不死者と英霊達のネギま録   作:羽撃鬼

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ということで学祭編です。たぶんこれらは長くなりそうです。だが、書きたい!(時間があれば)


異常発展都市麻帆良
第23話 人理修復者


「大変だ!」

 

 

俺たちのもとへ変態が走ってきた。

 

 

「どうしたんですか?ダヴィンチちゃん!」

 

 

変態否ダヴィンチちゃんに聞き返した。

 

 

「今変態って思わなかったかな?いや、そんなことよりも新たに特異点が発見されたよ!」

 

「どういことですか!ダヴィンチちゃん。」

 

 

ダヴィンチちゃんの発言に眼鏡をかけた後輩のマシュが問いかけた。そこへ、

 

 

「マシュ君。ここからは私が説明しよう!」

 

 

黒服で煙管を持った男ホームズが姿を表した。

 

 

「この前、小さな町で弱いが特異点となった場所があるだろう?」

 

「ああ。はい。」

 

 

神秘としては弱く何処と無く科学よりのものだったが聖杯もなく倒したら直ぐ送還されたところだ。

 

 

「それを起こした時代同じだが場所が違う。それに今回は魔神王ゲーティアが配った聖杯と同じ反応が出ているのだ!」

 

「ええっ!それでは大規模な特異点と同じだということですか?!」

 

 

ホームズの言葉にマシュが突っ込んだ。

 

 

「その通りだ。故に君達に依頼する。再び特異点を修正してくれるかな?」

 

「「はい、勿論!」」

 

「では、宜しい。説明に入ろう。場所は日本の麻帆良という都市だ。」

 

「麻帆良って確か、科学が発展してる都市だったような。」

 

 

俺は昔学生時代友達に誘われ学園祭に遊びに行ったことを思い出した。

 

 

「立香くん。知ってるのか?発展してるってどれくらい?」

 

 

ダヴィンチちゃんが聞いてきた。

 

 

「確か・・・毎年工学部のロボティラノが暴走しているくらい?」

 

「ロボ?勿論小型のやつだよね?」

 

「いえ、等身大です。」

 

「ちょっとそれはおかしいよ!世界的にもそこまで科学は発展しないよ!」

 

 

ダヴィンチちゃんの発言に今まで何で疑問におわなかったのか思いダヴィンチちゃんに言うと、

 

 

「認識阻害が働いているのかな?魔術師もいるかもしれないね。混沌としているなそこは。」

 

 

これから行くところがそうなのだから心配だな。ホームズがこちらに向かって、

 

 

「ああ。そうだ。今回は科学に属するサーヴァントは連れていけないみたいだ。多分敵側が召喚しているのかもね。」

 

「そうですか。マシュはまだ治ってないし行きたい人を選抜する必要があるか。」

 

「そうだね。それと、特異点の名前は異常発展都市麻帆良。君から聞いた情報と少し異なるようだ。」

 

「つまり平行世界ですか?」

 

「そうだね。用意は確りするように。ほら!サーヴァント達を厳選してこないのかね。」

 

「ああ。はい!」

 

 

そして、連れていくサーヴァントは

セイバー アルトリア・オルタ

アーチャー アルジュナ

ランサー 李書文

キャスター 孔明

の四人だ。現地で召喚する一人を加えて五名になる。

 

 

 

麻帆良

 

 

「着いたか!」

 

『こちらでも確認しました。先輩の他にサーヴァント達も健在です。』

 

 

通信機からマシュのオペレートが聞こえる。

 

 

「ふむ。ここが麻帆良か。確かに神秘が溢れているな。あれを見ろ。」

 

 

そこには屋根を疾走している学生がいた。

 

 

『あれ?あれサーヴァントではなくただの人ですよ!』

 

「神秘が溢れている地で過ごしているんだ。あれくらい変化が起きても仕方ないだろう。」

 

 

俺達はそういう人達を眺めていた。

 

 

『立香くん!君の真後ろに生体反応が!しかもこれは!デミサーヴァントだ!』

 

「えっ?」

 

 

俺は後ろを振り向いた。そこには刀を持った男がいた。その人は口を開き、

 

 

「貴様らが歴史を修正せんとやって来た者達か?」

 

「はい!そうです。」

 

 

彼の問いに反射的に答えた。

 

 

「そうか。なら、俺の主が呼んでいる。着いてこい!」

 

 

彼はそう言ってゆっくり歩き出した。俺達は行く宛もないため着いていった。しばらく歩き、俺たちの眼前に現れたのは巨大な木の根本に存在する神殿だった。

 

 

「マスター、ここから神の気配がします!」

 

 

アルジュナがそう言ってきた。その発言に、

 

 

『それはおかしいよ!その時代に神はもういない筈だ!』

 

「しかし、これはかなり強いものです。」

 

『ええっ!何なんだ!この特異点は!』

 

 

