ついに始まったラストオーダー。
・・・なんですけど、いつの間にか変態達の進化・強化素材回収ゲームになってまして。私は師匠を持っているだけのにわかなので狩りが終わるまで待っておりました。
あ、ストーリーは涙ものの素晴らしいものだったんですよ?・・・それに行き着くまでのボス戦がどぎつかったです。アステリオスとマーリン(と書いてろくでなし)のおかげでなんとか勝てました。
ところで、劣等生のアニメをまた見直すことにしました。原作を読んでからだと短く感じてしまいましたね。
あぁっと、長々と話しているとどっちを読んで欲しいのかわからなくなってしまいますね。
では、どうぞ
軽度の性的描写あり?
どこか頭を打ったらしい森崎と(おそらく折り紙の蝶を媒介とした遠隔魔法で話しかけてきた)隆と一方的に離脱して待ち合わせ場所のE組教室前に急いだ。
(いない、か。まあいいんだけどな・・・)
達也の口からため息がこぼれる。
待ち合わせをしていたエリカが約束をすっぽかした様だ。
忘れたというのはここ数日の友人関係ではあるが、考えにくい。
再び嘆息を吐きつつも端末を取り出し、LPSで施設内の友人を探す。
一応端末の電源を付けているらしい。
これは自分で探しに来いってことだよな。
達也はゆっくりと移動する赤い点に向かって歩き出した。
◇ ◇ ◇
エリカと合流した達也は、部活動勧誘の会場外までの道すがら、
拗ねたエリカを宥めつつも本日の
そして5分後・・・・・
「帰りたい・・・」
有象無象の大騒ぎで達也の本日何度目かも忘れた溜息混じりの嘆きも掻き消される。
2人とも、正直舐めていた。
風紀委員や生徒会でも話題に挙がる年に一度の
のだが、
目星をつけた生徒一人に対して、複数の部活動生が群がり、言い争い、果ては
風紀委員が見回りを行うのも納得がいく。
・・・10人そこらの人員では少なすぎる気もするが
ともかく、そんな場所に赴いた二人、特にエリカは現在進行形で引っ張りだこになっている。
達也も達也で何人かの人間に呼びかけられはしたが、早くに脱出―が妥当―したので大したことは無かった。
単に行動が速かった、というよりはやはり『見た目』だろうか。
(さて、どうするか・・・)
達也の容姿はそれこそ他者よりも優れてはいる(本人は平凡とのたまう)が、着痩せするタイプ。
今回はエリカの見事なスタイルとルックスが大勢の
現在エリカは十人そこらの部活生に囲まれ、よく言えばもみくちゃに、悪く言えばセクハラまがいに体を触られている。これが男子生徒であれば即座に止める余地があるのだが、同性間となると微妙。
そもそも達也はエリカが力ずくで脱出するだろうと離れて見ていた。
周囲の拘束など早い段階で抜け出せるはず、喧嘩の時の技術を見た達也はそう思っていたが、実際は非力な女生徒が周囲を取り囲んでいる状況で強引に振りほどこうとする踏ん切りがつかなかったようだ。
・・・殺気が漂ってきたな。そろそろ不味いか。
遠目には彼女の姿は見えないものの、輪の中心から不穏な空気が昇り始めたのは分かる。
「ちょっ、どこ触ってるの、やっ、あっ、やめッ!」
その言葉を聞いた達也の行動は早かった。
すぐさま左腕のCADの準備を整え、思い切り地面を蹴る。
地面を蹴った際の振動を魔法で増幅、さらに方向性を与えることで目の前の集団に地震の横揺れに似た現象を与える。
取り囲む生徒は仰け反り、中には尻もちをつく者もいた。
そのまま達也は走り続け、中心にいるエリカの腕をつかむ。
「走れ」
エリカは達也に引っ張られるまま走り出した。
◇ ◇ ◇
「それでは会長、行ってきます!」
時は遡ること数十分前。
