現在俺達は束の間の休暇を楽しんでいる。
今は鍋を囲んで昼食をいただいている。
ナギパーティーは一人増え、俺、ナギ、アル、詠春とそいつの五人となっている。
そいつの名はゼクトといい、見た目はジジイ口調の白髪のガキだ。俺らの何倍も生きているらしいから只の見た目詐欺野郎だ。そうなればアルも同じなのだが。
ゼクトはナギの魔法の師匠で講義をするときに俺も呼ばれるが俺の起源は盾。魔法の矢を唱えても矢ではなく盾、飛びかたも矢のように飛んでいくのではなく回転して飛ぶ円盤のように向かう。回転が早ければかなり怖い。何故なら鉄とか普通に切断するからである。つまりあれである。気円斬のようなものだ。あれが雷の100矢なら雷の気円斬×100という感じで敵からしたらかなり怖い代物なっている。ぶっちゃけこちらも怖い。というか気分が悪くなる。何故なら敵がバラバラ殺人状になるためである。だからこれらの魔法を撃つといったら耐久が高いやつしかダメなのだ。
しかし、旨いな。この鍋、トカゲの肉だからちょっと敬遠していたんだが空腹に耐えかねて食えばかなり旨かった。俺が新しくよそおうとすると剣が飛んできて鍋飛ばし、具を撒き散らさせた。
「な?くそ!」
「ハイハイ!いただき!」
「ふん!」
「おっと!」
咄嗟のことで飛び散る具の中で二枚の肉のみ確保できたが、ナギは六枚、アルとゼクトはそれぞれ四枚ずつ確保していた。鍋は詠春の頭に兜のように被さった。
「ふっふっふ・・・食べ物を粗末にするやつは!」
「おお~う!食事中すまねぇ!俺は旅の傭兵剣士ジャック・ラカン!お前らを倒しに来た!」
「斬る!」
「な?!すご!」
食べ物をぶちまけたため詠春がぶちギレた。あの筋肉達磨の剣を切り裂き背後へ回った!筋肉達磨は驚いていたが懐からなにかだし詠春に向けて投げた!投げた物の中から裸の女の子が複数で、詠春に抱きついた。ムッツリである詠春は動けなくなり、抱きついている女の子とは別の女の子の鈍器により意識を沈めた。
「お~!情報1、ムッツリ剣士は女に弱い。本当だったのな!ハッハッハ!」
「「俺等も混ぜろや!コラァ!」」
「お!来たか!情報4、赤毛の魔法使い。無敵か。俺も無敵と呼ばれていたからな。無敵対決だな!後は情報5、盾持っているやつ。え~と、生きろか!ほとんど意味ねぇじゃねぇか!」
「食らえ!牽制!魔法の矢×50!」
キュイーンという音を響かせ筋肉達磨のもとへ向かっていった。
「ちょっ!これが魔法の矢?いや完全に別物だろ!て、何これ?!切れてる、切れてるから!だが!気合い防御の前では玩具に等しいがな!テンパって損したぜ!かっハッハッハ!」
「じゃあ俺の番だな!行くぜ!」
俺の魔法の矢ならぬ魔法の気円斬を対処した筋肉達磨に対してナギは分身しながら向かった!
「メンドクセェ!」
対し筋肉達磨は分身を拳圧で掻き消し拳を振るい、お互いの頬をえぐった。
「テメェら、やるじゃねぇか!」
「投影開始!来い!聖盾ニフルヘイム!ナギごめん!」
「え?」
俺は聖盾ニフルヘイムを投影し、二人に向けて構えた。
「本当にすまんな。この技広範囲攻撃なんだ!オーディンズブレス!」
俺の前側から極低温のブリザードが発生した。ナギはローブを羽織っているが筋肉達磨は完全に薄着で、
「うお~!くそ寒い。何だ?うお!飛ばされる!おわ~!」
「てっ!俺もか!うわぁ~!」
二人はブリザードによりブリザードの発生領域内の中心位置まで飛ばされた。因みにこの技気候を操ってブリザードを発生させるだけなんで、すぐ止めるなんてことは出来ないのだ。故に二人は、
「おおお!これは!た、戦うって!感じ!じゃねぇ!まずは!生き残らねぇと!」
「そ、そうだな。お、俺は異論がねぇよ!つーか!協力しねぇと!生き残れねぇ!」
こんな感じで二人は協力しあい、ブリザードが晴れたときには親友というべき存在になっていた。この後、二人に戦闘は俺の一人勝ちだなというとボコられた。これを見ていた二人と途中に目覚めた詠春は呆れていた。
後にこの出会いは赤毛の魔法使いの子供に見られるのだが、この部分だけはナギとラカンの手によっていい感じに戦闘していたように改竄されるのだった。もちろん彼の仲間に改竄した後のような物が残り指摘さればれるのだが。
自分が読みたいものって書けないよな。金髪軍人及び金髪チートキャラのみの聖杯戦争とか。