初めて書くので温かい目で見てくだされば幸いです。
プロローグ
静かな未知の空間。
とても静かだ…。ここは一体どこなんだ?
そんなことを考えている俺の前に一匹の大きなドラゴンが現れた。
『私はある使命を果たすためにここに来た』
使命?
『駒王町に現れた一匹の魔獣を殲滅するために、君の力を貸してくれないか?』
いきなりそんなこと言われても俺にはなんのことだか…。
そのままそのドラゴンは光を放っていく、俺は訳もわからずその光に飲み込まれていった。
気がつくとそこは自分のベットの上だった。
一体何だったんだ今のは?
変な夢を見てしまったと思った俺はそのまま再び眠りについた。
だが、あれは夢なんかじゃなかった。
次の日の朝。
俺は夢で見た真相を確かめるため、ある町へと向かった。
駒王町。
もし、あの夢が本当なら駒王町に行けば何かわかるかもしれない。
そして俺は駒王町へと降り立った。
とても明るい町で俺の暮らす田舎とは大違いだった。
俺はまず、宿泊のためにホテルを探した。
町の案内図を見ながら歩いていると、一軒の大きなお城のような家を見た。
その家を通り過ぎようとした時だった。
俺の両腕が一瞬疼いた。
そして両腕の掌が一瞬光ったようにも見えた。
錯覚か?
そう思いながら歩いていると反対方向から2人の女性が歩いてくる。
紅の髪をした女性と銀髪の女性。
どうやらこの家に住んでいる人らしい。
俺はやっとの思いでホテルへとたどり着いた。
ホテルの部屋に入ると、自分の家より遥かに広い部屋で少し感動した。
ベットに横になり、先ほど疼いた両手を見る。
いたって普通の俺の手だよな…?
でも何であの家を通り過ぎようとした時に疼いたんだ…?
そんなことを考えながら俺は深夜に行動するため、その日は深夜になるまで眠り続けた。
深夜0時、俺は目を覚ました。
腹ごしらえを済ましてから外へ出掛けて行った。
俺にとって深夜の暗い夜道でも昼間のように明るく見えてしまう。
町のはずれの方まで来た時、俺は何か複数の気配を感じた!
近くに複数の奴らが動いている、1人は少し気配が弱い。
襲われているのか?
何はともあれ俺はその場へ向かった。
そこには1人の女性が複数のはぐれ悪魔に襲われていたのであった。
1人の女性は昼間に見た銀髪の女性であった。
女性の方の魔力は少しずつ下がってきていた。
俺は女性を助けるべくはぐれ悪魔に声をかけた。
「おい、お前ら」
はぐれ悪魔は一斉に俺の方を振り向いた。
「次は俺が相手になってやる、かかってこい」
その言葉を聞いた女性は俺に言う。
「ダメです!人間が敵う相手じゃ…。そいつらは……はぐれ悪魔なんです!」
そんなことは俺にもわかってるさ。
だが、目の前で女が殺されそうなのをみすみす見過ごせるかよ。
襲いかかるはぐれ悪魔達。
俺は1人のはぐれ悪魔の背後に回り込み首を鷲掴み、首の骨を折った。
2人目が俺の背後から襲いかかるが俺は後ろ蹴りで2人目のはぐれ悪魔を倒す。
3人目のはぐれ悪魔はそれを見て逃げようとするが俺はつかさず追いかけた。
「逃がすかボケ!!」
はぐれ悪魔めがけて魔力砲撃を放ち、すべてのはぐれ悪魔を消し去った。
俺は魔力を抑え込み、女性の側に寄り声をかける。
「大丈夫か?」
すると女性は俺に言う。
「あなたは一体…もしかしてあなたも悪魔なんですか…?」
「まぁな…。と言ってもハーフだがな。悪魔と人間のハーフだ。どうやらお前も悪魔のようだな。どこの眷属だ?」
「わ、私はグレモリー眷属です…」
グレモリー眷属…あそこには確か赤龍帝がいる。
「そうか、なら早く仲間のとこに帰るんだな。最近この辺りじゃはぐれ悪魔がやたら多く出てるらしいからな」
すると女は少し下を向きながら俺に言う。
「それが…ここに来るまでに何度もはぐれ悪魔を討伐してきたのでもう体力が…」
俺はため息を吐き、女性に言う。
「ったくしょうがねぇな…。俺が送ってやる。グレモリー眷属ってことはグレモリーの家に行けばいいんだな?」
「そうですけど…行けるんですか?」
「転移魔法くらい俺にだって使えるさ、それに俺の転移魔法は特殊なんでな」
すると女は立ち上がり礼を言った。
「ありがとうございます。あなたのおかげで助かりました」
「気にするな、女が夜道をあまりうろうろするもんじゃねぇ」
すると女性は俺に言う。
「申し遅れました。私はグレモリー眷属で戦車をやっています。ロスヴァイセと申します」
俺はその時は自己紹介をしなかった。
どうせ返したらすぐに別れることになると。
そう思っていた。それにあまり女性が好きというわけでもなかった。
そう思いつつ俺は女を連れて転移魔法でグレモリーの家の前まで向かった。
グレモリーの奴らが住む家へと着いた俺たち。
俺は女性に言う。
「着いたぞ。俺はもう戻る。まだやり残したことがあるからな」
すると女性は俺を引き止め、俺に言う。
「待ってください!あなたの名前は!」
俺は女性に言う。
「朔夜…」
「え…?」
「暁 朔夜。俺の名前だ」
俺はその場を足早に去った。
これが俺とロスヴァイセの出会いであった。
ロスヴァイセと朔夜の出会いから物語はスタートします。
次回はグリモ・ワールが登場します。
彼の正体は?そして朔夜の前に現れたドラゴンの正体とは?
では、また次回。