生徒会室では、今から校内の見回りに中条あずさが出かける所だった。小柄でオレンジの髪が特徴的な、見るからにひ弱そうな彼女。そんな彼女の固有魔法は集団を鎮めるためにうってつけなのらしい。
部活動勧誘に沿って行われる部活動体験や武術系統の部活のデモンストレーションを見て回りたかった隆は外を動き回れるあずさに多少ながら羨ましさも嫉妬も感じている。
まあ、いいんだけどねぇ・・・・・。
そんな隆は昨日あずさから教わった事を元に事務仕事を片付けていた。こういった文書作成もキーボードオンリーで行うのも21世紀初頭と変わりはない。
「はい、いってらっしゃい。あーちゃん」
「・・・行ってきます」
相変わらずの真由美の呼び方に頬を膨らませる。が、そのまましぼませる。背中に呆れを漂わせながらあずさは部屋を後にした。
室内の人間の視線は各自の仕事に目を落とす。
「私も、少し」
その数分後、隆も黒いポーチを持って立ち上がる。
「・・・待て靏、どこへ行く気だ?」
扉に手をかけた状態で体を90度回転させ、声をかけられた方向に振り返ると副会長の服部が腕を組んで睨みつけている。普段であれば見せることのない(と言っても昨日見せたが)冷たい口調で目の前の後輩へと言葉を突き立てる。
敵意を向けられる隆は、対して口を軽く釣り上げ、一瞬黒いポーチで口を隠して告げる。
「嫌ですわ、もやし副会長。」
「もやしじゃない、服部だ!」
ふざけた口調にすかさず服部がツッコミを入れる。
周囲の視線が服部に集まる。一人は苦笑を含み、ある一人は同情、もう一人は真顔で。
服部の体温が一気に上昇する。
話しかけたのは自分。
他愛のない質問、だが昨日から好感を持てない目の前の人間に嫌みの一つでも言ってやろうと・・・
「じゃあ、もやとり副会長」
「じゃあって何だ!」
「んもぅ。魔法師は常に冷静に、ではありませんでしたか?」
「ギッ!ぐぬぬぬ・・・」
逆に煽られ、いとも簡単に乗せられてしまった。
司波達也との模擬戦の話前後から僕をもやしと呼び始めた
ごほんっ
「で、どこへ行く気なんだ?」
そう聞くと何故か目の前でクネクネ動き始め、またポーチで顔の下半分を隠す。
「・・・お花を摘んできますわ。」
そこは雉撃ちではないのか?と服部は浮かんだ言葉を口を閉じる事で再びやってくるのが予想される厄介事を避ける。
対して隆は溜息をつきながらそのまま生徒会室の扉を開けて出て行く。
「こんなことを一々聞いているから彼女ができないのですわ。」
扉の向こうでまた服部が何か言った気がしたがとりあえず聞こえなかった事にしよう。
さて、トイレに行く、というのは案外建前ではないが、副次的な作業に過ぎない。
本来の目的は別。
書類まとめるだけの簡単な仕事だし、大丈夫でしょう。
と誰もいない廊下で一人頷く。
男子トイレの暖房のついた便座に座り、持ち寄った黒いポーチを開ける。隆は赤い紙、幾何学模様の独特な魔法陣、サイオンで働きを始めるICチップとでも言おうか。その一片が20cmにも満たない正方形の道具を隆は慣れた手つきで折り始める。
丁寧に端と端を合わせる。
次第に紙の面積は小さくなり、代わりに体積が大きくなる。
出来上がったのは蝶。
サイズは手のひらに乗る大きさ、アゲハ蝶よりも少し小さめ、
いつかの喧嘩を諌めた時に隆が発動させた魔法。
古式魔法、世間一般にはそう呼ばれる。
術者は紙に魔方陣を描き、サイオンを送り込む。紙は術者のイメージに合わせた事象を発生させるというもの
鳥に折れば羽ばたきだし、人に折れば歩行を始める。
しかし、<<どうやら>>無生物は構造を理解したうえで造らないといけない<<らしい>>。
ロケットの形に折ってもガスを噴出して飛ぶことは無く、火に
だが、生物を模した紙のモデルから五感を共有することができる。
