ブロリー編なかなか、手が進まない。
なぜだろう。
そして、前回の更新を見てみるとなんと5月、そして今は10月。
約5ヶ月更新をしていたなかった……。
本当に申し訳ない。
「お前じゃ……勝てんぜ!」
悟飯の髪は超サイヤ人のように黄金ではなく、黒に戻っているが神の気とは違う蒼白い気が身体中から吹き出している。
悟飯は自分の隠された全ての潜在能力を引き出したのだ。
目の前に立つ 伝説の超サイヤ人に怯むことなくブロリーに立ちはだかる。
「俺が貴様にかァ?調子にのるなァ!」
ブロリーは手のひらから、気功波を打ち出し悟飯を狙う。
しかし、悟飯はそれを手刀で弾いた。
「俺をなめすぎだぜ?」
「なら、これでどうだ」
さっきほどと同じように気を手のひらに集め気功波を作り出した。
しかし、その気功波はさきほどの比ではなく、周りの景色を変え反響音を響き渡らせた。
「この星を滅ぼす気か?」
「あぁ、そうかもなァ!」
ブロリーの掌から、打ち出された気功波は徐々に膨張していき 破壊力を上げていく。
「かぁ!めぇ!はぁ!めぇ!」
「ブラスタァーーキャノン!」
「波ァァァ!!!」
球体状のブロリーのブラスターキャノンはゆっくりと、しかし、確実に辺りを破壊しながら進む。
それを悟飯は渾身のかめはめ波で─────
撃ち抜いた。
「ぬおおぉぉぉぉぉっ!!?」
かめはめ波はブラスターキャノンだけではなく、ブロリーさえも貫く。
「こんなっ!こんなものでぇぇ!!!」
「終わりだ……!」
体を貫かれても、まだ抵抗するブロリーを見て悟飯は更にかめはめ波の火力を上げブロリーを飲み込む。
「くっ、やつめ。まだ消滅していない…!かめはめ波に抗っている…!ブロリーは不死身そして時間が経つほどに強くなっていく そろそろかめはめ波から脱出するぞ!」
かめはめ波と共に吹き飛ばされながらも、ブロリーの気は消滅しない。
徐々に、ブロリーの気が膨れ上がるのを感じるほどだ。
「「悟飯さん!」」
「トランクス……!シンさん!封印の準備は出来たんですか…!」
「はい、トランクスと私そして悟飯にも協力してもらって封印術を使います!」
どうやら、3人の気をあわせないと出来ぬ程の難技のようだ。
「俺は…不死身だ…!」
ブロリーはかめはめ波から脱出し、更に上がった気を開放する。
今度こそ、三人まとめて葬りさると怒りに染まったその顔は破壊神を思わせる。
「すべて…!終わりにするんだっ!」
「私に動きをあわせてください!」
「気を開放しろォー!」
トランクスが腹をくくり、超サイヤ人2に変身する。
シンも神の姿へと変化し封印術の動きを始める。
悟飯は潜在能力が開放された状態で更に気を高めシンの動きについていく。
神になったもの、もしくは神を目指すもののみが知る究極封印技術。
使い手の力が影響され、高ければ高いほどに効力を増す。
過去に使ったことのある魔族もいたが、己がそれに封印された。一人でも出来る技だが、本来複数人でやるのが本来の効力を発揮することに繋がる。
その技の名は─────
「「「デッドォ!!ゾーンッ!!」」」
「なっ!?なにをっ!?」
神に伝わる文書には闇の根源 闇の異空間と記され。最強の封印魔術とされている。
3人が作り出したのはデッドゾーンへの入り口。
それはブラックホールのように近くの者を全て飲み込んでいく。
ブロリーはその禍々しさに気が付いたのか、必死逃走する。
しかし、いくら気を開放して速く飛んでも距離は縮まるばかり。
「ブロリーっ!おとなしく…この中に入れ…!」
これほど効力のある魔術にリスクが無いわけが無い。
この技は使うものの気ばかりでなく命を消費する。
もってあと10秒。ブロリーはまだ諦めず逃げ続ける。
「……ブロリー…あっちで共暮らそう」
「パ、パラガスさんっ!?」
血塗れの体をなんとか支えながら、トランクス達の横に現れたのはパラガス。
ブロリーもそれを見て、悲しげ顔を浮かべる。
「親父ィ!助けてくれ……!」
「あぁ、今助けてやるさ……」
パラガスはデッドゾーンへと飛び込んでいく、途中でブロリーを捕まえ二人で…。
「パラガスさんっ!」
「じゃあな、トランクスくん 悟飯くん」
「きィ、貴様ァーー!!」
パラガスとブロリーを吸い込んだデッドゾーンは静かに、閉じていった。
「パラガス……さん…!」
デッドゾーンが究極の技となった。
悟飯くんが覚醒していたのに活躍があんまりなかった。
自分の力のなさ がよくわかってしまう。