だってばよ! だってばよ!

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 FF15の体験版の動画をちらっと見た後、ニュースで『政治アナリスト』という単語を見て思いついた一話短編です。政治アナルってどういうアナルなんだろう


テンカワ・アキト「特に括約筋がね、駄目なんだよ……君にもう、アナル芸を見せてあげることはできない」

「なんてことだ」

 

 ある日突然、主人公は転生してしまった。自室にて「テクノブレイクで来い!」と叫びながら大の大冒険をしていた結果、本当にテクノブレイクしてしまったのだ。

 

「しかもここは見覚えのない世界。

 落ち着け、落ち着け……とりあえずアナルをいじるんだ」

 

 主人公が最初に選んだ行動は、アナル絶頂であった。

 周囲の状況確認ですらない。だが、正解であろう。

 航空機のパイロット候補生は、訓練過程で"最適な状況確認を行うためにまず落ち着く"ということを習うという。状況確認より先に、まず落ち着くことが重要なのだ。

 主人公は最適最速の状況確認を行い、ようやく近場に居た二人の男の存在に気が付いた。

 

「人のアナニーを覗いてるとか、お前には常識が無いの?」

 

「いきなり人の前でアナニー始めるとか、お前には常識が無いのか」

 

 男二人の話によれば、ここは『NARUTO -ナルト-』という漫画の世界であるらしい。

 二人は神(美少女)に転生させられ、転生先の情報とちょっとしたものを貰ったらしい。

 主人公は憤怒した。必ず、かの邪智暴虐の神を除かなければならぬと決意した。主人公には神がわからぬ。主人公はただの一般人である。エロ本でオナり、エロ画像でアナり暮らしてきた。けれども自分を贔屓しない者に対しては、人一倍に敏感であった。

 

「テクノブレイクと原作ブレイク! そこになんの違いもありゃしねえだろうが!」

 

「違うのだ!」

 

 原作ブレイクを望む者にだけ力を与えるなど許さぬ。

 主人公はそういう思いで、何を貰ったのか確認すべく問うてみた。

 

「え? しょうがねえな」

 

 すると男は、突然ズボンを脱いでケツを出す。ケツを出して許されるのは春日部だけだぜ、と主人公は言おうとしたが、左右に分かれたケツのそれぞれに生えるチ○コを見て、絶句した。

 

「これがナルト世界専用特典。『二尾の尾獣化』というやつらしい」

 

「要らねえ」

 

「……だろ? 俺も要らない」

 

 前に無いのに後ろの左右のケツにそれぞれ付くチ○コ。

 これがSAOのユニークスキル二刀流というやつなのだろうか。実にユニークだ。

 椅子に座る時困りそうだなと思い主人公はもう一人を見て、更に驚く。ズボンの股間部分、そして両乳首の部分が十数cm盛り上がっているではないか。

 この男が股間と両乳首にチ○コを持つ三尾の尾獣であることは、確定的に明らかだった。

 

「というかなんでお前は勃起してんの……?」

 

「俺、ホモだから」

 

「あっ、ふーん」

 

 成程、二尾のケツに欲情したんだな、こいつらがホモセックスしたらどういう絵図になるんだろう、と主人公は益体もなく考える。

 

「脱がなくても分かるだろうが、俺が三尾の尾獣です」

 

「お前三尾の尾獣とかじゃなくて乳首(ちく尾)の尾獣とかじゃねーの?」

 

「知らん」

 

 そもそもナルトの知識自体がゼロの主人公である。勘違いするのも仕方のないことだ。

 

「でも実は、俺らもナルトとかほぼ知らないんだよな」

「そうそう、タイトルと名前は知ってんだけど」

 

「マジかよ。ジャンプの世界だよな?」

 

「ああ、高校の時に誰かが教室で読んでたわ」

 

「ラゼンガン! とかいうやつ……あれ、なんか違う気がするな。

 ラゼンガン・オーバロード! とか日曜になんかやってたのを聞いた気がする」

 

「日曜朝アニメかー。デジモンとかやってたんだっけ、覚えてねえや」

 

 転生者達原作知識無しの巻。

 

「主人公は?」

 

「そりゃこの流れなら九尾でしょ、九尾」

「名前は作品タイトルと同じだった気がする。ナルトだろナルト。

 おちこぼれでいじめられてんだよ、弟が確かそんなこと言ってた」

 

「へー、まあお前ら見てると九尾とかいじめられるの当然だわって思うわ」

 

「ひっで」

「ひっで」

 

 ケツと乳首にチ○コが生えてる人間がどうしていじめられないと思うのか。よくて笑いもの、最善で距離を取った関係になるだけである。

 

「その境遇で当然だと思うけど、同時にこの世で最も不幸なやつだと思うわ」

 

「チ○コ九本だろ? 凄えな主人公」

 

