転生したら戦闘力5のオッサン以上にモブだった件 作:大岡 ひじき
1・小ネタ2篇、本編終了後のお話
【老界王神との約束】
魔人ブウとの戦いの後、ブルマさんのお宅にお呼ばれしたので、両親に子供達を任せて、久しぶりにお会いしてきました。
「よっ!久しぶりだなマリン!!」
「悟空さん!?」
あの元気玉の時に声は聞きましたが、お会いするのは7年ぶりです。思わずまた目頭が熱くなり、嬉しくて駆け寄ろうとします。と、
「…そうだ!マリンでいいや!!
なあマリン、悪りィけどさ、写真撮ら「いい加減にしなさいよアンタ!!」痛ってえ!何すんだよブルマ!!」
何やら言いかけた次の瞬間、背後に回り込んだブルマさんに悟空さんが思いっきりげんこ張られてました。写真ってなんなんでしょうか。
「おい、マリン」
そこに、いかにもトレーニング上がりといった雰囲気で通りかかったベジータ…さんに、いきなり声をかけられました。
「貴様は何故かカカロットを慕っているようだから、忠告しといてやる。
ヤツの命が惜しいなら、今の話は17号にはするな」
………は?なんで?
【恐竜の卵】没ネタ
「…雌の方は大きさは原種のプテラノドンにかなり近いですけど、色や骨格が若干違いますね。
あれは多分ハイブリッド種です。
一時期ペットの小型種が捨てられる事態が多発したんですけど、その時に、小型種でも野生の環境で孵化、成長した個体が、原種ほどではなくとも幾らか大型化する傾向があるとわかっています。
あの雌はその大型化した小型種と原種のプテラノドンが交配した、その何代目かだと思われます。
雄の方は間違いなく原種ですね。
非常に警戒心が強い生き物なので、本来なら山岳地帯とはいえ、これほど民家に近い場所で営巣する事は稀で…」
「呑気に説明してねぇで助けてくれよ!」
「無理です。頑張ってください」
巣から一個だけ落ちた卵を戻そうとした悟空さんが雄に攻撃されてますけど、勿論アタシにはどうする事もできません。
てゆーか、黙っててください。
レコーダーに悟空さんの声入っちゃったじゃないですかもう。
ブルマさんのお宅でのパーティーに招待されて、支度をしていたら突然現れた悟空さんに、
「卵、今日孵ぇりそうなんだ!
前に話した時見てえって言ってたろ!?」
とか言われて瞬間移動で拉致され、更に悟空さんのお家からここまで、飛んで連れてこられたアタシには、この場ではこれくらいしかする事がありません。
アナタはいいじゃないですか。
戻ってからチチさんに怒られるだけなんですから。
アタシはチチさんに怒られた後、帰ってから夫にまで怒られるんですよ。
アタシを連れに来た時はアタシの気を探って瞬間移動できたんでしょうけど、夫の気は探れないでしょうから、アタシが家に直接帰れないのはわかってるんです。
買ったばかりのドレスもセットした髪もボロボロだし。滅べ。
…色々大変な事態に見舞われた後、件の卵は無事に孵化しました。
ようやくブルマさんの家にたどり着いたら、やっぱりチチさんに怒られたわけですが、
「兄妹そろってまったく!!」
みたいな怒られ方をされたのは気のせいでしょうか。
アタシいつから悟空さんの妹になったんですか。