ISアドベンチャー 聖騎士伝説   作:イナビカリ

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第008話:最強からの挑戦!

 

 クラス代表を決める試合が行われる事が決まってからの授業は、ハッキリ言って全く進んでいなかった

 その理由は勿論太一である

 太一によって千冬も真耶も教師としての自信を粉々に破壊され、授業を行う事が出来なくなっていた

 真耶に至っては自分が授業をする事でまた太一に何か言われるのではないかと怯える程だった

 その為、授業は実習生のオータムが代わりに行うと言う状態になっていた

 そして、入学初日の授業を全て終えた放課後…

 

真耶

「織斑君、後、や、八神君もまだいてくれましたか…」

 

 教室にいた太一と一夏に真耶が慌ててやって来た

 真耶は昼間の説教が原因で太一の顔すらまともに見れなくなっていた

 

太一

「何か?」

 

真耶

「は、はい!…お二人の部屋割りなんですけど…」

 

一夏

「部屋割り?…確か一週間は家から通う事になっていたはずじゃ?」

 

真耶

「そ、そうなんですけど、事情が事情ですので今日から入寮するように手配しました。」

 

太一

「そうですか。それで俺と一夏の部屋は何処ですか?」

 

真耶

「は、はい!えっと、それが部屋の空きが無くて八神君は一人なんですけど、織斑君は女子と同室になってしまいました…」

 

一夏

「えっ!?」

 

太一

「分かりました。」

 

真耶

「本当にすみません!!1カ月ぐらいで個室が用意出来ますからそれまで我慢して下さい!」

 

一夏

「そ、そんなに謝らないで下さい!怒ってませんから!」

 

真耶

「本当ですか~…」

 

一夏

「本当ですから落ち着いて下さい!」

 

真耶

「ありがとうございます~…ではこれが鍵です。1025号室が織斑君の部屋です。こ、こちらが…や、八神君の部屋の鍵…です。八神君は…1034号室になります。」

 

 部屋の鍵を渡すだけでも太一に対して完全に怯える始末だった

 

一夏

「…あ、俺の荷物!」

 

千冬

「私が手配しておいてやった。ありがたく思え。着替えと携帯の充電器があれば十分だろ。残りは休みの日にでも取りに行け。」

 

一夏

「…はい、ありがとうございます…」

 

真耶

「後、夕食は6時から7時に寮の一年生用食堂で取って下さい。ちなみに各部屋にはシャワーがありますけど、大浴場もあります。学年ごとに使える時間が違いますけど…お二人は今のところ使えません。」

 

一夏

「何でですか?」

 

太一

「お前、同年代の女子と一緒に風呂に入りたいのか?」

 

一夏

「え!」

 

真耶

「お、織斑君!女子とお風呂に入りたいんですか!?」

 

一夏

「い、いや、入りたくないです!」

 

真耶

「えっ?女の子に興味が無いんですか!?」

 

太一

「お前まさかそっちの趣味があるのか?」

 

一夏

「え!ちちち違~~~う!!!俺は普通に女の子が好きだ~~~~~っ!!!」

 

太一

「大声で言うなよ。女好きの変態って思われるぞ?」

 

一夏

「じゃあどうすりゃいいんだよ!!」

 

太一

「大声出さなきゃいいだけだろ…」

 

一夏

「………あ、そっか…」

 

真耶

「…え、えっと、そそそそれじゃあ私達はそろそろ会議があるので、これで失礼しますね。織斑君、や、八神君、ちゃんと寮に帰るんですよ。道草くっちゃ…ダメ、ですよ。」

 

一夏

「寮まで50mくらいしか無いのに道草って…」

 

太一

「分かりました。…それから山田先生?」

 

真耶

「は、はい!!」

 

太一

「生徒に怯える様じゃいずれ舐められますよ?『教師』なら『教師』らしくもっと堂々としたらどうなんですか?」

 

真耶

「!?…す、すみません…」

 

 太一はそれだけ言うと怯えながら謝る真耶に目もくれず教室から出て行った

 

一夏

「………あ!ま、待ってくれよ!」

 

 その後を一夏も着いて行った

 

真耶

「………」

 

 残された真耶はまた俯いて凹んでいた

 そしてそんな真耶にどう声を掛ければいいのか分からない千冬だった

 ちなみに二人はそんな状態だったので会議には見事に遅刻して叱られたのだった

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 一方教師二人がそんな事になっている時、太一は一夏と自分に宛がわれた部屋に向かっていた

 

一夏

「…あれ?そう言えば太一…お前の荷物は?」

 

太一

「俺は元から殆ど荷物を持ってない。お前とほぼ同じだ。着替えと歯ブラシくらいしかない。」

 

