東方酩酊宴 Crows Ogres and Phoenix 作:みたらしりんご
朽ちぬ雛罌粟の華、耐の鴉、絶対の恐怖
『雛罌粟 雅』
種族は鴉天狗、性別は女、能力は『耐える程度の能力』
性格は正直者だが嘘を吐けないほどバカではない、それ以外は怠惰でヘタレの癖に好奇心と負けず嫌いは人一倍の興味をもたれるとなかなかめんどくさい奴
特徴 おっぱい
第一話 朝、おはようございます
神無月の下旬、そろそろ息が白くなりそうなくらい寒くなってきた幻想郷、
秋には真っ赤に染まっていた妖怪の山の紅葉もすっかり葉を落としてしまった
朝、目が覚める
しかし体は起こさない
起きねば、起きねば、起きねば
と頭の中で自分に言い聞かせる
起きねば、起きねば、起きねば、、、、、、おやすみ
「雅起きてる?」
部屋の襖が開く
ああ、朝なんて嫌いだ
「起きてる、起きてます」
「そ、おはよう」
起こしに来たのは私の大好きな友人『射命丸文』ここ妖怪の山で文々。新聞を発行してる鴉天狗、綺麗な黒髪のショートカットに赤い瞳で綺麗な顔立ちで私より少し小さいがそれでも十分大きい胸、服装は白いシャツとネクタイ黒いスカート、すっかり普段着に着替えている、文の早起きには本当に感心する
「おはよう」
と返すのは私、『
「起きてるなら体を起こしたらどう?」
「さむい」
さむい
「つべこべ言わないで起きる!」
掛け布団を豪快に剥がれる
「うわぁーさむいーさむいよー」ガタガタ
「何であんたそんな格好なのよ」
今の私?黒のインナー一枚にに半ズボンですけど
「記事書き終わったあとにお酒呑みたくなって、、、、文寝ちゃってたからしょうがなくちょこっとだけ一人酒してたら火照ってきちゃって、、、、」
昨日は遅くまで新聞の記事を書いてた
「ちょこっとって、、、、この一升瓶全部空なんだけど」
と、部屋に四、五本転がってる一升瓶をみて言う
「あとこれの四倍は呑みたかったかなぁ、、、あ、文のお気に入りの奴は呑んでないよ、全部この前もらった奴」
はぁっとため息付いた後に文が呟いた
「次からは起こしてくれたら付き合うわよ」
「今の聞いたからな、絶対誘うからな、二十日酔いするまで呑むからな」
「どれだけ呑むのよ、、、、いいわ、付き合ってあげる。 その前に仕事よ早く着替えなさい」
箪笥から私の着替えを取り出して投げる、見事私の顔にヒットする
「でへへ、ありがとう」
と答えて私は着替えを始める
インナーを脱ぎ下着をつけて新しいインナーを着るズボンを黒のスカートに履き替えベルトして椛の葉っぱの形をした団扇をベルトにさげ、オレンジのパーカーを羽織り、長く黒い髪を適当に梳かし後ろに束ねようとすると文が口を挟む
「髪を梳く時くらい鏡を見たらどう?寝癖直ってないわよ」
ああこれね、といわれてから初めて気づくびよんとはねまくった髪の毛をぽんぽん叩いて答える
「別に気にしない」
「私が気になるの」
貸して、と櫛を奪われ洗面台の鏡の前まで歩かされる
「ほんと地はいいのに何でこう大雑把になれるのかしら」
そう呟きながら、文は霧吹きを吹きつけて髪を梳かしだす
「大雑把にしても美人は美人さ」
と自慢げに答える
「その癖に櫛奪われた後はされるがままじゃない」
「文にしてもらうのは好き」
「褒めてもなにもでないわよ」
なんてそっけなく返されるが、私が邪魔で顔はよく見えないが尖った耳が赤くなってるのは見える、かわいいやつめ、それでも私は『照れた文が見れる』なんて返しはしなかったし文もこれ以上しゃべらなかった、言ったら言ったでかわいい反応は見られたんだろうが、そういうのは夜の二人酒のときとかに見たい、今みたいな後にやることがいっぱいの朝には、文にこうしてもらうだけで元気がでる、意気地なしとか言うなよ
「ほーはほーふふほ」
歯磨きしながら言うと
「何言ってるかさっぱりわかんないわ」
と文に言われる
「はっへ」
歯ブラシを洗い口を漱ぐ
「今日はどうする、私が取材に行こうか?」
文はそうね、としばらく考えた後に口を開く
「私は今日は新聞配達をするから雅には博麗神社に行った後に魔法の森に行って欲しいわ」
「魔法の森?白黒ちゃんがまたなんかやらかした?」
「それがわかんないのよねぇ、あそこは人がいないじゃない、噂も曖昧よ、何かが起こったってことしか伝わってこないわ」
文の能力は『風を操る程度の能力』
