早速ですが、FGOの福袋ガチャは引きましたか?僕は去年の正月に引いた玉藻が宝具レベル二になるだけでした。マジでいらねぇ……孔明くれよ……
代わりにデレステの方で限定よしのん引けたので良しとします。では、新年一発目をどうぞ
六香ちゃんとマシュちゃんが目を覚ます。よほど疲れていたのだろう。俺達がいくら揺すっても起きなかった二人は八時過ぎに目を覚ました。
これでも夜の八時には寝ていたので十二時間近く寝ていた事になる。やはり、俺もついていって負担を減らすべきだったか……まぁ、今日の朝と昼と夕方に関しては準備に時間を費やすつもりだ。だから、二人が昼まで寝てても問題は無かった。
「さて、六香ちゃん。今日の事は分かってるな?」
「はい。私が周辺のワイバーンやサーヴァントの相手をして、刹那さんが今日の夜に向けて準備を進める、と」
「そうだ。ジャックとメディアとヒロインXは連れて行くが、他のサーヴァントは六香ちゃんに任せた」
何故夜なのか、と言われればそれはジャックがいるから、としか答えることはできない。
ジャックの宝具、聖母解体の条件は夜であること、霧が出ていること、相手が女であること。これ等を満たせなければジャックの宝具は威力がガタ落ちする。故に、昼ではなく夜に戦う事にした。
では、どうやって黒ジャンヌのいるであろう城へ近付くかというと、ダウィンチに作ってもらったアレを俺の置換魔術で城から離れた場所へ設置。それを発射し、城壁を壊して爆発した所でヒロインXのダブルエクスカリバーによるカッ飛びで俺達全員で空いた穴からお邪魔します、だ。
内部構造に関してはカルデアの方で調べてもらったから、どこを爆破するか、というのは予め決めてある。そこを爆破し直接黒ジャンヌへ決戦を仕掛ける。他のサーヴァントが来る前に、だ。
そのために俺達は発射台、ジャンプ台の設置をダウィンチの指示のもと建設。それを六香ちゃんとマシュちゃんには護衛してもらう。
黒ジャンヌのルーラー特権によって召喚されたサーヴァントを考えると、セイバー、ランサー、アサシン、ライダーを潰したため残りはアーチャー、キャスター、バーサーカーが残っている。この三騎はまだ情報が分からない。故に、全員が遠距離攻撃型の場合は俺達が狙い撃ちされる可能性が高いのだ。だから、それを六香ちゃん達には防いでもらう。
さらに、敵はジークフリートの情報からファヴニールという、先日俺達が目撃した超巨大なドラゴンを支配下に置いている。それも脅威になるため、竜殺したるジークフリート、竜殺しの宝具を持つ聖人、ゲオルギウスに相手をしてもらい、そしてファヴニールが出てきた時に限ってヒロインXを戦力として加えさせる。
竜殺し二人に竜の心臓を持つ聖剣の担い手。これで勝てない相手がいるだろうか。いや、いない。しかもこっちには竜関連ならエリザベートと清姫までいる。やべぇ、負ける気しねぇ。
そんな訳で俺達は今日、城が見える村でバレようが何だろうが関係なしに発射台を建設していた。
「おかあさん、これは?」
「あーっと……そこに組み合わせてくれ」
「マスター、これはどうしますか?」
「それはここだな。ヒロインX、そっちはどうだ?」
「素材ならこの通り」
サーヴァントたる三人の力は俺を軽く凌駕する。筋力Eのメディアはかなり力が弱いが、それでも俺と同じかそれ以上はある。ジャックは筋力C、ヒロインXはアーサー王なだけあって筋力Aもある。
だから、メディアとジャックには発射台の組み立てを、ヒロインXには素材を一気に運んでもらってきている。
肝心な兵器に関しては置換魔術で取り寄せれるため、暫くお披露目はしない。
「っていうかマスター。よくも私にこんな雑用させますね」
「俺にやれと。言っておくが俺は弱いぞ。お前らと腕相撲したら爪楊枝のように折れるぞ」
「それを胸張って言いますか……」
タバコの煙を吐きながらハハハ、と笑う。所詮、人間なんてそんなもんだ。取り敢えず、ヒロインXの肩をどついてサッサと作業しろと急かす。が、ヒロインXは何か苛ついたのか俺に掴みかかってきた。
あ、死ぬ。そんな事を思うと、ヒロインXが顔を俺の耳へ近づけて来た。
「何か来ます。あの幼女に気配遮断を使わせて姿を隠させて。キャスターをこちらへ。もうあと数秒です」
「わ、わかった」
ヒロインXの言う通りにジャックに気配遮断を使わせ、メディアをこっちへ呼び寄せる。ヒロインXの直感はC+。高いとも低いとも言えないが、直感スキルには従ったほうがいい。
俺も置換魔術で逃げる準備をしようとした瞬間、ヒロインXがジャックを超えるスピードで俺の目の前へと躍り出た。
「セイバーッ!」
ふざけた掛け声と共に振るわれたエクスカリバーは青白いビームを出しながら残像を残した。その残像の中には黒色の、矢のような物が見えた。
矢、つまりはアーチャー。敵のサーヴァントだ。
『おかあさん、数百メートル先にアーチャーと……何だろう、あれ。でも、キャスターじゃないよ』
「キャスターじゃない……バーサーカーか!」
『多分……ッ、まずっ、気付かれたかも』
ジャックが本当にヤバそうな声を出しながら念話を切った。ヒロインXの肩を叩き、ジャックの救出に向かわせる。ヒロインXはすぐに走り出そうとしたが、飛んできた念話でヒロインXは足を止めた。
『セーフ。あのバーサーカー、わたしたちじゃ勝てないよ。アーチャーの方も』
「ヒロインXなら?」
『多分勝てるよ』
「ジャック、相手を誘導する事は?」
『無理、かな。アーチャーはわたしたちと同じぐらい速いから』
「敏捷Aのアーチャーかよ……」
と、なると敵のアーチャーは神話に出てくる英雄、なのか?