一夏

「そうなんだ…」

 

 そして、太一は自分に宛がわれた部屋の前に着くと…

 

太一

「1034…ココか…じゃあな…」

 

一夏

「あ、ああ…」

 

 一夏と別れ中に入ると太一はまず、【デジヴァイス】の中のアグモンに小声で話しかけた

 

太一

「(アグモン…この部屋に盗聴器の類があるか調べてくれ。)」

 

アグモン

『(分かった。)』

 

 アグモンはすぐに電脳ネットワークに侵入すると、太一の部屋に仕掛けられた盗聴器を調べた

 その結果、部屋の中には全部で5つの盗聴器が仕掛けられていた

 

太一

「(やっぱりあったか…アグモンそっちから回線を切って使用不能にしてくれ。)」

 

アグモン

『(任せて!)』

 

 太一に指示された通りアグモンは盗聴器を無力化すると【デジヴァイス】の中から出て来た

 

太一

「アグモン、ご苦労様。」

 

アグモン

「大した事ないよ♪…でも、僕お腹すいたな~…」

 

太一

「ハハッ、分かったよ。食堂に行って夕飯を貰って来るよ。後、購買で食材を買ってこよう。」

 

アグモン

「うん♪」

 

 アグモンを再び【デジヴァイス】に入れると太一は食堂に向かった

 太一が部屋を出るのとほぼ同時に一夏の部屋では彼が一騒動起こしていた

 一夏は太一に助けを求める為、中の住人がいない事にも気づかずに扉を叩きまくっていた

 それから暫くして周りから五月蠅いと言う苦情を聞いた千冬から拳骨を喰らう羽目になった

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

真耶

「はぁ~…」

 

 放課後の職員室…

 会議を終えた真耶は深い溜息を吐いていた

 

千冬

「どうした真耶?」

 

真耶

「…先輩…私…教師としてやって行く自信が無くなりました…」

 

千冬

「…八神か?」

 

真耶

「…はい…私、八神君の言った事…反論出来ませんでした…」

 

千冬

「………」

 

真耶

「…八神君の言う通りですよ…ISはとても危険な物です…だから、それを使う人の心構えが一番大事な事です…なのに私、成績しか見てませんでした…何の為に面接したのか分かりません…」

 

千冬

「そうだな…アイツの言う通りだ…もし八神の言う通りに入試をやり直せば殆どの奴らが不合格になるだろうな…」

 

真耶

「はい…でも、そんな子達を私達は合格にしてしまったんですよね…不合格になった子達の中には本当は合格に値する子がいたかもしれないのに…それに…」

 

千冬

「お前の言いたい事も分かる…私もあそこまで面と向かって、お前は教師に見えないなんて言われた事は無い。」

 

真耶

「…私…教師がどう言うものか分かっていませんでした…八神君の言う通りあの時は生徒達の暴言を注意すべきでした…でも…それに気付かず…聞き流してしまった…」

 

千冬

「…それは私も同じだ…だからこそ八神は私達に教師を名乗る資格が無いと言ったんだろう…」

 

真耶

「…はい…先輩…私達これからどうしたらいいんでしょう…どうすれば…八神君は私達を教師と認めてくれるんでしょう…八神君…さっき私に注意しましたけど…一度も私を見ませんでした…」

 

千冬

「そうだな…八神から見て今の私達は自称教師にしか見えない…教師でも無い奴の顔を見る必要は無いのだろう…私達はそう思われても仕方のない失態を犯してしまったんだ…」

 

真耶

「…はい…」

 

千冬

「…たった一言注意するだけで良かったんだ…だが、その一言を言わなかったせいで私達は八神から自称教師と思われるようになってしまった…あの一言はそれだけ教師として言わなければならない大事な事だったんだ…私達は…それに気付かなかった…」

 

真耶

「………はい…」

 

千冬

「…今更入試をやり直す事は出来ない…なら私達に出来るのはアイツらの不純な考えを叩き直す事だけだ…私達の失態を取り返す方法はそれだけだ…私達は…()()だからな。」

 

真耶

「…はい!………先輩…八神君…本当に何者なんでしょうか?」

 

千冬

「分からん。アイツに関しては不明な事が多すぎる。」

 

 二人は太一の正体を考えるが結局分からずじまいだった…

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 次の日、一晩経って千冬と真耶は少しは立ち直っていた

 お陰で何とか授業は進められていた

 そして、午後の授業が始まる時…

 

千冬

「織斑、お前のISだが学園の方で専用機を用意するそうだ。」

 

一夏

「へ?…専用機?」

 

 千冬がそう言うとクラスの生徒達は騒めきだした

 

