魔法少女リリカルなのは 覇王を継ぐ者   作:八雲ルイス

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どうもどうも。相変わらず超亀更新のルイスです。

前話とは打って変わってタイトル通り場所を海鳴りに移して続けていきたいと思います。

ぁ、ずっと言い忘れてましたがside〜 の表記があれば基本そのキャラの視点、無ければ主人公視点です。

ではどうぞ!


第8話 海鳴

「ん………んぅ………」

 

心地よい日差しが頬にあたり、周囲からは鳥のさえずりが聞こえてくる中、私は意識を取り戻しました。

硬い地面の上に仰向けに倒れ込み、ずっと意識を失っていたようです。

 

「ぃつつ………ここは……?」

 

身体中が軋むように痛いですが、とりあえず動くのに支障は無さそうなので起き上がります。

 

「森の中………というのはわかりますが…この感じはミッドでは、なさそうですね」

 

周囲に魔力がほとんど感じられない。そんなことはミッドやその管轄の管理世界ではまず有り得ません。管理世界は少なくとも管理局が関与しているので大なり小なりの魔力が待機から感じられる。それがほとんど無いということはここは管理外世界、ということでしょうが………

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()?」

 

そう、ここに来るに至るまでの記憶が全くありません。自分の名前はちゃんとわかりますし……クラウスの記憶もちゃんとあります。たくさんの大会に出た記憶もありますが……うーむ、わかりません。

 

「とりあえず、少し歩いてみましょうか」

 

じっとしていても始まらない、そう考えて私は当ても無く歩き始めます。と、その途端、不意に魔力の反応を感知しました。

 

「っ……不自然です。大気からは何も感じられないのに……しかもこの魔力、かなり大きいです。ざっと………AAAクラスと言ったところでしょうか?」

 

ちなみに私の魔力量はAAクラス相当のはずですが……私が自覚するだけでもB程しか感じられません。リンカーコアに損傷でも受けたのでしょうか?そのせいで私の記憶も……?

 

「考えても仕方ありませんね。とりあえずこの魔力の方に行ってみましょう」

 

 

 

 

 

 

 

 

side ???

 

「っ……!」

 

1つの桃色の球体が空を舞い、1つの空き缶をリフティングの要領で連続で打ち上げ。それをそばのベンチに置いてある赤い水晶(レイジングハート)が回数をカウントしています。その数はそろそろ50を超えるところ

 

「アクセルっ!」

 

50を超えたところで桃色の球体、魔力弾に加速をかけていきます。しかし、バランスがなかなか取れず、先程より不安定。何度か落としそうになりながらも続けていきます。

 

「ラスっ…ト!」

 

カウントが100になった所で魔力弾に大きな子を描いて急降下させ、落ちてきた空き缶をゴミ箱に向けてシュート!――――ぁ、外れました。

 

「あちゃぁ……外しちゃった」

 

ガサッ

 

と、その魔力弾から気を離した瞬間。その軌道上の森の中から人が出てきました。

 

『Master!』

 

レイジングハートが警告しましたが、魔力弾の制御は間に合わず……

 

「っ!?危ない!」

 

side out

 

 

 

 

 

 

 

「魔力反応かなり近いですね。っと、森から出ら……れそ……う!?」

 

森の中を歩くこと10分程。魔力反応がかなり近くなり、森も開けてきました。反応を見るところ、このすぐ先に反応の大本がありそうです。

それはいいんですが、森から出た瞬間何故か私に向かって高速の魔力弾が飛んできました。

私は咄嗟に構え、

 

―――覇王旋衝破!

