魔法少女リリカルなのは 覇王を継ぐ者   作:八雲ルイス

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どもども、なかなかネタが思いつかないスランプのルイスです。

先に補足だけしておくとここでのマテリアルズとユーリの設定はReflectionの設定を要所要所で使いつつでGODを展開したような感じです。魄翼もGODの禍々しいアレですし(個人的にユーリの装束はGODが好みなので)、元々夜天の書の深層部にあったものと言う設定も。
要は闇の書の欠片が2年かけてゆっくり再生して結晶化(Reflectionエグザミアでユーリが封印されていたアレ)してU-Dとして復活、と言ったところでしょうか。

Detonationでどうなるかわかりませんが、その当たりはタグにもある捏造設定で!

ちなみにGODではディアーチェだけ〇のマテリアルという紹介がなかったので勝手に決めました。PSPが動かないのでwiki先生に教えてもらいましたが。

では、本編をどうぞっ!

※タグをちょっと編集


第32話 マテリアル

アミタとキリエが地球から帰還して1ヶ月。あれから自体は大きく動きました。

まず、アミタとキリエが連れてきてくれた5人──イリスを含むと6人ですが、元々エルトリアにいたので除外──が予想以上に頼もしいです。

 

まずはやて風の子、ディアーチェ。王のマテリアル、と言うだけはあり上に立つことに慣れている様子。口調もやや(かなり?)尊大な言い回しをしていますが、エレノアさんなどの目上の人を敬うところや何かと皆を気遣える姿勢は王というより母親気質な部分もあります。要は皆の前に立って先導するリーダーと言ったところ。復興活動でも要所で的確な指示を飛ばしたり、いざという時は前に立つ度胸などその素質は計り知れません。戦闘でははやて同様広域殲滅の使い手です。ちなみに趣味は料理。はやての影響強すぎです。

次になのは風の子、シュテル。理のマテリアルで冷静沈着に物事を考えられる作戦参謀タイプ。よくディアーチェと私、アミタを交えて作戦会議を開いてますが、彼女の案は目を見張るものが多くて頼りになります。戦闘はなのは同様砲撃型ですが、近接戦闘も卒なくこなせる近~中距離型と言ったところ。

次はフェイト風の子、レヴィ。力のマテリアルで、性格は単純。やや子供っぽい所もありますが、戦闘面では私やリインフォースと共に前線をこなすパートナーです。フェイトやアリシア並の高速機動とそれを強化したスプライトフォームは強力で頼りになります。ちなみに好物はカレー(甘口)。

そして例の双子、ユーリ·エーベルヴァインとユーキ·エーベルヴァイン。紫天の書の盟主でかつては闇の書の闇をも超えるの魔力資質の持ち主でしたが、地球で封印処理を施された上にユーリとユーキの2つに分けられたそうです(並の封印では危険、とアリシアの判断らしいです)。ユーリは紫天の書の管制を引継ぎ、ユーキは魄翼を引継いだとか。性格はユーリはおっとりとしていて、ユーキは前向き。ほぼ2人だけで前線と後衛をこなせるタッグです。イリスと何かあったそうですが、その辺の詳しいことは聞いていません。

ちなみにユーリとユーキの封印魔法は元々私が用意して遺跡板に読み込ませてアミタに託したもの。私が夜天の書に取り込まれた時にたまたま紫天の書の情報を見付けて、それをエルトリアの復興に役立てれないかと考え、行動に移したという訳です。

 

と、この5人にイリスの協力を得て復興活動を本格スタート。とは言え、やることはリインフォースとマッピングした特異点から異常のある場所を特定し、その場所を浄化するという単純なもの。ただ、その場所が遺跡の奥深くだったりすることもあるので少々手間取ったりしています(マッピングだけなら遺跡の外からでもできましたが)。

そしてこの1ヶ月だけでかなりの数を浄化しましたが、恐らくこれだけではダメでしょう。特異点が異常をきたすようになった根本の原因、それを解決しないことにはトカゲの尻尾切りで、実際同じ場所を何度か浄化活動したりもしています。

 

「うーむ………」

 

で、今私は観測した特異点のデータを見て唸っているところ。単純にこのトカゲの尻尾切りをどうしたものか、と考えているところです。

 

「難しい顔してどうしたの?」

「ん?あぁ、イリスですか」

「あと私もいる」

「ユーキも。あれ?他の皆は?」

 

あーでもないこーでもないと唸る私の元へやってきたのはユーキと半透明のイリス。ちなみにイリスは遺跡板さえあれば基本どこでも行けるらしく、今はこの家に遺跡板を置いています。

 

「ユーリとシュテルは地下。水の循環システムの開発をやってる」

「やっと目処がたったから試作して近くの街で試そうってところらしいわよ?ちなみに他のみんなは魔獣退治。ちょっとした群れが出たらしくて手が空いてたみんなで行っちゃった」

「私も行きたかった。けど、もしものためにって言われて残った」

「最近、魔獣も多くなりましたね。凶暴なのも増えました」

「そうねぇー。嫌なことが起こる前触れみたい」

 

ここに来て1ヶ月のユーキはよくんからない、という様子ですが、エルトリア歴2年の私とそれよりも長くエルトリアにいるイリスはその当たりの変化がよく分かります。私が来たばかりの頃は1~2週間に1度、小規模の魔獣が出れば良い方だったのが、今では数日ペース。それも凶暴性が増していたり今回の様に群れだったり。イリスが嫌なことの前触れ、と言いたくなる気持ちもわかります。

 

「それはそれとして、刹那は何してたの?」

「これ………特異点の地図?」

 

