴を作り出すと、俺はそこからカノンEXを片手に持って外へと、とうとう出た。
「大体、場所的には変わってない筈なんだが…ここはどこだろうな?」
圭次郎が出たのは、平坦な道だった。足跡や轍のあとがあることから人間はちゃんと存在しているようだ。とりあえず歩いて、人里へと向かうことにした。
「都?それも随分と大きいな?もしかして平安京?」
「お兄さん、平城京の間違いじゃろ。お貴族さまの前でそんなこと言った日には…ああ恐ろしや。」
「平城京…。てことは奈良時代か。原作的には誰だ?ぬえは平安だし…ぐやも平安だよな…?」
都のような場所に着いた圭次郎はカノンEXは目立つため、杖へと変化させた。道行く老人を捕まえて情報収集を行っていた。
「何をぶつぶつ言っとるんじゃ。そんなことよりお兄さん聞いたか?」
「何をだ?」
「別嬪さんの話じゃよ。何でも名のある貴族や商人なんかが求婚しに屋敷まで毎日通っているそうじゃ。」
「…ああ。なるほどね、俺の勘違いか…。ぐやは平城京の時代か…。爺さん、ありがとな。」
爺さんと別れを告げ、人気のない場所でふと考える。少し誤算こそあったが、ここは710年以降の日本だと思っていいだろう。てか千年以上、確実に経ってますね…。
歴史的に考えて、遷都はまだまだ先だから幻想郷が出来る動きになるまでここで羽休めしてもいいだろうな。
曲がりにも月都市出身だから、それなりの技術は目にしてきている。
それらを武器にして職人として振る舞えば、上手く溶け込めるだろう…多分な。
「貴族と密接な関係になるのも嫌だし、陰陽師として戦うのも勘弁だな。一番儲かるかもしれんが。…やっぱり一番は職人として生きることだ。能力的にもそれが性にあってる。」
とりあえず口コミで評判を上げるためにも、さっきの爺さんの持ち物を直すか造るかしてやろう。話を聞かせてくれたお礼もしたかったし。
先程の場所に戻ると、爺さんが柄の悪い連中に絡まれていた。
「お前ら寄ってたかってなにしてんだ?」
「あ?失せろ。」
「やだ。爺さんには借りがあるからな。返すまでどかんぞ。」
「ちっ。お前ら殺っていいぞ。」
リーダー格の男が命令すると、取り巻きの男5人がこちらに向かって各々の武器を持って突撃してくる。だが、所詮は素人。軍でしごかれた俺の体術からしたら赤子同然だ。
軽くいなして杖型カノンEXで頭を撃ち抜く。実弾は入れていない。空砲だ。だが、それでも十分な威力があるので何かしら障害は残るだろう。それとカノンEXは長年の改造でサイレンサーが追加されているから音漏れも大丈夫だ、問題ない。
「てめぇ…コロス。」
「ひっ!お前さん、半妖か…!」
「半妖…。だったら変に倒したら話題になっちまうな。目立ちたくないし…平和に暮らしたいんだが。」
そうこう言っているうちに鋭く尖った爪を振りかざしてくる半妖の男。とりあえず、難なく避ける。ターゲットは俺に向いてるからこのまま市街の方に逃げよっと。
「待テ!ブヂ殺ズ!」
「嫌〜だねっとっ!」
また爪を振り回してきたので、頭を下げて避ける。家屋の壁が大きく抉れた。
うーん。俺を追うほどに持久力もあって、そしてこの腕力…。半妖ってこんなに強いのか…。それとも妖怪の血が優秀なのか?
そろそろ追いかけっこも飽きてきたので、手頃な路地裏に逃げ込む。そして異次元に逃げ込む。
「ふぅ…危なかった。さて、お茶でも飲んで落ち着くか。」
異次元の出口は適当な民家を選んでそこから出た。千年近くもひたすら自己研磨してきたかいもあり、ある程度は異次元の操作が可能になった。ど○でもドアの真似事が出来る程度には。うんたらポケットも出来るけどね。
空を見ると鮮やかな夕焼けが広がっていたので家主のいない民家に居を定め、職人としての今後を考えながら、寝ることとした。早いような気もするけど俺は寝ることが大好きだからね。仕方がない。
「防犯しとこっと。戸はマシンガンぶちこまれても壊れないようにして…。壁もそこそこ補強しとこう…。
カノンEXは何かあったときの為に、枕元…いや相棒だからな!一緒の布団で寝よう!はっ布団作ってねえや!?」
急ぎ能力を駆使して、羽毛布団を作成する。かつての上官が使っていたような暖かい羽毛布団を想像して霊力を展開させると…布団が出現した。そうしてカノンEXを抱き枕のようにして眠りについた。
翌朝、起きると…全裸の少女を抱いて寝ていました。あ、彼女も目が覚めたみたい。
「おはよ♪」
「あ、おはよ…ございます。マスター。
ってきゃぁぁぁぉ!」
バシッ!ドガ!
「俺、何か悪いことしたかなぁ?」
全裸の少女…一体誰なんだ…?
まぁ聡明な読者様ならまるわかりだと思いますが、次回をお楽しみいただければ自分も嬉しいです。
この作品は基本的にある程度話数を書き終えたら、一日くらい毎に投稿予約するので、毎日書いてるわけではないです。
誰とは言いませんが、毎日投稿している作者様を純粋に尊敬します。自分はそのうち間隔が空いてきます…多分。