魔法少女リリカルなのは 覇王を継ぐ者   作:八雲ルイス

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どうもどうもー。ルイスです。

最近FFハマってエオルゼアでヒーラーやってます。つい最近紅蓮編まで行きました!

それは置いておいて今回は前話までと違ってほぼ原作通り進めますね。
ぁ、ここまでの流れでだいたいわかるかな?って思いますが、この作品は基本的に刹那かアリシア視点です。もちろん状況次第で他の人の視点も書きますが。
戦闘は一部を除いてほとんどこの2人の戦闘ばかり書くと思います。原作キャラの子の戦闘どないなんや!って思う人は是非原作アニメを見てください(唐突な布教)

ではどうぞ!


第17話 新たな力

side なのは

 

───その日の夜 管理局本局

 

「ありがとうございましたー」

 

私、高町なのははこの前の戦闘でリンカーコアを蒐集されちゃって、しばらく魔法が使えませんでした。それからずっとユーノ君に付き合ってもらってリハビリ。そして今日は最後の検査!

 

「なのはー」

「検査結果どうだった?」

 

その検査が終わって医務室から出たところで丁度こっちに走ってくるフェイトちゃんとアルフさん、ユーノ君。あれ?アリシアちゃんは?

 

「無事完治!」

 

私はガッツポーズで完治をアピールします。そんな私に笑顔を向けてくれた後、フェイトちゃんとユーノ君はバルディッシュとレイジングハートを取り出します。

 

「こっちも完治だって」

 

私はレイジングハートを受け取り、いつも通り首に掛けます。

 

「アリシアちゃんは?一緒じゃなかったの?」

「お姉ちゃんのは修理………というより改修メインだったから。少し動かしてくるってアリーナに」

「じゃあアリシアちゃん呼びに行こう!」

 

その後アリーナへ行くと早くも汗だくなアリシアちゃんと合流。とりあえずシャワー室に押し込んで汗を流してもらってから帰宅することにしました。

 

───side out

 

 

 

 

 

 

 

───side アリシア

 

シャワーを浴びて汗を流してから帰宅する、そのちょうど2番目の転送ポートでのことでした。ユーノが現状報告でエイミィと通信していたその時。通話の向からめちゃくちゃうるさいアラートが聞こえました。

もちろん私達の予定は変更。帰宅ではなく現場へ直行することに。その結界の内部へ直接転送出来るところまでポートで行ってから転送してもらいました。

転送された場所は結界内にあるとあるビルの屋上。上を見上げるとこの前のなのはをやっつけた子と青い使い魔。アルフさんとユーノ君は少し後方に転送してもらってサポートをしてもらうことになってます。

 

「なのは!フェイト!アリシア!」

 

クロ助の声を聞き、私達は各々のデバイスを手に取ります。

 

「レイジングハート!」

「バルディッシュ!」

「ハイペリオン………ううん、イクスペリオン!」

「「「セェーット!アーップ!!」」」

 

私はもう初期セットアップはしてるからごくごく普通にバリアジャケットに。ちなみにジャケット自体に変化はほとんどありません!デバイスの方は見た目から変わっちゃってるけどね。名前もハイペリオンからイクスペリオンに!

一方のなのはとフェイト。これが修理兼改修後の初起動だからデバイスからOS起動のボイスが流れ、もちろんいつもと違う様子に2人はオロオロ。

 

「ぇ?えっと、これって?」

「今までと……違う」

「なのは、フェイト。落ち着いて聞いて?」

 

先に起動しちゃってネタを知ってる私からネタばらししておこうかなっと。

 

「レイジングハートもバルディッシュも新しいシステムを搭載してるんだよ!」

「新しいシステム?」

「そうそう。要するにその子達の最初のワガママってやつだよ。余程負けたのがツラかったんだね。マスターの力になれなかったって」

 

2人とも絶句して掲げた自身のデバイスを見つめてます。

 

 

「だからさ、呼んであげて!その子達の新しい名前を!」

 

丁度その直後、OS起動ボイスが全部終わりました。

 

「レイジングハート·エクセリオン!」

「バルディッシュ·アサルト!」

 

2人とも新しい名前を呼ぶ。それとほぼ同時にジャケット姿に。とりあえず私は銃形態のイクスペリオンは両太腿のホルスターに仕舞ったままにしてあります。

 