魔獣については今考えても仕方ない、と2人は私が見ていた特異点のデータを覗き込みます。

 

「えぇ。もう気付いてるかも知れませんが、特異点は浄化してもすぐに侵食されています。他に根本の原因があるのでは、と」

「侵食が起きている原因………かぁ」

「皆目見当もつかない」

 

特異点の場所、浄化した日、侵食が再発した日、規模等々のデータと睨めっこしますが、なかなか答えは出ず。3人寄れば何とやらとは言いますが、テーマが難しすぎるので何ともです。

 

「っ………」

 

と、私を唐突な目眩が襲い、椅子から転げるように床に倒れました。事ある事に起こる明鏡止水の反動による発作です。

 

「大丈夫!?ユーキ、薬と水!」

「わかった」

 

発作のせいで朦朧とする中、イリスがユーキに指示を飛ばして私の部屋に薬を取りに行かせました。

 

「どうかしましたか?」

「っ!刹那さん!?」

 

そこに物音を聞きつけて地下から上がってきた2人が来て、まともに起き上がれない私を2人でソファまで連れて行ってくれました。で、ソファに私を横にしたところで薬とコップに入った水を持ってきたユーキが来て。

視界がグワングワンして自分1人ではまともに薬を飲めないので、口の中に水と錠剤を入れてもらってそれを飲み込みます。そうして少しすると発作も治まってきました。

 

「ふぅ………すみません、いろいろしてもらって」

「気にしない」

「こういう時は助け合わないと、です」

 

さすが双子、息がぴったりです。

 

「シュテル、なんとか治る手立てはないの?」

「………すみません。原因が原因ですので、私ではどうにも」

「めーきょーしすい?の反動で神経か脳に負担がかかっている、ですよね?」

「明鏡止水、だよ」

 

この手の知識が豊富でグランツ博士の治療にも一役買っているシュテルとユーリでもお手上げという私の発作。当然主治医の先生も症状を軽くしたり今回みたいに起きた時に飲む薬を処方するくらいしか手立てがないんだとか。

この発作のせいで私は魔獣退治や遺跡探索はほぼ他の皆に任せっきりの状態。とは言え、現地調査等私がいなければ出来ないようなこともあるので、そういう時は誰がが一緒に来るようにしています。ちなみによく一緒に来るのはユーキだったり。

 

その後、シュテルとユーリは私の発作がとりあえずは治まったことに安心して地下へ戻り、再び私とイリス、ユーキの3人に。地下へ降りる前に先程のデータを見せたところ、流石にすぐには答えは出せないとの事で今は保留。

今発作で倒れたばかりということもあって、イリスとユーキの薦めもあり、とりあえずソファに横になることに。

そのままイリスとユーキの2人と何気ない会話をしていると魔獣退治へ出ていたディアーチェとレヴィ、キリエが帰ってきました。

 

「ぁ、おかえりなさい。魔獣退治、お疲れ様です」

「いやぁー、凄かったよ?見渡す限り………なんて言うのアレ?………ボク達くらいの大きさの魔獣の群れがドバァーって」

「流石の我とて少々苦戦させられたわ………それはそれとして、うぬらは何をしておる?」

「もしかして発作、起きちゃった?」

 

はい、と私は肯定。発作が起きたあとはよく横になっているので2年の付き合いになるキリエはすぐにわかったようです。

ちなみにアミタとリインフォースがいないのは見回りをもう少ししたいから、とのことらしいです。

 

「私のことは良いんですが………ディアーチェもすみません。せっかくエルトリアに来てもらったのにここ1ヶ月間地味な仕事ばかりで」

「うん?別に気にしてはおらぬが………元々復興を手助けする約束であるしな。こういう地味な仕事こそ王たる我が率先してやらねば臣下に示しがつかぬ」

「普通は臣下にやらせるよね、よくある王様って」

「ボクらの王様はそーんなちゃちな王様じゃないからねー。にしてもこれ………うーん………んー………?」

「褒めても我特製飴玉しか出ぬが………レヴィよ、特異点のマップなぞ見てどうかしたか?」

 

出るんだ!とレヴィとディアーチェ以外の全員が心の中でツッコミを入れる中、私が投影していた特異点のマップを覗き込んで唸り始めるレヴィとそれを気にかけるディアーチェ。

 

「いやさ、こぉんな感じのマップ………どこかで見たような?見てないような?」

「何でしたらバルニフィカスにそのデータ送りましょうか?それなら後でも見れるでしょう」

「ホント!?せっつんありがと!」

 

ちなみにせっつんとは私のこと。刹那だからせっつんらしいです。

 

「さて、我も夕餉の支度をせねばな。ちなみに今夜はカレーにしようと思う」

「カレー!大好き!やったぁー!」

 

ディアーチェからカレーの単語を聞いた途端、意識が全てそちらへ向くレヴィ。単純な性格だなぁー、とは思いますが、その単純さが時には長所ともなりますし、いざという時の発想力にも繋がるので、ある意味羨ましかったりもします。ちなみにカレーはレヴィの大好物ということもあってディアーチェの一番の得意料理です。一応和洋中等々大抵の家庭料理は作れるそうですが。

この日は結局レヴィを持ってしてもずっと考え込んでいた疑問の結論は出ず、皆でカレーを堪能することにしました。




今回は会話回+説明回。ということで少し短めです。

次話から少しずつ進展して行く………かもしれません。ネタが本当になかなか出てこず、出てきてもうまく文章にできずで今回もこんなに短くなっちゃいました。

では、感想、評価あればよろしくお願いします!
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