東方酩酊宴 Crows Ogres and Phoenix   作:みたらしりんご

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できました第四話!超早い!でも今回は前編です、全部詰め込むと倍くらいになりそうだったので良さげなところで区切りました。こうも早いと駄文になっていないか少し心配です。


第四話「スチールズパニック 前編」霧雨魔理沙・雛罌粟雅

どうも!霧雨魔理沙です!

 

私は今魔法の森に現れた謎の洋館に来ております!内装は見た目とは裏腹に割と質素です!それもそのはず!飾ってあった鎧は全部玄関先で暴れてる天狗の撃退に向かったからな!

 

”ガシャリ”

 

パシャリと思わずシャッターを切る

 

一体の鎧と曲がり角で鉢合わせになった、なにしてんだお前天狗撃退しにいけよ、それともあれか、サボりか、けしからんな

 

「あ、どうも!館の人ですか!?私新聞記者(仮)の霧雨魔理沙と言うものですが、お話しを聞かせてもらってもよろしいですか!あとその鎧暑そうですね!脱いだらどうっ、でしょう!」

 

頭目掛けて箒をフルスイング

 

すこーんと兜は外れ飛んで行ってしまう

 

”ギ、ギギ、ギィィィ”

 

やはり中身は無い、しかしこう見ると

 

「結構ホラーだな」

 

”ギギギ、カシャリ、ギィィィ”

 

首無し騎士は剣を抜き、襲い掛かる

 

「ああくそギーギーうるせえな!油さしたらどうだ!?」

 

間一髪で回避

 

「これでも食らっとけ、魔廃『ディープエコロジカルボム』!」

 

産廃を使って作ったエコロジーな魔法瓶爆弾を鎧の中に投げ込んでやる、そして距離を取る

 

”ボンッ”

 

鎧の破片を魔法障壁で防ぐ

 

「こいつはもらってくぜ!こーりんが買い取ってくれそうだからな!」

 

さっき殴り飛ばした兜をかぶって、その上から帽子を被り、探索を再開する。

 

ちょうどこの角の先には扉があった、ん、結構重い扉だな、これはアタリな予感がするぞ

 

「どなたかいらっしゃいませんかー!」

「やあ、ようこそ客人、待っていたよ」

 

いた

 

 

第四話 『スチールズパニック』 霧雨魔理沙・雛罌粟雅

 

 

 

 

時はすこし戻り、謎の館突撃直後

 

「ッ!?」

 

あっぶない

 

「っふう・・・・・・・いきなり殺しにかかってくるとか、ちょっと物騒すぎやしない?」

 

鉄柵の門を開けた、その瞬間、館の扉を貫き中から剣が一本、魔理沙ちゃんの首元目掛けて飛んできやがった、私がキャッチしていなかったら今頃彼女の首に剣が刺さっていた。

 

「・・・・サンキュー、今回はマジで死ぬと思った・・・・」

「どういたしまして。と、そんなにのんびりしてる場合じゃなさそうだね」

 

扉が開き、中から堅牢な鎧を着た騎士の群れがぞろぞろと、受け取った剣を刀身をつまむ形から正しく持ち変える。

 

「あー、すいません、私新聞記者の雛罌粟と言うものですなんですが、館の人たちですか?話し聞かせてもらってもいいですかね」

 

首から提げたカメラで一枚騎士の群れを撮り、一応あいさつを済ませるが。

返事は無造作な騎士剣の横薙ぎ。

 

「っと、騎士にしては無作法な剣を振るじゃないか」

「雅!そいつら中身ないぞ!」

「なるほど」

 

剣で群れの一人の腕を落とす、落とした腕は動かなくなった、無力化はできるな。

 

「切れ味は良さげだな・・・・・魔理沙ちゃん!」

「なんだ!?」

「中に入って取材してきて!私はこいつら相手する!話聞くだけでいいから!」

 

鎧たちの無作法な剣をいなしつつ、カメラとかばんから取り出した石を投げる。

 

「これは!?」

「館で人を見つけたら魔力を流して!一瞬でも危険を感じたらそれっ、それをぶっ壊して!魔力流しすぎたら壊れるはず!」

 

ったく、話の途中に攻撃するんじゃないよ

 

「わかった!でもとりあえずどうにかして道を開け!これじゃあ先に進めない!」

 

あっという間に門から扉の道は鎧たちで埋め尽くされている。

 

「あいよ!任せな!」

「えっちょっと!」

 

と魔理沙の手を引き抱き寄せる、文、借りるぜ?

