生存本能ヴァルキュリアが好きすぎて、想像を爆発させてしまいました。
円盤のパッケージとか見るだけで想像の意欲が湧いてきます。
本当文香は可愛いな!
後は忠告です。この小説では多少鬱要素が入る予定です。(お察しくださるとありがたい)
メンバーの名前はそのまんまです。(わざわざ違う名前をつけると面倒くさいので)
多少にわかが表に出てしまう時があるかもしれません。ご了承ください。
タグの通り、この小説は「生存本能ヴァルキュリアがアニメとかになったら…」を想像し、書いたものですので、そういうものがNGという人はブラウザバック推奨です。
そこは、歌い、踊り、華やかにに生きる人々が暮らす。平和をそのまま形にしたような国だった。
この話は、その国に暮らす五人の少女のお話。
「文香さん!こっちです!」
「あ、ありすちゃん。ま、待って。」
「文香さん!ありすちゃん!こっちですよ!」
「あんまり走って転ばないようにねー!」
「これで、いつもの五人揃いましたね。」
広大な草原に五人の少女が揃う。彼女達は、毎日のようにこの草原で遊んでいた。
多くの草花が咲き乱れるこの場所は、国の近くにある彼女達五人の秘密の遊び場だった。
「今日の文香さんの服、いつにも増して可愛いですね!」
「ありがとうございます…。この前、美波さんに選んでもらった物で…。」
「うんうん。やっぱり文香さん、元が美人さんだから可愛い服も似合うと思ったんだ!」
「文香さん。何でも着こなしちゃうから凄いなって、いっつも思うよ~。」
「わ、私も!文香さんみたいに、何でもクールに着こなせるようになりたいです!」
こう、他愛もない話をいつも通りに続けていた。
「今日は、夕美さんが花のブレスレットの作り方を教えてくれるんでしたよね。」
「うん!みんなに解りやすいように説明するね!」
「お昼ご飯も作ってきたから、一杯遊べるねっ!」
「わぁ、美波さんのお弁当!」
「いつも、ありがとうございます。」
時には、一日中この場所にいる日もある。
彼女達は花やこの広い土地を利用して色々な遊びをして過ごした。
そんな彼女達を襲う悲劇は、余りにも一瞬の事で、儚かった。
「それじゃあ、まずはこの花を……あれ?」
「風が…強くなりましたね…。」
「もしかして、天気が悪い日だったりしたのかな…」
「うーん。今日のお天気は大丈夫なはずなんですけど…」
・・
彼女達を、草原を、それは包み込んだ。
「み、皆さん…あ、あれ…」
・・
いつも見えるはずの青い空を遮るそれの正体は___
巨大な艦《ふね》だった。
五人の少女は森を駆けた。自分の悪い想像が、虚像のままであることを信じて。
「美波さん…!さっきのあれは!」
「夕美ちゃん!今は走ろう!」
「はぁ…はぁ…足が…。」
「文香さん頑張って!」
「も、もうすぐ森を抜けるはずですよ…!」
深緑の森を抜け、光が目に飛び込んでくる。
そこにあるはずの、賑やかな国は__
崩壊を迎えていた。
「な…に、これ…。」
燃え盛る建物や、人々の怒号や悲鳴。
国一番に大きい城が彼女達の目の前で崩れ落ちた。
傾く城の傍には、黒い点が飛び回っていた。
「…ど、どうすれば…。」
「ありすちゃん…」
少女の一人、橘 ありすが隣にいた鷺沢 文香のワンピースをきゅっと掴む。
「美波さん…。」
「…行こう。」
「み、美波さん?!」
「あ、藍子ちゃん。わ、私達も家族の安全を確認しなきゃ…。」
いつも、他の四人を先導して行動する新田 美波。だが、彼女の顔にも焦りや不安が隠しきれていなかった。
その隣で相葉 夕美は、腕に通している花で作られたブレスレットを触りながら、目をつむる。家族の安全を祈った。しかし、今は目の前の光景を見たくなかった。
「そう…ですよね。危険だけど…行かなきゃ!」
そう言ったのは、高森 藍子。彼女はいつもふわふわとした雰囲気を出しているが、真剣な表情を今は見せ、そして、覚悟を決めた。
「あ、危ないですけど…行かなきゃですよね…。」
「ありすちゃん。辛いかもしれないけど…頑張って…。」
国の門の入り口に着く。そこには、二人の影があった。
「文香!それにみんなも!」
