魔法少女リリカルなのは 覇王を継ぐ者   作:八雲ルイス

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どもです、ルイスです。

最近前書きに書くことがなくなってきた感じがします。

今回からアニメと合流しますけど、今話は内容そのものはアニメとは全く違うことやってますが悪しからず!


第47話 魔導士ランク昇格試験

───2週間後 新暦75年4月 臨海第8空港近隣廃棄都市街

 

「まさか合同とは驚きですよ」

「はやてが悪企みしただけだと思う」

「はやてって、あの八神二佐だよね?」

「ん?刹那と八神二佐は知り合いなのか?」

 

私達108配属組(私は元ですが)の4人は今日がBランクへの昇格試験。ちなみに言うと、今ここにはまだ来てませんが、スバルとティアナも。もうすぐ来るはずですけどね。

 

「義妹なんですよ。私が地球にいた10年前の半年間だけでしたが」

「ちなみに私が知り合いなのもそれ繋がり」

「その上で付き合ってる人がテスタロッサ特務官。階級が二等空佐相当でしょ?こっちもこっちでお偉いさんだし」

「ま、刹那にとっては『お偉いさん』ではなく『身内』なんだろうな。一緒にいた頃はそういうのはなかったんだから。公私は分けるだろうが」

 

確かに今にして思えば私の身内、普通にハイスペックですよね。

そんなことを考察してると遠くから私達を呼ぶ声がし、そちらに意識を向けると今ここにいない2人が見えてきました。

 

「みんなー、お待たせー!」

「っ……はぁ、はぁ……もぅ、バカスバルが寝過ごすから私達が1番最後じゃない」

「一応集合時間には余裕で間に合ってるけどね。まだ10分近く前だし」

「むしろ私達が早すぎるだけ。刹那はテスタロッサ特務官が試験官務めるから私達より早かったけど。八神二佐がその辺調整したとか聞いた」

 

今思えばこれ、完全にはやての職権乱用ですよね………とか思いつつ私達は各々軽い雑談をしながら準備体操を進めていきます。

 

『おはようございます。さて、魔導士試験受験者さん6名、揃ってますか?』

「「「「「「はい!」」」」」」

 

それから時間が過ぎていき、試験時間ピッタリに少し高いところにモニターが出現。私はイリスに目を借りてそちらを見ました。そこに映っていたのは管理局の茶色の制服を着た女の子で、髪は薄い水色(銀に近い)ロングで黄色のバッテンマークの髪飾りが特徴的。髪型と今日の試験がはやて(とアリシア)主催な所を考えるとこの子が以前ディアーチェから聞いたリインフォースII(2代目)ということなんでしょう。性格は………先代とは似ても似つかない(お茶目そうなところはそっくりかも)ですが。手を腰に当てて大人っぽくしているあたり可愛らしいです。

そのリインフォースIIはリストで私達全員の所属部隊、現魔導士ランク、昇格予定のランクに間違いがないことを確認していきます。

 

「はい、本日の試験官を務めますのは私、リインフォースII空曹長です。よろしくですよぉ!」

「「「「「「よろしくお願いします!」」」」」」

 

一通り確認を終え、リインフォースII空曹長が自己紹介。私達はその敬礼に合わせて敬礼で返しました。

ちなみに私達の格好は基本的に自前のバリアジャケットや甲冑、鎧(もちろんウリエルはリングと翼は出ていない)。燕のそれは初めて見ますが、黒に青ラインのロングコートと言った感じです。スバルとティアナはお揃いの黒のベースウェアに白のチョッキ。違いといえばスバルはへそ出しスタイルでホットパンツ、ティアナのそれはミニスカートも兼ねたものになっているくらいですね。あとはスバルは頭に巻いたハチマキ。頭の後ろで結んで、それでも1m近く余らせて風になびいています。ティアナは腰にカートリッジをホルダーしたベルト。

私はイリスに借りた目を返し、いつもの魔力探知に戻しました。

 

「ん?………なるほど」

 

やはり、はやてが見てますね。上空のヘリ、そこのハッチを全開にして身を乗り出してます。落ちたらどうする気ですか。ぁ、飛べるので関係ないですね。

さて、シグナム以外に今の私の戦いを見せるのは初めて。張り切っていきますか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side はやて

 

「おー、さっそく始まってるなぁ。リインもちゃんと試験官しとる」

「はやて、ドア全開だと危ないよ?モニターでも見られるんだから」

「はぁーい」

 

ヘリからドア全開で眼下の試験のアナウンスをするリインと兄やんらぁ受験者を見下ろす私、八神はやて。一緒に乗っとるフェイトちゃんが危ない、言うこともあって、ドアを閉めてモニターを展開。

 

