魔法少女リリカルなのは 覇王を継ぐ者   作:八雲ルイス

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前置きはさておき、今回の後書きでアリシアのプロフィール書きますね。ちなみに原作既存のキャラは書かない予定です。オリジナルの子は出して数話くらいしてからその時点での設定書いていこうかな、と。
設定も変わればその時にまた書き直します。(だいぶん先ですがStS変の時とか)


第12話 突然の邂逅

───12月2日 19:40 八神家

 

「シグナム、紅茶は飲みますか?」

 

はやてとシャマルがキッチンで夕食の調理する間、私はシグナムと2人でベランダに。ちなみにシャマルは調理が壊滅的なのでシグナムから切ったりするだけ、と強く念を入れられている。

 

「いただきます」

「熱いので気をつけてくださいね」

 

シグナムは私から紅茶の入ったティーカップを受け取り、早速1口。

 

「美味しいです。寒いこの時期に丁度良いですね」

「紅茶が美味しいと気分もいいですからね。レモンかミルクは?」

「いえ、今回はストレートでいただきます」

 

美味しい紅茶を飲み、体を温めます。自慢ではないですが紅茶には少し自信があって、はやてを始めみんなから好評だったりしています。ちなみに茶葉はなのはの家の喫茶『翠屋』で買ったものです。

シグナムは今日は普段はミルクやレモンを使うことが多いのですが、今夜はストレートでいくようです。ロシアでは紅茶にジャムを入れる文化もある、と聞いたことはありますが、試したことはありません。

 

「ヴィータは蒐集に?」

「えぇ。先も言ったようにザフィーラも一緒です。心配はないと思いますが………」

「様子、見に行きますか?」

「そうですね。これをいただいてから、で」

 

私も特段心配はしていませんが………万が一なのはと鉢合わせたら………と思うと心配で。ヴィータが負けることはないでしょうが、ヴィータは少々怒りっぽいところがあってやりすぎることがあるので、そちらが心配。

 

「はやて、シグナムと一緒にヴィータの様子を見てきますね。そろそろ晩ご飯なので」

「はいなー。丁度頼も思てたから助かるわ」

「シャマル、お前は主のそばにいろ。何も無いとは思うがな」

「わかったわ、シグナム」

 

私とシグナムは紅茶を飲み干してから、様子を見に行くことを告げてから外へ。

結界が張られたのを感じたので、外に出るとすぐに武装形態になり、空へ上がりました。

 

「結界………ということは?」

「恐らくこの間言っていた大物を見つけたのでしょう。並の魔導士ならともかく、大物なら結界を張った方がいいですから」

「でしょうね………(なのは…)」

 

普段の戦闘ならすぐ終わるので目立たずに終わらせられます。が、大物(恐らくなのは)相手の場合はそうはいかない。となると結界を張る必要があります。特になのはの場合砲撃をよくぶっぱなすので余計に。

 

「急ぎましょう。管理局も結界まで張れば位置の特定はすぐしてきます」

「そうですね。数で押されればザフィーラがいるとはいえヴィータと言えども……」

「置いていかれないようにしてくださいね、シグナム」

 

私はバック宙し、後ろに魔法陣を展開。それに水泳のターンの要領で両足を揃えて力を溜めます。

 

「旋風脚っ!」

 

そしてその魔法陣を断空を乗せた蹴りで勢いをつけてスタートダッシュ。普通に飛ぶよりこの方がスピードを出せるしその気になれば小回りもきくので私はよく使っています。

 

「ふっ……誰にものを言っている?私はヴォルケンリッターが烈火の将シグナムだぞ?」

「そうでしたね、すみません」

 

高速で飛ぶ私に易々と追いつくシグナム。さすが烈火の将、伊達ではありませんね。

そして飛ぶこと数分。私達が結界の元に辿り着くより少し早く転移の反応がしました。

 

「先を越されましたか」

「意外と早かったですね」

 

私達は結界の中へ侵入し、手近なビルの上へ。そこからは金髪の魔導士とその使い魔らしきオレンジの魔導士の計3人と交戦し、苦戦するヴィータ。近くのビルの上には負傷したなのはともう1人別の魔導士。ザフィーラとは別行動だったようで、まだ援護は来てません。