「ジャック、アーチャーは?」
『弓を引いて待ってるけど……』
「外見は?」
『えっと…………動物の耳と尻尾?猫……じゃなくて何だろう。ライオン、なのかな?』
ライオンの耳と尻尾?ヤバい、増々分からない……
「マスター、ジャックちゃんと視覚の共有を。そこから私が記憶を覗きます」
え?何で……い、いや、分かった。やってみるか。
使い魔と視覚を共有する感覚で……よし、出来た。これは……緑色の弓を持った女に黒い鎧の男?しかし、何で緑色の女はずっと弓を……
「……やっば。ヒロインXさん!あの弓を受けてはいけません!!」
「へ?いやいや、こう見えても私は……」
「彼女の真名はアタランテ!その弓は引けば引くほど威力が増すタウロポロスです!!」
「ハァ!?アタランテだって!!?」
『あ、射った』
またとんでもないビッグネームが出てきたと思った瞬間、俺の視界の端でエクスカリバーを振ったヒロインXの姿が消え、俺達の後ろから木が何本もへし折られる音と岩が砕ける音が響いてきた。
オイオイ……アーサー王が力負けするのかよ……
「だから言ったのに……」
「っていうかアタランテだと!?マジかよそれ!!」
「はい。一応、未来の私と面識があります。アルゴー船に居たので、一応面識はあります」
アタランテっつったら、ギリシャ神話の中でも特に優秀な狩人。ギリシャの勇者とも言える英雄の中にすら名を馳せる正真正銘の英雄だぞ……ヴラド三世といい、聖女マルタといい、なんつービッグネームを呼び出してんだよ、黒ジャンヌは。
「ついでに凶報ですよ……」
「ヒロインX!?」
俺達が呆然としていると、後ろから木々を退かしながらボロボロになったヒロインXが帽子を被り直しながら戻ってきた。
「もう一人のバーサーカーはサー・ランスロット。円卓最強の剣士ですよ」
「今度はランスロット……か、勝てるのか?」
「サー・ランスロットが相手なら、少々本気を出せば、まぁ。ただ、もう一人……アタランテも、となるとキツイものがありますね」
いつに無く真面目な表情のヒロインXが手にエクスカリバーを具現化させる。いつに無く金のエクスカリバーから溢れる青白いビームが眩しい。
「ですが、まぁ見ててくださいよ。二人まとめて、ぶっ殺します」
ヒロインXが両手でエクスカリバーを構える。青白いビームがいつの間にか金色の光に変わり俺の魔力がガリガリ削れていく。
まぁ、魔力に関しては寝れば回復するが……容赦ねーなおい。
「星の息吹を纏めてビームで消し飛ばす!!『
聖剣から放たれた金のビーム。セイバーって剣の英霊だよな、アサシンって暗殺するのが仕事だよな、なんて思ってビームを見届け、ジャックと視覚共有して当たったかどうかを確認する。
まぁ、ブッパじゃ当たるまい。アタランテもランスロットもビームを横に飛んで避けていた。
「ゲロビって言うのは……撃つだけじゃなくてぶん回すのも脅威なのだよ、サー・ランスロット!!」
そう叫んだヒロインXはビームを撃ったままのエクスカリバーをぶん回した。んなアホな、と俺が思ったその時、ジャックの視界の中でランスロットが消し飛ばされた。なんかアーサーとか叫んでビームを見た瞬間に突っ込んできていたのをエクスカリバーが迎撃したようにも見えた。何がしたかったんだ。
さて、後はアタランテか。エクスカリバーのビームも消えちまったし、あのアタランテを何とかしなくちゃな。まぁ、ジャックなら何とかできるか。
「ジャック、暗殺だ。宝具は使うか?」
ジャックの宝具は夜、霧、相手が女の条件を満たせずとも高火力の一撃を叩き込める。ただ、威力が下がるだけだ。だから、宝具を撃てないという事は決してない。
『大丈夫。弓を構えたら、やるよ』
ジャックが俺に伝え、アタランテが再び弓を構える。その瞬間、ジャックの視界が俺では何も分からないレベルで動いた。
