げどう☆ぼまーとしりある☆きらー   作:黄金馬鹿

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Fateで何か書きたかったから書いた。あと、ジャックちゃんが書きたかったから書いた

あ、特に主人公がチートとか無いよ。ちょっとチートっぽいけどサーヴァント相手にはフルボッコにされるよ

タグのサーヴァントは今の所参戦が確定してるサーヴァントだよ。だから登場は少し待ってね


其の一

 まぁ、己が魔術師になった理由ってのは各々似たようなもんだ。例外ってのも勿論いる。だが、基本的にゃ理由ってのは一つだ。

 親が魔術師だから。この一言に尽きる。それ故に、子供ってのは幼少期からの英才教育に加えて魔術に関する知識を嫌というほど詰め込まれる。嫌ってほどにな。そのせいで、とも言えるが魔術師ってのは古い人間がゴロゴロいる。それはつまり、近代社会において必須とも言える電子機器の類の使い方をマスターしてない奴が数割。見下してるのが半分以上。んでもって適応してるのが数割。まぁ何とも古臭い人間達だこと。だからこそ、近代兵器ってのは魔術師へのメタになる。

 だからこそ、だ。俺は近代兵器を手に取った。かつて存在した魔術師殺しと謳われた人間、衛宮切嗣をリスペクトして。

 近代兵器を使えば魔術師ってのは簡単に殺せる。暗殺?爆殺?銃殺?そんなの片手間で済ませれる。ロードクラスでなければ慢心に慢心を塗りかさねて自尊心と威張りで構成された人間なんて遠くからバーン。これだけで殺せれる。

 魔術は魔術に対してしかメタを張れない。なら、近代兵器はどうだ。古臭い物に風穴を開ける事ができる。燃やせる。

 それに気が付いた俺は、まぁ早いうちに魔術はあくまでも便利用品程度にしか使わなくなった。で、爆弾でテロをするテロリストに早変わりだ。今この場で吸っているタバコも電子タバコだ。いやー、体に悪くないタバコってのは美味いもんだ。コーラ味だからな。体に悪いわけがない。

 

「……で、何だっけ?お嬢ちゃん」

 

 息を吐いて煙を口から出しながらワザと柄を悪くして目の前の白髪の女性へと俺は声を投げかける。その目は既に涙目で、まぁ、高圧的な態度をぶち折ってやったからか最初の時よりもかなり小動物っぽくて俺の加虐心を唆る。このまま嬲って楽しんでもいいが、まぁ今回はどうも、依頼らしいので止めておく。

 

「そ、その……私達カルデアで用心棒をやりなさいって……」

「アアン!?テメェは人に頼みごとする時に敬語も使わずそんな言葉遣いで頼むのが一番だとママから習ったのかァ!?」

「ひぃっ!?」

「俺は頼まれる側。お前は頼む側。交渉で相手の機嫌を損ねないようにする言葉遣い程度、学校で習う筈だよなぁ?」

 

 足を組んでわざと己の体を大きく見せるようにしてから低めの言葉で威嚇する。こういう手合ってのは「自分が一番。故に誰もが自分の言葉を鵜呑みにして頷く」と思い込んでいる。

 悪いが、俺はそんな輩は殺したくて仕方がない。頼みごと一つ出来ない人間の下につく気なんてサラッサラ無いからな。

 けど、今回は特例だ。何てったって、相手は『アニムスフィア家』だ。多少の恩義を売っておいたほうが、俺も後々動きやすい。あと、単純に報酬がいい。用心棒を数年やる程度で貰える金額としては破格。あと、三食寝床付きと来たもんだ。絶好の仕事だ。

 だから、俺はこの嬢ちゃんの性格をぶち折ってみたいのもあってこうやって失礼をされながらも話を聞いている。いつもならこの時点で帰ってるか脳天をぶち抜いている。

 チラッチラッと懐からこれ見よがしに俺の愛銃、シグをアピールしてどうしよっかなー。と言葉をチラつかせてやれば譲ちゃんはビクリと震える。いやー、おもしれーわこの小動物。

 

「そ、その……わ、私達カルデアに、や、雇われてくだ、さい……」

「ほぅ。んで、内容を詳しく」

「わ、私達は……その、人類の救済を目標に動いていて……貴方にはカルデアが万が一にも魔術師に襲われた時の予備戦力として……」

「予備戦力、ねぇ……この俺が?」

 