 

「やはり……ん?」

 

と、戦闘の様子を見ていると近くの道路に見覚えがある物が落ちていました。

 

「これは………ヴィータの帽子ですね」

「それを壊されて頭に来た……が、援軍が来て苦戦している、といったところか」

 

私はそれを手に取り修復。シグナムに手渡しました。

 

「シグナム、ヴィータの援護ついでに返してあげてください。その間あの魔導士3人は私が相手を………いえ、使い魔はザフィーラに任せましょう」

 

私が3人を相手にしようとしたところで後ろに誰か着地。すぐそれがザフィーラだとわかると作戦を変更。

 

「シグナム、ヴィータの回復と援護を。そのあと金髪の魔導士の黒い方を頼みます。見たところ近接型なのでシグナムが相手をした方がいいでしょう」

「射撃型は刹那では厳しいのではないか?」

「いえ、問題ありません。取っておきがあるので。では2人とも、任せましたよ」

「承知した(心得た)」

 

私は上、シグナムは下、ザフィーラは側面へ回り込んで作戦開始。

丁度ヴィータはバインドにかかって動きを止められていました。私は私の遥か真下の地面から急上昇するシグナムとアイコンタクト。

 

「はぁぁ!!」

 

シグナムが金髪の黒い方に不意打ちで斬り掛かると同時にその横の白い方の魔導士へ上からかかと落とし。双方防御されましたが、ヴィータから突き放すことに成功。

 

「シグナムと……兄ちゃん!」

「うぉぉぉぉぁぁぁぁ!!!」

 

一瞬遅れてザフィーラも使い魔らしき魔導士へと不意打ち。作戦通り。

 

「シグナム、ヴィータを頼みます。覇王……断空拳っ!」

 

私は即座に魔法陣を展開、それを蹴って加速。まずは黒い方へ。

 

「っ!?」

 

一瞬で懐へ入り一撃入れ……たはずでしたが、まさか金髪の黒い方はそれに反応。デバイスの斧の柄で受け止めました。が、私の断空拳はそれを叩き折り、その勢いで一回転。遠心力を乗せて右腕を振りかぶり

 

「爆砕棍っ!!」

 

今度はラリアットを振り下ろします。

 

「フェイトっ!!」

 

が、今度は白い方が間に割って入り、腕をクロスして防御。

 

「っ!刹n」

「らぁぁぁぁ!!!」

 

それも私には関係ありません。フェイトと呼ばれた金髪の黒い方を巻き込ませて白い方を真下のビルへと叩き落としました。

 

 

 

 

 

 

 

───side アリシア

 

───時は少し遡り刹那とシグナムが紅茶を飲んでいるのと同時刻

 

今私達のいるアースラ内は慌ただしい空気に包まれていました。というのも、つい1時間くらい前にフェイトの裁判が全て終わりなのはに連絡を取ろうとしたところ、まさかそれが通じず、なのはがいるであろう当たりに広域結界が展開されていたからです。

 

ちなみにフェイトの判決は事前の想定通り保護観察処分と嘱託魔導士として管理局への従事ということで事実上無罪。

 

閑話休題

 

私とフェイトは今アースラの転送ポート前で座って待機しています。

 

「なのは………」

 

なのはと仲のいいフェイトは気が気じゃないのか、震えながら誰が見ても心配で仕方がないオーラを出しています。私は膝の上でプルプル震えてるフェイトの手に私の手を重ね、肩と肩が当たるくらいまで寄り添います。

 

「なのはは大丈夫だよ。だって、フェイトの友達でしょ?それに、なのはは強いもん」

「お姉ちゃん……」

 

フェイトの震えが収まった丁度その時。クロノとユーノ、アルフがこちらにやって来ました。結界の解析が終わったのかな?