───side out

 

 

 

 

 

 

───side 刹那

 

私は今、シグナムと2人、結界のすぐ外まで来ています。とりあえず目の前の結界の分析を。

 

「強壮型の捕獲結界………ヴィータ達は閉じ込められたか」

「見た感じかなりの強度ですね。破壊は困難と言ったところでしょうか。さて、シグナム。どうします?援護は諦めますか?」

 

結果、破壊は困難と結論を出してから今後の方針をどうするか………返事は分かりきっていますが、シグナムへ聞いてみます。

 

「刹那。烈火の将はこんな所で引くような軟弱な騎士だったか?」

「もしそうなら、私は1人で行動を起こしていますよ」

「だろうな」

 

さすがシグナム、と言ったところでしょうか。

 

「この結界、破壊となると困難ですが、人1人通る穴を一瞬開けるだけなら私たちなら可能ですよ」

「なら、答えは1つだけだ!レヴァンティン!!」

 

シグナムはレヴァンティンのカートリッジを1つロード。刀身に炎を纏わせました。一方の私も足元に魔法陣を展開して構えます。

 

「覇王断空拳っ!!」

「紫電一閃っ!!」

 

私達は結界に穴を開け、内部へと突撃しました。

 

───side out

 

 

 

 

 

───再びside アリシア 刹那とシグナム突撃の数分前

 

ジャケットへ変身し終えた私達。先程の屋上へと着地して上にいる赤い子と青い使い魔?を見上げます。

 

「私達はあなた達と戦いに来たわけじゃない!」

「だからまずは話をしよう?でないと何もわからないから!」

「闇の書の完成を目指してる理由を!」

「………あのさぁ」

 

ずっと上にいた敵さん2人。その赤い子が(新システムを見た時は少し驚いていたけど)イラだった様子でこちらを睨みながら口を開きました。

 

「ベルカの(ことわざ)にこういうのがあんだよ」

「……ん?」

「ふぇ?」

 

それに真っ先に反応したのは赤い子の横にいる使い魔と私。使い魔っぽい人は当然として、私も刹那の影響で少しだけならベルカ関係の知識あるからね。

 

「和平の使者なら槍は持たない」

 

それを聞いてお互いに顔を見合わせて頭の上に大きな?マークを浮かべるなのはとフェイト。ちょっと難しかったかな。

………ん?でもこれって確か?

 

「話し合いをしようってのに武器を持ってくるヤツがいるかバカって意味だよ!バーカ!」

「んなっ!?いきなり有無を言わさず襲いかかってきた子がそれを言うー!?」

 

あの子の言うことも一理あるんだけど………なのはからしたらそうだよね。

 

「それにそれは諺ではなく、小話のオチだ」

「というか諺ならもっと回りくどい言い回しすると思うなー………そんなど真ん中どストレートな諺聞いたことないよ?」

 

挙句の果てに仲間であるはずの使い魔からもツッコミを受ける始末。この子のキャラがわかってきたかも。

 

「うっせ!良いんだよ、細かいことは」

 

赤い子が軽く自棄になったところで突如結界の一部が爆発。そこから何かが隣のに降下してきました。

 

「「「「「っ!」」」」」

 

そして土煙が晴れたそこにいたのが

 

「っ………シグナム」

「刹那………」

 

そう、シグナムと刹那の2人でした。

 

「ユーノ君、クロノ君!手出さないでね!私、あの子と1対1だから!」

「ちっ………」

 

なのはは赤い子に向かって宣戦布告。クロ助とユーノもまじかぁ………と呆れ顔。

………最初に和平って言ったの誰だったっけ?ぁ、フェイトか。一方、かくいうフェイトも………

 

〈 アルフ、お姉ちゃん。私も………彼女と〉

 

私とアルフに念話で1対1の意思表示。明らかにシグナムって人に戦意を剥き出しにしてる。

 

「あぁ、あたしもヤローにちょいと話がある」

「………」

 

アルフもアルフで向こうの使い魔の人に戦意剥き出し。

 

「刹那は私が抑える。だからみんな、お願いね!クロ助は闇の書を探しといて!」

「って僕をパシらないでくれないk………あぁ、2人ともどっか行った!」

「まぁまぁ、どの道そうするしかないんだし」

 

私はクロ助をパシリながら刹那に目配せ。2人してその場から離れました。クロ助の叫び声とそれを宥めるユーノの声が後ろから聞こえた気がしたけどきっと気の所為。

 

………結局、だーれも和平する気ゼロじゃん!!!

