東方操人形   作:Rilua

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3 野宿

………住処を探すといってもここの地形とか、全然知らないことに気づいた……。

とりあえず、いろいろ歩き回ってみたけど、何も進展がない。

野宿でもいいんだけど…迷惑はかけたくないし。

ていうか、全然他の人に会わない。わからない事だらけなのに誰にも聞けないし…。

 

いつの間にか日が暮れてきた。

森の中でいた時のことを考えると夜目はきくと思うから、一晩中歩き回ってもいいんだけど…。

でも、真夜中に歩き回ってる人がいたら完全に不審者扱いだよねー。

あ、ていうかこれ、森の中でいた時と何も変わってなくない?

誰かいないか探してるし。歩き回ってるし。迷子だし。

これはもうあれだ、吹っ切れてどこかで野宿しろっていうことだ。

良いところにまあまあ大きい木があるし。その下で寝よう。

続きはまた明日。おやすみー…。

 

ーーーーーーーーー

 

??「あれ、誰か寝てる」

 

??「んー、人間?」

 

??「びみょー。変なやつ」

 

??「ふーん。じゃあ、一応霊夢の知り合いかもしれないから、パーティーの招待状を置いときましょう」

 

??「うん。分かった」

 

ーーーーーーーーー

 

………あ、眩しい。朝かぁ。おはようございます。

んー、よく寝たなぁ。野宿も徹夜よりはマシってことか。

あー、でも腰痛い。首も痛い。

さっさと家に住みたいなー。

 

………なんだろこの紙?あ、もしかしてここ誰かの土地だった?

どけってことか?いやまあもうどっかいくけど。

一応、読んでみようかな。勝負の誘いとかじゃないと良いけど…。

 

『パーティー開催のお知らせ

紅魔館でパーティーをします。参加できるのなら参加してほしいです。三日間ずっとやってるのでいつでもきてね。三日間ずっと参加してくれる人は美味しい食事に綺麗な部屋もつけます。

紅魔館』

 

…パーティーの誘い?なんで自分のところに?

美味しい、食事?綺麗な、部屋?

…行く当てもなかったし。いってみるのもいいか。

そこならたくさんの人がいるだろうしいろいろ聞けるかも。

少なくとも、今日行ったら、三日は野宿しないで良さそうだし。

でもさぁ地図が欲しかった。今日中にたどり着ける気がしない。

第一、現在地もわかってないんだけど…。

周りを見渡しても、木しかないんだよなぁ。

とりあえず、こういう時は来た道を戻るのがいい。昨日の神社を目指そう。

あそこは、ちょっと高いとこにあったし、紅魔館っていうとこも見えるかもしれないから。

 

昨日のチルノっていう子にもう一回会いたいなー。

あ、だったら名前考えよう。それで自己紹介しよう。仲良くなれたらいいな。

んー、妖怪ってことはわかったから、ちょっと変な名前でもいいよね。

どこかに自分の姿とか映るのないかなぁ。自分の姿が分かったら、名前もつけやすいのになー。

んー?湖なんて通ったっけ?いや、来る途中で水の音なんてしなかった。

ということは、普通に道間違えてるじゃん。来た道と全然違う方にきてるよ。

自分はどうやら相当迷いやすいらしい。方向音痴も大概にしてほしい。

よし、プラスに考えよう。水があれば、自分の姿を確認できる。

水に落ちないように…覗き込んで…

ん?あれれ?映ってない?いやいや、そんなことないよね。目が疲れてるんだよ。

………あー、これは…映らない系の妖怪だ。

嘘でしょー。うわー。自分の姿を確認したいのに。

凶悪そうな見た目じゃないといいなぁ

 

よし、名前がないって言おう。それで考えてもらおう。

 

そういえば、紅魔館って名前だから紅かったりするのかな。

いや、さすがにそれはないか。ちょっとセンス悪いもんね。

 

妖精がいる?霧が濃くてよくわからないけど、多分妖精だ。

紅魔館の場所を聞いてみようか。

 

「あの、すみません そこの妖精さん。」

妖精「ん?なにー?」

 

「紅魔館っていうところを知ってます?」

 

妖精「うん。」

 

「あ、どこにあるか教えてくれませんか。」

 

妖精「すぐそこだよー。真っ赤なお屋敷だからすぐわかると思うよー。」

 

「真っ赤…?えと、すぐそこというのは?」

 

妖精「ほんとにすぐそこ。この湖をぐるーっと回ってたらつくよー。」

 

「あ、ありがとうございます…」

 

え?まさかのいつの間にか近くまで来てたやつ?嘘だー。

この湖を回ってたらつく。このまま進み続けたらよかったんだ。

真っ赤なお屋敷かぁ。んー、どのくらい赤いんだろう。

屋根が赤いとか?でもそれだったらそうやって言うよね。

じゃあ壁が赤いのかな。多分そうだよね。…センス悪い…

いやいや、そんなこと考えちゃダメだ。今からお世話になろうとしてるのに。

ぐるーっと回るってどのくらいだろう。ずっと歩いてるけど一向に先が見えない。

ここは霧が濃いなぁ。っと、話し声?

 

??「今日は一段と霧が濃いなぁ」

 

??「そうね、まったく前が見えないわ」

 

??「どうする?このまま飛び続けるか?」

 

??「歩いても一緒でしょう。だったら飛んでいったほうが速いわ」

 

??「おー、分かった。じゃあもう少し加速するぜ」

 

??「ええ」

 

………誰だろう。ここらの人は、飛べるのが普通なのかな。

自分も飛べるようになりたいんだけどな。

ていうか、なんで呑気に歩いてるんだろう。走ろっと。

………疲れた。なんで?まだ20分くらいしか走ってないのに。

10分でも息切れするし。自分、もしかして運動苦手?

うわ、疲れすぎて前が赤く見える………

ん?赤?もしかして、紅魔館ってとこ?

ついた?………あ、そうだわ。屋敷っぽい

着いたーーーーー!やっと着いたよ

じゃあ、お邪魔しよーっと

 

??「失礼ですが、どちら様ですか?招待状はお持ちでしょうか。」




遅くなりました。
誤字脱字報告お願いします。

[次回]紅魔館パーティー
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