 

「お待たせ、やっと結界の解析がある程度終わった。本来なら武装隊も送り込みたいが、結界が複雑だから君達を送るだけで精一杯になりそうだ」

「クロすけはどうするの?」

「僕はこっちで犯人の特定を急ぐ。現場は任せたぞ?………あと、その呼び方は辞めてくれと何度も言ってるだろ、アリシア」

「現場は任せて。でも嫌」

 

とりあえずクロすけ呼びをやめる気は無いからクロすけのリクエストは一蹴しておいて転送準備。だって可愛いじゃん?クロすけって

 

「……まぁ、いい。すぐにでも転送するよ。現場の指揮はアリシア、君に任せる」

「わかった。じゃあアルフだけは少し離れた場所に送って。犯人が何人いるかわからないからそこから状況を見て援護。フェイトとユーノは私と一緒になのはの援護及び救助!」

「「「了解!」」」

 

現場の指揮を任され、早速現場配置の指示。それと同時に指示した場所へ転送。

 

転送された瞬間、負傷したなのはに向かってハンマーらしきデバイスを振りかぶる今回の襲撃犯と思われる赤いゴスロリの少女。それを確認した時には既にフェイトは飛び出し、なのはを守っていた。

 

「ごめんなのは、遅くなった」

 

なのはと付き合いのあるユーノもすぐになのはの側へ。

 

「私達が来たからには、もう大丈夫だよ!」

 

私もなのはの側へ行って安心させる。

 

「ユーノ君……アリシアちゃん……?」

 

もちろん私となのはちゃんは直接の面識はない。けど、フェイトがやってるビデオメールでのやりとりで紹介してもらってるから知らない仲じゃない。

ちなみに紹介してもらったビデオメールの返信でものすっごい驚かれてた。まぁそりゃ、フェイトと一緒に見たもんね、私がママと一緒に虚数空間に落ちるところ。

 

「っ……仲間、か」

 

フェイトと鍔迫り合いをしていた赤い子はフェイトから一旦距離をとる。私はそのタイミングでフェイトの隣へ行き

 

「「友達だ!」」

 

フェイトはバルディッシュをサイスフォームに変形、私は銃形態を対峙している魔導士に向けました。

 

「ちぃっ……!」

「民間人への魔法攻撃…軽犯罪では済まない罪だ」

 

……親友のなのはが襲われたとあって、やっぱりフェイト怒ってる。普段おとなしいだけにちょっと怖いな。

 

「何だてめぇら。管理局の魔導士か?」

「時空管理局嘱託魔導士。フェイト·テスタロッサ」

「同じくアリシア·テスタロッサ。抵抗さえしなければ、弁護の機会がまだあるよ。同意するなら武装の解除を「誰がするかよっ!」……ですよねぇ…っ!」

 

とりあえずダメ元で投降を呼び掛けるけど、案の定失敗。赤い女の子は外へ飛んで逃げる。私が咄嗟に魔力弾を撃って牽制するけど効果無し。こりゃ、完全に交戦するしかなさそう。

 

「ユーノ、なのはをお願いね。フェイトは前衛、好きに動いて!私が合わせて援護する!」

「「了解!」」

 

簡単に指示を飛ばし、私とフェイトは外へ。念話でアルフへの指示も忘れない。と言っても、状況見て援護して、だけだけど。

で、外に出てみると件の女の子は上空で魔法陣を展開してた。あの魔法陣は……刹那と同じベルカ式!?

 

「やぁぁ!」

 

フェイトがバルディッシュの魔力刃を飛ばすと同時に赤い女の子も鉄球をいくつも出して撃ち出して来た。その双方は互いに交差し、お互いへの直撃コース。

 

「フェイトっ!アルフっ!」

 

フェイトはそれをジグザグに動いてうまく避けるけど、ホーミングがなかなか厄介で振り切れない。そこに私が割り込んで魔力弾を撃ち込んで相殺。フェイトのアークセイバーも障壁で防がれていた。

 

「バリアぁぁぁブレイクっ!!」

 

こっちの動きに注意を取られてきる隙に女の子の死角からアルフの不意打ち。障壁を張られるけど、障壁ごと砕き距離を取る。

けど、女の子はすぐ体勢を立て直して反撃。アルフはシールドを張るけど打撃力が強いのか、バリアごと吹き飛ばされてしまう。

 

(やっぱり………近接戦闘になったらこっちが不利。なら、近接戦闘はフェイトだけに任せてアルフはバインドの拘束に専念してもらおう)

 

ベルカ式を使う魔導士は刹那も含めてほとんどが近接戦闘に特化してる。ベルカ式の魔法陣見た時から予想はしてたけど、やっぱりこの子も……

 

