昨日のうちに書き上げて投稿しようと思ったらFGOのクリスマスイベントが残り1日という。そのことに気づくまで何も収集していなかったので必死こいてその日のうちに全部集めました。そしてこのイベントのおかげでFGO勢の友人にロリコン属性が付与もしくは強化されるという事態が発生しました。私ですか?私には目の保養にはなりましたよ、私は女の子よりおとこのkーーブツッ
(では、どうぞ)
たった今まで言い争いを、さらに手が出てしまう結果になったこの場で折り紙の蝶が周囲を羽ばたきながら生徒たちの荒ぶる感情を抑える。あまりの美しさに、あるいはこの場に入って来た、もしかすると周りの蝶もこいつが原因ではないだろうか?というよりこいつ以外考えられない。
「はーいみんな、落ち着いてね。」
靏隆、特別推薦で入学した生徒。入学式に俺に端末の使い方を聞いて来た男。試験の成績は(問題が違うものの)全教科好得点。大人っぽい顔立ちから放たれる言葉は幼い印象を覚える。そして現在立っているこいつはどこか違う、見た目はヘアピンが変わった程度だが、
「つ、靏君!?こrー「誰も喋っていいなんて言ってないわ」・・・!!」
どこか女性口調になっている。
「話の途中から聞いてたけど、貴方達食堂でも言い争ってたわよね?大体察しがつくわ。」
食堂・・・見ていたのか。そう言いながら狼狽えている一科生達に近づく。よく見ると周りにいた蝶が隆の周囲に集まりだしているな・・・
「貴方達ねぇ・・・」
「自分勝手にもっほどがあるでしょうがぁ!!!」
一喝。
突然現れた同じクラスの青年をA組の生徒は唖然と見上げ、突然の怒鳴り声に体をビクつかせる。言葉を向けられていないレオ達3人も同様に困惑し、向けられていないにもかかわらずその声に思わず後ずさる。ただ1人エリカは「思った通り」なんて言って笑みを浮かべていた。
「司波深雪さんの気持ちも考えないで、朝から彼女の周りに群がって、本人の意思も尊重し ない⤵︎。で?自分たちが意見を否定されたら逆☆上?何それ全く道理が通ってないじゃない!」
所々イントネーションが可笑しくなった彼?彼女?の言葉、気迫に気圧され、激をぶつけられる度に体がどんどん小さくなっていく。
「べ、別に・・・食事を一緒にしたかっただけで、意見を聞いていなかったわけじゃ「シャァァァラッップ!!!」ヒィっ!」
言い訳をしようとした女子生徒も、周りにいた生徒ーーー果ては遠くで見守っていた2人の先輩も飛び上がる。
「何が『司波さんの意見を聞いていなかったわけじゃ』よ。貴方達食堂でこう言ってたわよね?『ウィードが、立場をわきまえろ』って。これ、司波さんの意見を聞いてる以前よね?ただ自分たちが同席したいがためよね?ねぇ⤴︎、そこの貴方だったわよね。どうなのっ!」
「ヒ、ヒィ!」
視線で貫かれた男子生徒は尻餅をつく。
「・・・・誰が座っていいって言ったかしらぁ、あぁ!?」
「しゅ、しゅびばしぇん!!」
男子生徒は思い切り立ち上がる、半泣きで。
隆はそれを確認したかしてないかで一度《《説教対象》》に背を向け、少し距離をとって振り返る。
今まで自分たちを罵倒してきた相手が今ここで説教食らってる姿を見て一同(エリカ除く)は何とも言えない顔をしている。
「言いたいことは山程あるけど、《《私からは》》一つだけ。森崎駿!」
同級生の中でも背の低い男子、特化型CADをレオに向けた生徒が呼ばれて背筋をピシッと正す。額には汗を滲ませて。
「ちょっとオモチャの扱いが上手いからって、何が優位性を見せてやるよ!!慢心にも程があるでしょうが!」
・・・近い。身長差が20以上ある隆が屈んで森崎と呼ばれた少年の顔に自分の顔を近づけ、2人の顔に影が被さっている。少年が引き下がるごとにとてつもない剣幕の表情が距離を保つために動く。たまったものではないだろうな。
