やっぱり戦闘ないとUAの伸びがイマイチだなって気付き始めた今日この頃です。私の文才の低さもあると思いますが((
では、どうぞ!
「ぁ、そうそう」
「んー?どうかしたの?」
アリシアが私の記憶を取り戻す、と言い始めたそのあとのまだ残っていた紅茶とお菓子で3人を家に送るついでにプチお茶会。ご飯の前なので元々量は持ってきてませんでしたが、折角なので。
「シグナムが言ってましたよ。フェイトは筋がいい、と」
「っ!」
「私は?私は?」
昨日シグナムに大敗しているフェイト。見たところそれのせいで戦意喪失ということはなさそうですが、
この子、無自覚なのでしょうが小柄なのも相まって詰め寄られると上目遣いになるんですよね。断りにくいんですよ、こう言うことされると。悪い気はしませんが。
「アリシアは………そうですね。射撃寄り高速機動戦闘のスタイルであの打撃力。冷静さを欠いていなければ脅威だ、と思いました。それとここまで言い出すきっかけが無かったのですか、昨晩怒らせたことについてはすみません。記憶が無いことを説明無しに言うことでは無かったですよね」
「それは私こそごめんだよ。こっちだってよくよく考えたら記憶が無いって結論出せたわけだし、お互い様だよ」
昨晩の戦闘中にアリシアを怒らせたこと。それは私にも非がありました。私に記憶がなかったとは言え、その事を何も言わずにただ知らないの一点張り。アリシアの言葉から察するに私とこの子は相当仲のいい関係だったのでは、と簡単に推測すらできたのに。
と、そんなことを話しながらお茶を飲んでいると魔法瓶の中も空に。魔法瓶をバッグに入れました。そしてここは丁度私達の家への分かれ道。
「さて。時間も時間ですし、家まで送りますよ」
「そんなっ、悪いよ」
「呼び出したのはこっちなのに帰りに送らせるなんて…」
時計は7時半。この当たりは街灯が多いのでそこまで気にはしませんが、もう暗い。女の子3人だけを放り出す時間ではありませんね。なのはとフェイトは当然の様に遠慮していますが。
「格闘技をかじってるアリシアがいるので何も心配はしていませんが、こんなに暗いですし。そして何より私のプライドが許しません。送らせてください」
少し強引すぎたかな?とは思いますが、このあと3人を家まで送りました。玄関でばったり遭遇したなのはの兄やクロノはいい顔しませんでしたが………むしろクロノには捕まりそうになりましたが、そこはフェイトとアリシアがクロノをホールドして説得。次の戦闘の時は容赦はしない代わりにここでは見逃す、とお互いに約束(?)して私も帰路につきました。
その後、はやてはもう寝てしまっている深夜。はやてから引き受けた朝ご飯の支度等も済ませ、夜の鍛錬と入浴を済ませてパジャマ姿でリビングに出た所。
「あれ?刹那じゃん。今風呂上がり?」
丁度はやてのベッドから抜け出したヴィータと遭遇しました。
「夜の鍛錬が終わったところなんですよ。入浴も済ませたのでもう寝ようかな、と。ヴィータは蒐集ですか?」
「まぁな。シグナム達が待ってるからな」
「気をつけてくださいね。それとはやてが起きるまでには帰ってきてください」
「わかったよ。シグナム達にも伝えとく。んじゃ、いってきまーす」
私は蒐集に行くヴィータを見送り、何気なしにベランダへ。
「………記憶、ですか」
私の欠けた記憶。今まで気にしてませんでしたが、アリシアと遭遇して何を私が忘れているのか、それを思うとつい口に出てしまっていた。
「………こんな時間に夜風に当たっていたら風邪を引きますね」
私はすぐに中に入り、自室へ。夢の中へと旅立って行った。
side アリシア
───月曜日
「ぅぅ……緊張するよぉ」
今私がどこにいるかって?もちろんここは学校。私立清祥大学付属小学校。4年B組のクラスの前。これから転入ってことになるクラスへの挨拶!
「どうぞー」
「っ!」
人の字を必死に掌に書いては飲んでを繰り返してると唐突に呼ばれてビクって反応しちゃいました。誰も見てなくてよかったぁ………。
私は大きく深呼吸して自分自身を落ち着かせます。
「失礼します!」
私は教室の扉を開けて中に入り教卓の隣へ。
「今日からこのクラスに転入になりました、アリシア·テスタロッサと言います。わからないことも多いですが、よろしくお願いします!」
刹那もこの学校らしいし、刹那の時もこんなだったのかなって想像しながら私の新しくて人生初の学校生活が幕を開けました!