「アルフは拘束に専念して!あの子に近接戦闘挑むのはこっちが不利だよ!」

「でも、それじゃあ…」

「フェイトのスピードなら大丈夫。ヒットアンドアウェイで凌げるし、私も援護するから。」

「わかった」

 

アルフにこの後の指示を出してからフェイトと女の子の戦闘の方を見る。フェイトも私と同じこと考えてるのか、何度も何度もぶつかり合いながら隙を見てバインドを狙ってる。

私も射撃で女の子の動きを止めて拘束の援護。

 

「んなろっ……こんのぉ!っ!?」

 

こっちの高速機動のヒットアンドアウェイとバインドに痺れを切らしたのか、まっすぐ突っ込んできた。もちろんこのチャンスを見逃すアルフじゃない。バインドをすかさず掛けて拘束、動きを封じた。

この子が単純で助かったよ。

 

「終わりだね。名前と出身世界、目的を教えて貰うよ」

「ぐぬぬぬ………」

「っ!?なんかやばいよ!フェイト!アリシア!」

 

拘束して私達も安心した次の瞬間だった。フェイトの真下から別の魔導士が現れ、フェイトに斬り掛かる。フェイトはそれを辛うじて防いだけど体勢を崩され、距離を離されてしまう。

 

「なっ!?」

 

フェイトに気を取られたのとほぼ同時。今度は私の真上からまた別の魔導士の打撃が。不意だったこともあって、防御は間に合ったけど私もフェイトの側まで吹き飛ばされてしまう。アルフもまた別の魔導士の不意打ちを受けて落とされる。

 

「覇王……断空拳!」

「っ……フェイト!」

 

次に仕掛けてきたことは私に攻撃してきた魔導士の真っ直ぐな吶喊。体勢を崩された直後のほぼ一瞬と言える懐への接近、からの拳………これって、まさか!?

 

「なっ!?」

 

その拳によってバルディッシュの柄は瞬時に叩き折られ、向こうはというとその反動で体を捻って腕を振り上げる。

 

「フェイト!!」

「爆砕棍!!」

 

案の定、ラリアットに遠心力を乗せた重打撃攻撃。私は咄嗟にフェイトの前に割り込んで腕をクロスして防御。そしてさっき感じた疑惑。これが最も嫌な形で真実となってしまった。そう、この魔導士は私がずっと探していた刹那だったんだ。

 

「刹n」

「はぁぁぁぁ!!」

 

刹那に呼びかけようとしたその瞬間。私とそれに巻き込まれたフェイトは真下のビルの方へと叩き付けられるように落とされた。




やっぱり戦闘って難しいですねぇ………とつくづく思います。まだ続くんですけどね!(白目

もうひとつ思ったのが主人公の刹那より何気にアリシア視点の方が多い気がする(((

とりあえず予告通りアリシアの設定を載せますね

名前 アリシア·テスタロッサ
年齢 10歳
魔力量 A+
魔法系統 ミッド式、古代ベルカ式(覇王流使用時のみ)
特徴 イノセントのアリシアとほぼ同じ。唯一の違いはバリアジャケットの際にスカートの下にスパッツを穿いていること。格闘も使うため、中を見られるのは恥ずかしいとは本人談。
使用魔法 射撃と砲撃がメインで、防御を削って高速機動が出来るなのはといったイメージ。なのはを固定砲台と例えるならアリシアは移動砲台。覇王流が多少使えるので近接戦闘も出来るが、相手が近接特化型でもない限りは自衛か不意打ちにしか使わない。
デバイス ハイペリオン(以前刹那が使っていたもの)。銃形態と剣形態とあるが、前述通り近接戦闘用の剣は自衛か不意打ちのみ。
主な使用技
①ブランニュースター 貫通属性の魔力弾を連射
②ブライトネスエンド 剣で広範囲を薙ぎ払う(現状未使用)
③覇王流各種(刹那の設定参照)
④ライトニングバズーカ アリシアの射砲撃の中で現状最大火力の砲撃。
⑤ソニックムーヴ フェイトのものと同じ


こんな感じかなー。ではまた次回っ!
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