ダヴィンチちゃんとアルジュナの掛け合いを尻目に、

 

 

「マスター、神殿を良く見てみろ!」

 

 

孔明の言われ神殿を見る。すると、

 

 

「エジプトの物も混ざっている!」

 

『本当です!しかし、エジプトと言えばニトリクスさんやオジマンディアス王を思い出しますね。』

 

「そうだね。居そうだね。ック!」

 

 

いきなり圧力が俺達を襲った。今まで霊体化していたアルトリア・オルタ以降オルタと李書文が俺を守るように現界した。圧力が放たれた方を見ると、先ほどまで話題に出ていたオジマンディアス王がいた。

 

 

「貴様ら、余を待たせるとは不敬な輩だな!」

 

 

こういうタイプの王様は色々と面倒なので先に謝るべきだな。では、そうしようか。

 

 

「それ「貴様、こちらは招かれている立場だ。私達の都合の方が上だろう!」ってオルタ!」

 

 

謝って先に進もうとしようとしたらオルタが言葉を遮った。

 

 

「それを言われては言い返せないな。」

 

 

おや?案外話が通じる?

 

 

「私達を招いたのは貴様か?」

 

 

孔明がすかさず問いかける。すると、

 

 

「余ではない!余の友だ。そこの神殿の中で待っている。余のように死して彼と共にいるもの達も一緒だ!」

 

 

そう言ってオジマンディアス王は神殿内に入って行った。俺達も後を追うように神殿内に入った。

そこには銀髪で所々黒髪が混じっており、目の回りに濃いクマがある男がいた。いやこの人は人ではない。神だ!第七特異点で会った女神達のようだった。違う点は彼女達と違い自らの肉体を所持していることだった。俺達の目の前にいるのはこの神とオジマンディアス王だけではない。あれは!

 

 

「ベディヴィエールさん!ヴラド三世さん!サンソンさんにレオニダスさん!それに牛若丸さん!巨乳なアルトリアさんまで!」

 

「ほう。知っているのか。そこの黒いのが睨んできているな。なんだ?うらやましいのか?」バイーン

 

 

槍トリアはオルタを挑発している。オルタは怒りで我を忘れた。

 

 

「そこに直れ!この堕肉がぁ!」

 

「ベディヴィエール!」

 

「は!すみません。異世界の王よ。」

 

 

ベディヴィエールの腕から3つ回転するビットのようなものが現れ、

 

 

「卑王鉄槌、極光は反転する。光を飲めぇってうわぁ」

 

「はいだら~!」

 

 

ビットようなものはオルタに取りつきオルタをベディヴィエールの前に転移させた。いや転移と言って良いのだろうか。明らかに魔力を使わなかったことがわかる。そんなことよりもあの!ベディヴィエールさんが!はいだら~って!プッ!

 

 

「ちょっ!笑わないでください。私だって嫌なんですよ。この掛け声。でもしょうがないじゃないですかこの掛け声じゃなければ発動しないんですから!」

 

 

・・・それは本当に可哀想に」

 

 

「声に出てます。」

 

 

俺達のやり取りを見ていた神は、

 

 

「ハッハッハッハ!面白いなお前ら。よし決めた。俺らがお前達の行動をバックアップしてやろう。宿も用意しよう。あと人材を貸しだそう。九郎!」

 

「は!」

 

 

神が呼んだ人物は神殿まで俺達を案内した男だった。

 

 

「この者達の面倒を見てやれ。」

 

「拝命します。しかし、弟子の育成はどうしましょう。」

 

「お前の弟子も共に行動させればいいだろう?」

 

「は!了解しました。」

 

 

男はこちらに来て、

 

 

「と、言うことだこれからよろしく頼む。俺は村雨九郎だ。」

 

「俺は人理継続保障機関カルデア所属の藤丸立花だ。彼らは俺と契約しているサーヴァント達。」

 

『私はマシュ・キリエライトと申します。』

 

『私は万能の天才ダヴィンチちゃんだ!後は今はいないけどホームズくんがいるね。』

 

 

彼の自己紹介に対して俺達も自己紹介した。彼は、

 

 

「何とも面妖な奴もいるのだな。」

 

 

と、ダヴィンチちゃんの映像を見ながらそういった。

 

 

 

麻帆良某所

 

 

「ここは?何処だ。む?なんだ、これは!聖杯とやらの知識とな。」

 

 

男が出現したのは彼が生きた時代よりも古い時代。未だ第二太陽(アマテラス)が無く大和の民が存在している時代。不意に彼に近付いてくる気配を感じた。そこには、

 

 

「お久しぶりです。総統閣下。」

 

 

黒髪に眼鏡を掛けている男が話しかけてきた。この男、髪に金が混じっていることを除けば記憶ある存在と同じだった。故に、

 

 

「そうだな。審判者(ラダマンテュス)。」




最後に現界した英霊彼はこれからどう進むのか!自分でもわかりません!

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