「あ、思い出した。

 十尾とかそういうのが居るんだよ、確か一回立ち読みした時、そういうワードが出てた」

 

「十尾ってなんだよ。両手の指全部チ○コなのか?」

 

「やべえよ……やべえよ……握手求められたらどうしよう」

 

「手ぇ握ってやりゃいいじゃねえか。そのまま手綱握れば最強よ」

 

「他人のチ○コ握りたくねえっつってんだよ」

 

「ションベンする時凄そうだな。ハンターハンターのフランクリンみたいになりそう」

 

「祈るように指を揃えて小便して、祈るようにオナるのか……オナ式観音だな」

 

「ただしチ○コだ。女じゃないから観音じゃねえ」

 

「十尾ってもしかして十回セックスしないと童貞卒業できない……?」

 

「処女厨なら処女が十人必要か。地獄だな」

 

「愛撫=挿入とか、前戯と本番が同義とか、新世代人類過ぎんよー」

 

 盛り上がる話の最中、二尾と三尾が指をうねうね動かし寸劇を始める。

 

「おい親指(裏声)

 お前だけ童貞だな!(裏声)

 真っ先に童貞を捨てた中指の優秀さと比べてお前と来たら!(裏声)」

 

「あなたはいつになったら反対の手が恋人な時間が終わるの?(裏声)

 見なさい中指を。おっ立てるだけでファックファック言われるのよ!(裏声)

 あれこそまさに非童貞の鑑だわ!(裏声)」

 

「やめろやお前ら!」

 

 とりあえず、話し合いと合意の形成は終了したのであった。

 

「じゃあ見に行ってみるか。主人公くんを」

 

「異議なーし」

「異議なーし」

 

 三人はその後、木の葉隠れの里にチャリで来た。

 更に義務教育課程で習得した洗脳スキルを大いに活用し、里に入ることに成功する。

 

「木の葉ってなんか危ない奴居んの?」

 

「殺生丸とかいうやつが居たな」

 

「ああそうそう、殺生丸殺生丸。蛇っぽいやつな」

 

「そういや蛇ってチ○コ二又なんだよな。左右に分かれてんの」

 

「「え、マジで?」」

 

「じゃああれか、そいつが原作での二尾だったのか」

 

「ツイッターで聞いたことがあるなそういうの。

 二次創作のキャラが原作キャラの役割奪うとかいうアレじゃね? ヤバくね?」

 

「え、マジかよ。

 じゃあこのケツに生えてるチ○コって殺生丸のなのか? っべー、返しに行こうかな」

 

「どう言うんだよ。あなたのチ○コ勝手に奪いました、勝手に返します、とか言うのか?

 俺だったら自分のチ○コ勝手に奪われて使用された後返されても、殺意しか湧かないと思う」

 

「危険人物に目付けられるとか嫌だわあ」

 

「黙ってようぜ。

 要らなくなったらケツのチ○コ片方捨てて何食わぬ顔で知らんぷりしてりゃいいだろ」

 

「右のケツのチ○コと左のケツのチ○コどっち捨てた方がいいんだろう」

 

「痒い方捨てろ」

 

「殺生丸ってラスボスっぽかったけどさー。

 弟の方が強かったような気がするからバレたらそっち頼ろーぜー」

 

 至急、ケツから取ったチ○コを股間に移植する医療忍術が求められている。

 

「で、どうすんだ」

 

「確かアニメでは主人公の先生にデュクシ先生ってのがいたような、居なかったような」

 

「デュクシ先生? 親の正気を疑う名前だな」

 

「目がギュインギュインなってて、主人公にラーメン奢ったり。

 師匠ポジションでエロ仙人とか言われてたらしい。教室で何かそういうのを話してた」

 

「マジかよエロ仙人とかめっちゃヤリチンなん? 一人くらい分けて欲しい」

 

「で、そのヤリチン・デュクシ先生の面倒見の良さに頼ろうってわけか」

 

「そういうこと。

 すみませーん、そこの道行く人ー、ヤリチン・デュクシさんって人知りませんかー?」

 

 知らないそうです。

 

「ただいまー。あそこの人とか、何人かに聞いたけど知らないって」

 

「原作の強キャラとかいう有名人候補が知られてないのか?」

 

「もう死んでんじゃね?」

 

「ああー……ありそう。師匠って序盤に死ぬよな」

 

「主人公を庇って強敵にドカーンされて死んだのか。じゃあもう単行本の巻数結構進んでる?」

 

「俺ナルト全然知らないけどそのデュクシさんって強いのか?」

 

「しゃ……しゃ……射精眼とか持ってた」

 

「ネタキャラじゃん。そりゃ序盤に死ぬわ」

 

