不死者と英霊達のネギま録   作:羽撃鬼

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物語の構成上やっぱり滅奏がいないのは不味いので出しました。


第29話 武道?四天王+一人

僕と藤丸くん達は喫茶店を出て歩いていた。ふと、藤丸くんが自らの財布を覗き青ざめた。

 

 

「どうしたんだい?」

 

「実はドクター、・・・」

 

 

藤丸くん曰く貰ったお金が底をつきそうとのことだ。ギリギリ学祭二日目までは大丈夫らしいけど。そこで、

 

 

「武道大会に出てみたら?」

 

「えっとそれはなんですか?」

 

 

麻帆良伝統の大会で刃物とか火器及び飛び道具を禁じている物で予選を勝つ抜き、本戦で優勝すると賞金1000万円貰えると言うことを教えてあげた。予選受付終了までは後二時間はあると言うことも教えてあげると、

 

 

「それは良さそうですね!誰か出たい?」

 

「マスター、私は出よう!」

 

『カカッ!良いぞ!儂も出ようぞ!』

 

「オルタと李書文が出るのか。アルジュナと孔明は?」

 

『私はマスターの護衛に務めますので不参加で。』

 

『私は後衛向きだ。前衛の真似事はやらん。』

 

 

オルタと李書文が参加して残り二人は藤丸くんの護衛と、

 

 

「それじゃあ、向かおうか!こっちだよ!」

 

 

そして僕の船頭で開催場所へ着いた。

 

 

 

武道大会開催地龍宮神社

 

 

「マスター、参加希望だしてきたぞ!」

 

「これから私達は参加者控え室に向かうからな!」

 

 

すると、藤丸くんは彼らに、

 

 

「二人とも頑張ってね!」

 

 

と、言った。二人は嬉しそうに控え室へ向かった。僕とドクターは観客席に向かった。

 

 

 

龍宮神社別の場所

 

 

そこには武道大会に出ようとする男子高等部四天王とその友人がいた。

 

 

我流喧嘩殺法の使い手かつ自称カオル・ザ・デッドエンド、豪徳寺薫

 

 

3D柔術の使い手にして生粋のロリコン、山下慶一

 

 

たらこ唇だが強く名前が名前でも犬じゃないよ、大豪院ポチ

 

 

えーっと誰だったか?あっ、そうだ!中村達也

 

 

この四人の友人にしてシスコンにして半引きこもりだが強い、大神小太郎

 

 

「って!待てぇい!」

 

 

彼らの紹介に達也が突っ込んだ。

 

 

「何で俺だけそんな紹介なんだ!」

 

 

その発言に彼らは、

 

 

「「「「だってお前、キャラ薄いじゃん!!!」」」」

 

 

口を揃えてそう言った。

 

 

「まっ、達也はほっといて何で俺まで喚んだんだ?俺は自宅でゆっくりしてたのに!」

 

 

小太郎はダルそうに言った。それに対して慶一が、

 

 

「我が友小太郎よ!僕はこの大会に勝ち、あの麗しのマグダウェルさんに告白しようと思っているんだ!親友である君に見届けてほしくてね!」

 

 

何か暴露した。小太郎は、

 

 

「あ~。フラグたったな。失敗する、絶対失敗する。笑い話として見ていてやろう。」

 

 

ダルそうに答えた。そこで薫が、

 

 

「慶一よぉ。告白するって言ったら口説き文句ぐらい有るんだよな?」

 

 

慶一に聞いた。ついでにポチが、

 

 

「聞きたいな!」

 

 

という発言をしたせいで俺達はこの後精神を削られることになったのだ。

慶一はうんうんと頷き、

 

 

「では!行くよ!」

 

 

と言いつつポーズを決めながら、

 

 

「しとどに濡れる青く可憐な一輪の薔薇――おお、それは貴方のこと」

 

「瑞々しい未熟な果実よ、その白桃が如き美の極限で今日も私を狂わせるのか。幼き魔性の(つや)を前にこの身はもはや愛の奴隷」

 

「ゆえにどうかそのおみ足で、(あわれ)な奴隷に甘美な罰をお与えください……」

 

 

「ふみふみ、と」

 

 

慶一はキマッタとばかりどや顔晒しながら此方を見た。俺達は笑顔で彼を見ながら叫んだ、

 

 

「「「「この!ドMロリコンがぁぁぁーーーっ!」」」」

 




ポチと達也は生粋の人間です。

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