 

その魔力弾をキャッチしました。一瞬遅かったら直撃でした。危なかったです。

 

「ぁ、あのぉ……お怪我はありませんか?」

「大丈夫ですよ。ギリギリでしたが、キャッチ出来たので」

「あ、えっと……これはですね、その……」

 

……?魔法のことを知られたくないのでしょうか?見たところこの世界に魔法文化は無さそうなので無理もないですが……フォローしておきましょう。

 

「このシューターは強度が高いですね。その分制御に苦労している、と言ったところでしょうか?」

「!?」

 

とりあえず魔法のことを知っている風で話しておきます。この子相手の場合その方が都合が良さそうなので。

 

「魔法のこと、知っているんですか?」

「えぇ。知ってますよ。一応ミッド出身なので魔法も使えます、よ!」

 

パキーン

 

話しながらシューターを握る右手に力を入れてリンゴのようにシューターを握り潰しました。

 

「ほぇぇ……ぁ、私高町なのはっていいます。清祥大附属小学校の3年生です」

「私は刹那です。刹那·ストラトス。本名は長いのでこれで覚えてください」

 

自己紹介を終え、なのはと名乗る少女からこの世界の情報を得ることにしました。

それによると、この世界は海鳴市という名前で、私の予想通り魔法文化は皆無。なのはが高い魔力を持っているのはただの偶然のようです。そして先日、ロストロギア(ジュエルシード)をめぐる事件が起きたことも。

そして私の方の情報もわかる範囲で教えておきます。しかし、私の記憶の所々に穴があるので、自分でもわからないところはあるのですが…

 

「じゃあ刹那さんはそのミッドチルダ?出身でなぜ海鳴にいるのかは自分でもわからない、ということですか?」

「そういうことになります。何故かは自分でも分からないですし、心当たりもないので……」

「ぅーん……じゃあしばらくはこっちにいるんですよね?なら、私の家でご飯だけでも食べていきませんか?これからの事はそれから考えても遅くないんじゃないかな……って」

「申し出はありがたいですが……やめておきます。朝イチで娘が見ず知らずの男を連れてくるのは親としてはいい気分では無いでしょうしね」

 

なのはからある程度情報を得たとはいえ、この世界のことは何もわからないし、もちろん食べるものは持っていない私にとってこの申し出はありがたかった。しかし、なのはの家族のことを考えると受ける訳にはいかない、そう思い申し出を辞退。

聞く話によると先の事件の時に親に黙って動いていたこともあったらしく、これ以上ヘタに疑われるようなことをさせるのは気も引けますしね。

私が申し出を辞退すると、なのははじゃあせめておにぎりだけでも、と次の申し出。これ以上初対面のこの子を心配させるわけにもいかないので私もここは折れることにしました。

その後、なのは宅でいくつかのおにぎり(なのはが親に内緒で速攻で作ったらしい)をいつくかもらい、なのはとお別れ。近くの公園のベンチで美味しく頂きました。

 

 

 

 

―――――

 

 

 

 

そして時間はすぎていき、もう日は落ちてきて夜となりました。

今日1日海鳴を散策しましたが、なのはの言うようになのは以外の魔力反応はほぼ皆無。疑っていた訳ではありませんが、これで確信しました。

しかし、そうなると困りました。魔法文化がないので別の次元世界との繋がりは当然ありません。つまり、この海鳴がある次元世界が次元の海のどの辺りにあるのかがわかりません。当然転移で近くの世界に飛ぶことも出来ず、食べるものも寝る場所もないというホームレス顔負けのこの現状。

 

「そろそろ朝のおにぎりだけではお腹も空いてきましたし……どうしまs…·ん?」

 

私の目線の先、道路を挟んだ反対側には車椅子に乗ったショートボブの女の子。それだけなら特にどうということは無いのですが、なんなのでしょう。この懐かしいような、禍々しいような違和感は……

と、私が考え込んでいる間に件の車椅子の女の子は交差点で左右確認し、道路を渡ろうとしていました。

 

「ぁっ!」

 

そこで事故発生。車椅子の車輪が歩道と車道の間の段差で滑り、車椅子ごと転倒。女の子は車道の方へ投げ出されてしまいました。

しかも不運なことにその女の子に向かって1台のトラックが猛スピードで近付いてきて……運転手は……船を漕いでませんか!?