「よかった!無事だったか!」
「母さん…父さん!」
そこにいたのは、文香の両親だった。
「すみません。私達の家族は…。」
「ぶ、無事ですよね…。だって…。」
「すまないが、君たちの家族の安否は…。」
「そ、そうですか…。」
言葉にされて、改めて心に重圧が掛かる。
「みんな、いきなりだけど、私たちについてきてほしいの。」
「に、逃げないんですか…?」
「残念だが、君たちも私達も、逃げる訳にはいかないんだ。」
崩壊した城下町を走り出した。
遠くで見た時より、今がどれだけ絶望的なのかが嫌にでも理解できた。
町の中心にある噴水までやってきた。
「少し待ってくれよ…。」
文香の父は噴水に手を入れる。すると、自分達の後ろには、さっきまでは無かったはずの階段ができていた。
「それじゃあ、後は。」「ええ。」
「みんな、階段を下りるわよ。」
「文香さんのお父さんは…?」
「ここは大丈夫だ。妻について行ってくれ。」
彼は、不器用な笑顔を作り、見送った。
「…許してくれ。」
階段を下りると、長い一本道が続く。
「…暗いですね。」「ごめんなさい。安全性はそこまで考慮してないの。」
「母さん。」「文香、今は走って頂戴。」
もう、何分歩いただろう。もしかしたら、数時間かもしれないし、数秒かもしれない。現在の時間など分からなかった。
「…!見えてきたわ!」
暗い道は終わりを迎え、光が見える。
「外…ではないよね?」
暗闇を走り抜けるとそこには。
一隻の艦《ふね》が数本の鎖で繋がれていた。
「また船?!でも、さっき見たのとは違う…。」
「こいつの名前は__」
ヴァルキュリア。浮遊型軍艦ヴァルキュリアよ。
「浮遊型軍艦…ヴァルキュリア?」
「ほら、そこの階段から乗って乗って!」
質問すらできず、半ば強制的にヴァルキュリアに五人は乗せられる。
「ねぇ母さ「ごめんね。」」
階段は軍艦に収納され、壁になり外への出口は閉ざされていく。
「ど、どういうこと!?」
「なに!?」
「な、お母さん!何を!」
「大丈夫。この船のことだったら、中の大部屋の机の上にある説明書があるから、それがあれば大体の事はわかるわ。」
壁越しに淡々と説明する彼女がいるのがわかる。
「そ、そうじゃないです!文香さんのお母さん!あなたは乗らないんですか!?」
「私が乗ったら、誰がこれを離陸させるの?それに、私がこれに乗っても意味がないわ。」
「意味が無い?…それはどういう?」
「わ、私達はこれに乗ってどうしたら!」
「それも、全部説明書でお願い。」
いきなり、船体が大きく揺れる。ヴァルキュリアが離陸を始めた。
「文香、みんな。こんな事になってごめんね。でも、もう私達のできることはこれしかないの。あなた達だけは生き残って。」
「そ、そんな!いきなり!」
「あなた達は、これから避けれない戦いをすることになるわ。とても苦しいことよ。でも、生きていれば、必ず何かできる。希望が生まれる。未来を見れる。だから、せめて、あなた達だけでも生き残って。生きる意志を持ち続けて。誰かを守ろうという気持ちを忘れないで。それが無くなってしまった時が__」
本当の死よ。
鎖が壊れる鈍い音が響いた。
ヴァルキュリアが完全に空へ飛びあがった。
「みなさん、ま、窓!」
藍子が四人を呼ぶ。すると、大部屋に出ることができる。
船の前方部分に位置する大部屋の窓から下を覗く。
だんだんと、母の姿が遠ざかっていくのを文香は見た。
母は、一度自分の後ろの通路を確認し、また、こっちを向き直った。
「愛してる」
そう、母の口が動いた気がした。そして__
地上で母は爆発に巻き込まれた。
ほんと、すいません。ぐだぐだです。
こんな感じで、十二話ほど続けようと思います。
感想。アドバイス。その他諸々お願いします。
あ、でも、あまりに過激な低評価は心を抉るので柔らかく、聖母きらりのようにお願いします。
次回予告ッッ!
「わ、私達…生き残っちゃった…。」
「こ、この白いロボットは…?」
「戦おう。未来を見るために。生き残るために!」
次回 生存本能ヴァルキュリア 純白のドレス
次回も、新田美波、行きます!