「では、一番良い条件を出したガモン商会を受け入れる」
「「「「ははーっ!」」」」
「但し、ガモン商会の者に落ち度があるようであれば……、分かるな?」
「は、はいっ!サスボーンには、この私の倅を送ります!次男とはいえ、商会の番頭にするつもりで育てた男です!決して失敗などしません、『ラピス神』に誓って!!!」
「よし、良いだろう。今回は選ばれなかった商会三つも、サスボーンが拡大すれば声をかけることがあるかもしれん。とにかく、協力に感謝する」
「「「「ははーっ!」」」」
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《御用商人》
・アスレッド王都からサスボーンに商人を誘致する◯
———クエスト成功
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そんなこんなで、御用商人を作った。
ガモン商会は、サスボーンの産物を優先的に買い取り、その代わり店を構える。そういう契約だ。
それに、サスボーンはこれから酒造を始めるので、旨味がある場所のはず。
酒造はどこでもやっているが、アクアビットはサスボーンでしか作られないはずだからな。
それと、俺達が作る鉄器でもちょいと売りに出してやれば、商会側もすぐに投資分の支出を回収できるだろうしな。
その他にも、「そこそこ腕がいい」くらいの遍歴職人と、そいつらに当てがうための娼婦も何人かスカウト。
腕が悪い奴は論外だが、腕がそこそこいいのに、王都故の過密な鍛冶場に居場所がない二番弟子三番弟子レベルの奴らに声をかけた感じだ。
まあここ、アスレッドは武門の国だからな。
北のグリンバル王国ほどじゃないが、鍛治師達の腕もよろしい。
だからこそ、鍛治師は供給過多気味っぽいらしく、数人を引き抜く程度なら充分可能だった。
娼婦なんて、流民や物盗りと同様に蔑まれる非人的な存在なため、軽く声をかければすぐについて来た。
処女性がないが、庶民レベルではそんなこと気にしないしな。
貴族間では、女の貞操はかなり気にされており、托卵とかやったら割とマジでドン引きするようなドロドロの争いになる。やっぱり、血脈の正統性が大事だから。
けど庶民にゃそんなことは関係ない。ガキを孕めりゃ女はそれで良いってノリ。
恋愛がどうとか、顔の良し悪しがどうとか、そういうのも実はそれほど気にされてない。男はガチで甲斐性が100%だ。
俺らの場合、稼ぐ能力があり、尚且つ人外じみた美男美女なので話題になっているのであって、この世界じゃ実は顔はあんまり気にされない。だから不潔でブスなのが多いんだが……、まあこれは良いだろう。
そんな訳で娼婦共も、村の職人の妻になれるかも!とか、開拓地持ちの自作農の嫁になれるかも!とか、軽く煽ったら十人くらい釣れた。
早速俺は、サスボーンに向かう隊商を組ませて、道を引き返す……。
「ガモン商会の次男、番頭のジョナサンです。騎士ブラッド様にお仕えする御用商人として、いつ何時でもお呼びください」
そう言ったのは、恋愛ゲームのモブ顔主人公みたいな、特徴のない顔をした黒髪の青年。前髪が長く、瞳の動きが窺えないのが特徴と言えば特徴か。
ジョナサンと名乗った青年を、俺は早速、あらかじめ用意しておいた店舗に呼び込んだ。
店舗は、ジョナサンの私室兼寝室と、倉庫一つが繋がった建物だ。
「これは……、立派なところですね!このようなところをタダでいただいてしまうだなんて、申し訳ないくらいです」
「構わん。一階は棚とカウンターがある、ここで働いてもらうぞ。奥には倉庫があり、二階はお前の私室としよう。簡素だがベッドとテーブル、椅子、箪笥くらいは置いてあるので好きに使え」
「家具まで?!よ、よろしいのですか?」
「そちらも構わんよ、大した手間ではない。但し、毎月の交易馬車の件を忘れるなよ?」
「もちろんです!」
……さて。
こうして、御用商人を呼び込んだ俺は、早速商談に入ることにした。
「前置きは良いとして……、早速商売の話をしよう。まず確認だが、サスボーンからは酒と鉄器を出し、そちらはこのサスボーンに都市の文物などを運ぶ。ついでに、市民の役に立つ道具や塩なんかもな。これは良いな?」
「はい。サスボーンでは、今年から始まった酒造と、細々とやっている小さな鉱山があるんだとか」
あ、そうそう。
鉱山ね。
なんか調べたら廃坑になっていた小さな鉱山があったんで、ちょっと弄って鉱石を復活させといたんだわ。
細々とした採掘ペースならまあ、百年くらいは余裕で保つだろうなー、ってくらいのもん。