風の速さで動いたり風を起こすことや向きを帰ることはもちろん風の噂なるものも知ったり操ったりできるそう、私たち鴉天狗はみんな『風を起こす能力』を持つがそれはやはり早く動いたり風を起こしたり向きを変えたりするだけだ、そう考えるとやはり文の能力は破格の強さだろう、文の速さには私も勝てないし、私が必死こいて複雑に風を操っても文はそれを片手間にやってみせるし、私には風の噂は聞こえてこない
「んで?博麗神社には何を」
「魔法の森の取材よ、もしかしたら相当大きな事件かもしれないし事前に知ってそうな人に聞きに行ってほしいわ、魔理沙もいるかもしれないし」
「なるほど、あいわかった」
「まあ神とかスキマ妖怪が出てこない限りあなたなら大丈夫でしょ」
「そんなこと言うと出てきそう」
「なんていってたら記者なんてやってられないわ、さぁ、いったいった」
「はいはい、いってきますいってきます」
少女移動中 ~Now flying~
博麗神社、幻想郷の東の端にある神社
幻想郷と現実を隔てる博麗大結界を管理する博麗の巫女が住んでいる、神社というもののいるのは巫女だけで神主もいなければ祀っている神はいないらしい
「魔法の森?あー魔理沙が何か言ってたわね、変な洋館があったーとかなんとか」
そう取材に答えたのは当代博麗の巫女『博麗 霊夢』脇の空いた紅白のおめでたい色をした巫女装束と頭の大きなリボンが特徴的な綺麗な黒髪の女の子、脇寒そう
「変な魔女が変っていうならそりゃ割と普通な洋館なんじゃないか?」
なんて冗談をかましてみる
「それが本当に変らしいの、魔理沙は鎧とか剣とか独りでに動く武器に襲われたとか言ってたわ」
独りでに動くねえ、確かこの前の逆さ城の異変の発端も道具が動き出すのからだったな、いやでもそれじゃあ私達の道具も動き出すな、じゃあ新参の魔女か?勝手に動く武器も魔術でできそうだ、、、飛躍しすぎだな、武器を触らずに動かすなんてがんばれば私でもできる。
やはりこれだけの情報でいくら考えても妄想の域はでないか
「うーん、他には何か言ってなかった?」
「いやこれだけ」
ええー、もっとがんばれよ魔理沙ちゃーん
「うそん、つかえないなぁ」
「あら、つかえないなんてひどいのね、悪い妖怪かしら」
「いいえわたしはいいようかいですわ」
「目が泳いでるわよ」
「御賽銭したいなぁって思っただけなのになぁ、、、、」
「そう、あなたはいい妖怪ね」
と言って手を差し出す霊夢ちゃん
「いや手渡しかい」
「いいじゃない別に、箱に入れても私が出すんだから」
「それは巫女としてどうなんだい」
「なんて言いながらも財布の紐を解くあんたもあんたよ」
「私がここにやる賽銭に賽銭をしてる感覚は一切なくてね」
「じゃあ何のためにお金を払ってるのよ」
「可愛い女の子にお小遣いをあげてる感覚」
「、、、、、いつまでたってもその子ども扱いは変わらないのね、文は最近は巫女として接してくれるわよ?」
「あの子は記者として博麗の巫女である霊夢ちゃんと話してるだけさ、私はそういうことは苦手でね、目の前に見えてることを馬鹿正直に捉えることしかできないのさ、だから霊夢ちゃんも霊夢ちゃんにしか見えないの」
「数千年生きてきて?」
「そう数千年生きてきて、まあ自覚ないんだけどね、これも言っちゃ文の受け売りさ、私の歳と張り合えるほど言われた気がするよ」
自分の年齢なんてもう数えてないから覚えてないんですけどね
「変な妖怪」
「妖怪は変だから妖怪なのよ、それじゃそろそろ現地にいってくるわ」
「そ、じゃあ私もお掃除はじめようかしらね」
「ほいじゃーね、お小遣い大事につかうんだぞー」
なんてやり取りをして神社を後にする
目的地は魔法の森、到着まで約五秒
魔法の森、幻想郷に存在する原生林で、空気はジメジメしていて昼間でも薄暗く、見たこともない植物が生えている、その見たこともない植物目当てか知らんがこんな辺鄙な場所に住み着く魔女もいるそう、、、、、、、ほらあそこにも
「なにしてるの?楽しそうね?魔理ちゃん♪」
目の前にあるのはものすごく大きい花の怪物、、、、、、とそれの触手に捕らえられた魔理ちゃんとよばれたモノクロの衣装に頭被った大きな黒い三角の帽子がトレードマークの金髪の少女
「た、助けてぇ」
逆さにされ帽子が落ち、私の頭に被さる
やれやれ、なんておてんばな子だろうね、どうせ好奇心のままに近づいた結果だろう、、、まったくもー、しょーがないなー
なんて頭の中でぼやきながら手ごろな枝を折る、そして
「やい、クソミドリ野郎、お前の命もここまでさ!恨むなら魔理沙ちゃんを襲った自分を恨め!」