「口で勝てないからって実力行使ですかぁ?自分たちをお花お花言ってるけど煽られて出した魔法が他者に危害を加えかねない魔法ってどうなのよ!えぇ?むしろ貴方の性根が自分でそう呼んで軽視する『雑草』じゃないのかしらぁ、ああぁん!?」
森崎の顔が段々と青ざめていく。目の前にいる人物が言葉を発する度に元から差のある体格がさらに大きく大きく見える。
・・・・幻覚魔法を使用してるな。多分周囲にいる蝶、あれから微かに鱗粉のような粉状のものが漂っている。なかなか興味深いな。
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言いたいことを言い終えた隆は森崎から一歩引き、力を抜く。
「ふぅ・・・。」
そして親指と人差し指、中指の先を合わせ、一気に擦る。その動作で周囲に響いた音を合図に隆の周囲の紙の蝶、上空から降りて来た同じような紙の鳥が隆の手元に集まり、紙が元の一枚の紙に広がって重なっていく。
あの紙、何か刻印してあるな。
再び距離のある隆の手元をエレメンタルサイトで認識する。
途中、隆と目が合うと、隆は達也に向かってウィンク。
ーーーそっと目を背けた。
顔を森崎に戻した隆はピンクのカバンから自分のCAD、型が古いテレビのリモコンのような形のものを取り出す。
「でも、売り言葉に買い言葉。仕方のないことだとは思うわ。ここは実力主義の世界だもの。でも貴方のさっきの行動は逆上して手を上げた様にも見えるわ。凄いと言わせるどころか下手すれば手に縄がかかる。
魔法師としての優位性を示すならーーこうするのよ」
隆は手に持ったリモコン、もといCADのボタンを押す。すると、大気中の水分が凍結し宙を舞う。さらに別のボタンを押す。空気中の氷の細かな粒が一点に集中する。
隆はいつの間にか持ち出した紙コップにその氷の粒が入っていく。すかさず氷にジャムをかけ、スプーンを刺す。
「はい、出来上がり。レオ君。召し上がれ」
そう言って隆は先ほど作ったかき氷を手渡す。
「え?お、おう」
まじまじと見ていた森崎は唖然としたように、レオも先ほどの雰囲気と全く違う隆に戸惑いながらも受け取り、掬って口に運ぶ。
「うおぉ!?何だこれ!上に乗ってるのも美味えけど、氷も美味えぞ!」
「どう美味しいの?」
エリカはカキ氷に興味津々。
「上手く言えねぇけど、美味い。」
それに対してレオは食べ続ける。
「美味い美味いだけじゃどう美味しいかわからないじゃない。これだからモテない男は」
「おうコンニャロ、また言いやがったな!」
「2人とも落ち着いて・・・」
口にジャムをつけたレオをエリカがおちょくり、再び夫婦漫才を始める。美月はそれを見て止めに入る。達也は既視感を覚える。
「うふふ。私から
「あとはお願いしまぁす!」
隆はとある方向に声をかける。
その場にいた生徒は呼ばれた方向に振り向く。
2人の女子生徒が歩み寄って来る。やって来た2人を見て再びその場に緊張が走る。
ーーー生徒会長、七草真由美。
ーーー風紀委員会、渡辺摩利。
真由美は、あとはお願いしますって・・・と愚痴をこぼし笑顔が少し困った色を滲ませながら、摩利は同じ様に困った様な顔をしつつも厳粛な雰囲気を漂わせて足を運ぶ。
騒ぎを起こした生徒達には地面を蹴る硬い音が耳から体の体温を奪っていく様な感覚に陥る。隆の一方的な叱りつけとは違った恐怖が、明確なルール違反を起こした自分達にその事を気付かせる。
「お前達、自分達のした事は分かっているだろうな。」
A組の生徒は項垂れ、言葉が喉に詰まり何も発せない。
そこに2人が向いていない方角から足音が聞こえて来る。
振り向くと、黒髪に切れ長の黒い目を持った青年が立っていた。
「申し訳ありません、悪ふざけが過ぎました。」
一礼した後に眉一つ動かさずそう言ってのける青年に摩利は訝しげな視線を向ける。
「悪ふざけ?」
「はい、森崎一門のクイックドローは有名でしたので後学のために見せてもらうつもりだったのですが、あまりに真に迫っていたもので、ついてが出てしまいました。」