 わざと不満そうに言ってやればこの嬢ちゃんは何がいけなかったのか分からずに目が泳いで冷や汗を流す。

 まぁ、別に不満じゃねぇんだが。

 

「あぁ、気にしなさんな。別に予備戦力ってのには不満はねぇ。むしろ「当たり」だ」

 

 俺は、こう言っちゃなんだが無差別爆撃機とか言われている。まぁ、所以は察してもらえるだろうが、それ故に俺は最終防衛ラインに置かれる事が多い。俺を前に出せば何かしらの問題を起こしてくるからだ。

 だから、予備戦力として雇うのは正解だ。もう捨てるものがなくなった所で俺を動かせば敵と辺り一帯を爆撃してくるからな。だから、俺を雇うための金額ってのは結構安めだ。用心棒の最低金額って言ってもいい。

 そんな俺の意図を含んだ言葉を意図通りに汲んだのか、譲ちゃんは勝ち気な笑顔をしてテンションを上げる。

 

「じゃあ決定ね!」

「俺はまだ何も言ってねぇぞゴルァ!!」

「ぴいっ!?」

 

 やっぱおもしれーわ、この嬢ちゃん。

 まぁ、その後また縮こまった譲ちゃんと紆余曲折あり、俺は契約書にサインした。その時、少し報酬を上乗せさせて武器の調達もあちら側に一任させた俺は悪くない。

 そんな訳で俺、刹那・エインズワーズはオルガマリー・アニムスフィアと用心棒としての契約を果たした。

 毎度有りっと。

 

 

✱✱✱✱

 

 

 二代目魔術師殺し、刹那・エインズワーズ。それが俺の通称だ。

 二代目魔術師殺しってのは勝手に付いた二つ名だ。まぁ、俺自身が魔術師殺しを目指していたから、これに関しては何にも言わん。むしろ光栄にすら思えるね。

 んでもって、俺の名だ。

 エインズワーズ。本家がどうなったかは分からんが、俺は数世代前に枝分かれした分家の次男だ。兄が実家を継いで魔術師になった一方、俺は勝手に吸収したエインズワーズの『置換』の魔術を利用した全身武器庫をやっている。

 まぁ、あんまし大逸れた事は出来ないんだが、どうやってやってんのかあんまり詳しく理解していない、A点とB点を繋げるっていう置換魔術を主に使っている。これによって俺はコートの内側からあれよあれよと言ってる間に武器をお取り寄せするわけだ。まぁ、四次元ポケットのコート版だと思ってくれればいい。だから、俺は最低限の装備で最優の武器を使える。それ故に魔術師殺しになれた。

 カルデアの清潔感たっぷりな部屋の中で煙を吐いてやれば白い壁に混じってどこかへ消えて行く。

 あー、甘い。そんな言葉を発して携帯を弄る。まぁ、簡単に言えば暇潰しだ。

 けど、そんなのはすぐに終わる。ただ単純に飽きたっていうだけで俺は携帯を放り投げて部屋から出る。

 カルデアの、何だっけか?レイシフトするための部屋から一番離れた位置にあるこの部屋は如何に俺が嫌われているかってのを認識させるためにあるようだ。現に、俺は魔術師の中じゃ評判は最悪だ。

 魔術を捨てた半端者。まぁ、そんな評価だ。けど、そんなのは別にいい。所詮は温室で育てられた自己中自己満の塊にして自尊心と慢心で塗り固まった糞より役に立たない魔術師共が付けてくれた有り難みが皆無な称号だ。

 現に俺がここに来たばかりの頃もガキに絡まれたが……まぁ、現実を分からせてやった。具体的には手足を拳銃でぶち抜いてダストシュートにぶち込んだ。それ以来ガキ共は絡んでこないしオルガマリーの譲ちゃんも俺に対してはキレ気味だ。

 まぁ、キレてくる度に床に倒して上に乗ってやってるんだけどな!!いやぁ、最高だぜ?美少女が涙目になりながら下から睨んでくるのはよぉ!加虐心が煽られるねぇ!!

