アズレンのユニコーン新衣装の最終任務で3-4ハードを回してたら赤城と加賀が続けて泥して( 'ω')ふぁっ!ってなってます。
明石はゆっくり進めまする
side ???
私は………夢を見ていた。
───聖杯に異変?
───原因はわからないわ。でも、今は微々たるものだし、ゆっくり調べればいいでしょ?
約100年くらい前だったか。私達の管理している天界の中心、特異点の中心たる聖杯に異変が起き始めたのは。
いつもなら聖杯の中で燃え続ける純白の魔力の炎、それの根元が僅かながら黒ずんでいたのが事の始まり。
───この星の力を吸ってる?
───只でさえ衰えているのに………これじゃあ再生出来ないっ!
惑星エルトリアで最も影響力の強い特異点、天界にある聖杯の異変はそれから何年も掛けて徐々にエルトリアの星全体へと悪影響を及ぼしていった。
───闇が広がってる!?
───聖杯が闇に染まれば、この星は………
年月を経るごとに広がる聖杯を汚染していく闇。そしてその魔の手は、とうとう私達にも牙を向いた。
───聖杯の闇が溢れてっ!?助けっ!助けてぇ!!!
───私達がアレを一時的に足止めするわ。だから、その間に貴方は外へっ!
───でもっ!
───私達には闇を止めることは出来ない………けど、外なら。可能性があるの!だから行きなさいっ!ウリエル!!!
「ミカ姉ぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
ガバッと聞こえてきそうなほど勢いよく私は跳ね起きた。気が付けば私は何かわからないけど、ふわふわした袋の中に入れられて寝かされていて、その場所も布のような部屋の中。
「………何よ、これ?」
「起きた?大丈夫?」
何が何だかわからずキョロキョロしていると、布の部屋の一部がチィィィィィと音を立てて亀裂が入り、そこが裂けたと思ったらそこから女の子が顔をひょこり。その女の子はさっき私が襲いかかった一行の1人で、金髪の小柄の子。
「魘されてた。はい、タオル。汗拭いて」
さっき見た悪夢、それで魘されていたみたい。確かに言われてみたら私の額には汗が滲んでいて、服の方も汗で濡れていた。今気付いたんだけど、上の甲冑である鎧は脱がされていて下着の上に誰のかわからないけどTシャツを着せられていた。甲冑の下に着ていたスカートとニーソックス、それも脱がされていてこっちもジャージのようなズボンを穿かされていた。ちなみに輪っかと羽根は気絶した時点で消えたんだと思う。あれ、出し入れできて意外と便利。
「あぁ、その服だけど。上はキリエので下は私のね。汚れてたし打ち身とかもあったから脱がせた。大丈夫、刹那は見てないし、脱がせたの私とキリエだから」
「ぁ、ありがと?」
確かに一行には1人だけ男がいた。多分それがこの子の言う刹那なんだろう。汗で濡れたTシャツを脱いで体の汗を拭くと、この子が新しいTシャツを渡してくれて、それに着替えた。
「動かける?動けるなら出て、何か食べた方がいい」
「ぇ?あぁ………うん?」
見た目は可愛らしいのにかなり積極的、というか強引というか。とりあえず動けることは動けるから言われた通りにふわふわした袋と布の部屋から外に。部屋の外に甲冑の靴が置いてあって、それを履いて外に出る。
外はまだ昼間で明るかった。
「今他の皆は今見回り行ってて私だけ。とりあえず、あなたが目を覚ましたことは伝えたからもうじき戻るとは思う。はい、これ。お昼ご飯の残りだけど」
クゥゥゥゥゥゥゥゥ
「………っ」
サンドイッチを渡されたところで私のお腹が可愛らしい音を立てて鳴いた。恥ずかしかったけど、お腹がすいてるのは事実だし、ここ数日あまり食べれてないから何か口にしたかった。
「………いただきます」
そのサンドイッチはたぶん、手っ取り早く作ったものなのだろう。けど、数日も何も食べてない私からすればご馳走で、テーブルの上にあったサンドイッチとホットドッグが全てなくなるまで私はそれにがっついた。食べるのを見ていたユーキ(食べてる時に名前を教えてくれた)にリスみたいって言われてたけど、それも無視してとにかく食べた。
全部食べきって一息付いたところで、ユーキが紅茶をいれてくれたので、それを飲む。そうしているとユーキの仲間が戻ってきた。
「ぁ、全部食べれたんですね。良かったです」
「私の服、サイズどう?少し大きめだと思ったんだけど」
「ごめんねー?さっきは強くぶん殴っちゃって。ってあぁあ!!ボクのサンドイッチがぁぁ!!」