 

「『天孫降臨』!」

 

吹き荒れる大竜巻が鎧の群れを飲み込み空に打ち上げる

 

「ほら今だ!行ってきな!館の中で鎧に遭ったら腕と足を落とせ!それか跡形もなくぶっ飛ばせ!」

「おっ、おう!すぐに追いつけよ!」

「たりめえよ!」

 

魔理沙ちゃんは館に走っていく、私はかばんから石と一緒に取り出した首飾りを取り出し首につける、そしてガシャガシャと鎧が落ちて、何体かが館に向かって魔理沙ちゃんを追って走り出す。

 

「まあ、そうあせんな」

 

追いつき、すべて四肢を落とす、幸い武器は彼らが持ってきてくれた、一騎一つと考えれば十分持つだろう。

 

「さ、あんたらの相手は私だ」

 

鎧はこちらを標的と認めたようだ、全員が私に剣を向け、館の中からぞろぞろとまだ出てくる。

 

ぞろぞろとぞろぞろと

 

まだまだまだまだでてくる

 

いやまて、お前ら、全員私の相手をする気か?・・・中に魔理沙が入ったっていうのに数が異常だ・・・・・・

 

嫌な予感がする、単純に数が多いのか、全員が私を標的とするよう操作されたか・・・・・ああくそ、ほぼ間違いなく後者だろうが・・・・・最初に飛んできたこの剣、飛んできたということは誰かが操作したか、自立した警備装置か、これは前者で確定だ、もしそれが自立した警備装置なら一本だけなはずはなく、今頃剣の嵐に見舞われているだろう、そして一番不吉なのが、この剣には殺気があった、速度は遅かったが、それでも当てる気は満々だったに違いない・・・つまり、この剣を操作した奴は理由はわからないが魔理沙を狙っている、鎧を出すことによって私たちを分断した、そしてその鎧たちはその剣と同じ操作を受け私の足止めを目標としたという解釈を加えれば・・・・・。

 

「ああクソッ!誘い込んだな!」

 

うちわと剣を構える

 

「雅風『天孫降臨』」

 

吹き荒れる竜巻は刃を纏い、吞みこむすべてを切り刻む・・・・・。

 

と一瞬で鎧の群れを片付けた私の焦りは未だ消えず、私も館にはしるが・・・・・。

 

エントランスにて、それは私を待っているようだった

 

「・・・・・」

 

それは、真ん中に赤い宝石が埋まった金属の縦長の長方体、しかし、流動しているように見える・・・・・。

 

「あんたも私の足止めかい?」

「・・・・」

 

金属はしゅんしゅんと音を立て、玄関の前に散らかった鎧や剣、私が持っているものを含め、すべて吸収し、人の形に変形した、いいや、私の形をとりやがった

 

「クソ・・・・手加減できないからな」

 

 

同時刻、博霊神社にて

 

「派手にやってるわねえ、異変解決するときの貴方みたい」

 

と魔法の森の方向で見えた二つの竜巻を見た後に紫が口を開いた

 

「うるさいわね、あいつはどちらかというと魔理沙よ、文みたいな小賢しい感じの取材をしない代わりにとても騒がしいわ、そういうところが魔理沙そっくり」

「ふふっ、そうね、仲いいわよね~、あの二人、貴方も混ぜてもらえばよかったのに」

「混ぜてもらうって、何に」

「今いっしょに取材してるわよ?魔理沙、大丈夫かしらね~、危ない館っぽいわよ~?」

「大丈夫なんじゃない?」

「あら、即答?」

「嫌な予感はしないわ~」

「なーんだ、つまんないわねぇ」

 

ぼりぼりとせんべいをかじり、ずるずるとお茶をすする音が響く

 

「そろそろ冬眠するわね」

「そ、おやすみ」

「みんなによろしく言っといて頂戴ね」

「ええ、わかったわ」

「修行、忘れずにね」

「わかってるわよ」

「今年も寒くなるわ、体には気をつけるのよ」

「だーいーじょーうーぶー」

「そ、じゃね♪」

 

と私の額にキスをしてスキマに消えていく隙間妖怪、冬眠前にはいつもこうして何気なく現れ、額にキスをして帰っていく

 

「はぁ」

 

とため息がこぼれる

 

「なんでこういうときだけひかえめなのかなぁ?」

 

 

 

その頃、魔理沙は。

 