作り出した無生物は、刃物であれば切れ味を覚え、スポンジは水を吸収する。
加えて、そのモデルを経由して魔法を発動させることは可能。
当然範囲というものがあり、それを超えれば糸の切れた人形と同じ。
そして、どちらも耐久が紙なのに変わりはない。
「精霊魔法ではないしねぇ・・・本当にどうなってるのかしら・・・」
尚、このおり紙の動物が動くのは術者|≪隆≫にもよくわかっていない模様。
「だって、折ってサイオンを送ってイメージをするだけだもの」
あ、はい
隆は個室の上の隙間から数匹の蝶を解き放った。
◇ ◇ ◇
「はぁ、はぁっ・・・はぁ」
馬鹿騒ぎと人の群れる会場から離れた校舎の足元。
校舎が太陽の日差しを遮り、新入生を招くために部活生のほとんどは部室や屋外のある一箇所に集まっているため、建物の廊下を通るものもいなければ、人の気配もしない。
太陽にも、人にも隠れた場所に2人の男女がいた。
女は正座を崩した様に地面に座り込んでいる。そのきめ細やかな肌は紅く染まり、時折滲み出す滴は、顎を撫で、首から女性らしさを強調する膨らみの間へと這う。
対して男は相手の手を離し、見やる。
水が岩を滴り落ちる様にゆっくりと目線を下げる。大きな瞳は瞼によって半分隠れ、己を恥じらう様に視線は誰にも向いていない。染まった頰、時折何かを飲み込む口、豊かに動いてみせる。
男のキレ長い目は次第に鋭さを増し、又女も顔を上げ、相手との意識と視界を混ぜ合わせる。
互いの左の胸は熱を帯び、砂時計を揺らす様に体の時間を早める。遠くの賑わい、風の音は2人の空間から消し去られ、今聞こえるのは互いの息遣いのみ。
男は片膝をつき、一層2人の空間の濃度が濃くなる。
息遣いは深まり、2人の唇はそれに呼応する様に甘く染まる。
男の手が女の手に触れるのにあと3秒。
男と女の鼻が擦り合う距離になるのにあと15秒。
互いの息で呼吸をするまで、あと
◇ ◇ ◇
俺は見つけた赤い蝶を『分解』した。
このまま放っておくと大変な事になる、そんな気がした。
俺はエリカを引っ張って人気のない場所まで逃げた後は、俺が脛を蹴られ、蹴ったエリカが足を痛めた以外に何もなかった。・・・見えてしまったものは不可抗力だ。
再度エリカの機嫌を直すために、第2小体育館、通称『闘技場』で行われる武術部系のデモンストレーション見学に付き合う事になった。二階の観戦エリア、今はそこから下の剣道部の演武を見下ろしている。
「魔法科高校にも剣道部があるんだ」
エリカの何気ない呟きを、
「どこの学校にも剣道部はあると思うが?」
同じ様に何気なく返した。
するとエリカは俺をまじまじと見つめてくる。
「・・・なんだよ?」
「意外・・・」
「何が?」
「達也君にも知らない事があるんだ。それも武道経験者なら誰でも知っていそうな事なのに」
「俺はそんなに知ったかぶりに見えるのか?」
「え?いや、そんなんじゃなくてっ!こう、雰囲気っていうかさ、達也君なんでも知ってそうだもん」
「雰囲気って・・・。・・・まあいい、それよりなぜ剣道部が珍しいんだ?」
「別に老けて見えるわけじゃないからね?ただどこかねぇ・・・。ああっとそうそう、剣道部だったね。」
・・・俺だって同じ1年生なのになぁ。
「魔法士やそれに連なるものを目指す人は高校生レベルになると剣道をすることはほっとんどないんだ。そりゃ小学生のうちは基本を学ぶために県道を習うことはあるけど、将来魔法士を志す子達のほとんどは剣術に流れちゃうんだ」
「へぇ、そうなのか。・・・どっちも同じだと思っていたよ」
そうだったのか。同じ剣だから変わりはないと思っていたのだがな・・・ん?驚いている様だが、俺変なこと言ったか?