薄い緑の髪に青と紫のオッドアイの男性に、ピンクの髪をした女性と青のツインテールの女の子。
ちなみにツインテールの子はピンクの人に「さっきたらふく食べたでしょうが」と軽く怒られてた。
「………ねぇ、どういうつもりなの?私はあなた達を襲ったのよ?それを助けるなんて………それに何者なの?自分で言うのも恥ずかしいけど、私はミカ姉以外には負けたことなんてなかった私を倒すなんて」
「名前を尋ねるなら、まず自分から。それが此方の礼儀です。其方は違うのですか?」
緑の髪の人に言い返されて、うぐ…と押し黙る。確かに天使の一族でも似たようなこと言われてる。
「………ウリエル。見ての通り、と言っても今はリングも羽根も出してないけど、天使よ。その中でもトップの4柱を張ってる1人よ」
「確か………神の炎や神の光という意味で、熾天使や大天使の異名を持つ1人」
「あら?知ってるの?」
「まぁ、多少は。前いた世界ではそれなりに有名ですから。最も偉大な天使長ミカエル、神の言葉を伝えるガブリエル、癒しを司るラファエル、そして破壊を司るウリエル、と言った感じに。先程のミカ姉、とはこの序列で言うと天使長ミカエルの事でしょうか?」
詳しいのね。でも、今はそれよりも
「………えぇ、そうよ。でも、その前に私が名乗ったんだからそっちも名乗りなさいよ」
「っと、そうですね。私は刹那·ストラトスと言います。どうぞ、お見知り置きを」
「ボクはレヴィ!ぶん殴っちゃったところ大丈夫?痛くない?」
「キリエよ。キリエ·フローリアン。私からも謝るわ。うちのレヴィがごめんなさいね」
「さっき名乗ったけど、私も。ユーキ·エーベルヴァイン。紫天の盟主の片割れで魄翼を受け継いでる」
えーと、刹那にレヴィ、キリエ、もう知ってるけどユーキっと。
「先程言っていたあなたを圧倒したレヴィですが………ま、恐らくウリエル、あなたが空腹で不調だったからでしょう。レヴィは確かに私達の特攻隊長で実力はかなりのものですが………」
「実際に戦った感想言うと………ウリエルは本気を出せてない感じだった。手を隠してる、とかじゃなくて出せない。なにかの理由で弱ってるって」
「………バレてたのね」
まぁ、腹が減ってはなんとやらを体現しちゃってた訳だし、仕方ないわよね。
「で、次にさっき言ってた私達は何者か、何だけど」
「一言で言うなら………そうねぇ………エルトリアを復興させるために調査に来てた、かな」
「私達が調べていた龍脈、そして各地の魔獣出現地点。その双方がこの周辺だけ不自然に何も無かったんです。それで調査に」
「何も無い、か。そりゃそうよね」
龍脈が無くて、魔獣も現れていない。その理由は簡単。
「だってそこ、私達の領域だからね。通称天界。何も無い理由は特殊な結界で覆っているから」
「ということはそこに近付いた人が気付いたら元の場所に戻されてたり違う場所にいたり、魔獣が現れていない理由は………」
「その結界のせいね。特殊な結界で自身にも同等の結界を張って中和しないと入れないの。出るのは普通に出れるんだけどね」
ここまで外界から自らを隔絶し、それでも人に偽装して多少は外との交流は続けて情報を得てきた私達天使。そのせいでエルトリアに昔からいたキリエすらも天使の存在は知らなかった。
外の人が言う魔獣、その中でも最も知性に秀でていて、しかも種族全体として攻撃性はないが故に世間から一歩引いてきた。その影響で他族から襲われることもなく、むしろ人の中に溶け込んで生きてきた。
「けど、それだと1つ気になることがあるんです。そもそもそれなら、何故ウリエルがここにいるんです?何故、ここで腹を空かせていたんです?」
この短い付き合いの私でもわかる。この刹那って人は勘が鋭い。だから、私がここにいることそのものの違和感は気付く。空腹だったとは言え、私を倒す戦闘力。実際に戦ったのはレヴィだけだけど他のみんなもレヴィと同等かそれ以上ということは戦わなくてもわかる。それに、私を助けてくれたことから人として信用もできる。だからこそ、私はこの人達なら伝えてもいいかな、と思う。ミカ姉も言ってた、外なら可能性があるって。私もこの人達に賭けてみよう。それだけの価値がある。
「………天界にはね、聖杯っていう龍脈の源泉みたいなものがあるの。私達天使がここまで知性的で人に近いのはそれを守護する役目があるからじゃないかってのが現天使長のミカ姉の見解」
「そもそも知性がないと守るって概念にはそうそうならないからね。人の姿を取ってるのは、多分その方が何かと効率いいからじゃないかな」