生徒1

「せ、専用機!?」

 

生徒2

「嘘ッ!?1年生に専用機が用意されるなんて!?」

 

生徒3

「いいなぁ~私も欲しいなぁ~…」

 

一夏

「…そんなに凄い事なのか?」

 

 肝心の一夏自身はまるで分ってなかった

 

太一

「…一夏…教科書の6ページを声に出して読め…」

 

 太一は参考書を読みながら一夏に音読する様に言って来た

 

一夏

「え?え~~~っと………」

 

 太一に言われたページを声を出して読み始めた…

 その内容は要約すると…

 ISの『コア』は467個しか存在しない

 『コア』を作れるのは篠ノ之束博士のみで、博士は現在『コア』の製造を拒んでいる

 『コア』の取引等は禁止されておりIS委員会によって国家や企業毎に割り振られている

 と、言う事になる

 

太一

「…分かったか?」

 

一夏

「…はい………ん?…あのちふ、織斑先生…太一には専用機は用意されないんですか?」

 

千冬

「ああ、それはな…」

 

オータム

「太一は既に専用機を持ってるぜ。」

 

生徒達

「えええええええぇぇぇぇぇぇぇ―――――――っ!!!!」

 

 太一が既に専用機を持っている事にクラスメイト達は驚くが…セシリアは余裕の笑みを浮かべていた

 

セシリア

「安心しましたわ。勝負は見えているとはいえ専用機同士の対戦でなければフェアではありませんから…」

 

 太一はそんなやり取りを気にせず参考書を読んでいた

 

太一

「………」

 

セシリア

「!?…何か言ったらどうなんです!!」

 

太一

「…何か聞きたい事でもあるのか?」

 

セシリア

「…では一つお聞きします!貴方は何処で専用機を手に入れたのですか?」

 

太一

「…知り合いがくれたんだよ。これを使えって言ってな。」

 

 太一の言う知り合いとは【イグドラシル】の事である

 

マドカ

(まあ、そう言うしかないよな…【イグドラシル】の名前を出す訳にもいかないからな…)

 

オータム

(神様から貰ったなんて言っても誰も信じねえだろうしな…)

 

セシリア

「…そうですか…分かりましたわ………ですが、貴方の専用機などわたくしの【ブルー・ティアーズ】の前では敵ではありませんけどね!」

 

マドカ

(馬鹿な奴だ…どっちが敵にもならないと思ってるんだ…)

 

オータム

(太一の【ロイヤルナイツ】の前じゃどんなISもガラクタ同然だからな…)

 

 マドカとオータムは太一の機体の性能を知っている為、勝敗は分かりきっていた

 その為、セシリアの言う事は茶番にしか聞こえなかった

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 放課後になり太一は、マドカ、オータムと資料室で【七大魔王】の情報を探していた

 アグモンには学園の電脳空間から探して貰っていた

 

マドカ

「…やはり、そう簡単には見つからないか…」

 

オータム

「…そうだな…俺達だって【亡国機業(ファントム・タスク)】が潰されてなかったら【七大魔王】の事を信じられなかっただろうしな…」

 

太一

「…悪いな、手伝って貰って…」

 

マドカ

「気にしなくていいよ。それが私達がココに来た理由でもあるしね。」

 

オータム

「そう言う事だ。」

 

太一

「スマナイ…」

 

 そのまま3人は【七大魔王】が現れた記録を探していると…

 

千冬

「…何をしている?」

 

 千冬がやって来た

 

オータム

「見ての通り調べものだ。」

 

千冬

「それは分かる。だが教育実習生とは言え教師のお前まで一緒に調べる必要があるのか?」

 

オータム

「ああ、元々俺達がココに来たのはココが世界でも指折りの情報量を持つからだ。束の奴も探しているがそう簡単に見つかる物じゃないからな。」

 

千冬

「束まで!?…一体何を探してるんだ?」

 

マドカ

「織斑先生には関係ない事ですよ。それで用件は何ですか?」

 

千冬

「(マドカ!?)………八神…お前と勝負がしたい!」

 

太一&マドカ&オータム

「は?」

 

 突然勝負を挑んできた千冬に3人は作業していた手を止めてしまった

 

太一

「いきなり何ですか?理由は?」

 

千冬

「昨日、マドカとオータムはお前の方が私より強いと言った。世界の誰も勝てないとな。」

 

マドカ

「確かに言いましたね。でもそれが?本当の事を言っただけですよ?」

 

千冬

「それが本当か確かめたい。私との勝負、受けて欲しい。」

 

オータム

「どうする太一?」

 

太一

「…仕方ない…ただし条件がある。」

 

千冬

「何だ?」

 

