魔法少女リリカルなのは 覇王を継ぐ者   作:八雲ルイス

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どもども、ルイスです。

期待していたNewガンブレ………期待してたのに悪い意味で裏切られて失望してます。製品版は予約してましたけど、買うの辞めました。その後の感想とか評価とか見て中古を考えますです。

ぷその方は鯖10へ引越し。チームでゴタゴタがあって解散しちゃって、頼る伝手が無くなった(可能な限りソロプレイはしたくない)ので仲の良いフレンドのいる10鯖へ行きます!過去に数ヶ月だけ滞在したことありますしね。当時は旅行感覚でしたが

それはそうとして、今回は少し短めですが、本編どうぞ!


第51話 ストライカーの朝

私、刹那·ストラトスの朝は早い。5時前には起床し、着替えと洗顔、歯磨きと一通りの身なりを整えたら寮舎の外へ。

春先のこの時期、少々薄暗い時間帯ですが、私はランニングへと出ます。途中で別の寮舎の前を通ったところで髪をポニーテールに纏めて白のTシャツと紺の半ズボンのトレーニングウェアを着たアリシアも合流、2人で並んで朝のランニング。途中途中で小休止を入れながら30分強程走って寮舎に戻ったらアリシアと交互に柔軟をしてからミット打ち。最後に軽くスパーリングをしてからお互いの寮舎へ戻り、シャワーで汗を流してから制服に着替えて朝食。

これが10年前に海鳴にいた頃から続けている私の日課。最も、場所が海鳴やエルトリアの荒野、そしてここミッドと変わったり、アリシアも一緒にするようになったりと色々と変化してますけどね。走る時間も本格的なトレーニング前とあって少し短くしてますし。アリシアが加わったのは(当然ながら)ここ最近ですけどね。

 

「ふっ………ふっ………」

「っ………はぁ……っ」

 

アリシアは私と違って体力がある方でもなく、鍛えていた訳でもないので、ランニングの終盤に差し掛かると息も上がってきます。それでも私のペースに合わせた上でフォームも崩さずに着いてくるあたり、根性は目を見張るものがあります。

 

「あの角を曲がれば、ゴールはもうすぐですよ」

「わかっ………てる!」

 

正確な距離を測ったことはないですけど、休み休みとは言え30分強も走っているので距離はかなりのもの。息も絶え絶えで今にも倒れそうですが、アリシアは最後の力を振り絞って走り続けます。

そしてゴール。隊舎前に到着し、ランニングが終了。

 

「ぁ、刹那さんにアリシアさん!お疲れ様です!」

「あれ?エリオ、早いですね」

 

しかし、今日はいつもと少し違うことが待っていました。普段ならまだ寝ているか丁度起きたくらいのエリオが私達を待っていました。とりあえずエリオには私の柔軟の補助を頼み、アリシアも魔力を使ってマテリアライズしたイリスに補助を頼んで柔軟。

 

「たまたま目が覚めたんですよ。そうしたら刹那さんがが部屋から出ていくところで。それで着替えて僕も外に出たら丁度ジョギングに出たところだったんで、待ってたんです」

「もしかして私の起きた時の物音で………?だとしたらすみません」

「かなり長く走ってたけど退屈じゃなかった?」

「これでもかなり短めの時間と言ってもそこそこ走ってるからね、刹那とアリシアは」

「たまたまです、刹那さんは気にしないでください。僕も柔軟したり素振りしたりしていたので、案外退屈でもないですよ」

 

ちなみにイリスは初日の訓練の後にエリオとキャロには紹介済み。そして初日から数日は私達のことをファミリーネームと階級で呼んでいたエリオとキャロもつい昨日、それをスバルやティアナ、ユーリとウリエルに諭されて今では名前呼びが定着してます。アリシア(とフェイト)に対しては元々面識もあった関係で最初から名前呼びでしたけどね。

 

「ぁ、それはそうと今日はお願いがあったんです」

「お願い?」

「と言いますと?」

 

柔軟を終え、いつものミット打ちの用意をしようとしたところにエリオから唐突なお願い事が。特に急ぐ訳でもないので私とアリシア、イリスはそれを聞くことに。

 

「僕、まだGWとして未熟で………なので、強くなるコツ………と言いますか、鍛えてほしいんです」

「なのはの訓練だと足りない感じ?」

「そんなことないですよ。なのはさんの訓練は基本に着実で身になります。プラスアルファで自主的になにか身に付けたい………そんなところです」

 

なるほど………と私は少し考えます。同じチームメイトのキャロのことを守ってあげたい、とかそういうのもあるのでしょうね。

 

「それなら良いのが1つありますよ」

「何ですか!?」

 

すずいっと前のめりになるエリオ。そんなに焦らなくても逃げませんよ。

 

「特別な技術が必要な訳でもなく、やることはとても単純で簡単。しかし、本格的に身に付けるには日々の積み重ねが大切。そういうテクニック………のようなものです」

「どういうものなんですか?」

「一言で言うなら()()()()()()………でしょうか?」

「目を閉じない?」

「言葉で言うより実際に見た方が早いでしょう。エリオ、寸止めはしますが構えてください」

「ぇ?ぁ、はい!」

 

私の後ろの方でミット打ちを始めたアリシアとそれの補助のイリスを他所に、私とエリオは構えの体勢へ。

 

