…博麗神社に着くまでにとりあえず、名前を考えないと…名無しとか絶対怪しまれる。うーん、名前なぁ。ま、仮名だし、何でもいいか。
名前を考えて歩くこと30分ほどで、森の奥に光が見えた。
光は、森の外の光だった。森から出て、太陽の光を浴びると、なぜか、安心感とともに不安も少し感じた。
…何はともあれ、やーっと出れた〜!もう1日くらいあの森でいたし。…結局、名前は思いつかなかったけど…。まぁ、なるようになるか。…なんか、暗いところから出れて嬉しいはずなのに…?変な感じだなぁ
そんな事を考えながらも、まっすぐ博麗神社に向かって歩いていると、頭上に何かが飛んだ。何かと思い上を向くと、黒い人のようなものが飛んでいた。素早くて、細かい所までは見えなかったが、なんとなく、また見れるような気がした。
上を向いて歩いていると、足元にあった段差に躓きそうになった。危ない…と思って前を向くと、石段があった。石段のまわりには木が生い茂っていて、掃き掃除はしているのだろうが、細かい手入れの後は見られない。
あの子達に指差された先がここなのだから、きっとこの石段の上には、博麗神社があるのだろう。そう考え、石段をのぼってみると、やはり、建物があった。そのまま真っ直ぐに進んでもよかったのだが、人影と話し声が聞こえたので、周辺の木に隠れて、会話が聞こえる所まで近寄ってみた。
?「…で?そいつがどうしたのよ。外から来る妖怪なんて、そんなに珍しくないじゃない。」
?「いえ。それが変なのよ。人間のようなの。藍は人間だと感じたようだし、私でさえ、集中しないと妖怪だとわからないのよ。」
?「ふーん。じゃあ、半妖とかじゃない?妖怪の血が薄いとか。まぁ、紫ならそんなことは考えてるんだろうけど。」
紫「ええ、それも考えたわ。でも、じっと見ているとわかったの。彼女には、人間は混じっていないわ。何の妖怪かはわからないけど、とにかく人外であることに間違いは無いわ。で、なぜこの話を霊夢にしているかというと、彼女、ここに来るのよ。」
霊夢「…はぁ?何でよ。」
紫「チルノと大妖精が、外来人だと思って博麗神社を目指すように言ったからよ。」
霊夢「…という事は、さっきから木の影で聞き耳立ててるのがその妖怪ってわけね。」
なん…だと…。ばれていたかー。さっきからちらちらこっち見てくるなとは思ってたわ。うん。…え?ていうか、さっきの会話の少女ってもしかすると自分のこと?あー、私妖怪だったのか。プロフィールに【妖怪】と付け加えとかなきゃ
ていうか、みつかったのならここに隠れておく必要もないから出て行こうか。…なんとかなりますように…
「…あ、えーと、こんにちはー…。」
紫「………ええ、こんにちは。」
霊夢「ふーん。普通そうな奴じゃない。なんで隠れてたのかは知らないけど。」
「…あ、特に意味はなかったんだけど…」
紫「まぁ、ということだから。霊夢、よろしくね。」
霊夢「はぁ!?ちょっと何言って………っていないし…。はぁ…こいつをどうしろってのよ。」
………気まずい…もしかしなくても、私、邪魔だよね。よ、よしとりあえず会話しよう。それで、早めに近所とかに住む許可とって、住処を決めよう。そうしよう。
「…あのー」
霊夢「何。」
「…自分、住む場所を探してて…えーと、近くに住めそうな場所ってあったりしない…?」
霊夢「無い。」
「…えーと、じゃあ、住む場所は作るから、近くに住む許可とか…」
霊夢「幻想郷に永住する許可なら、私はなんとも言えないわ。紫が監視するだろうから今は住んでもいいんじゃない?」
「…あ、じゃあどこに住めばいいとかある?」
霊夢「神社の近く以外。あんた妖怪なんでしょ?どこにでも住めるわよ。」
「…あ、はい。」
霊夢「ということで、細かい決まりの説明とかは紫に押し付けるとして、今はこのくらいでいいわね。なんかわかんないことがあったら、そこらにいる妖怪とかに聞きなさい。私からは以上。お賽銭入れて、住処を探しに行ってきなさい。」
…なんか、いろいろと他の人に押し付けただけで、ほとんど何も情報をもらえてないけど…。まぁ、住む許可はもらったし言われたとおり、住む場所を探しに行こうか。
「では、ありがとうございました。」
あ、お賽銭てなんのことだろ。まぁいいか。さっさとどっかいったほうがいいよね。
霊夢「あ、お賽銭………」
はい、遅くなってごめんなさい。
でも、このくらいの投稿ペースになると思います。
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[次回]
すみか探しの旅 です。