「多分ね。で、常に聖杯の影響下にあるから魔力としての素質はかなり高いの。さすがにレヴィと拮抗できる戦闘力は私クラスくらいでもないといないと思うけどね」
私は天界が天界たる所以、聖杯についてユーキ達に告げた。本当ならこのことは天使以外には他言無用で口外することは禁忌。けど、今天界で起きていることを説明するのには聖杯について教えないと始まらない。
「で、ここからが本題。100年くらい前かな。その聖杯に若干の穢れが現れたの。最初は私達もあまり危機感は抱いてなくてね。それでもどんな対策を取っても解消されることはなくてね」
「ちょっと待って?ということはその穢れが100年かけて………?」
「キリエ正解。それがこの星に悪影響を与えているのが気付いたのは穢れが出て比較的すぐだったわ。それもあって私達も対策を急いだの。けど何をしても失敗したわ。で、事態が急変したのは今から2週間くらい前。聖杯の穢れが急に天界を飲み込み始めたの。急に物凄い速度で侵食を始めたから逃げれたのは私くらいだと思う。ミカ姉も………私を庇って………」
私を庇って闇に飲まれたミカ姉。天使長という立場でありながら皆に母親とか姉と慕われた人徳(天使だから天使徳の方がいいのかな?)の持ち主。実際に私も姉と慕ってたし、鍛錬もよく付き合ってくれた。そもそも私以上の手練がミカ姉しかいないからってのもあるけど、自分で言うのはすごく恥ずかしいけど、それだけミカ姉から私が慕われてたからなんだと思う。
話していて私は涙が込み上げてきて目から零れた。それは止めどなく零れてきて、私は俯いて泣いた。今まで我慢してきただけに、それは止まることがなくて………泣き止むまでキリエは優しく抱きしめてくれた。ユーキもハンカチを貸してくれた。刹那も黙って落ち着くから、と新しく紅茶をいれてくれた。ちなみにレヴィはずっとあわあわしてた。
しばらくして私が泣き止むと、私を抱き締めていたキリエは私を解放してくれた。柔らかくて大きな胸が少し羨ましい。
「っ………ごめんなさい。人前で泣くものじゃないってのに」
「………そんなことはありませんよ」
「ぇ?」
「誰かのこと、特に大切な人のことを想って流す涙は別です。私は何があっても泣かない、という人のことは信用しません」
私は刹那の一言に衝撃を受けた。私は熾天使という称号を貰ってからそれに誇りを持っていて、ミカ姉を含めて他人に弱みを見せたことは無い。涙はその弱みを見せる最たる例だと思っていた。だから人前では泣いたことはないし、泣く時は絶対に1人になれる時だけだった。
けど、刹那の言ったことは泣いても良い、と私の根本を覆された気がした。でも、刹那の言うことは良くわかる。確かに泣かない人より泣く人の方が人間として(私達の場合天使として?)信用できる。最も、私の場合は天使事態が全体の数はあまり多くないんだけどね。私も正確に把握してるわけじゃないけど、多くても数100くらいじゃないかな。
少し話が逸れたけど、このあと今後の方針をみんなで話した。今日はまだ昼過ぎだけど、本格的に動くのは明日から。明日天界の中を時間をかけて調べるみたい。
刹那とキリエはその下準備、私とレヴィ、ユーキは訓練や模擬戦をしたりして今日の残りを過ごした。夕方頃には刹那とキリエもそれに参加。私の予想通り皆強くて、本調子に戻った私も苦戦を強いられたけど、1つ気付いたことがある。この人達はまだ本気を出してない。まだまだ底が知れないことに畏怖する反面、味方なことへの心強さを感じて、私達なら天界………いや、エルトリアを救えるかもしれない。もう100年近く思ってこなかった感情が私の中に生まれた瞬間だった。
この日の夜は近くにあった、私が寝起きしていた洞窟の奥にある水源の水でお風呂沸かしたりして、天界を出てから1番快適な1日となった。
───side out
エルトリア編初の刹那以外の視点のみで構成した話。
出てきたウリエルはモンストのウリエルです。ちなみに他の天使、例えば本編で何度か名前の出たミカ姉ことミカエルもそれです。
ミカ、というあだ名で呼ばれてますが、決して某止まらない隊長の右腕ではありませんよ。
今後はこの様なクロスオーバーはやらないと思います。武器だけ、とかスキルや技だけならちょこちょこあるかもですが、キャラを出すのはこれ限りだと思います。
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