アタランテはジャックが攻撃に移り気配遮断が途切れた瞬間に対応、驚きながらも構えた矢をジャックへ放った。ジャックはそれを受けるのではなく避け、アタランテが再び矢を番えたその瞬間に完全に距離を詰め、まずは矢のみをナイフで折った。しかし、アタランテは持ち前の速さを活かして再び矢を手に持ち、ジャックの肩へ突き刺した。
ジャックの視界がブレ、ジャックがアタランテを足場にして後ろへ下がった。そして、懐のポーチから血塗れのメスと糸のついた針を取り出し、視線をアタランテへ固定しながら、傷口を少し開いて矢を抜き、糸のついた針で手早く傷口を縫う。
ジャックが一瞬落とした視線で確認したが、その縫い口はミミズの貼ったような酷い後だった。
「ヒロインX、ジャックの援護に行ってくれ。若干マズい」
「人使いの荒いマスターですね!」
しかし、ヒロインXは両手でエクスカリバーを二本持ってビームを放ちながら飛んでいった。
ジャックの視界は、アタランテ相手に善戦している状況に見える。元々遠距離主体のアタランテと近距離主体のジャックでは、ジャックがアタランテの懐に潜り込んだ瞬間に有利は取れる。しかし、相手は勇者アタランテ。ジャックの攻撃を避けて確実にジャックへ反撃を入れようとしている。
「幼子故に手加減してやりたいものだが、そうとはいかない事情がある。これで終わりとさせてもらおう」
ジャックが蹴り飛ばされ、アタランテとの距離が離れた。その瞬間、アタランテが空へ向かって弓を構えた。
何で空に?ヒロインXを迎撃するんじゃなく……?曲射なんて真似はしても意味がない……なら!
「二大神に奉る……ッ!
アタランテが空へ向けて二本の矢を放つ。それが蒼穹に隠れ見えなくなった瞬間、ジャックへ向けて数えるのも馬鹿らしい程の矢が降り注いだ。ジャックと共有した聴覚から聞こえてきたのは、確かに宝具の真名開放。それは、ジャックの速さを活かしてでも避けられない程に広がり、降り注いでいた。
令呪を使う。俺が右手を掲げたその直後、ジャックの目の前で黒色の長髪が揺れた。
「その腕前、誠に天晴!!だがしかし、第六天魔王信長が眼前では神の加護など塵ほどの役に立たぬ事を知れい!!」
信長だ。それを把握したその時には、既に信長は空へ手を上げ、三千の火縄銃を空へ向けて召喚していた。
「見よ!これぞ神を堕とす我が戦術!!天神失墜の三千世界とはこれこの事なりッ!!」
信長の叫びと共に放たれた三千の火縄銃は降り注ぐ矢を、信長とジャックを守るように消し飛ばした。そして、信長は残った火縄銃をアタランテへと向けた。
「ギリシャが英雄よ、確かに貴様は強い。だがしかし!この織田信長の前ではその武勲、その加護など無意味と知れ!我こそは織田三郎信長。神を下し武を敷く者なり!!」
「ほう……私の前で神を侮辱するとは、いい度胸だ。ならば汝のその命、無駄に散らす事となるが、良いな?」
「是非もなし。我が火縄銃の前では弓など児戯に等しい!貴様の素っ首、我が火縄銃と圧切長谷部にて我が武勲のさせてもらおう!」
その瞬間、信長とアタランテの火縄銃と弓矢の応酬が始まる。信長は三千世界で展開した火縄銃を休む間もなく連続で放ち、アタランテはそれを避けながら当たる弾だけを弓矢で弾いていく。
「そこの幼子を通して聞いておるのじゃろう、刹那。ヒロインXが来るまではワシが殿となろう。これはマスターからの命故にな。反論は聞かぬ」
その言葉を言った直後、信長の三千世界が途切れ、その合間を縫うようにアタランテが狙撃をしてくる。それを召喚した火縄銃で防いだ信長はその火縄銃を放った。
ジャックはその間に再び気配遮断を使い、信長の後ろへ下がった。勿論、その際に情報抹消でジャックに関する情報を消すのも忘れない。意味はないかもしれないがな。
信長とアタランテの応酬。方や救国の英雄。方や神話の勇者。どちらも英霊としての格は謙遜ない。故に、ステータスで劣る信長と手数で劣るアタランテの実力が拮抗する。