そんな感じの挑発が効いたらしく標的を私に変えて襲ってくる
「おうおう、そんな攻撃止まって見えるよ!」
折った枝を妖力で補強し風の刃を纏わせて襲ってくる触手をで切り払う
「お前を倒すには素手すらもったいない!枝でも喰らっとけ!」
魔理沙めがけて力いっぱいの跳躍、
「風刃『小枝丸』!!!!」
邪魔になる触手、魔理沙を捕らえている触手諸共切り刻む
「どーよ!」
「おっ、おう」
さて敵を後ろに回してしまった、どうするか、、、、、、そうだな
「魔理沙!やれる?」
抱きかかえた魔女に聞く
「任せな!しっかりと消し飛ばすぜ!」
手のひらサイズの小さな
「マスタースパーク!!!!」
「いやぁ、助かったのぜ、サンキューな」
なんて礼を言う魔女は霧雨魔理沙と言う、人里の『霧雨店』という大きな道具屋の娘さんらしいが魔法使いを目指す際に父親に勘当されたらしい、今ではここ魔法の森に自宅を構えて霧雨魔法店という何でも屋を営んでいるらしい
「それでお前がこんなところになんのようだ?」
「ただの取材、心当たりあるでしょ?魔理沙ちゃんにも協力してほしい」
「あの屋敷にか、ちょうど私も中身を見てみたいと思っていたところだ、協力してくれるならこちらとしてもありがたい」
「そう思ってくれると助かる」
「さあ、道案内してくんろ」
「それはいいがお前私を助ける前に何かしてなかったか?」
「いいや何も?」
「ならいいけど」
うそぴょん、しっかり撮らせてもらったよ
~少女移動中~
「なあさっきの枝のやつもう一回見せてくれよ」
「いいけど、そんなにめずらしい?」ペキ
枝を折りながら聞く
「もちろんだ、ただの小枝でものが切れるなんて見たことないぜ」
「私はよくやるんだけどね」
すれ違った木をこちらに倒れないように数本斬る
「ただの小枝をそんなに強く振っても折れないなんて大した能力だぜ、並みの魔法使いが全力で強化の魔術をかけてもそこまで強くできるかわからない」
「いい能力でしょ?」
私の能力は主に二つある。
一つ目はさっきも言った『風を起こす能力』
二つ目は私固有の能力、『耐える程度の能力』
字の如くあらゆる干渉から耐えることができるようになる能力、身体的、精神的なダメージ、毒物、魔術的なもろもろetc、一見強力な能力に見えるが干渉を0にするわけじゃなく、ただ耐えるだけ、痛いものは痛い、その干渉が続くことにより起こる結果を遠ざけるだけ、つまりただのがまんだ、しかも倍にして返せない、じゃあ弱いのかって言ったらそうでもない、確かに能力だけなら影響は私だけだから他の物を強くすることはできない、が私の中を流れる妖力は私の一部だから能力の影響を諸に受けていわば『耐える妖力』と化しているそれを武器に流して強化したりできる、でもまあそれでも妖力を使って物に我慢してもらってるだけ、妖力を流すのをやめると
ペキパキボキ
「やっぱ枝じゃそんなもたないか」
こうなる
私自身が無理して我慢し続けてもこうなる
めっちゃいたいよ
「そんなのよく使うのか?」
「いつもはもうちょっと短い奴を投げてる、ある程度距離がある雑魚ならこれで屠れる、さっきのは魔理沙ちゃんいたから投げなかっただけ、触手も邪魔だったし」
「なるほど、じゃあ近くの奴はどうするんだ」
「大体は素手だぁね、例外はあるけど」
「どんな?」
「それはまた今度ね」
「そのようだな」
そんな感じに話を切り上げた理由はもちろん目的地に付いたから
その洋館は、私たちがしっている湖のほとりにある洋館よりはすこし小さいものの十分大きいものだった
「紅魔館よりは少し小さ目がそれでも大きいな、住人は多いのかな」
と予測を立てると魔理沙がそれを否定する
「物を自動で動かす奴の館だ、大きくても小さくても住人の予測は『一人以上』から変わらないさ」
「そっか、まあいい、見つけた奴に片っ端から取材していこう、それじゃあとっとと行こうか」
「そうだな、よし、あけるぞ」
魔理沙ちゃんが門に手をかける
「よっしゃー!たのもー!!!」
なんて軽快に叫ぶと
「たーのもー!!!!」
と魔理沙も続いてくれる
客観的に見たらなんと愉快な客だ、さて洋館の主人はどんなお出迎えをしてくれるのやら
どうもみたらしだんごというものです
こういうサイトに小説を投稿するのは初めてですが書きたいものを書こうと思ったら主人公が三人になってしまいました、むずかしいとは思いますが。ペースをきっちり守りしっかり読みやすく仕上げようと努力します、至らぬ点があればアドバイスしていただけると幸いです