レオに銃口を向けた森崎は達也の発言に目を丸くする。
その他一科生も驚きを隠せないでいる。
そして摩利は周囲の状況と、対人にCADを使おうとした生徒に視線を巡らせる。
「ほう、ではそこの1-A女子がその後攻撃性の魔法を発動しようとしたのはなぜだ?それに合わせて魔法を使用した 後ろの生徒についてはどうだ?」
「攻撃といっても、彼女が発動しようとしたのは閃光魔法でした。それに威力も規模も抑えられていて、障害が残る様な効果はありませんでした。そして後ろの彼も実際に使ったのは幻惑魔法でしたし」
間髪入れずに回答した黒髪の青年に、摩利は感嘆の言葉を発する。
起動式は所詮文字羅列のデータの塊。発動の過程において解析する事自体は可能だ。しかし幾万もあるその文章。
二進法で表示された写真のデータを見てどんな写真か理解すると同様な、ましてCADで発動時間の短縮が可能になった現代でその行為を意識して行うのは実質不可能と言っても過言ではない。
「展開された起動式を読み取ることができるらしいな。」
冷たい視線から一転して興味深そうに目を細めて摩利は青年を見やる。
ついでに達也の背後からも似た様な視線を感じる。
「実技は苦手ですが、分析は得意です。」
本来は出来ない行為をなんともない様に青年は言う。
「・・・そして誤魔化すのも得意な様だ。」
摩利の視線は一層鋭くなる。
そこに青年の矢面に立つ様に前に立つ生徒が1人。
「兄の申した通り、本当に、ちょっとした行き違いだったんです。先輩方の俺を煩わせてしまい、申し訳ありませんでした。」
そう言って誠意を持って頭を下げる青年の妹を自称する少女、司波深雪。
その動作によってなんとも言えない気分になった摩利は居心地悪そうに目をそらす。
「まぁまぁ、いいじゃない摩利。達也君、本当にただの見学だったのよね?」
達也の周囲の空気が一瞬温度が下がった気がしたが、いつの間にか名前呼びする真由美の助け舟を無下には出来ず、表情一つ変えることなく頷く。
それに満足げに笑って見せる真由美は、
「生徒同士で教えあうことが禁止されているわけではありませんが、魔法の行使には、起動だけでも様々な制約が掛けられています。
これはこれから学ぶことなのでそこで。
そして今後は魔法を発動を伴う自習活動は控えたほうがいいでしょうね。」
「・・・会長もこう仰られていることもあるし、今回は不問とする。以後この様なことがないように。」
それを聞いた生徒達は今まで動けなかった体を動かして一斉に頭を下げる。
それを確認するかしないかの内に翻って歩き出す。
が、何かを思い出した様に再び顔だけ振り返る。その目は達也に照準を合わせる。
「君の名前は?」
「1年E組、司波達也です。」
「覚えておこう。」
「結構です」と思わず吐き出しそうになった言葉を飲み込んだ達也。
そして摩利の視線は彼の後ろにまで伸びる
「一応、お前の名前も聞いておこう。」
達也と打って変わってお前呼ばわりされた隆は満面の笑みで答える。
「1年A組、靏隆です。」
「・・・覚えておくとしよう。」
摩利は何処か怪しげな視線を送りながらもそう告げ、2人は離れて行った。
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「借りだなんて思わないからな。」
去った2人の姿が見えなくなってからA組生徒はそれぞれバラバラと校門から出て行く。その中で達也に声をかけたのは森崎。鋭い視線に敵意むき出しの言葉を放つ。
「安心しろ。貸しだなんて思ってない。今回は深雪のおかげだ。」
「兄様ったら、言い負かすのは得意なのに、説得するのは苦手なんですから」
「違いない」
森崎の言葉になんともなかった様に妹と会話をする達也を見て敵意がさらに濃くなる。
「・・・僕は森崎駿。お前が行った通り、森崎家に連なるものだ。
俺はお前を認めないぞ司波達也。司波さんはおれt「あぁ〜ら?また始めるつもりぃ?」ヒィィィ!!」