「でも、フェイトちゃん。そんな他人事でええの?」

「ぇ?これっていつものターゲット破壊しながらゴール目指すやつだよね?」

「まぁ、それでも良かったんやけど………それやとなのはちゃんとフェイトちゃんの中に溜まりに溜まった物を発散できないんやないかなーって。ほら、受験者見てみ」

 

実はなのはちゃんとフェイトちゃんには今回の受験者のこと(なのはちゃんがスカウトした子以外)は内緒にしとった。理由?単純にその方が面白そうやからや。まぁ、なのはちゃんは教導官ゆう立場を逆手に取って私から聞き出したんやけどな?それを踏まえて今日の()()()()()()を提案したら快く(黒い)笑顔で承認してくれた。

フェイトちゃんにも見せるなら今やな。

 

「この2人がはやてが見付けてなのはがスカウトした子達だよね。他4人はお姉ちゃんがスカウト………ぇ?」

「まぁ、そゆことや」

 

案の定言うか予想通り言うか私と同じ半の言うか………言葉を詰まらせるフェイトちゃん。そりゃそうやろ兄やんを見たら。私もそうやったもん。多分アリシアちゃんも。

 

「フェイトちゃん、10年前の事件ときに叩き落とされて、それ以降1回も模擬戦すらやったことないやろ?絶好の機会やないか、思うんよ。ぁ、なのはちゃんの方はもうスタンバイしとるよ。フェイトちゃんも行き?」

「ぇ?ぇ?」

「変更した試験内容はな。2人1組(ツーマンセル)バトルロワイヤルや。なのはちゃんと組んで行ってき」

「えぇぇぇぇぇえ!?!?」

 

side out

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side なのは

 

〈範囲内に生命反応、危険物の反応はありません。コースチェック終了です〉

「ん、ありがとうレイジングハート。サーチャーも設置完了。あとはアリシアちゃんに全部引き継いで私達も出る準備しなきゃね」

〈All right〉

 

試験のバトルロワイヤル………その範囲内の安全確認を全て終え、私達の所定のスタート地点に歩を向ける私、高町なのは。今日の試験は私の直接の部下になるかもしれない子と10年前消えたっきりの幼馴染にオシオキ。

刹那君、私達のことを守って空間震に巻き込まれて、先代リインフォースと一緒に次元の彼方に消えちゃって………アリシアちゃんはそれからしばらく塞ぎ込んじゃって………やっと帰ってきたって思ったらそれは4年前。つまり帰ってきてることを私達に何も言わなかったってこと。リンディさんやクロノ君は知ってたみたいだけど、本人から口止めされてたらしい。

 

「私とフェイトちゃんはランクAまでリミッターを設定。まぁ、これでもBランク昇格試験の相手って考えたらかなり強敵になるけどね」

 

私は自身に設ける手加減、魔力のリミッターを付けてからバリアジャケットのアグレッサーフォームを身に纏う。

 

「でも、よく考えたら昔の刹那君ってAランクで私達(当時AAA)を相手にしてたんだよね」

 

それを考えたらこのリミッターって手加減になるのかどうかかなり疑問。リミッター無しのシグナムさんといい勝負したって聞いてるし。まぁ、でもそれは刹那君が規格外なだけ。他の子は………多分そうでもないと思う。

 

「考えるのは止め。行こうか、レイジングハート」

〈Yes. My master〉

 

side out

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side アリシア

 

「ぉ、なのはからサーチャーの映像きたきた」

 

本来この試験で試験官をする必要の無い私がここにいる理由。それははやてが試験内容を急に変更したから。元々の予定は………指定のターゲットを破壊しつつ(破壊したらダメなダミーもある)ゴールを目指すもの。

それをはやてが模擬戦………正確にはバトルロワイヤルに変更したってわけ。

理由を聞いたら面白そうだから、ってだけだったけどね。今回の試験内容そのものはなのはに一任されていたから大した問題はないんだけどね。多分本心はこの前言ってた刹那君となのは、フェイトを再会させる場作り。それこそ本来の試験内容よりこの方が(はやての中だと)面白そうだし、はやてが刹那に怒ったみたいになのはも怒るだろうから、その発散も兼ねたんじゃないかな。フェイトは………まぁ、はやてみたいに私を泣かせたって怒ると思う。静かに怒るからそれも可愛いんだけどね、うちの妹。

 

「そう言えば今の刹那の戦い方、じっくり見るのは初めてかも」

 

補佐候補として一緒に任務したのも2週間程度。背中を任せたりしたけど、そもそも回数が少ない上にそれこそ任せてるのは背中、つまり後ろ。私は比較的視界は広い方だけど、流石にじっくり見る余裕はないからね。

 

「ウリエルに至っては未知だもんなぁ」

 