「行きますよ?」

「はい!っ!?」

 

エリオから返事が来るとほぼ同時、私は思いっきり踏み込んでエリオへ向けて急接近。元々数メートルしか離れてなかったこともあって一瞬で肉薄すると左の拳をエリオの顔面向けて一閃。もちろん寸止めしましたが。

 

「………っ?」

 

エリオがゆっくりと目を開けると目の前には私の拳。殺気を放ったつもりは無かったのですが、流石に怖かったのかエリオは腰を抜かして地面に座り込みました。

 

「今、エリオは目を閉じましたよね?何故ですか?」

「ぇ、えっと………こ、怖かったから………です」

「でしょうね。すみません、最初から思いっきり行き過ぎました」

 

腰を抜かしていたエリオへ私は手を差し伸べ、立たせてから服についている汚れを払い落とします。

 

「私が言った目を閉じない、というのは今のようなタイミングで目を閉じないという事です。もちろん怖い、と感じて目を閉じたエリオが間違っている訳ではありませんよ?」

 

怖い、そう感じるということは身の危機を感じているということ。人間を始め、あらゆる生物はそれを本能的に回避しようとします。野生の世界ではそうしないと生きていけませんからね。

つまり、今エリオが私の攻撃に対して怖いと感じたという事は、私の攻撃に身の危険を感じだ証拠。そして目を閉じた行動はそれから逃れようと本能的にとってしまったもの。目を閉じたところで私の攻撃は避けられませんが、エリオは何ら悪くありません。

 

「では、もし目を閉じなければどうなるか………エリオはわかりますか?」

「えっと、閉じるってことは僕自身に降り掛かる危機から逃げてるってことだから………立ち向かう?だから………ぅーん?」

「ま、考えるより見た方が早いでしょう。アリシア、良いですか?」

 

私が呼ぶとはーい、と返事とともにアリシアがこちらに。事の顛末をとりあえず説明してから、少し離れて構えます。

 

「私ではなくアリシアの動きをよく見ててくださいね」

「わかりました!」

「では、行きますよっ!」

 

エリオの返事を待ってから、先程と同じように一瞬で肉薄。その勢いを乗せたまま右拳による一撃を繰り出します。が、アリシアはそれをギリギリで身を翻して避け、私の腕を目隠しに利用して死角を作り、そこから反撃の一撃。空いていた私の左手でそれを止めて今の攻防が終わります。

ちなみにこの一連の攻防に掛かった時間は長く見積もって1秒足らず、と言ったところです。

 

「す………すごい」

 

そんなものを見せられたエリオは当然といえば当然、呆然としています。見えたのでしょうか?

 

「どう?見えた?ものすごく早いやり取りになっちゃったけど」

「何とか。絶妙なタイミングで拳を避けてから反撃してました」

「ちなみに補足すると、反射神経そのものはアリシアは並ですよ」

 

えぇ!?と驚くエリオ。ま、そう言われても普通はその反応しますよね。

 

「さっき言った答えがこれだよ。刹那から感じだ怖さ、それから逃げるんじゃなくて立ち向かう。エリオはまだ漠然と怖いって感じるだけかもしれないけど、鍛錬を重ねたらそれがどこにどう感じるのかが分かるようになるんだよ」

「それを感じることが出来れば、見てから反応するよりも早く反応出来ますし、自身の怖さを相手に感じさせることだって出来ます」

 

このテクニックは私がエルトリアでの聖杯事件(エルトリアでそう名付けられた)以前に私が身に付けたもので、明鏡止水に頼らなくても、反応速度を上げようと研鑽した成果です。侵食されたミカエルにはそれでも敵いませんでしたが。

 

「とは言え、まずは目を閉じないようにするところからですね。朝の鍛錬以外でもなのはの訓練の時も意識してみるといいですよ。何でしたら、ウリエルに声をかけてみるのもオススメします。彼女、その手の近接戦闘のテクニックには私以上に長けてますから」

「わかりました!」

「ウリエルは朝に弱いから、私達みたいに早起きしては来ないけどね〜。普段キリッとしてるのに案外抜けてるとこあって可愛いよね!」

「ぁははは………」

 

付き合いの長い私や、なんだかんだで2年の付き合いになるアリシアにはウリエルのそういう所は全部見抜かれて(1度パジャマパーティーをして、その時にバレたそうです)いますが、まだ数日の付き合いのエリオには驚きだったそうです。無理もないですが。

 

「では、時間も時間なので1度解散しましょう。これ以上遅くなると朝ごはん食べれませんよ」

「それは大変だ!急がなきゃ!」

 

ふと時間を確認するといつも朝の鍛錬を終える時間。急いで片付けを済ませて着替えとシャワー、その後他のみんなと合流して朝ごはん。そんな感じで今日の朝も過ぎていきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ウリエルさん!勤務後に僕の鍛錬に付き合ってください!」

「んぇぇ!?」

 

約1名、寝る時間が少し遅くなったらしいですが、それはまた別の話。




はい、相変わらずの亀更新でございます、ごめんなさい。

2人でやるはずの仕事量を何故か1人でやるハメになって忙しさがトランザムしてるのです………
今後も月一くらいの更新になるかと思いますが、それでもいいよって方はお付き合い下さい!

感想、評価などあればよろしくですよ!
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