「本当に意外。達也君武器術も結構できそうなんだけどな・・・あっ、そうか!」
自分の中で合点がいった様だが、突然大声を出さないでほしいなぁ。驚くし、周囲の視線が集まってるし。
「どうしたんだ?」
「達也君って、武術に魔法を組み合わせるのが普通だと思ってるんでしょ?ううん、魔法だけじゃないかもしれないけど、闘気とかプラーナとか、そういうので足りない分を補うのは当たり前だと思ってるんでしょ」
・・・ん?
「それは当たり前じゃないのか?身体を動かしているのは筋肉だけじゃないぞ」
今更だな・・・満足げに頷いてるけど、周りからの視線が集まりだしたな・・・
「達也君にとって当たり前かもしれないけど、普通の競技者にとっては当たり前じゃないのよね」
「ああ、なるほど」
確かに、ただスポーツとしてする分にはそうなのかもしれないな・・・
「ところで、そろそろ静かに見学しないか?」
◇ ◇ ◇
剣道部の演武は、1人の女子部員が登場してからが熱かった。男子相手にも後手に回る事なく、相手が力で振るうのに対して彼女は技術をもって受け流す。観衆に見せるための演武は、女性剣士の登場で魅せるものへ昇華した。周囲のほとんどの生徒は釘付けになっているようだ。
不満を交えた鼻息が隣で聞こえる。
エリカはどうやらお気に召さなかったようだ。
「だってつまらないじゃない。手の見え透いた格下の相手に見栄を意識した立ち回りでお決まりの一本なんて。これじゃ、ただの殺陣よ。」
「いや、そうなんだがな・・・。宣伝のための演武だし当然じゃないか?」
プロには真剣勝負に見せる人たちがいるが、武術における本当の真剣勝負なんてものは、いえば殺し合い。とても誰かに見せるようなものではないし。
そう俺が言うと、また心象を損ねたようだ。
このままだと乱入・・・はしないもののそれに近しいことをしでかしそうだ。
俺はエリカを促して出口へと急ぐ。
のだが、観戦エリア(二階)から降りて出口まであと1mと言うところで、背後ではまた先ほどとは違った喧騒が耳に入ってきた。別の部活動のデモに交代するには少し時間があるが。それに・・・
俺は腕章を装着して、野次馬が壁を作るその先へと足を進める。押し分けて前に進んでいるから周囲から文句が出そうなものだが、俺の腕章を見たからだろうか、別の厄介が起こることはなかった。(本当はエリカの愛想笑いの威力の方が大きいのだが)
「剣術部の順番まであと1時間以上あるわよ!それまで待てないの!桐原君!」
「心外だな壬生。あんな未熟者相手じゃ、新入生に剣道部随一の実力が披露できないだろ?だから協力してやろうっていってんだぜ?」
先程見事なワザマエを見せた女生徒(壬生というらしい)と桐原と言う剣術部生徒が口論をしていた。よく見ると壁にもたれかかって他の部員に介抱されている男子生徒も見られる。
「協力が聞いて呆れるわ!無理やり勝負をふっかけてきておいて、このことを風紀委員会の耳に入ればあなただけの問題じゃ済まないわよ!」
「暴力?おいおい壬生、人聞きに悪いことを言うんじゃないぜ。それに、先に手を出してきたのはそっちじゃないか」
「桐原君が挑発してきたからじゃない!」
俺の隣で見るからに期待の目で見ているエリカ。
喧嘩の当事者を知っているのか尋ねると即座に答えてくれた。
女子生徒の方は
一昨年の中等部の全国剣道大会の2位らしい。ルックスと剣の腕前から注目が集まったとのこと。
一方で男子生徒は
同じく一昨年、関東剣術大会中等部の優勝者らしい。
(競技人口的に全国大会は高校らしい)
「そろそろ始まるみたいよ」
エリカの解説を終えたところで両者が構えたようだ。
「心配するな。剣道部のデモだ。魔法は使わないでおいてやるよ」
「剣技だけで私に敵うと思っているの?魔法に頼りきりの剣道部の桐原君が、ただ剣技のみに磨きをかけたこの私に」