だが、こちらには最終兵器がある。
「セイバーじゃないけど死すべし!!」
「何っ!?」
ヒロインX、アーサー王だ。ヒロインXの正々堂々とした不意打ち。それは見事に成功し、上空から回転しながら降ってきたヒロインXの斬撃により、アタランテの背中が切り裂かれ血が吹き出した。
「よくやった!」
信長がヒロインXに声をかけながら一瞬で肉薄。刀を一閃して真っ正面からアタランテを切り裂き、さらに火縄銃の弾を腹に叩き込みアタランテに膝を付かせた。
「ぐぅ……ひ、卑怯な……ッ!」
「勝てば官軍、負ければ賊軍、じゃ。アタランテよ、それは貴様も分かっておろう?」
「綺麗事で飯なんて食えないんですよ。それに、今のは卑怯な事ではありません。正々堂々とした不意打ちです」
「不意打ちに正々堂々も何もあるものか!!」
「まぁ、それは最もなのじゃが……ワシ等にはそうしてでも勝たねばならぬ訳がある。ギリシャの勇者、アタランテよ。貴様の短いながらもその名に相応しい健闘は我が第六天魔王信長の名に懸け、ワシが消えるその時まで覚えておこう」
信長の言葉が終わると同時、火縄銃のトリガーが引かれ、アタランテの額を食い千切り、アタランテは額から血を吹き出しながら倒れ、そのまま消えていった。
「全く、末恐ろしい敵じゃった。ワシの特攻が全く入らぬのは本当に厄介じゃった」
「ほう。そこまで?」
「一対一だから拮抗したが、前衛がいたらワシ一人では無理じゃったな」
火縄銃を担ぎながらそう言う信長は俺のいる方とは逆の方向へ歩を進めた。
「どちらへ?」
「マスターの元へ、じゃ。仕事はしたからの」
そう言うと信長は走って何処かへ去っていった。後で信長を寄越してくれた六香ちゃんには感謝しなきゃな。
さて、と。
「ジャック、ヒロインX。戻ってきてくれ。仕事の続きだ」
「うん、わかった」
「はいよー」
聴覚共有をしているため、何だか電話をしている気分だ。取り敢えず、ジャックとヒロインXが戻ってきたらアレの発射台を急ピッチで作らないとな。
……六香ちゃんとマシュちゃんの方は無事だろうか。
『ちょっ、今いいかい、刹那!!』
「うおっ!?ロマンか!?」
とか思ってたらいきなりロマンから連絡が入った。何だか、かなり焦っているようだ。
『六香ちゃん達の方にファヴニールが現れた!今はサーヴァント達が何とかしてるけど、さらに厄介な事にアサシンのサーヴァントがマリー・アントワネットとアマデウス・モーツァルトを狙って挟撃の状態になってる!』
「はぁ!?アサシンのサーヴァントだって!?」
そんな馬鹿な。バーサーク・アサシンは確かに俺の爆破でふっ飛ばした筈……
『真名はシャルル・アンリ・サンソン!マリー・アントワネットを処刑した処刑人だ!サンソンはマリー・アントワネットを見た直後に敵に回った。そして敵のジャンヌ・ダルクのファヴニールの襲撃と上手いことカチ合った結果、挟撃の形になった!』
「チッ、分かった!ヒロインXとメディアを送る!六香ちゃんにはもう少し耐えてもらってくれ!」
『分かった。すぐに頼むよ!』
ロマンからの通信を切り、丁度戻ってきたヒロインXにこの事を伝え、メディアを抱えて六香ちゃんの援護へと向かってもらう。
頼むから、無事でいてくれよ、二人とも……
ランスロット、溶かされる。アタランテ、善戦する。ぐだ子ピンチ。
刹那ニキが初手爆破した結果、原作とはかなり違った形になってますが、まぁ問題は無いでしょう。次回はぐだ子サイドの話になります
あと、FGOのアニメでぐだ子いましたよね。凍結されましたけど。動くぐだ子が見れて満足だったり。
EXTRAのアニメ……ザビ子が楽しみだなぁ……
あ、FGOで残った石でガチャ引いたらマナプリしか出ませんでした。もう今年はFGOのガチャに期待せずデレステのガチャに期待しようと思います。