「さて…取り敢えず館内を捜索しよう…みんなは食堂にいてくれ…1人の方が楽だしな…」
「わ、私も行く…」
「…支那美、この中に殺人犯がいない場合、お前も危機にさらされるんだぞ?」
「それでも…隼人と一緒にいたい…」
やれやれ…
仕方ない…か。
「…分かったよ。だけどほかの奴らは必ず食堂にいろ」
「はいよ。因みにトイレの場合はどうすればいい?」
「関係がないやつと行け。例えばそこのヤクザなら誠さんとか先生とかな」
「なるほど…共犯者の現場荒らし対策か…」
「そゆこと、じゃあまた後で」
「あぁ、待ってるよ」
誠さんがそう言うとコツコツ…とみんなは食堂に歩み出した。
「さーて、改めて現場の捜査だ。支那美はそっちを調べてくれ」
「分かった」
「それと、怪しいもんがあったら絶対に言えよ?」
「分かってるって…」
そうして支那美は部屋の反対側を捜査、俺はもう半分を捜査した。
パッと見、六畳半か?部屋の広さは。
その部屋にクローゼットやテレビなど…
まぁごくごく一般的レベルの家具が置いてある程度だ。
ゴミ箱やタンスなんかもあるし…
取り敢えず漁る他ない。
「怪しいところ、ねぇ…」
「難しいよね…」
ただでさえ普通の部屋に見えるのにそこから粗を探せなんて…
「…ゴミ箱も漁ってみるか…」
ゴミ箱は中には物が全然捨てられていなかった。
ただ、一つの紙を除いて。
「ん…?何だこりゃ…」
そこに書かれていた言葉は
『……に行ってやるわ……』
…ダメだ。千切れていて読めない…
「なんか…破り捨てられた後かな…?」
「あぁ…多分な…」
文字の下に線がある。
ノートなどにもあるような線だ。
「恐らくは便箋…手紙か…?」
「手紙?でも何でここに…」
千切れた手紙…持っておくか。
「他に怪しいもんねぇ…」
「ねぇ…隼人、これって…」
支那美は俺の服を引っ張り指を指した。
「…!!これは…!!」
それは、血がべっとりとついた包丁であった。
「…包丁」
まさか、あの人がか…?
「いや、まだだ。根拠にはならない…」
だが包丁か…気にかかるな…
「取り敢えずこの部屋はこれぐらいか…他のところ行くか…」
「そうだね…」
俺達はその部屋を後にした…
勿論、部屋の中にいる彼女に御冥福をお祈りしてから…
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「ここ、か…」
「温泉…?」
「あぁ…混浴…は本当っぽいな…」
何言ってんだ俺は。
因みに混浴、と言っても最初の区域は分かれている。
但し、窓ガラスで隔てたれているので分けるもクソもない。
「ここも捜索するか…」
「そうだね…」
そして俺らは新たな場所での捜査を開始した…
ふへへへへへへへへ