扉の先はかなり見慣れたような景色が広がっている。いやもちろんここに入ったのは初めてだが、どこか親近感の沸く部屋、魔道書や道具が乱雑に置かれた机に、ほこりかぶった本棚。住人はおそらく目の前の女、銀の長髪に黒の瞳、そして外の世界の衣装だろうか、こーりんの店で見たことのある制服という服に制帽という帽子よく似た衣装を纏っている、だがこちらの方は金が良く目立つ、そしてそれと同じくらいアクセサリーがよく目立つ、右手の人差し指と左手の中指に指輪がはめられ、ネックレスとイヤリングももちろんつけている、制帽のつばに乗せられた変な装飾のゴーグルが悪目立ちしている奇天烈な格好だ。

 

「ここはお前の研究部屋か?」

 

ポケットに手を突っ込み、中にしまった石の魔力を流す

 

「あ、やっぱりわかる?」

「もちろんさ!こんな魔術とほこり臭い部屋なんて、私の部屋かパチュリーの図書館と同じようなものに決まってる、だがいいのか?こんなところに敵を呼び寄せて、番兵をつけるほど大事なところなんだろ?私だったら敵はすべて外で撃退するがな~」

 

のんと指を振り、このほこりくさい部屋の主は問いに答える

 

「私は君を招待したんだ」

「馬鹿言え、お前は私を殺しかけたんだぞ?信じられるかよそんな言葉」

「なぜ私が殺そうとしたとわかるんだい?あの『剣』も鎧と同じような警備かもしれないよ?私はずっとここにいて君たちを待っていただけさ」

「待っていただけなら、剣が飛んできたなんてわかるはずないだろ?あれも警備だってんなら数を用意するべきだ、あの一本だけお前が操作してたんだろ?もっとスマートにいこうぜ?回りくどいのは嫌いだ、どうせ隠す気なんてないんだろ?それに私はもっと面白い話をしたいな」

 

わざわざ『剣』なんて強調しちゃってさ

 

「はっはっは、そうかそうか、これは参った!だが許してほしいな、ああでもしないと警備に彼女の注意をそらせなかったからね。だがよかった、人と話す機会なんて滅多にないからさ、どう会話を自然に魔法に持っていくか悩んでいたんだよ」

「へへ、所詮魔法使い同士さ、お互いの研究でも話し合っていれば盛り上がるだろ?最悪殺しあうくらいまでは」

 

ポケットから八卦炉を取り出そうとするが

 

「あーだめだぜ、君はもう私の腹の中さ、そーあせらずに、おとなしく私に付き合ってよ」

 

地面から無数の棘が生えて私の首に刺さる寸前まで伸びる。

 

「わーった、わあったよ、降参だ、好きにしろ」

「え、好きにしていいの、じゃ、じゃ「私は」

 

飛び掛ってくる制服女に思わず手が出てしまってこぶしが顔面にめり込む

 

「私は好きにはできないぞ」

「はい」

 

見るからにシュンとなる

 

「だーもう、めんどくさいやつだなお前!」

 

お前?そういやこいつ誰だ

 

「えーと・・・・・誰だお前」

 

彼女はキリッと立ち上がり

 

「あー、そっかまだだったね、私の名前は、クロム、『クロム=クラフトマン』、この館の主人、見てのとおりの魔法使いだ、君は?」

 

クラフトマン(職人)・・・どこかで聞いたことがある気がする

 

「私は魔理沙、『霧雨魔理沙』、普通の魔法使いだ。よろしく」

 

それを聞くとクロムは帽子を取り

 

「よろしく、魔理沙、そして改めてようこそ我が館へ、どうか警戒せずに、私たちは友を傷つけたりはしない」

「あー、だったら玄か

 

セリフは大きな音と振動にさえぎられる、それは一回ではなく複数回鳴り、明確にこちらに迫ってきている。

 

「ったく、『アル』!?館を壊すのは良いけ、良いけどもう少し穏やかに足止めできないのかい!?」

 

『アル』?

 

「え?もう1人?いつの間にッ」

 

というセリフと同時だった、私の後ろのドアが開いたのは。

 

「どうも、毎度お馴染み清く正しい射命丸です」

「人の家に勝手に上がり込むのは、清く正しいとは言えないんじゃないかな?」

「あや、鍵が開いていたもので入っても良いものかと」

 

新聞記者、射命丸文参上である。

 

 

 




どうも、作者のみたらしりんごです、早めの更新になりましたがいかがでしたでしょうか、感想やアドバイスなどがあれば是非コメントして行ってください。
今回前編という形になったわけですが、この回は視点がコロコロ変わるのであまり長くなると疲れてしまうかなと思い丁度いいところで区切らせて頂きました、次回は初めてのスペルカード戦になります、楽しみにして頂けたら幸いです。
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