 

───side out

 

 

 

 

 

 

 

───side 刹那

 

アリシアのアイコンタクトを見た後、私は彼女を追ってその場を離れました。何、シグナム達なら任せて問題はありませんし。

 

「デバイス、強化したんですね。カートリッジシステムですか」

「うん。レイジングハートとバルディッシュが負けたの見て、自分も強くならなきゃって思ったんだろうね」

 

先程の場所から少し離れたビルの上、そこにアリシアは着地し両太腿のホルスターから銃を抜いて両手に構えました。

カートリッジは見た感じフェイトと同様のリボルバータイプ。カートリッジ搭載に伴って銃身が少し長くなってますね。それに銃身の下に恐らく剣にも変形するのでしょう、刀身の一部が装飾のように着いてます。ただの銃だった以前と違って、明らかに戦闘用と言った感じでほとんど別物ですね。

 

「なるほど。確かにあれを見ればそうなるのも納得です」

「じゃあ、行くよっ!」

 

私が腕を組んでなるほど、としている所にアリシアがいきなり接近して右の拳での一撃。私はその拳を掴んで止めました。彼女が右手に持っていたデバイスの銃は突撃前に真上に放り投げてます。

 

「今の視線誘導(ミスディレクション)、通用しないんだね」

「真上にものを投げて視線誘導からの不意打ち、しかも銃を構えた状態からの拳。二重に組んだ不意打ちですか。いい作戦ですが、戦でのタイマンでは常套手段です。そんなものが通用するほど、素人ではありませんよ」

「じゃあ、これなら!ブランニュースター!!」

 

右の拳を掴まれたまま、アリシアは銃をほとんどゼロ距離で私に突きつけ連射。私は咄嗟に掴んでいたアリシアの拳を離して距離を取り…

 

「覇王…旋衝破ぁ!」

 

私はその螺旋回転で貫通性能を上げている魔力の弾丸を無理矢理掴んで受け止め、1つにまとめて投げ返しました。ちなみにこれがいつだか言った対射撃型魔導士のとっておきです。要は受け止めて投げ返すだけですが。

一方のアリシア、先程投げた銃は空中で剣へ変形させて磁力のような力で靴裏に吸着。雷の変換資質の応用でしょうか?

 

「旋風脚っ!」

 

軸足で回転して遠心力と断空を乗せた蹴りの勢いで私に吸着させた剣を飛ばしてきました。

この2つの攻撃のタイミングと軌道は完全に一致、私達のほぼ中間で激突し爆発と一緒に相殺しました。

 

「も1つオマケ!ブライトネスエンド!!」

 

アリシアはその爆発で吹き飛んだ剣を空中でキャッチし、元々持っていた銃も剣に変形させて、そのままの勢いで私へと斬りかかってきました。

 

「空破断っ!」

 

私はそれに対して拳で衝撃波を発生させてアリシアへぶつけます。アリシアはそれを上手く受け流してクルクルバック宙しながら私から少し離れた場所へ着地。

 

「銃撃、斬撃、拳撃……それらを得意の高速機動で織り交ぜた一連の攻撃はカートリッジでブーストしてありますか。巧いですね」

「褒めても何も出ないよ。それに、刹那に勝って闇の書のこと教えてもらわないといけないから。でないと、刹那の記憶だって戻す手伝いできない!」

 

再び私達は拳同士をぶつけ合いました。

こうしてヴィータVSなのは、シグナムVSフェイト、ザフィーラVSアルフ、私VSアリシアのそれぞれの戦いが幕を開け、激化していきました。




本音を言うともう少し進めておこうかなって思ったんですが、丁度キリが良かったのとかなり長くなりそうだったのでこの当たりで区切りにしました。
戦闘シーンって難しいけど書いてると楽しくなって長くなっちゃいますね。

ちなみに今回までカッコを色々使ってますが
「」普通の会話
〈 〉デバイスの発言
()心の声
『』通信や念話
が主な用途になってます。

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