「大きく出たな壬生。だったら見せてやるよ。身体能力を超えた次元で競い合う剣術の真髄をな!」
始めに動き出したのは男子生徒。
相手の剥き出しの頭部に一撃を振り下ろす。
竹刀がぶつかり合い、周囲の悲鳴に混ざって音が消える。
一瞬の出来事に野次馬は見える部分から緊迫しているであろう戦いを頭の中に思い浮かべる。
「女子の剣道はレベルが高いな。あれで2位なら一位はどんな化け物なんだ?」
実力的に
「違う・・・2年前見たときとはまるで別人。こんなに腕を上げているなんて・・・」
少しに鍔競り合いの末に両者が力で押し飛ばして体制を取り直す。
きっと勝つのは壬生先輩だろう。
剣技でもそうだし、何より桐原が面を狙うのを躊躇っているように見える。
「概ね賛成、でもこのまま桐原先輩が我慢し続けられるかしら」
勝負はこの一撃で一幕を終えた。
桐原先輩の雄叫びりの特効。両者同時に打ち下ろした竹刀は壬生先輩の左腕、そして桐原先輩の右肩。どちらの傷が深いかは見ればわかる。
この騒動はこのまま壬生先輩の勝ちに終わるかに見えた。
が、
「真剣勝負だったら致命傷よ。私はの方は骨にまで達していない。負けを認めなさい」
顔を俯けた桐原先輩が笑い始めた。
アブナイ、ではなく危険な雰囲気を醸し出したこの状況に俺はついに飛び出す準備を始める。
「真剣なら、壬生、お前は真剣勝負をお望みか?」
桐原先輩は腕に装着したCADに操作を加える。
「だったらお望みどおり、真剣で相手をしてやるぜ!」
振動系・近接戦闘用魔法『高周波ブレード』
文字通り刀を細かく振動させることで斬撃の威力を高める魔法。SF作品でよく見られたアレである。
床を蹴り壬生先輩を、周囲に不快な音を撒き散らすもはや竹刀の域を超えたモノが横薙ぎする。
危機を察知して飛び退いた壬生先輩の胴の防具に横一線が刻まれる。
「どうだ!これが真剣だ!」
再び鋭利な凶器となった竹刀を振り上げる桐原の前に達也が飛び込む。そして両手に装着されたCADを〈〈同時に〉〉発動させる。
それを向けられた桐原をはじめとした周囲の生徒は急激な酔いを覚える。
代わりに、いつの間に不快音は消え、周囲の視線は〈〈桐原の片腕を極めてその背中に乗っている達也〉〉に集まる。
「ーーこちら第2小体育館。逮捕者が一名。怪我をしているので念のため担架をお願いします」
声を張ったわけでもない達也の声は反響の強い体育館内に響いた。
なんで。どうして。達也の紋のない肩を、はたまたその下の風紀委員の腕章を見ていったのか定かではない蔑む声。
聞こえているはずの声に表情一つ変えない達也に怒声がまたしても響いた。
「おいどういうことだ!」
「魔法の不正使用により桐原先輩には動向を願います」
剣術部員の動転した声に対し、落ち着いた物言いの達也。どうやら一科生の先輩達の琴線に触れたらしい。
「おいっ貴様!
その部員の啖呵で再び騒動が始まった。
多対一の一方的なもの・・・とはならなかった。
それどころか、達也は一切手を挙げることなく相手の動きを利用して相手を行動不能にする。
時々、遠隔で魔法を仕掛けてくる生徒もいたが達也のジャミングで魔法がかき消される。
が、複数相手にしているうちに1人の部員の魔法が組み上がる。距離がある程度開いており、もしジャミングを発動させるとも、届くまでに事象改変が終わると見越した達也はその回避に意識を傾ける。
唐突に、達也の目の前の魔法式がサイオン弾によって砕かれる。その他複数にも意識を向けなければならない達也は射線を追って振り返り、意外感を覚える。
そこには、二階から
週二投稿と言いながら次の週で裏切ることになってしまう申し訳ありません。
もうFGOのイベントは終わったので、じゃんじゃん書いていきたい所存です(フラグ)。
感想や改善点などがあれば・・・