そして最初の休み時間。当然の事ながら私の周りには人!人!人!具体的に言うならみんなクラスメイト!そりゃあ転入生だもん、気になるよね。しかもほぼ同時に何人もがたくさんの質問してきて答えられないっ!いや、なんの質問が飛んできてるのかはだいたい分かるんだけど、人波のせいで答える余裕がね?
ビークワイェーット
下の方の教室からアリサっぽい声が聞こえてきて。よーし!そっちがその気ならこっちだって!
「よっ…っと!」
私はほぼ1秒あるかないかくらいの時間でこの人波の間を通り抜けました。種は簡単。予め通るルートを決めておいて、その周りにいる人の肩を指でそっと押して重心をズラして通るスペースを作る。これをルート上の人数の回数やるだけ!魔法は一切使ってないし、もちろん倒れて怪我とかさせないように細心の注意は怠らない。端から見たらもみくちゃにされてた私が一瞬で人波の後ろに出てきたように見えたんじゃないかな。それこそ魔法みたいに。繰り返し言うけど魔法は使ってないよ?
「ごめんねー。さすがにこうももみくちゃにされたら答えれないよ?ほら順番順番!」
みんなの注目を集めたところで手をパンっと叩いて順番に質問するように促しました。その後いくつも質問が来て、たまーに困る質問あったりもしたけど、なんとか乗り切りました!
ちなみに趣味聞かれた時に格闘技をちょこっとって言ったら教室の隅にいたやんちゃグループっぽい人達の中のジャ〇アンっぽい人がピクっと反応してました。格闘技やってるのかな?
その後の授業とかも順調に済んで、お昼はフェイト達のお誘いもあったけど、断ってクラスの女子グループに入れてもらいました!ファッションの話とかは全くわからないけどね!ぁ、でも女子グループの恋バナ?みたいな空気で好きな人はー?とか聞かれた時少し困ったかな。刹那って答えるわけにもいかなくて、今はいないって答えちゃいました。リンディさんのお弁当美味しかったです。
それから更に時間が過ぎて放課後。私のクラスは少し早く終わって、フェイト達を待ってるところ。ただ待ってるだけも暇だったから私は校舎内をウロウロ。事前にもらった地図を見ながら探検してました。そして丁度体育館の側に差し掛かったところで
パチン
何かを叩くような音と、呻き声みたいなのが一緒に聞こえてきました。普通の人なら聴き逃してたかもしれないけど、そこはほら。私は刹那とよくいたからその辺りの鋭さには自信があるのです。
「ん?今の音って?この裏の方?」
私は気になったので体育館裏へと走りました。
物陰からそーっと様子を見るとそこにはお約束のよく見知った顔が。クラスのやんちゃグループの大将?みたいな体格の人とその連れ2人。体育館の壁にもたれ掛かって頬を抑えてるのは私のクラスの委員長(女の子)。もしかして女の子を引っぱたいた?しかもまた手を振り上げて……って今度はグーパン!?
さすがに私も見ていられなくて、飛び出しました。
───side out
───side 委員長
痛い……引っぱたかれた頬が凄くヒリヒリする。体育館裏に呼び出されたって思ったらいつもの
いじめる理由?そんなの私がひ弱でいつもビクビクしてるからだよ。それなのにクラス委員長で生意気だって。それだけ。今度はそのいじめっ子、引っぱたいただけだとお気に召さなかったのか、グーで握った手を振り上げて……
「ひっ!?」
私は殴られるんだなって思って目を閉じました。
でも何時になっても痛みも衝撃も来なくて。恐る恐る目を開けてみるとそこには
「女の子に手上げちゃうんだ?かっこ悪いよ?」
今日転入してきたばかりのアリシアさんがいじめっ子の手首を掴んで私を庇ってくれてました。
───side out
───side アリシア
「女の子に手上げちゃうんだ?かっこ悪いよ?」
私は飛び出した直後、右足の旋風脚で地面を蹴って加速、委員長の前に出てジャ〇アンぽいクラスメイトのパンチを手首を掴んで止めました。間に合ってよかったぁ。
「何しやがんだっ!」
「んー……何って、何だろう?」
パンチを止められてご立腹なのかな。私のこの余裕な態度もあって怒りのボルテージがどんどん上がる。
「こいつ、格闘技やってるって言ってた転校生!」
「ボス!空手の県大会でベスト8の実力、見せてやろうよ!」
今どきボス…?いや、ダメじゃないけど。県大会ベスト8がどれくらい凄いのかって?全然わかんない!