「ここに来てオナニーの死すぎで死んだ説が出て来たな……

 自分の失敗で死んで、主人公に教訓残す系の師匠。

 『いいかナルト。オナニーのし過ぎは命にかかわるぞ。俺のようにはなるな』みたいな」

 

「おっと、幻想殺し(テクノブレイカー)の俺をおいてその辺語るのはよしてもらおう」

 

「「 あっはい 」」

 

 オナ禁も禁書も略称なら似たようなものだ。

 

「主人公の師匠は死んでるって分かった。んじゃ主人公のライバルは?」

 

「知ってる知ってる。それは知ってる。うちわ一族ってんだよ」

 

「名字は分かった。で、ライバルの名前は?」

 

「……知らね」

 

「名字だけかー」

「使えね」

 

「うるせえアナニー野郎に乳首ストロングが。名前は……スケなんとかだ」

 

「スケベ?」

 

「うちわスケベか。作風にマッチした感じになってきたな、テクノブレイク師匠とかの」

 

「テクノブレイク師匠の教えを受けてる感じだなあ」

 

「うちわスケベ。木の葉の里の闇が生んだセックスモンスターか……悲しいな……」

 

「あれ、そういう名前だったっけ……まあいいや。

 で、兄ちゃんがいるんだよ。イラ……イチ……イラチ……とかそういうやつ」

 

「イマラチオ? 兄の名前はうちわイマラチオか。親の頭おかしいんじゃねえの」

 

「え、んー……そんな名前だったっけ……うーん……」

 

「だけど響き的に、お前が言ったイラチうんたらからはこの単語しか思い浮かばいぞ」

 

「そう言われると……うろ覚えなだけで兄の名前、うちわイマラチオみたいな感じがするな」

 

「だろ?」

 

 イタチは犠牲になったのだ……バカな男子どものうろ覚えと推理力、その犠牲にな……

 

「ジャンプならヒロイン居るだろ。

 ほら、ジャンプ本誌で表紙飾ってた淫乱ピンクっぽいやつ」

 

「今度の俺に隙はねえぞ。CMで呼んでたから知ってんだ。サクラちゃんとかいう子だ」

 

「サクラちゃん? それとも外国人のサクラ=チャン? どっちだよ」

 

「……わかんね」

 

「はーもうつっかえ」

「やる気あんの?」

 

「うるっせえんだよアナル交響曲に乳首クライシスが。

 なんでうろ覚えでも必死に情報出してる俺が悪いみたいになってんだ」

 

「サクラうんたらとか言われると受験期のこと思い出すなあ」

 

「サクラサク? あれ鬱陶しかったなあ」

 

「サクラチルじゃねーよ、落ちましたでいいんだよ、と思ってた。いや別にいいんだけど」

 

「俺はそんな嫌いじゃなかったけどなあ。あの時期に食うキットカットがいいんだ」

 

「わかるわかる」

「分かる分かる」

 

「……で、何の話してたんだっけ?」

 

「受験の話でその前は……まあなんかエロい話だろ」

 

「お前らは俺と違ってエロ野郎だからなあ。

 またのお越しをお待ちしております、って綺麗な店員さんに言われて。

 "股のお腰をお持ちします"!? エロ展開ですか!? とか思っちゃうんだろどうせ」

 

「そんなこと思うのはお前だけだ」

「お前だけだ」

 

「……あれ?」

 

 そんなこんなで彼らは木の葉隠れの里に、彼らは滞在していたのだが。

 原作始まっちゃったんだなーという彼らの予想に反し、原作はまだ始まっていなかった。

 彼らが居るタイミングで、木ノ葉隠れの里に九尾の尾獣が襲来したのだ!

 

「これが……九尾……!」

 

「くっ、左右のケツの二尾がうずく……!」

 

「静まれ……静まれ……俺の乳首とチ○コの勃起……!」

 

 それは、二尾のチ○コ形態を参考にしたかのような、ケツから九本の巨大チ○コを生やした巨大な狐の化け物であった。

 (ナイン)のチ○コ、その下にぶら下がる玉袋(ボール)

 それは、悪夢のような化け物だった。

 

 アーマードコア的に言えばナインボール。

 飛天御剣流的に言えば九頭龍閃。

 見たところ全部包茎で衣を被っているようなので、羽衣狐とも言えるか。

 

「皆苦戦してるっぽいな」

 

「よし、手伝うか!」

 

「異議なし」

「異議なーし」

 

 ここより、世界を救う彼らの戦いは始まる。

 

 テクノブレイクを避けながら原作ブレイクを行う戦いが始まる。

 

 彼らの戦いは、まだ始まったばかりなのだ!(打ち切りエンド)

 

 

 




 原作の時間軸で尾獣達が「セルフ(かぶと)合わせ~」とかやってカブトがその名前を持って生まれて来たことを後悔しながらゲロで窒息死するとか、そういう話をやってるんじゃないかな(適当)

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