 そんな俺を特にヘイトせずに話しかけてくれる子ってのは今や一人しか俺は知らない。

 

「おっと、マシュちゃん。おはようさん」

「あ、刹那さん。おはようございます。今日はお早いんですね」

 

 この薄ピンクというか白髪というか、まぁ、その中間辺りの髪色のメガネっ子、マシュ・キリエライトちゃんだ。

 まぁ、この子は何と言うか……純粋の一言だよな。キチってる俺を見ても次の日には嫌悪感をそこまで抱かずに話してくれるんだからさ。おじちゃんの心のオアシスだよ、マジで。あ、ちなみに俺は今年で二十八な。

 

「まぁな。今日はオルガマリーの嬢ちゃんに仕入れてもらった武器を引き取りに行くんでな」

「あぁ、あの小包……中は何なんですか?」

「核」

「えっ」

「冗談。ただのC4だ。食ってみるか?甘いぞ」

「あの、毒って聞いたんですけど……」

「毒だ」

「食べたら死んじゃうじゃないですか!」

「ははは」

 

 ただ、そんな子を弄るのはもっと楽しいけどな!!いやぁ、純粋純情だからかこういった冗談に乗ってくれるのはホントおもしろ……楽しい。戦場だとふざけんな、か集中しろの二択しか返ってくる言葉は無いからなぁ!!

 いつも心に太陽を……じゃなくて余裕を持っておくのが生き残るための秘訣だぜ。

 

「で、今日はマシュちゃんは何するんだ?部屋でオナって寝るのか?」

「オナ……?それはよく分かりませんけど、今日も戦闘訓練です」

 

 下ネタが完全スルーされるのはいつもの事だ。この子、ちょっと純情すぎませんかねぇ……!

 でもって戦闘訓練か……この子、確かいつも居残りだよなぁ。逆上がりすら出来てなかったし。

 こんな子を前線へ送り出すのか……確か、マスター適性はいいんだったか、この子。体育会系じゃなくて文化系ってのは見りゃ分かるんだが……何考えてんのか、ここの職員は。

 

「なら、付き合うぜ、マシュちゃん」

「え?いいんですか?」

「俺も久々に体を動かしたいんでな」

 

 と、言うのは本当だ。ここの訓練システムってのはまぁ何とも凄い事に、部屋を丸ごとVRのようにどこかの景色に変えて質量を持った敵を出してくれる。だから、訓練には丁度いいってのが俺の見解だ。

 

「……でも、大丈夫です。刹那さんはご自分のことを」

「そうか?って言っても、俺はやる事無いんだがな……まぁ、また何か本でも見繕っておいてやるよ」

「ありがとうございます。では」

 

 マシュちゃんは微笑んで礼を言ってから去っていった。そしてリスのような何なのかわからない、フォウという名前だけが確かな生き物に顔面に飛びかかられて驚くマシュちゃん。

 しっかし、あの子が過去にレイシフトして人類を救うミッションをこなす……ねぇ。とてもじゃないが無理な気がする。

 まぁ、そんなのは俺の知ったこっちゃない。俺にもマスター適性はあるらしいけどな。

 マスター適性ってのは……まぁ、アレだ。英霊……サーヴァントを従える才能ってやつだ。カルデアが作り上げた英霊召喚システムってやつの力を借りて過去の英霊をサーヴァントとして召喚する。そして、人類救済のために戦う。詳しい話は知らんが、まぁ来年以降の人類が死滅してるみたいだから、それを救うってことで人類救済だ。

 さぁてっと。そんな人類救済のためのファーストミッションも明日からスタートだ。俺もここを守るために色々と仕込んでおきますかねっと。具体的にはまず、俺の部屋が確実に守られるように対テロ障壁を組み立ててだな。




軽く主人公の事を説明。

主人公はエインズワーズっていう姓だけど、主人公の出身は分家で、本家……つまりプリヤで出てきたエインズワーズ家とは数世代前の血の繋がり程度しかないため、エインズワーズ本家とは一切関係がありません。お金稼ぎのために依頼を受けてケリィみたいに魔術師殺してたら魔術師殺しって呼ばれました。なので近代兵器メインで戦います。

言うならば起源弾がなく、固有時制御もなく、ちょっとした魔術を使えるキチガイが世界を救うために英霊と戦う話です。これ、なんて無理ゲー?
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