「そうだな。今後舐めた態度取られないように今のうちにどっちが上かはっきりして置かないと、な!」
今度はターゲットを私に切り替えたみたいで、数回シャドウ(口でシュッシュッって言ってた)をしてから私に右ストレート。後ろの委員長もひっ!って呻き声と共に両手で目を覆いました。私がやられる未来でも見えたのかな?
パァン
そんな軽快な音とともにその拳を私は左手で正面から受け止めました。ぶっちゃけ刹那の断空拳を(寸止めだけど)何回も受けてるとこの程度は止まって見えちゃっててね。
「県大会ベスト8ってこの程度でもなれるの?」
「っ!?」
「パンチは大振りすぎて軌道は見え見え。重さもスピードもイマイチ。鋭さなんて欠けらも無い。踏み込みもなってない。最初のシャドウは威嚇のつもりなのかもしれないけど、本物の威嚇はそんな安くないよ?」
とりあえず今思った落第ポイントを列挙。本当はもっとあるけど割愛。今度はこっちの番だね。
「それじゃあ、1発には1発。ね?」
「は?…ぅ!」
私は最大級の笑顔からの右フック(私の方が小柄だったからどうしてもこうなった)の断空拳。いじめっ子からしたら私が構えた次の瞬間には私の拳がお腹にめり込んでたんじゃないかな。
いじめっ子はお腹を抑えて蹲って……ぁ、この一撃で意識保ってるって流石県大会ベスト8?
私は蹲るいじめっ子のすぐ側まで近寄りました。
「私が尊敬する人の受け売り。力を持つ人にはそれ相応の責任がある。君みたいに無闇矢鱈にそれを振り撒くのは力を持ってるって言わない、ただの暴力なんだよ」
そして
「「「えぇぇぇぇぇ!?」」」
「っ!?」
いじめっ子3人と委員長はそれを見て驚くばかりで。あれ?これくらい格闘技やってたら普通じゃないの?刹那の本気だったらこの倍は軽いのに………
「ほーら、今日のところは見逃してあげるから2度とこんなことするんじゃないよー?」
「「「すみませんでしたぁぁぁぁぁぁ!!!」」」
そんな私を見ていじめっ子は脱兎のごとく逃げ出していきました。
「ふぅ……さて、と。委員長、大丈夫?怪我してない?」
「ふぇ?ぁ、ぇっと……うん、大丈夫だよ?引っぱたかれたところが少しヒリヒリするくらいかな」
「良かったぁ、大事にならなくて。」
私は近くの水道でハンカチを湿らせて、よく絞ってから委員長の頬に当てます。それで冷しながら委員長を起こし、制服についた土埃を払いました。
「ぇっと……ありがと」
「気にしないで良いよ。えっと………ごめん、まだ名前覚えきれてなくって」
「加藤紗綾だよ。よろしくね」
「よろしく!」
固い握手を交わす2人。こんな感じで私の最初の友達が出来たのです。
「それにしてもテスタロッサさん「アリシアでいいよ?」じゃあアリシアちゃんは何でこんなところに?」
もっともな疑問だね。だってここ学校の敷地の端っこの方。少なくとも転校初日に1人で来るところじゃないもん。
「たまたまだよ。妹待ちついでに学校内を探検してたら偶然見かけてね。気付いたら飛び出して助けちゃってた」
「ほへぇ…ぁ、あの子達じゃない?妹さん。金髪の子アリシアちゃんそっくり」
「ぁ、ほんとだ。じゃあ私行くよ。また明日ね、バイバイっ」
「バイバーイ」
委員長、紗綾ちゃんの言う方向を見ると、こっちに向かって手を振ってるフェイト達が少し向こうに見えたので、紗綾ちゃんと別れてそっちに合流、帰路につきました。
ちなみにこれは余談なんだけど、その後いじめっ子の報復?の嫌がらせみたいな事があったんだけど、腹が立った私は本気でそれを捜査。証拠を突きつけて吊るしあげたら、私には敵わないってやっとわかったのか、黙り込んで私や紗綾ちゃんに絡んでこなくなりました。
どうもー。今回は転入初日のストーリー、主人公刹那の出番は深夜の一瞬だけという扱い。
今回初登場のオリキャラ、委員長こと加藤紗綾(かとう さや)ちゃん!ほぼその場のノリで作っちゃいました!だってフェイト達とばかり絡んでたらクラスに友達いないの!?ってなるからね。フェイトにとってのアリサ、すずか的立ち位置です。紗綾ちゃんからしたらアリシアはちっちゃな(は余計だよ!)ヒーローなのかもしれません。
今後も(たぶん)ちょくちょく出てくると思います。
ちなみに刹那は描写してないけどクラスに友達ちゃんといますよ。書くことはないと思いますが!
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