「…あぁ、愎華ちゃん、いませんね…」
「僕が呼んでこようか?」
「なんなら呼んでこようか?どうせ俺は暇だし」
「…お願いしてもよろしいですかね…?」
「構わんよー、どうせとある物忘れたしー
何処にいるのー?」
「えーっとですね…地図を見てもらえればわかりますかね…
ここが食堂でこの部屋からは二つの出入口があります。南側の扉が部屋に向かう扉で西が受付に向かう廊下の扉ですね。
南側には皆さんの部屋がございます。
西側は温泉、2階へ続く階段がありますが…
ただいまは使えません…
このような感じですね…」
「ちょっと待て、愎華って娘は何処にいるんだ?」
「…きっと、私の部屋です…」
「………ふむ、じゃあついでに行ってくるよ」
俺は不思議だと思った。
きっととは。一体どういう事であろうか。
…まさか、何かが起こったというのか?
俺は足早で神奈の部屋へと向かった…
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「地図には書いてなかったが…これは受付からしか入れないのか…」
地図の場所的にはここが神奈の部屋だが入口がどこにもない。
多分受付の所から入っていくのであろう。
「受付はここっと…」
受付に入るための扉を開けた瞬間、
目は血が点々とした床に行っていた。
「…!!」
やれやれ…
やっぱり悪い予感は的中か…!!
血の行末である神奈の部屋に入った。
「………!!!!!!!!!!!!」
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…人の、死体であった。
パッと見、少女のようにも取れる。
…きっとこの子が…愎華って娘であろう…
…報告だ…
犯人を…逃がしてはならない…
全員ここに呼び出すんだ…
それが…俺の出来ること…
「…くそ…くそっ!!」
また俺は。
人が死ぬところを。
止められたかもしれない被害を。
止められなかった。
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俺は食堂に帰ってからただ一言放った。
「…みんな、来い」
「はぁ?何言ってんだよてめぇ」
「いいから来い!」
つい怒鳴り声を上げてしまった。
ハッと我に返るとヤクザ顔の奴だけでなく針村や誠さん、神奈ちゃん、真希に、
…支那美も怯えてる。
「…何か、あったみたいだね」
「えぇ…だから来てもらいたくて」
「…皆さん、行きましょう。行かなければ、ならないんですから」
誠さんと神奈ちゃんはすぐに納得した。
針村もそれを了承した。
ヤクザ顔の奴らも、渋々ついてきた。
支那美と真希も、怯えていたが、こちらについてきてもらえた。
「場所は神奈の部屋だ…一つだけ言っておく…
絶対に目を背けるな」
皆は口を閉じて俺を先頭に、ゆっくりと、歩いていった…
しんじゃったよ