それにユーキは8年前に少なからず戦ったこともあるからどんな戦い方するのか知ってる(もちろんそれこら変わった可能性もあるけど)。けど、刹那がエルトリアから連れて来たウリエルは私達には未知。剣持ってるからシグナムみたいな剣士なのかな?ってくらい。

ちなみに他の3人に関しては過去のデータである程度はね。もちろんじっくり見るのはこれも初めて。

 

「見てるだけの私でこれだからね。実際戦うなのはとフェイトは相当なんじゃないかな。特にフェイトは戦闘狂(バトルマニア)の気があるからね」

 

これに関しては私もあまり人のことは言えないけど。可能なら私もあそこに混ざりたいんだけどね。

さぁて、私のことも楽しませてよね?

 

side out

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『という訳で、皆さんの戦闘時の判断能力や戦闘能力を見たいという理由から、本来ならターゲット破壊しながらゴール目指すっていうやつだったんですけど、2人1組(ツーマンセル)形式のバトルロワイヤルに急遽変更になりましたです。予習してくれてたと思うですけど、ごめんなさいです』

 

あのあとリインフォースII空曹長から試験内容が変更になったと通知されました。幸い、その内容は予習等がなくても出来るもの。最もらしい理由ですが、恐らくはやての仕業でしょう。

 

「リインフォースII空曹長、1つ質問良いですか?」

『ぁ、はい。刹那·ストラトス二等陸士、どうぞです』

「これははや………ではなく八神二佐の発言に基づく推測なのですが、私達3組以外にもう1組試験官側から………そうですね、なの………ではなく高町一等空尉とテスタロッサ·ハラオウン執務官のペアも参加しますよね?戦闘能力図るのには実際に戦うのが1番ですから。百聞は一見に如かず、百見は一回に如かずとも言いますし」

 

危ない危ない。危うく義妹と幼馴染(2人の上官)を呼び捨てにするところでした。

私のこの考察、恐らく間違いないと思います。私以外の5人がえぇ!?という感じの反応をしてますが。

2週間前、私がアリシアの元に異動した時にはやてから来た通信。その事を考えるとこの推測は私の中ではほぼ確信に近いものがありました。

 

『あぁ〜………私の説明不足だったですね。ごめんなさいです。はい、こちら側からもストラトス二等陸士の言う2人組が参加します。と言ってもリミッター処理はしていますけどね。けど、八神二佐の発言から、とはどういうことです?』

「あぁ、いえ。少しありまして。説明しても良いですけど、試験時間のこともあるので私からは止めておきます。テスタロッサ特務官か八神二佐本人に聞いてもらえればわかると思いますが」

 

私がアリシアの名前を出したあたりであぁ〜、とリインフォースII空曹長は苦笑。大体のことは察したようです。

 

『コホン。これ以外に質問等ありますですか?』

「「「「「「ありません!」」」」」」

『よろしい!では、順次ペア毎にスタート地点へ転移しますね。その後簡単にルール説明にしますです』

 

リインフォースII空曹長の言葉が終わるやいなや、スバルとティアナの足元に転移用魔法陣が展開して転移。次にユーキとウリエル。私と燕は最後に転移。その先は先程見ていた廃棄都市街の一角。

 

『では、ルール説明をしますですよー』

 

周囲の確認を一通り終えたところで再びリインフォースII空曹長を映したモニターが投影されました。

 

『制限時間は30分。デバイスは非殺傷設定………ぁ、デバイス未所持のユーキ·エーベルヴァイン二等陸士はその当たりは………はい、大丈夫そうですね。あとバリアジャケットに相当するものを持っていないスバル·ナカジマ二等陸士とティアナ·ランスター二等陸士には特殊なバリアフィールドをこちらで展開しておきますので安心してください。こちらが戦闘継続不能と判断した人は安全な地点に強制転移します。最後に、戦闘能力や判断能力を見る試験ですが、勝敗そのものは試験結果には直接は響きません。健闘を祈るですよぉー!』

 

リインフォースII空曹長の可愛らしい応援と同時に上空に大きなモニターでカウントダウンが始まります。それが0になると同時にぷぉぉぉぉんとスタートを告げるほら貝?のような音が鳴り、モニターの表示が残り時間に変わりました。

 

「さて、久々に暴れましょうか」




途中のレイジングハート、英語聞き取れなくて日本語表記になっちゃいましたごめんなさいm(_ _)m

あとここまで原作を改変することは………ないとは言いきれませんが、滅多にないと思いますです。あと数話くらいはこの行を続けますね。

ちなみにスバルとティアナに施されたバリアフィールドはVivid Strike!のフーカが特訓の時に使ったアレに近しいものと思ってください。

感想などあればよろしくです!
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