 

「っ!烈風脚!」

 

このままではあと数秒もしない間に女の子が轢かれる、そう私は咄嗟に判断して断空を乗せた蹴りで地面を蹴って急加速、一瞬で女の子の下に接近して抱き上げました。しかし、トラックはもう目の前。

 

「断空拳っ!」

 

接触する寸前。左からくるトラックをチラッと見てから私は左脚を軸にして反時計回りに体を捻り、女の子を右手で抱き寄せて庇いながら左手の裏拳でトラックの左側のライト付近を殴り、その反動で私は歩道の方へと吹き飛ぶように待避。地面にぶつかる直前に体勢を変えて私が女の子のクッション代わりになるようにしました。もちろん障壁魔法の応用で体にかかる衝撃を和らげるのもわすれません。

ちなみにトラックの方はぶつかる直前に意識が戻って避けようとしたのか、それとも私がぶん殴った衝撃なのかはわかりませんが、大きくバランスを崩し、道路のど真ん中で横転していました。

 

「ぃっっ……何とか間に合いました。怪我はないですか?」

「ぁ、ぇっと、その……私は大丈夫なんやけど……」

「あぁ、私なら大丈夫ですよ。鍛えてるのでこう見えて頑丈なんです」

「よ、良かったぁー…ぁ、助けていただき、本当にありがとうございます」

 

女の子は喋りの発音がなのはと比べて独特な印象で、少し不思議な感じでした。

怪我もなさそうで、私の方も大丈夫だと告げると安堵で胸をなでおろし、私の上から降りました。

その後、警察や救急車が来て当然私たち2人とトラックの運転手は搬送。病院からの帰りらしいこの八神はやてという女の子はまた病院戻りや!と残念?そうにしていました。

ちなみにトラックの運転手は横転した時に足を打ったらしく骨折していたそうですが、加害者の方なので自業自得ということにされていました。ま、私が割り込まなかったら死者が出ていた可能性の方が高かったわけですしね。

 

閑話休題

 

所変わってここは病院。こちらの世界の私の情報は何も無いのですが、はやての主治医である石田先生の計らいではやてと1晩入院。怪我は私もはやても無いのですが、念のためということらしいです。私としてはあまり美味しくなかったとはいえ、晩御飯(病院食)にあり付けたのとベッドで寝れるということで、怪我の功名。ぁ、怪我はしてないんですけどね?

 

この時の私と八神はやての出会い……と言うには唐突過ぎるものでしたが、これが私のこれからの人生を大きく変えることになるとは、まだ誰も知らなかったのです。




どうもどうも。相変わらず久々更新が終わりました。

この物語のキーであるはやてがやっと出せました!(ほとんど喋ってませんが)

次あたりから恐らくA’sのアニメ本編に入っていくと思います。タブンネ()


それはそうとFGOのCCCコラボ来ましたねー。私はキャメロットが終わってなかったので大急ぎでストーリーを進めてGWが終わってからやっとイベント参戦。しましたが、大きく遅れた都合上モチベが続かずちまちま素材交換に徹する方向でやってます。
ガシャのメルトリリスは引き当てて初の特殊クラスも出たのでこれはこれで満足かな。今日の17時にくるイシュタルピックアップ!是非当てたいです!
エレシュキガル実装してもいいのよー?

PSO2の方は2年ぶりの7鯖(現在の活動鯖は公式最過疎鯖9鯖)への帰還が今日のメンテで行われる予定です。丁度雨風2017も来るので、エンペ掘りがてら頑張っちゃいます。

更新の方もペース上げていきたいなぁ……と思ってますが、せめて月一以上は更新していきたいです。仕事の都合で週一は厳しくて………申し訳ありません。

では、感想、評価などお待ちしております!
次回も乞うご期待ください!
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