きっとバットエンドだと書いていてつまらないか辛いんだろうな。
だが、きっとこんな世界もある、俺みたいな奴もきっといる。
ここから何を読み取るかは読んだ人次第なんだろうな、きっと
俺は、転生者だ。
こういえば君たちはわかってくれるだろう。
でも俺はこの転生が初めてって訳じゃあない。
これで3回目の人生であるが、今世の意味はきっと2回目の人生の事を多くに人に伝える事だと思っている。
だから、誰にも信じられなくてもこれを記そう。
2歳位の時だろうか、ここが前世、正確に言うと1回目の人生に出てきたアニメの世界だと気づいたんだ。
そりゃあ喜んださ、そのアニメっていうのは大きいお友達とか呼ばれる人種が大好きな魔法を使う少女たちが戦うアニメで、俺はその大きいお友達だったんだから。
俺の生まれた場所は原作が開始した、主人公たちの住む町で、順調にいけば主人公たちと同じ小学校、同じ学年になれて、主人公たちと会えるっていうんだから。
だが、それがそもそもの間違いだった。
何事もなく時間は進み、あと1、2年で小学校に入学して原作主人公たちと出会えるとワクワクしていたころ、家に悪戯をされるようになった。
人殺しだとか、金返せだとかそんな張り紙が家の扉に貼られるようになったんだ。
最初は親も気にして無かったんだが、便乗する奴も出てきたのかだんだんと酷くなってきた。
ご近所さんや友達にまで信じて避けてくるような人も出てきた。
警察にも相談したが、遅かった。もう誰が犯人なのかわかりはしない。
両親は引っ越そうとひたすら言っていたが、俺は諦めなかった。
駄々こねて床に転がって絶対に引っ越さないと泣きながら親に拳を叩きつけた。
まぁこうして何とか引っ越しの危機を免れ、小学校に入学した俺だったが、流れていた噂からなのか原作主人公たちにも避けられ、物凄くつらかった。
だが無視されようが何度も何度も話しかけ、3年生にあがるころには何とか話してもらえるようにはなった。
ここらで俺にも魔力がある事がわかり、魔法の練習を始めたんだったな…
そうして原作が始まりそうになるにつれて悪戯、いいや、嫌がらせは激しさを増していった。
そしてあくる日、俺は「人殺しがぁ!」とか叫ぶ通り魔に刺されそうになった。だが魔法を使えるようになっていた俺はそいつを撃退した。
正直この事件で調子に乗ってしまったんだろうな、そしてそのまま原作が開始した時に、主人公たちに魔法を教えた師範に俺も弟子入りし、敵に立ち向かった。
俺は主人公たちが居ない時に俺だけを狙う敵たちと戦いながら、主人公たちが成長するようなイベントを奪わないように注意しながら過ごしていき、そして幹部をやっと一人倒した後、俺の全く知らないクエストが師範から伝えられた。
空間破壊魔法の影響を確認したから使っている魔法使いを倒せ、そんな感じだ。
だが、空間破壊魔法を使ってくるような魔法使いは封印されていたラスボスだけだったので、もしかして俺のせいで復活が早まったのか?俺はその時、その程度に考えていた。
その空間破壊跡の近くには、魔力のある者は全くいなかった。
空間破壊の境目にいたのか体が半分になっている死体などを調べながら近くを調べていると、魔力の反応が近付いてきた。
敵か!?と思いながら観察していると、その男は空間破壊の跡に近づき、崩れ落ちた。
その男は絶望したような顔でこう言っていた。
「終わりだ…未来を知っていながらあいつを殺せなかった…」
どういうことか聞こうと近づくと、その男は顔を上げ、俺の顔を見ると狂ったように魔法を打って来た。
どれも火魔法を始めとする殺傷力の高い物ばかりだった。
それを何とかいなし、男を捕縛し、尋問すると男は堰を切った様に話し始めた。
「この世界は、何順も繰り返しているんだ。
世界の始まりから終わりまでね。
正直同じものを何兆年も見続けるのは辛かった。
だがあくる日僕は存在していることを自覚した。
そして、この方向に危険な物が有ると、本能が言っていた。
この方向にある物を何とかしないとマズイとね。
そうして向かった先には、繰り返していた時には死産だったはずの君がいた。
何故マズイのか、そう疑問に思った時、世界を救う少女たちと一緒に戦う君が見えた。
同時にここでこうして話しているのも。
だが僕は君を観察することにした。
本当に干渉するようなことがあるのかとね、今思えば完全な間違いだ、あの時点で殺しておくべ
きだったんだ。
僕が見張っている間にも順調に成長した君が君が5歳ごろになり、原作介入する気満々のオリ主
と言う物だと気がついた。
だから張り紙を張り、引っ越させて物理的に原作介入できなくした。
だがまさか無意識に魔法を使って引っ越しを中断させたのは驚いた。
あとは通り魔を使ってみたり色々したが駄目だった、この通り世界は滅ぶ。
それじゃあね」
そう言って驚き過ぎて何も言えなかった俺をよそに、すべてを破壊する無の中に飛び込んでいった。
はっきり言って信じてしまっていた、あいつと同じように自殺しようかとも考えた。だが、俺は足掻いた。
でも空間破壊は広がり続け、結局止められずに地球が消えても宇宙に逃げて世界を救う方法を探した。
だが何もわからず、結局俺も世界もダメだった。
そしてこの世界に転生した。
この世界には1度目の人生と同じアニメや小説が売られており、どうやら俺が死んだ少し後に転生したのだと分かった。
だが、あのアニメetc.は消えていた。
ネット上にも噂すらおらず、アニメの大ヒットに伴って監督になり、様々な糞アニメを量産した男の存在も消えていた。
君たちはどうしてこんなことを伝えるんだと思うだろうが、まぁなんだ、意味は読んだ人が考えてほしいと思う。