啖呵を切ろうとした森崎の言葉を遮る隆。しかもいつの間にか自分の後ろに立って耳元で言葉を吐かれた事に一瞬で肌が泡立ち、顔のない方角へと退避する。
「ひっどいじゃない。まるで化け物扱い」
「実際そうじゃないか!!」
顔の青ざめる森崎は思い出した様に、「認めない。認めないからな!」と達也に捨て台詞を吐いて逃げる様に去った。
司波兄妹はそれを見て不思議な顔を浮かべる。
そして後ろでまたもや騒いでいた3人に帰ろう、と声をかける。
今日は疲れたーーー
そう思い浮かべながら校門へと足を向けた時、目の前に先ほどの騒ぎを悪化させかけた女子生徒と、付き添う様にもう1人の女子生徒。
ーーーそして2人の後ろには
女生徒の背が低いのも相まって長躯に見える青年、靏隆が2人を後押しするように微笑んで立っている。
「光井ほのかです。さっきは失礼なこと言ってすみませんでした!」
角度は90度。言い争いの場では、周囲には劣るものの、はっきりとしたエリート意識があったこの少女が深々と頭を下げているのに達也はたじろぐ。
おおふ・・・。とでもいいそうな顔でマジマジと目の前の姿を見つめる。
「お兄さんが庇ってくれたから、森崎の君はああ言ったけど、大事にならずに済みました。本当にありがとうございます!」
「・・・ど、どういたしまして。でもお兄さんはやめてくれ。これでも、同じ一年だ。」
「わかりました・・・ではなんとお呼びすれば・・・」
ふむ・・・どうしたものか・・・
「達也でいいから。」
「わかりました。っそれで・・・その・・・」
目の前の少女、光井ほのかは口籠る。そこで後ろから隆がほのかの肩に手を置く。付き添っていた低身長の女子生徒もほのかの隣にいる。
「フフッ、どうやら2人とも、みんなと一緒に帰りたいみたいよ?」
その場にいる人間(3人を除く)はキョトンとして隣と顔を見合わせている。
「私も一緒にいいかしら?」
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それぞれ降りる駅が違うため、駅までということであったが、
「・・・じゃあ、深雪さんのCADの調整をしているのは達也さんなんですか?」
ーーードウシテコウナッタ。
俺の隣には深雪が(これは当たり前のことだ)、そして逆側には何故かほのかが陣取っていた。一緒に帰るとは言ったものの、ほのかがここまで積極的だとは思わなかった。結構近い。その隣に北山雫という少女もいる。2人は幼馴染らしい。
「ええ、兄様にお任せするのが一番安心ですから。」
えっへん。と言いたげな顔で深雪が答える。
「ちょっといじってるだけなんだけどね・・・それに深雪の処理能力が高いから、手がかからない。」
「それでも、デバイスのOSを理解するだけの知識がないとできませんよ。」
「CADの基礎システムにアクセスできるシステムもないとな。大したもんだ」
魔法工学希望のレオと美月によって、達也の逃げの言い訳も、誉め殺される。CADは精密機械である以上、軽く中身を触るだけでも最低限の、それでも相当な知識が必要となる。確かに、『ちょっと』では片付けられない。
「そうよ、私なんて自作に1ヶ月も掛かったんだから」
ーーーお前の話は次元が違う。
「『えぇぇーーっっ!!』」
達也と深雪以外が一斉に声を上げる。
ーーーうちの高校って、一般人の方が珍しいのかな?
ーー魔法科高校に一般人はいないと思う
雫ちゃんのセリフ最後の一言だけでしたね。よく見ると、原作もアニメもここだけだった気がしなくもないです。
ところで、隆君は施設では気持ちを抑えてきましたが、魔法科高校に通うために施設を出たこと、施設のお母さんの助言もあって、その枷が外れてきました。が、ひけらかした後の周囲の反応が怖くてまた隠していました。が、ストレスが溜まる一方で、ついに今回の件で爆発。ついでに本性が。もう隠す気はないようです。