俺は石造りの家の中にいた。姿を見れるものないかな?ちょうど剣があったので磨いて見てみた。銀髪で所々黒の部分がある。目元には目を覆うようにクマがあり、服装は着物に袴。ふと思い顎を掴んでみる。これは!壇狩摩だ。戦神館の狩摩になっていた。
「俺狩摩かよ!つーか時代違わくねぇ?あっ!口調は変わらない。良かった。記憶とか有んのか?」
疑問を感じたときこの世界での記憶が流れ込んだ。
俺はこの世界では子ギルと友人になり、大人になった今でも時々息抜きと称して遊び来るようだ。もちろんギルガメッシュいやギルは俺の力について知っているようだ。
俺は簡易の呪紋(特殊能力無し、身体能力上昇)を創って売っているようだ。自分用に創造してあるものは王の財宝のような倉庫を作り出す呪紋に無鍵の呪紋。無鍵の呪紋は現在過去未来4つしか創れない。一つは自分用に創りBBと同じ場所である舌に付けている。もう一つはギルが所持している。取り付ける前の水晶体だが。残り二つはまだ創ってない。
それは置いといて今はエルキドゥが神の呪いで死んだ後のようだ。ここにも二人で遊びに来ていた。俺は楽しかった思い出を思いだし涙ぐんだ。記憶が完全に定着したのか?何かが近づいてくる?
「おい!シュマ!行くぞ!」
ギルが入ってきた。あっ!俺の名前なんだがシュマって言うらしい。音読みかよ!
「おい!ギル。どこにだ?」
「不老不死の薬を探しにだ!早く荷物をまとめろ!ぐずぐずするな!」
「ああ。わかったよ。」
ほとんどいるものは空間倉庫の呪紋に入れている。用意と言えば上から旅用のローブを纏って、
「できたぞ!」
「よし!行くぞ!」
こうして俺達の不老不死の薬の探索が始まった!
ある時は人助け。ある時は魔獣退治。またある時はギルのフォローこれが一番多かったような。
老人を助けしたとき、赤い飲み物を渡され飲んだら年をとるのが止まったりしたけど。
遂に不老不死の薬を見つけた。薬草で二つ有りギルに試しに毒味してみろと言われ煎じて飲む。くそ苦い。そのあとギルがいきなり斬りかかってきて腕を切断した。切断されたうでに光状のものが集まり再び腕となり元通りになった。って、
「もし違ったらどうするつもりだったんだよ?」
「欠損を治す薬など多用に有ろうが馬鹿め!まあ良い。これでこの薬が本物とわかった。」
「お前も飲むのか?」
「体を清めてからにしよう。」
そう言ってギルは薬草を掴み、水場に向かった。暫くして帰ってくると薬草を持ってなかった。
「ギル。薬草持ってないみたいだけど飲んだのか?」
「ハッ!あれならそこいらの蛇にくれてやったよ!」
「まだ探すか?」
「もうよい!帰るぞ!」
俺達はウルクへ帰還した。そして年月が過ぎギルは寿命で死んだ。死の間際、餞別として宝を一つ渡された。「お前を一人にしてすまん」という一言を残し息を引き取った。
俺はギルの死後、ウルクを出て世界を回った。
神々が地上から離れるなか地上に残った唯一の神として。