太一

「立ち合いはマドカとオータムだけだ。それからISではなく生身での勝負だ。」

 

千冬

「いいだろう。…では、今夜11時に学園の剣道場に来てくれ。そこで勝負だ。」

 

太一

「分かった。」

 

千冬

「待っているぞ。」

 

 そう言って千冬は資料室から出て行った

 

オータム

「面倒な奴に目を付けられたな?」

 

太一

「お前達が余計な事を言うからだろ?」

 

マドカ

「だって本当の事だし!」

 

太一

「はぁ…まあいい…過ぎた事を今更言っても仕方ないか…続けよう…」

 

 3人はそのまま時間一杯まで作業を続けた

 だが、【七大魔王】の情報は見つからなかった

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 時間になり太一達は剣道場にやって来た

 そこにはすでに胴着に着替えた千冬が座禅を組んで待っていた

 

太一

「待たせたか?」

 

千冬

「いや、私が早く来ていただけだ。気にしないでくれ。」

 

 千冬は竹刀を手に取ると立ち上がり、太一に向けて竹刀の先を向けた

 

千冬

「八神太一!お前の強さ…見せて貰うぞ!!」

 

 千冬は竹刀を構えた

 対する太一は竹刀を持たずただ立ったままだった

 

千冬

「…竹刀を使わないのか?」

 

太一

「必要無い。オータム、審判を頼む。」

 

オータム

「分かった。」

 

マドカ

「太一兄さん…手加減してやれよ。」

 

千冬

「マ、マドカ!?…クッ!!」

 

 自分を応援するどころか相手の太一に手加減する様に言っている妹に千冬はショックを受けた

 

オータム

「準備はいいな?………それでは…はじめ!」

 

 オータムの合図と同時に千冬は勢いよく太一に近づき一般人では反応出来ないスピードで竹刀を振り下ろした

 だが、太一は半歩引いて軽く躱した

 一撃目を躱された事に千冬は驚いたが、すぐに連続で攻撃を仕掛けた

 だが太一はそれを全て最小限の動きで躱していった

 

千冬

「ハァハァ…(何なんだコイツは!?こうも簡単に私の剣を躱すとは!くそっ!!)…ハッ!」

 

 千冬は再び太一に仕掛けるがこれもまた躱された

 

千冬

「なっ!?」

 

 その時太一は千冬の足に自分の足を引っ掛けて千冬を転ばせた

 

千冬

「ぐっ!…ク、クソッ!!…ハアァッ!!」

 

 躱され続けた上に簡単に転ばされた千冬は大振りになるが、太一はそれを待っていたかのように懐に潜り込むと彼女の腕を掴みそのまま一本背負いの様に投げ飛ばした

 

千冬

「なっ!」

 

 千冬は自分が投げられた事に信じられない表情を浮かべた

 太一は床に仰向けになった千冬の顔の真上に足を持ってきた

 

千冬

「!?」

 

 ドンッ!

 

 太一はそのまま踏み潰す勢いで足を振り下ろした

 

太一

「…まだやるか?」

 

千冬

「くっ………私の…負けだ…」

 

 太一の足は千冬の顔の横ギリギリの位置にあった

 千冬は太一に掠らせる事も出来ずに負けた

 

千冬

「…八神…お前は何故そんなに強いんだ…私よりも年が下なのに…」

 

太一

「年は関係ない…色々あっただけだ…色々とな…何より…俺はアンタと違って力の意味を理解しているだけだ。…【白騎士】…」

 

千冬

「!?」

 

太一

「10年前…アンタが束と起こしたあの事件…あの時アンタが自分の使った力がどれだけ危険なものか分かっていれば…束を止めていれば…この世界はココまで腐る事は無かっただろうな…」

 

千冬

「………」

 

 千冬は何も言えなかった…

 束が【白騎士事件】を起こす時、彼女を止める事が出来たのは千冬だけだった…

 だが、千冬は止める所か束に協力してしまった…

 その結果、今の世界が出来上がってしまった

 

太一

「勝負は終わりだ。俺達はもう寝かせて貰うぞ。」

 

千冬

「…ああ…無理を言ってすまなかった…」

 

 そう言って太一達は道場から出て行った

 一人残った千冬は…

 

千冬

「………お前の言う通りだ………この世界は…私が腐らせてしまったんだ………」

 

 そう呟いていた…

 




 <予告>

 クラス代表を決める戦いが始まる

 第一試合は太一対セシリア

 だが、セシリアが挑むのは最強の二つ名を持つ白き聖騎士

 果たして二人の戦いの行く末は



 次回!《ISアドベンチャー 聖騎士伝説》

 伝説の始まり!出陣!オメガモン!!

 今、冒険が進化する!


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