ここで鉱夫の雇用をゲットして、職人は連れて来てあり、更に鉄を溶かすための木炭確保のための木こりが必要なので更なる雇用がドン!良い感じだ。
流石に、この国も国民もぶっちゃけどうでもよくはあれど、封土を破産させたマヌケ貴族の汚名はNGなんでね。
モノカルチャーは良くないと思って、ほんの少しだけテコ入れしたよ。
「だがまだ事業は始めたばかりで、利益が出るのはこれからだ。しかし、それではそちらも納得できないな?」
「い、いえ!そんなことは!」
「立場上、そう言わざるを得ないのは分かる。だからそちらに利益になるように、俺の持つちょっとした財宝を売ろうと思ってだな」
「は、はあ……」
俺は、嫁に指示を出して、馬車から色々なものを持って来させた。
小瓶に入った入門級ポーション、しょぼいエンチャントのかかった銀の首飾り、鋼の剣がいくつか……。
で、それを見たジョナサンは。
「……これは!どれも良い品質ですね!」
「そうかね?まあ、俺にとっては必要がないものだ。大金貨十枚でどれも売るぞ」
「ええっ?!鋼の剣はまだしも、ポーションやマジックアイテムもですか?」
あー、そうらしいな。
どうやらこの世界はヴォルスランドと比べて、鉄鋼業はまだしも、薬学と魔法学の遅れが著しい。
ポーションはヴォルスランドの数倍は高価で、マジックアイテムなんて数十倍の値段だ。
何故かと言うとやはり、この世界での主流である「魔術」は、ヴォルスランドの魔法とは違って持続性がないからだろうな。
この世界の魔術について研究しているルビーとシャーロットは、『神秘力』の濃度が低過ぎる……みたいなことを言っていたがよく分からん。
とにかく、エンチャントをした道具は高値で売れるって話だ。
「値段が分からない訳じゃない。安く売るのは、未だ特産品ができていない封土に招いた無礼を詫びるという意を込めてのことだ。来年には酒も鉄もでき始まるだろうから、これは今年だけのことだな」
「分かりました!」
他にも細かい点を話し合い、村の決まりを伝えた。
大した法律もないから早かった。まあ人治の社会だから指導者である俺の匙加減で刑を決められるんで、賢い奴ほど馬鹿はやらないだろう。
そもそも、皆差別になるからとか言ってボカシたがるけど、犯罪をやるのは知能が低くて学のない奴らなので……。
そんなジョナサンは早速、明日から営業を開始するそうだ。
店の棚に並ぶのは、塩や油、服、鍋などの日用品。特別なものは置かない。
ただ、俺の命令を聞き、アスレッド王都……ひいては、本国であるアルザード王国の文物などを買い集めて、俺に売りに来てくれることになっている。
本国の情報を全く知らんようでは、貴族として良くないからな。まあ田舎のアスレッド王国では、武力さえあればそれでいいという猪武者も多いが。
とりあえず、ポーションとマジックアイテムの代わりに、この国の宗教の聖典を譲ってもらうという中世的物々交換を行い、端数で金貨を何枚か手にしてから、俺はサスボーンのマナーハウスへ帰宅した……。
ないよぉ!書き溜めないよぉ!
そんな訳で次はプログラマ転生かダンジョン不審者かなあ……。10話ずつくらいはある感じです。
そして、例のR18SFファンタジー、書いてます。
そのうち、ハードオンのエッチな思いつき集のタイトルでR18作品枠で出すかなーって。
でも正直、普段のサイコパス主人公にエロ要素までぶち込むと更に悪役感がマシマシになり、ギリギリ許されるクズからギリギリ許されないクズになってる感はありますねえ!
主人公の目的が、魔力というエネルギーが湧きまくってるファンタジー惑星の支配なので、まあ幸せにはならんよなみんな。
倒した敵モンスターを加工して機械に繋いで魔力供給機にしたり、奴隷の獣人少女をおもちゃ扱いしたり、仲間の女軍人に奴隷獣人少女を貸してレズプレイさせたり……。
どキツい展開がありそうだなあ。
書きたい展開としては他に、
・奴隷獣人少女が幼馴染の獣人少年と出会うも、主人公に調教されていて……みたいなBSS展開
・未来アイテムによる無双
・女商人に融資する代わりに身体を……みたいなの
・スラムの少女に売春を持ちかける
・女盗賊にお仕置きレイプ(ランスかな?)
・亡国の姫を旗印にした成り上がりストーリー(パクリ元リスペクト)
・敵貴族女を公開レイプして尊厳抹殺
・女奴隷いっぱいでハーレム乱交
・ふたなり女軍人の仲間と、奴隷女を嬲る
・奴隷解放軍に対して主人公に贅沢な暮らしをさせてもらっている女奴隷達が反論する
・生意気な吸血鬼ロリをリョナって魔力搾取マシンに繋ぐ機械姦要素
とかがあります。